2017年7月9日更新

猫が大きく尻尾を振るのはイライラしている証拠? 猫がしっぽを振るときの気持ちとは?

古川諭香



キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。

 

犬や猫の感情は尻尾に表現されるものですが、両者では秘められた気持ちに違いがあります。中でも、初めて猫を飼う方が間違えやすいのが、尻尾を振っているときの猫の気持ちです。

そこで、今回は尻尾を振っているときの猫はどんな気持ちなのかを詳しくご説明していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

猫のしっぽは、猫のコミュニケーションツール【しっぽは語る!】

 

猫が大きく尻尾を振るのはイライラしているサイン


犬が尻尾を振るときは喜んでいるサインです。
しかし、猫の場合は真逆で、尻尾を振っているときはイライラしていた気持ちを抱えていることが多いといえるでしょう。

イライラを感じているときは、尻尾を左右に素早く振るのが特徴です。
この時に、人間の気持ちを優先して構いすぎてしまうと、猫に嫌われる原因になってしまいます。

また、尻尾を振る大きさで猫の抱えているイライラを判断することもできます。
猫が感じているイライラの度合いは、尻尾を大きく動かしていればいるほど高いので、猫の気持ちが落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。

ゆっくりと尻尾を振るときはリラックスしているサイン


飼い主さんが撫でたり、抱っこをしてあげたりしたときに、ゆっくりと尻尾を振る猫もいますよね。
こんな風に、尻尾を振るスピードが遅いときは先ほどとは真逆で、猫がリラックスしているサインです。

猫が尻尾を振るのはイライラしているサインだと考えられがちですが、実はリラックスしているときにも猫は尻尾を振ります。
こうした尻尾の動きをしているときは表情も穏やかです。
中には、目をつぶってまったりとしている子も少なくありません。

ですから、尻尾だけで猫の気持ちを読み取れないときは、猫の表情も見ながら心理を分析していきましょう。

 

考え中な時も尻尾をフリフリ


猫が座りながら尻尾を振っていると、何をしているのだろうと疑問に思いますよね。

実は、こうしたときは猫が思考回路を働かせているサインなのです。
今からなにをしようか迷ったり、次の行動を考えたりしているときにも猫は尻尾を振ります。

この時は左右ではなく、縦に尻尾を振るのが特徴で、安心感を抱いている証拠です。
また、機嫌よく考え事をしているときは体勢を崩しながら尻尾の先だけをゆっくり動かすこともあります。

このときは猫も「攻撃したい!」という気持ちやイライラ感を抱えていないので、飼い主さんは頬を撫でるなどしてスキンシップを試みてみましょう。

立ったまま尻尾を振っているときは警戒心大!


座ったり寝転んだりせずに、猫が立ったまま尻尾を振っているときは警戒しているサインです。
この時の猫は、目の前のものに興味を奪われて、じっと観察するのも特徴だといえるでしょう。

ただし、じっと見つめた後、黒目の部分が大きくなったり、お尻を振るような仕草をみせたりしたら、飛び掛かる準備をしている証拠なので、注意しましょう。
こうした状態のときは、猫が興奮しているため、飼い主さんや同居猫が思わぬ怪我をしてしまう可能性もあります。

ですから、もしも飼っている猫が立ったまま尻尾を振っていたときは、おもちゃなどを使って注意をそらすようにしてみましょう。

名前を呼んだ時に尻尾を振るのはなぜ?


飼い主さんが名前を呼んだ時、飼い猫が尻尾を振ることもありますよね。
鳴いて応えてくれないと無視をされているように感じてしまう飼い主さんもいるかもしれません。

しかし、実はこうして尻尾を振ることで、猫は飼い主さんに返事をしている気になっています。

「鳴いて応えたり、そばにいったりするのはちょっぴり面倒」と思ったとき、猫は尻尾を振ることで「ちゃんと聞こえているよ」という意思表示をするのです。
また、このときは、大きく尻尾を振らず、尻尾の先だけを縦に動かすのが特徴だといえるでしょう。

猫が尻尾を振る理由は奥が深い!


猫が尻尾を振るときは、イライラしていると思われがちですが、振り方やスピードの違いによっても猫が感じている気持ちは変わってきます。
尻尾に振るという行動に秘められた猫の気持ちは意外に奥が深いものなので、ぜひ飼っている猫の表情や体勢なども踏まえて、気持ちを理解してみてくださいね。