2017年5月30日更新

介助犬って知っていますか?その役割と現状とは

ペット生活



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身体が不自由な人のパートナーとして働く犬はたくさんいますが、そのひとつに「介助犬」という仕事があります。
介助犬とは、身体が不自由な人の日常生活の手助けをしてくれる犬のことですが、実際にはどんなことをしているのかご存知ですか?
ここでは、介助犬の役割やその歴史、介助犬の現状について紹介していきます。

 

介助犬の歴史


介助犬は、1970年代後半にはじめてアメリカで誕生しました。
日本での歴史は、1992年にアメリカで訓練された介助犬を日本へ連れてきたことがはじまりとされていますが、日本で訓練された初めての介助犬は、1995年に完成したラブラドールレトリーバーのグレーデルです。

介助犬の仕事ってどんなことをするの?


介助犬の役割は、身体にしょうがいを持つ人の生活をサポートすることです。
盲導犬が目の不自由な方の目となって障害物や曲がり角の存在を知らせてパートナーを誘導するのに対して、介助犬はパートナーの手足となり、日常生活における動作の補助をするのが役割です。

介助犬の仕事内容

介助犬の仕事は多岐にわたりますが、主に下記のような動作が挙げられます。

落としたものを拾う・物を持ってくる・ドアや窓の開閉・着脱衣の補助・電気やエレベーターのスイッチを押す・立ち上がりや起き上がりの補助・体位を変える補助・車いすを引く、押す

 

介助犬の育成

介助犬はパートナーによって身につける動作や学習が異なるため、全ての介助動作ができるわけではなく、それぞれに適した訓練内容が必要です。
その育成費用は1頭当たり300万円以上かかるのですが、パートナーへ無償で提供されているため、育成費用のほとんどが寄付や会員費から出ているということです。

介助犬の現状


世界の介助犬の実働数を見てみると、アメリカでは2,000頭以上、イギリスでは1,000頭以上に対し、日本では74頭とされています(2015年)。
この頭数からもわかるように、日本では十分に認識されているとは言い難いですね。
身体障害者補助犬法により認められた存在のため、パートナーとともに公共交通機関を利用したり民間施設に同伴することもできるのですが、認識の低さから、残念なことにお店への入店を拒否されたり、苦情が起きてしまうということも事実です。

まとめ


介助犬の役割や歴史、現状について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
日本で補助犬として身体障害者補助犬法で定められているのは、盲導犬・介助犬・聴導犬です。
ちなみに、日本での盲導犬の実働数は966頭(2017年)なのですが、やはり欧米と比べると日本は補助犬の普及と認識が、よりいっそう必要とされていると言えますね。

 
 

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