2017年6月19日更新

なぜご法度のチョコを食べたがる?犬の味覚と食べ物の好みを解説!

長谷川真理恵



JKC A級トリマー、JKC C級ハンドラー

グルーミングスクールに4年通い、JKC A級トリマーライセンス、JKC C級ハンドラーライセンスを取得。フリーのトリマーとして働く傍ら、在学中にモデル犬として迎えたトイプードルのチャンピオン完成をきっかけに繁殖学・遺伝学を学び、ドイツやイギリスのブリーディングスタイルをモデルとして極少数頭のみのブリーディングを手掛ける。主人の海外赴任に伴い愛犬とともにドイツへ越した後、現在はベルギー在住。日本とは大きく異なるヨーロッパにおける"犬とは"を日々体感中。

 

何でも口に入れてしまってヒヤッとする、実際に誤食で病院へ駆け込んだという飼い主さんもいるかと思います。
なぜあんなものまで食べてしまうのか…と疑問に思うほど犬は雑食ですよね。

人間の舌には甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の5つを感じることができる味蕾細胞がありますが、犬の場合はどのような構造をしているのでしょうか?

 

犬の味覚は全部で4つ


人間では5つあるとお伝えしましたが、犬の場合には4つ、
甘味、塩味、酸味、苦味を感知する味蕾細胞が備わっています。

しかし人間には約1万個ある味蕾細胞に対し、犬の場合は2000個弱しかありません。
「うちのこ、ちゃんと味わって食べてるのかしら?」と飼い主さんが疑問に思う通り、犬の味覚は人間よりも鈍いんですね。

甘味

甘味は犬の大好きな味です。
犬の味蕾細胞の中でもよく発達しているのが甘味を感知する味蕾細胞で、人の菓子パンやアイスクリーム、クッキー、焼き芋などを狙う場面も珍しくありません。
また犬には御法度とされるチョコレートも犬は大好きな味なので、注意が必要です。

塩味

犬にとって極微量しか必要ではない塩分は、知覚する味蕾細胞の分布面積も狭く、ほとんど感じることはありません。
しかし濃い塩味は苦手なようで、大量の塩分を摂取すると吐き戻すこともあります。

酸味

甘味の次に犬が敏感なのが酸味です。
犬が食べ物を腐っているかどうかを判断する材料がこの酸味であるため、酸味の強い食べ物(レモンなど)は好みません。
しかし少し腐りかけくらいの軽い酸味は逆に喜んで食べてしまうことがあります。

この酸味を苦手とする習性を利用したのがしつけ用スプレー、ビターアップルです。

苦味

あまり感じることができませんが、犬が最も苦手とするのが苦味です。
これは自然界において毒物は苦味をもつものが多かったためで、苦い薬などは嫌がって飲んでくれないのはこのためです。

意外と肉にも好みがある!?


アメリカの研究レポートで興味深いものがあります。
肉は肉でも犬には好みの順があるというもので、
牛肉>豚肉>羊肉>鳥肉>馬肉
の順で犬は好きだというものです。

ただし、犬の好みには日頃の食生活、いつも特別な日にもらえる肉、小さい頃から食べ慣れている肉なども関係してくるので一概には言えないと思います。

愛犬の好みの味を把握しておくということは大事でしょう。
愛犬の食欲が落ちたとき、将来なんでもいいから口にして欲しいとき、愛犬の好物を用意したり。
ここぞのトレーニングの際におやつとして登場させることもできますし、誕生日など特別な日には愛犬の喜ぶ顔が見たいものですよね。

 

愛犬の好きな食べ物はなんですか?

肉の好みの順というのは我が家の場合には差がないというか…なんでも肉なら大好き!といった感じで目を輝かせて待っています。
しかし魚の日にはいつもより食いつきがよく、大好評!
歯磨きの際の生臭さが辛いのですが、喜ぶ顔をみるとこちらも嬉しくなってしまいます。

あなたの愛犬はどんな味が好きですか?
特別な日には愛犬の大好物で手作りケーキなんかもいいですね♪

 
 

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