2017年6月9日更新

愛犬から飼い主さんは見えている?犬の視力でよく見える位置は?

ペット生活



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犬の目は悪い?

犬の身体能力の中でも優れているのが嗅覚と聴覚ですが、視力は低いようです。犬はもともと狩猟のための生き物で、優れた嗅覚や聴覚があることで能力は事足りており、視力はあまり重視されていなかったのかもしれません。

人間の視力を1として換算すると、目のいい鷹は5倍ほどの視力があり、馬は0.7倍、牛は0.4倍ほどあります。そして、犬は動物の中でも非常に視力が弱いとされ、0.3倍ほどしかないと言われています。そのため、遠くのものをはっきりと見るのは難しいようです。

では、犬の視力はなぜこのように低いのでしょうか。

犬の視力が低い理由

水晶体の厚さが人間の2倍

犬にも人間にも、目には水晶体というものがあります。これはカメラのレンズのような役割を持っていて、ピント調節など、ものを見るときに重要な役割を担っています。

人間の水晶体は厚さが4mmほどで、近くを見るときには厚く、遠くを見るときには薄くしてピントを合わせてものを見やすいようにしているのです。

しかし、犬の水晶体は8mmと人間のものより倍ほど厚く、ピントを合わせづらい構造となっています。そのため、2〜3メートル先のものでもはっきりと見るのが難しく、また、70cm以内にある近いものも見づらくなってしまうのです。

視神経の数は人間の1/7程度

生き物には、体の中に無数の神経が通っていますが、これは人の体をきちんと働かせるためには重要なものです。そしてそれらの神経のうち、ものを見るために働く神経は視神経と呼ばれます。

人間には、視神経が120万本存在しており、近くのものでも遠くのものでも基本的にある程度ははっきり見ることができます。

しかし、犬の視神経は17万本しかなく、人間の1/7ほどの数しかありません。視神経が少なければその分ものを見るための力も弱まるので、視力が弱くなってしまうのです。

 

視野は広い

視力が低い犬も、視野は広いと言われています。

ものを立体的に見るためには両目で焦点を合わせて対象物を見る必要がありますが、この両目を使う立体視野は、犬の場合は80度で、人間の120度と比べると少し狭いようです。

しかし、両目の視野を合わせた全体的な視野は人間の180度より広く、犬の種類や個体差もありますが、220〜270度ほどです。

まとめ

いかがですか?元気に駆け寄ってくる愛犬も、よく見えていなくてもあなたの姿を感じ取って走ってきているのです。愛犬とより良いコミュニケーションを築くためにも、犬が比較的ものを見やすい70cm以上2メートル以下の距離で接してあげると犬も喜ぶかもしれません。

 
 

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