2017年6月3日更新

心に寄り添う優しいともだち…セラピードッグとして活躍する犬たち

ペット生活



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PTSDや鬱、自閉症や痴呆などがきっかけで心を閉ざしてしまった人たち。その心を再び開こうと無私の愛情をもって寄り添ってくれる犬たちがいます。今回の記事では「セラピードッグ」と呼ばれている彼らのお仕事や、活躍現場についてご紹介します。

 

セラピードッグってどんなお仕事?


セラピードッグとは、簡単に言うとセラピー活動を行う使役犬のことです。
人間に対する犬の共感能力は目を見張るものがあり、人間の感情を読み取る能力は人間以上なのではという意見もあるほどです。人間のように言葉が喋れない代わりに、五感をフルに使って人の心に寄り添うセラピードッグたち。その純粋で見返りを求めることのない深い愛情は、医療技術だけでは十分にカバーしきれない心のケアという面において、多くの人を元気付けています。

セラピードッグの活躍の場とは


セラピードッグの活躍の場としてよく知られているのは、高齢者施設でのセラピー活動です。セラピードッグとの触れあいがきっかけで、入居者の認知症状が改善されたというケースは珍しくありません。また延命治療を行っている患者さんなどを対象に病院で活動したり、心身障がい者施設を訪問して心のケアを行ったりします。まだ記憶に新しい熊本地震や東日本大震災においても、現地に赴いて被災した方々の心に寄り添い、ケアを行う活動を行ってきました。

 

セラピードッグの活動と求められる資質とは

セラピードッグとしての活動は「AAA〈動物介在活動〉」、「AAT(動物介在療法)」、「AAE(動物介在教育)」の3つです。セラピードッグとして活躍する犬には忍耐力や温和さが求められるといわれています。温厚な性格として知られているラブラドールレトリバーなどの大型犬が採用されやすいようですが、どんな犬種でも適性があればセラピードッグとして活躍できる可能性を秘めているといえるでしょう。現在、国内では様々な団体がセラピードッグの育成・セラピー活動を行っています。

AAA(動物介在活動)

治療という目的よりは、犬との触れ合いを通して対象者の情緒的な安定を図ることを目的としたレクリエーション活動をあらわします。

AAT(動物介在療法)

医療従事者のもと、医療現場で患者の心や身体のリハビリ治療を行う活動を指します。

AAE(動物介在教育)

学校などにセラピードッグが訪問し、命の大切さや動物との正しいふれあい方を子供たちに教える活動です。

保健所出身のセラピードッグたちの存在


セラピードッグとして活動している犬たちの中には、かつては保健所に収容されていた保護犬だったという過去を持っている場合も少なくありません。一度は人間に裏切られ傷つけられたにもかかわらず、過去を乗り越えて、再び人間に無条件の愛情を注いでくれるセラピードッグたち。わたし達人間は、そんな純粋な彼らから学ぶことがあるかもしれません。

 
 

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