2017年6月10日更新

過酷な被災地で捜索活動を行う災害救助犬とは?

ペット生活



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地震の多い国として知られている日本。そんな地震大国日本の被災地などで、尽力してきた使役犬の存在をご存知でしょうか?今回の記事では、被災者の命を救うために力の限り頑張っている犬たちをご紹介したいと思います。

 

災害救助犬って知ってる?

マスメディアの報道で、これまで災害救助犬の活動を目にしたことがある人もいるかもしれませんね。災害救助犬とは、土砂崩れや地震などによる災害によって行方不明になってしまった人や、助けを求めている人を発見するために働く使役犬のことです。彼らは優れた嗅覚によって被災者を探し出すための特別な訓練を受けてきた犬たちです。

災害救助犬になるためには

災害救助犬の多くは、災害救助犬を育成している団体で訓練を受けます。
救助犬になるには「人が好き(攻撃的でない)」、「遊ぶのが好き」、「好奇心旺盛(臆病でない)」といった性格の犬が向いているといわれています。災害救助犬を目指すためには、人を探し見つけたら吠えるという基本的な訓練を積み重ね、救助犬認定試験に合格しなければなりません。団体によっては、まるで本番さながらの災害現場を想定した訓練場で厳しい訓練を重ねることにより、実戦に強い災害救助犬の育成に力をいれているところもあります。

 

有名な災害救助犬

東日本大震災や熊本地震においても、災害救助犬が精一杯捜索を行いました。なかでも有名な災害救助犬をご紹介します。

かつては殺処分寸前だった「夢之丞」

広島土砂災害や熊本地震、またネパール地震でも災害救助犬として活躍したことで知られている夢之丞。
実は殺処分寸前だったところをボランティア団体が引き取り、救助犬としての訓練を行った犬なのです。
偶然にもガス室が満杯で、処分が延びたところを保護された彼の名前には、殺処分室の通称「ドリームボックス」から生き抜き、夢と希望を託すという意味が込められています。

嗅覚を失うまで行方不明者を探し続けた「レイラ」

2万人近くにのぼる犠牲者を出した東日本大震災。その震災直後すぐ現地に赴いて人命救助をおこなった災害救助犬のレイラのエピソードに心打たれる人は少なくありません。瓦礫の山に埋まる無数の遺体の中から、1人でも生存者を見つけようと懸命に探し続けたレイラ。しかし遺体の臭いや被災地にたちこめる焼け焦げた臭いを嗅ぎ過ぎたため、嗅覚を失ってしまったのです。嗅覚を失うということは、災害救助犬としての使命を終えるということ。自分の身を削りながらも、最後まで生存者を見つけるために諦めなかった小さな勇者の記憶は、いつまでもわたし達の中に残り続けるでしょう。

災害救助犬の多くはボランティア

1人でも多くの命を救うために、過酷な被災地で捜索活動を行う災害救助犬。その育成や活動の多くはボランティアや寄付により支えられているものです。災害救助犬として働く彼らを何らかの形で支援したい!と思われる方は、ぜひ各団体のホームページをご覧になってみてくださいね。

 
 

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