2015年4月12日更新

手で皿からごはんを出す、猫の謎行動。その理由と猫に適した食器

ペット生活

ペット生活

編集部

ペットとの暮らしを豊かにするお役立ち情報をお届けします。

 

猫にとっても楽しい食事の時間、かわいい食器を用意してあげることも飼い主さんのひとつの喜びです。しかし、猫は、その食器から少しずつフードを出して食べることもあります。これは、猫の祖先が狩りをしていた頃の行動の名残だとも言われています。また、現代の猫は飼い主さんへのアピールをしている場合もあり、猫ちゃん専用の食器も多く販売されているのです。

 

猫が食器からフードを出して食べる理由とは?

猫にごはんをあげると、一口を口の中に入れたと思ったら、お皿の外に出して食べている、そんな様子を見たことがある飼い主さんも多いかもしれません。ごはんが終わると、食器の周りに噛み砕いたドライフードの小さな粒が落ちていて、なんだか残念な気持ちになってしまった飼い主さんもいるかもしれません。しかし、実はこの行動も猫の習性として祖先の行動から名残として受け継いだものなのです。

狩りをしていた時代の名残から

もともと、猫は、獲物をつかまえて敵に狙われない場所で食べていました。その際も、少しずつ解体しながら取ってきた獲物を食べていたのです。まずは、足でしっかりと抑えて、肉を引きちぎります。また、敵がいない場所に運んできても、警戒心は強く、常に周りの音や視界を気にしています。獲物を少しずつ解体する時は、頭を振るようにしながら強く噛み締め、肉を引き裂くようにして食べるのです。この行動を猫に置き換えてみましょう。敵はいませんが、自分の安心する場所で周りの様子に注意しながら、大切なフードを食べたいのです。ドライフードを噛みしめていると、頭を振っているうちに、歯の隙間からドライフードの粒がこぼれ飛び散ってしまうことがあるのです。ウェットタイプのフードも同じように引きちぎるように噛んでしまい、結果、周りにフードが飛び散ってしまうのです。また、お皿の中に顔を入れてしまうと、視界が遮られてしまいます。もともと、猫にとっては、食べ物が器に入っているという考えはないものなのです。

現代の猫は飼い主さんのアピールも

さらに現代の猫は、とってもグルメになっています。気に入らないフードは出してしまい、好きな物だけを食べる、「違う物を入れてちょうだい!」と催促のアピールのようにフードをあえて食器の外に出す猫もいるのです。

猫ちゃん専用の食器を変えてみる工夫

猫の食事の時間、周りへの汚れや猫の食べ方自体が気になるようであれば、食器自体を新しい物に変えてみると、変化することがあります。最近では、猫に合った深さの食器も多く販売されています。猫はとってもデリケートで、周りを気にしながら食事をしています。ヒゲがあたらないようなカーブのついた形やお皿自体にすべり止めや突起がついている物などで、フードが転がりにくくそのままストレスなく食事できるタイプの食器も販売されています。猫ちゃん専用の食事台なども販売されているので、そういった物をうまく活用してみてもよいでしょう。

 

食事の時間は大目に見てあげることも大切

猫が、フードをこぼすことにそんなに神経質になっても、猫自身の習性なので、優しく見守ってあげましょう。猫にとっては、楽しい食事の時間なのです。ただし、歯や口の炎症で、フード自体を食べにくくなっている場合もありますので、定期的に猫ちゃんの口のチェックはしてあげてくださいね。