2017年7月10日更新

老いを受け入れる準備も開始!シニアになるとみられる愛猫の変化とは?

古川諭香



キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。

 

年を取り、シニアになると、猫の体にもさまざまな変化が見られるようになります。
大切な飼い猫に1日でも長く健康でいてもらうためには、飼い主さんが飼い猫の老いに気づき、適切なお世話をしてあげることが大切です。

そこで今回は飼い猫の老いに気づけるよう、シニアになると現れる変化を詳しくご説明いたしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

体型は背骨が目立ち、スリムに


シニアになると食欲も落ち、若かったころのようにフードを食べてくれなくなるものです。

そのため、体型もスリムになりやすいでしょう。
この場合は、上から見たときや触ったときに背骨が目立つのも特徴です。
また、シニア期には食欲だけでなく、筋力も落ちます。

おもちゃに夢中だった若い頃とは違って、シニア猫は1日中を過ごすようになるため、筋力が徐々に衰えていくのです。

被毛はツヤがなくなり、白髪も目立つように


被毛は、健康状態や老化が現れやすい場所です。
シニアになると、被毛にツヤがなくなり、触り心地もパサパサとしだすのが特徴です。

さらに、被毛がツヤを失うことによって被毛が束になって割れてしまう「毛割れ」も見られるようになります。

また、人間と同じように白髪が目立つようになるのも、飼い猫の老いを見極めるポイントです。
特に、黒猫の場合は白い毛が目立ちやすいので、飼い主さんも老いに気づきやすいでしょう。

猫の毛ヅヤは生後2年後が最も良いといわれており、その後は徐々に下降していきます。
しかし、与えるキャットフードによっても毛ヅヤは変わってくるので、栄養バランスが考えられたものを食べさせていきましょう。

 

爪とぎが減り、爪が伸びっぱなしになる


シニアになると、猫は爪とぎをあまりしなくなるものです。
伸びっぱなしになった爪は、先端が尖らず太くなっています。

そのため、フローリングを歩くときに爪が床に擦れて、コツコツという音がすることもあるでしょう。
しかし、こうした状況を放置しておくと、伸びた爪が肉球に刺さって怪我をしてしまうこともあるので、定期的に爪切りをしてあげることが大切です。

さらに、シニアになると猫も代謝が悪くなるので、爪が白く濁ります。
ですから、飼い猫の爪の色もチェックしながら、飼い猫の老いを見極めてみましょう。

歯にはすり減りや歯垢が見られる


歯は特に年齢が現れやすい場所です。
例えば、シニアになると、物を噛みちぎる犬歯がすり減って、丸くなります。

そして、中には前歯の役割を果たしている切歯が抜ける子もいるのです。
ただし、猫はもともとフードを丸のみしていることも多いので、歯が抜けても食事にあまり影響がないとされています。

また、シニア期には長年の歯垢で歯が黄色く見えることもあるでしょう。
溜まった歯垢は歯周病の原因にもなります。

そのため、早めに除去してもらったり、普段から歯磨きをして習慣化してあげましょう。

目には目やにが目立つようになる


動くのが億劫になるシニア期は、自分で顔を洗う回数も減っていきます。
目やにが目立つようになったときは、飼い主さんがガーゼやコットンを濡らして清潔にしてあげましょう。

さらに、人間でも年を取ると発症しやすい「白内障」は、シニア猫もかかりやすい病気です。
他には、目が白く濁ったり、目に膜がかかったりといった症状がみられることもあるので、異変を感じたら、すぐに獣医さんへ相談するようにしてみましょう。

飼い猫の変化を受け入れて、適切なお世話をしよう


大切な飼い猫の老いは、飼い主さんにとってはなかなか受け入れられないものですよね。
しかし、変化を受け入れることができれば、適切なお世話ができるようにもなります。

一緒に過ごす日を大切にしていくためには、ぜひこれを参考にして、まずは飼い猫の老いを見極め、受け止めていきましょう。