2017年6月15日更新

耳は口ほどに物を言う!?耳の動きで愛犬の気持ちに一歩近づこう!

長谷川真理恵



JKC A級トリマー、JKC C級ハンドラー

グルーミングスクールに4年通い、JKC A級トリマーライセンス、JKC C級ハンドラーライセンスを取得。フリーのトリマーとして働く傍ら、在学中にモデル犬として迎えたトイプードルのチャンピオン完成をきっかけに繁殖学・遺伝学を学び、ドイツやイギリスのブリーディングスタイルをモデルとして極少数頭のみのブリーディングを手掛ける。主人の海外赴任に伴い愛犬とともにドイツへ越した後、現在はベルギー在住。日本とは大きく異なるヨーロッパにおける"犬とは"を日々体感中。

 

愛犬に話しかけると耳がひゅっとあがったり、叱られるとしゅんと下がったり。
よく動くなぁ、これはどういう意味なんだろうかと不思議に思うことはありませんか?

犬の耳はしっぽや口元と同様に、犬の意思や気持ちに連動してよく動くようになっています。
耳の動きの意味を理解して、愛犬の気持ちにもう一歩近づいてみませんか?

 

あれは何?興味深々!


耳をピンと直立させ、やや前へ傾ける

なにかに興味を持ったり、びっくりして注意を向けたり、あの音はなんだろう?と注目した時に見せる動きです。

同時に首をかしげているときはわくわくとした、何か楽しいことが起きそうだぞ!という期待をしています。
飼い主さんが急に話しかけたときなどに見せる愛らしい仕草ですね。

逆に口を閉じ、匂いに意識を集中しているときは対象が何だか分からずに疑問を抱いています。

どうしよっかなぁ…と考え中

耳を前に出したり後ろに引いたりする

相手に対し少し不安や服従しているとき、これからどう出ようか?どう接したらいいかな?と迷っているところです。
耳の動きもウロウロしてしまう当たり、考え中なのがよく現れていますね。

 

怖い、ごめんなさい!敵意はないんだよ!


耳をぴったりと後ろに寝かせる

相手に対する恐怖心や服従心の表れです。
自分をなるべく小さく見せて敵意はないんだということを伝えています。

ただし耳を寝かせていても牙を剥いている場合は、恐怖心といっしょに攻撃しようという気持ちもあります。
極度の怖がりの犬の場合はそのまま手を出すと噛まれてしまうこともあるので、注意しましょう。

また甘えているときや、撫でられるときにリラックスすると、耳を後ろに倒す仕草も見られます。

怒ったぞ!ぼくの方が強いんだぞ!

耳がまっすぐに立ち上がる

相手に対し威嚇していたり、自分の方が強いんだぞ!と力を見せつけようとする際に見せる動きです。
同時に牙を見せ、自身の攻撃力を誇示していることもあり、好戦的な状態です。

おまえ気に入らないかも?いや、どうだろう?


耳を左右に広げ後ろに引く

正面から見るとV字のように見える耳の位置で、好きなような嫌いなような…、怖いようなむかつくような…、といった曖昧な気持ちが現れています。
耳を立てて威嚇しているときと、耳を寝かせて服従しているときの間と考えると分かりやすいですね。

しっぽや表情も観察してみよう

愛犬が立ち耳の場合は耳の動きも分かりやすいのですが、垂れ耳の場合は分かりづらいものです。
しかし、しっぽの動きや表情などと合わせて見てみると愛犬の気持ちがより分かるようになりますね。

できれば愛犬にはいつも楽しい気持ちでいてもらいたいもの。
愛犬の耳を観察してどんなことを考えているのか、想像してみませんか?

 
 

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