ネコはやきもちを焼く?でも猫が飼い主を覚えている時間は○時間(泣)

猫は犬より、人間に対する執着心がないと考えられがちです。

しかし、個体差はありますが、近年は完全室内飼いが主流となり、人間と猫の距離感が近くなったため、飼い主さんに執着心を持つ猫も増えてきています。

今回は、猫がやきもちを焼いたときの行動や対処法などを詳しくお伝えしていきますので、参考にしてみてください。

猫はやきもちをやくの?

現代の猫にとって飼い主さんはいわば、親のような存在です。

特に子猫の頃から完全室内飼いで育てている場合、猫は飼い主さんのことを母猫のように思っています。

そのため、自分以外の誰かに飼い主さんを独占され、生活環境に変化が現れるとやきもちを焼くようにもなるのです。

やきもちをやく相手は誰?

やきもちを焼く対象となることが多いのは、新しくおうちにやってきた動物や赤ちゃん、恋人です。

飼い主さんの中には愛猫が寂しい思いをしないよう、同居ペットを迎える方もいるかもしれませんが、その優しさがやきもちに繋がってしまうこともあります。

そして、仲がいい猫同士でも1匹の猫が飼い主さんを独占していると、構ってもらえない猫がやきもちをやきます。

さらに、犬を飼っていると感情表現がストレートであるため、飼い主さんが独占されやすく、猫がやきもちを焼いてしまうこともあるのです。

また、甘えん坊な性格の子は飼い主さんの視線を奪うパソコンやスマートフォンといった電子機器にもやきもちを焼きます。

どんな行動をする?その時の対処方法は?

粗相が始まる

これまでの生活環境がガラっと変わると、猫は強いストレスを感じます。

そして、飼い主さんから極端に構ってもらえなくなったり、スキンシップが減ったりすると、ストレスによる粗相が始まってしまうのです。

また、粗相の裏には「自分の縄張りを誰かに取られるのでは…?」という、猫の不安感も隠されています。

【対策法】おもちゃでスキンシップを

飼い猫が粗相をし始めた場合はまず、その場所におしっこのにおいが付いてしまわないよう、熱湯をかけたり、重層を使ったりして掃除を行いましょう。

おしっこのにおいが染みついてしまうと、猫はその場所をトイレと認識してしまいます。

さらに、遊びを通じて猫とスキンシップを取る時間を増やしてみてください。

ストレスが強い場合は「フェリウェイ」を使い、猫が穏やかな気持ちになれるよう、配慮していきましょう。

本人を噛むなどの攻撃行動

猫の中には、飼い主さんが自分のことを見てくれないことを不満に思い、飼い主さん自身ややきもちを抱く相手に対して攻撃を仕掛けてしまう子もいます。

この場合、飼い主さんに対しては本気噛みではなく、甘噛みで気持ちを伝えることが多いものですが、やきもちを抱いている相手に対して鋭い猫パンチなどを繰り出して喧嘩を仕掛けることもあるので、注意が必要です。

【対策法】先住ペットを一番にかわいがろう

同居しているペットとの関係を険悪にしないためには、先住ペットを一番にかわいがることが大切です。

ご飯をあげるのも、撫でるのもおうちにやってきた順番を意識しながら行えば、猫のプライドを保ってあげられます。

また、喧嘩が起こりそうになったら、おもちゃなどを使って喧嘩を吹っかけたほうの気を逸らしてみてください。

飼い主さんが大事にしているものを攻撃

直接攻撃をしない猫は、飼い主さんが大事にしているものを攻撃することで構ってもらおうとします。

猫は人間が思っているよりも飼い主さんの行動をしっかりと見ている動物であるため、大事にしているものを攻撃することで飼い主さんの視線を自分に向けようとするのです。

【対策法】怒らず無視をしよう

大事にしているものを攻撃されるとつい、怒りたくなってしまうものですよね。

しかし、怒ってしまうと猫は「大事なものを攻撃すれば構ってもらえる」と勘違いしてしまうため、逆効果となってしまいます。

そのため、飼い主さんは大事なものを攻撃されたときは毅然とした態度で無視をし、その代わり、飼い猫が大人しくしているときに撫でたり遊んであげたりしましょう。

じっと見つめる

控えめな性格の子は、他の猫がかわいがられている様子をじっと見つめて、嫉妬心をアピールすることもあります。

飼い主さんからしてみれば、とてもかわいく見える行動ですが、やきもちを行動で表せていないため、強いストレスを感じている可能性が高いでしょう。

【対策法】2人きりの時間を作ろう

このタイプの猫は他の動物や人が飼い主さんを独占し始めると、甘えたくても一歩引いてしまうことも多いものです。

そのため、飼い主さんは2人きりで過ごせる時間を作り、独占欲を満たしてあげる必要があります。

多頭飼いの場合は2人で別室に行き、数時間、思いっきり甘えさせてあげましょう。

割り込んでくる

飼い主さんに構ってほしい気持ちが強いと、飼い主さんを独占している動物や人の間に割り込んで嫉妬心を表現することもあります。

ですから、もしも恋人と一緒に過ごしているときや電子機器との間に飼い猫が割り込んできたら、それはやきもちを焼いているサインなのです。

【対処法】みんなで一緒に過ごせることを目標にしよう

割り込んできたときに邪魔者扱いしてしまうと、余計に嫉妬心を募らせたり、ストレスを抱えたりしてしまう可能性があります。

そのため、割り込んできた猫を適度に構いながら、他の動物や人と過ごすようにしてみてください。

飼い主さんの温もりを感じられれば猫も安心できますし、他の動物や人間に対しても嫌な感情を抱かなくなります。

鳴きわめく

猫はもともと、人間に自分の気持ちを訴えかけるために鳴くのだといわれています。

そして、強い嫉妬心を感じたときはその傾向が顕著になり、鳴きわめくことで自分の飼い主さんの意識を自分に向けようとする子も少なくありません。

【対処法】無視がおすすめ!分離不安の可能性も考えよう

鳴きわめいたときに相手をしてしまうと、「鳴けば構ってもらえる」と、猫が学習してしまうので逆効果となります。

無駄鳴きを止めさせるには、鳴いているときは相手をせず、鳴いていないときにスキンシップを計るようにしてみてください。

ただし、声が枯れるまで鳴き続けている場合は、飼い主さんと離れることを極度に不安に思う「分離不安症」である可能性も考えられるので獣医師に相談してみましょう。

やきもちによるストレスから健康被害も…

飼い猫が構ってほしがってやきもちを焼いている姿は、飼い主さん目線で見るととてもかわいいものです。

しかし、こうした嫉妬心は放置し続けると強いストレスに代わり、その結果、体調不良に陥ってしまう可能性もあるので注意しましょう。

また、ストレスは体だけでなく、心にも悪影響を与えます。

例えば、飼い主さんに構ってもらえないことが原因で過剰に毛づくろいをするようになり、脱毛が見られてしまう場合もありますし、縄張りが無くなったと感じると家出を決意してしまうケースもあります。

そのため、やきもちを長期的に抱かせてしまう恐れがある場合は獣医師に相談し、対処法を考えていきましょう。

やきもちを解消する工夫を

猫はマイペースで気ままなだと思われがちですが、実はとても繊細でデリケートな動物です。

人間からしてみれば、なんとなく嬉しい嫉妬心も猫にとっては心身が壊れてしまうほどの大問題になってしまうことも少なくありません。

ですから、飼い主さんは遊びを通じて積極的にスキンシップを取ったり、向き合う時間を作ってあげたりして、やきもちを解消していきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

古川諭香

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。