2017年4月21日更新

似ているようでかなり違う!?猫と犬の足の構造の違いって何?

ペット生活

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編集部

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ペットの中でも人気が高く東と西の横綱ともいえる犬と猫。比較されることが多いペットですが、犬はオオカミなどと同じイヌ科、猫はライオンやトラと同じネコ科で生活様式が違うため、実は体のつくりや機能がかなり異なります。今回は犬と猫の足にフィーチャーし、その違いを調べてみました。

 

狩りのスタイルの違いが犬と猫の足の違いに

同じように見えて犬と猫では足の形や機能が違います。これは犬と猫の狩りのスタイルの違いから来ています。犬はどちらかというと獲物を長距離追いかけて、疲れたところを捕獲する狩りスタイル。そのため、犬の足は長距離の疾走に向くようにできています。犬の鎖骨は退化してなくなってしまっているため、足の角度の自由度が低く、前足を前後にしか動かすことができません。しかしこの構造はエネルギーを無駄なく使って長距離走る際に役立っています。犬種よっては何十時間も走り続けることができるぐらいで、その持久力は犬ぞりがあることでもわかりますね。

これに対して猫の狩りは待ち伏せスタイル。獲物に狙いを定め、チャンスが来たら一気に飛び出して瞬間的に獲物を捕獲しますが、その速さは最高時速50㎞もあると言われています。このダッシュ力をささえているのが後ろ足です。猫の後ろ足には一瞬に持てるパワーを出し切る白い筋肉が多くついていて、そのため瞬発力に優れています。猫は身長の5倍の高さを飛ぶと言われるジャンプ力の持ち主ですが、これも後ろ足の構造によるものなのです。ちなみに犬と違って猫には小さいながらも鎖骨があり、そのため前足を内側に寄せることができます。猫が木登りが得意なのはこの前足の構造のおかげ。木を抱えるようにしてホールドすることができるため、木登りが上手にできるのだそうですよ。

もともとは同じ仲間だった犬と猫。共通点もあります

犬と猫、いまではまったく違う動物ですが、実はその起源は同じだと言われています。5500万年前にいた「ミアキス」というちょうど大きな猫ぐらいのサイズの動物が犬と猫の祖先。時が流れ、草原で暮らすようになった「ミアキス」が犬に、森で暮らすようになった「ミアキス」が猫になったのだそうです。ここで紹介した犬と猫の足の違いも草原と森という生きる環境の違いから生まれた進化の結果なのです。