眠たいだけじゃない!猫のあくびの本当の意味って?

猫を飼っている人であれば気付いていると思いますが、猫はあくびをたくさんする動物です。名前の由来が「寝子」からだという説もある猫ですが、あくびは眠い時だけにするものではありません。今回は、猫のあくびの意味を考えてみましょう。

 

敵意がないというアピール

猫同士のあくびは「敵意がないよ」というサインです。家にお客さんが来た時や動物病院に行ったときにあくびをする猫もいますが、これは「自分には敵意がないから攻撃しないでね」というアピールです。猫が危険を察知したり緊張状態にあるときには、あくびをして自分に敵意がないことをアピールすることが多いです。

逆に、相手があくびをすると、猫は敵意がないと感じ、少し緊張を解いてくれることがあります。もし緊張している猫を見かけたら、眼を合わせずあくびをしてみてください。そうすることで、少し緊張感をやわらげてあげることができるかもしれませんよ。


動画提供:FESTAの猫のいる生活

 

リラックスのため

猫はあくびをすることでリラックスをすることができます。撫でられているときにするあくびは、気持ちよくリラックスできているサインです。また、緊張状態にあるときにもあくびをして自分の精神状態を落ち着かせようとする子もいます。

猫があくびをしているときは、リラックスしようと努力しているかもしれませんので、暖かく見守ってあげてくださいね。

 

不満を感じているとき


猫は、退屈でストレスを感じた時にもあくびをします。これはストレスを感じたときに動物が取る「常同行動」の一つだと考えられています。常同行動は、ストレスがあるときに同じ行動を繰り返し行うことで、そのストレスを紛らわすための行動です。ヒトが爪を噛んだり貧乏ゆすりをするのも常同行動の一つと考えられます。猫の常同行動としては、あくびのほかに「伸び」や爪とぎ、グルーミングなどを何度もするということがあります。

あまりにあくびが多い場合は、退屈であったり、何かに不満を抱えている可能性が高いので、一度環境を考え治してあげましょう。退屈しないように遊んであげたり、ストレスが溜まらないよう、キャットタワーなど遊べる場所を設置してあげるのもいいかもしれません。

 

まとめ

猫のあくびは単に眠たいサインではありません。あくびをすることで様々な感情を表現していおり、あくびも立派なコミュニケーションの1つです。あくびをうまく使って緊張を解いてあげたり、愛猫が頻繁にあくびをしているときは、何かストレスがないのか考えてみてくださいね!

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ABOUTこの記事をかいた人

後藤大介

岐阜大学農学部・獣医学科(現応用生物科学部・共同獣医学科 ) 卒業。大阪・北海道の動物病院に勤務し、2018年、岐阜市にアイビーペットクリニックを開業。生まれ育った地元で、ペットと家族の幸せのためのお手伝いをしたいと考えています。病気の治療だけでなく、ペットの健康のための情報発信や、地域の飼い主さん同士が交流できるような動物病院を目指しています。