2017年4月14日更新

犬、猫の乳腺腫瘍と避妊手術の関係【獣医師が解説】

今回は、避妊手術による乳腺腫瘍予防の効果についてです。

犬の場合

避妊手術した場合、

乳腺腫瘍の発生率はワンちゃんの場合、

初回生理前に避妊手術:0.5%

2回目生理前に避妊手術:8%

2回目生理以降に避妊手術:26%  となります。

猫の場合

ネコちゃんの場合は、(ワンちゃんとちょっと書き方が違うのですが)

生後半年より前に避妊手術すると、91%

生後7から12ヶ月に避妊手術すると、86%

生後13から24ヶ月に避妊手術すると、11%

乳腺腫瘍のリスクが減ります 。

このように

ワンちゃんでもネコちゃんでも早期に避妊手術をした方が、

乳腺腫瘍の発生を減らす事ができます。

多田 純代



獣医師

大事な家族の一員であるワンちゃん、ネコちゃんとの大切な時間をより楽しく長く一緒にいられるよう精一杯お手伝いさせていただきます。

アビス動物病院

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