2017年5月24日更新

愛犬の換毛期に悩まされているあなたへ!おすすめ抜け毛対策

長谷川真理恵



JKC A級トリマー、JKC C級ハンドラー

グルーミングスクールに4年通い、JKC A級トリマーライセンス、JKC C級ハンドラーライセンスを取得。フリーのトリマーとして働く傍ら、在学中にモデル犬として迎えたトイプードルのチャンピオン完成をきっかけに繁殖学・遺伝学を学び、ドイツやイギリスのブリーディングスタイルをモデルとして極少数頭のみのブリーディングを手掛ける。主人の海外赴任に伴い愛犬とともにドイツへ越した後、現在はベルギー在住。日本とは大きく異なるヨーロッパにおける"犬とは"を日々体感中。

 

冬毛から夏毛への生え変わり時期、愛犬の抜け毛に日々げんなりしていませんか?
掃除をこまめにしているのに、愛犬の毛が舞う。お出かけ前にコロコロしたのに、取りきれない。愛犬がブルブルしたときに毛が舞うのを見た瞬間は恐怖!

そんな飼い主さんにおすすめの抜け毛対策をご紹介します。

 

そもそも換毛がある犬種、ない犬種って?


換毛とは気温の変化に合わせた毛の生え変わりというのは飼い主さんたちもご存知だと思います。この換毛をする犬種としない犬種の違いを見ていきましょう。

換毛をする犬種、ダブルコート

換毛をする犬の毛はほとんどの場合、上毛(オーバーコート)と呼ばれる毛と、下毛(アンダーコート)と呼ばれる毛の二重構造になっています。この二重構造の被毛はダブルコートと呼ばれます。
このうちの下毛には体温調節の機能があるため、気温の変化に合わせて生え変わるんですね。

代表的な犬種は…
ポメラニアン、チワワ、ダックスフンド、ボーダーコリー、ブルドッグ、フレンチブルドッグ、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、柴犬、ビーグル、ウェルシュコーギー、キャバリア、スピッツ、シベリアンハスキー、ビションフリーゼなど。
換毛のある犬種は長毛、短毛関わらずいます。

換毛をしない犬種、シングルコート

ダブルコートとは違い上毛のみというのがシングルコートです。換毛をしない犬種ではありますが、人間のように毛のサイクルはあるので全く抜けないというわけではありません。

代表的な犬種は…
プードル、マルチーズ、ヨークシャーテリア、パピヨン、など。
換毛のある犬種に比べると少ないですね。

例外もある?ダブルコートだけど換毛しない犬種

換毛のある犬種ない犬種をダブルコート、シングルコートと分けてきましたが、ダブルコートなのに換毛しない犬種、シュナウザーやシーズーのような例外もあります。
また近年は室内で飼われることで、温度変化に鈍くなった犬たちが中々換毛しない、もしくは少しずつの換毛が長く続くなど変化してきている例もあります。

抜け毛対策はブラッシングが肝心!


飼い主さんたちを悩ませる抜け毛。毎年換毛の時期になると、「服が毛だらけで大変!」「愛犬と反対色の服は着られない。」「毎日掃除機かけてるの。」なんて話が聞こえてきます。
完全になくすことは出来ない抜け毛ですが、少しでも舞う量を少なくする手立ては一つあります。

それはブラッシング。

換毛による抜け毛の正体は抜けた下毛です。
その抜けた下毛、抜けかかった下毛が愛犬の体から離れる前に回収してしまう!というのが一番の打開策と言えるでしょう。テレビを見ながら、お散歩から帰ったら、寝る前の日課に。
ふと思いついたらブラッシングをする癖をつけることで、周りへの飛散は以前より解消されます。
また自宅でシャンプーをするとき、ドライヤーで毛が舞って大変ですが、シャンプー前にしっかりブラッシングで抜けた毛を取り除いてから行うとスムーズです。

 

換毛期におすすめのグッズ

換毛に悩む飼い主さんにぴったりの便利グッズもあるので、2タイプご紹介します♪

ファーミネーター


上毛を残し、下毛のみを梳くという画期的なブラシです。
長毛用、短毛用、サイズによってバリエーションがあるので愛犬に合ったものを選びましょう。

ペットグローブ


ブラシがあまり好きではないという愛犬にはグローブタイプがおすすめです。
すでに抜けた毛を撫でて回収するものなので、愛犬は撫でられて嬉しい、飼い主さんも作業しやすいというのが嬉しいところ。どちらかといえば短毛の犬種の方が適しています。

トリミングでこんなオーダーも?

これはやっているサロン、できるトリマーさんが限られているのですが、トリミングの際に「下毛処理をしてもらう。」という方法もあります。

シュナウザーなどはドッグショーに出る場合、プラッキングといって専用の道具(プラッキングナイフ)を使って毛を抜くことでテリアらしい硬い毛を育てるという手法をとります。
この手法を応用して、トリミングの際に下毛を処理してもらうというものです。
プラッキングを得意とするトリマーさんや、下毛処理コースのあるサロンが近くにあれば、お願いしてみるといいですね。

換毛は自然なこととして楽しむ


愛犬の換毛に嘆く飼い主さんにおすすめしているのが、シャンプー後の綺麗な毛を集めておくこと。
最近では羊毛フェルトで一部もしくは全体を愛犬の毛を使って作ることができます。愛犬そっくりの人形を愛犬の毛で作れたら素敵ですよね♪
またかなり高額ですが、いつかお別れの時がきたときに愛犬の毛から人工ダイアモンドを作るといったサービスまであります。
また見比べてみると年齢とともに毛質も微妙に変化していくことに気づいたりします。

厄介ではありますが、換毛は動物として自然なものです。どうあがいても毎年2回来るものは来る!と割り切って、ブラッシングも愛犬とのコミュニケーションとして楽しんでみてください。

 
 

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