2017年7月4日更新

外出中にエアコンが切れてしまった…。猫を熱中症にさせないため、気をつけてほしい「5大うっかり事故」

NEKOCLIP



ペットシッター、愛玩動物飼養管理士2級

博物館に20年勤務していた古生物学系元学芸員。猫は絶滅してしまった化石猫から イエネコ、ライオンに至るまで全部大好き。猫飼い歴ン十年の猫おばちゃんです。 飼育のお悩みから進化学に至るまで、幅広い情報と猫の素晴らしさをわかりやすく お伝えしようと思います。理学修士、ペットシッター資格、愛玩動物飼養管理士2級。 ペット用品販売会社での勤務経験もあります。

 

今年もひときわ暑―い夏がやってきそうです。人間の世界ではすでに熱中症の話題がちらほらとニュースにのぼっていますが、猫も気をつけなければなりません。猫を熱中症にさせないため、飼い主さんに気をつけてほしい「5大うっかり事故」をまとめました。準備と心構えをして愛猫と一緒に今年の夏を乗り切りましょう。

 

熱中症の原因と症状

熱中症は、温度が高いところで長時間過ごしたり、そこで運動をしたりすることで発症します。

人や猫などの哺乳類は体温を一定に保つことができる恒温動物ですが、温度の高いところに長くいると、体温調節がうまくできなくなってしまいます。

そのために体温がどんどん上がって、呼吸が荒くなり、さらに脱水と血液の循環不良から多臓器不全がおきます。早期に発見できれば症状も軽く大事には至りませんが、重症化すると意識が混濁して失神し、脳機能障害や肝臓、腎機能障害などが起こって亡くなる例も少なくありません。

猫は基本的には暑さに強い動物ですが、全身で汗をかける人間と違って口呼吸をするか体毛を舐めて気化熱で体温を低くするしか方法がないため、熱中症には人間以上に気をつける必要があるのです。

夏の「うっかり事故」に気をつけて

熱中症は、しっかり対策をすれば予防可能な病気です。飼い主さんが気づきにくい、でもありがちな、熱中症につながる5大うっかり事故とその対策をとりあげます。

1.猫が寝ている間に時間がたち、知らないうちに直射日光があたっていた

室内で直射日光が当たる場所は時間によって違います。ある時間帯は大丈夫でも、数時間後には直射日光が当たっていることも。そんな場所で猫が熟睡していると、猫自身も気づかない間に直射日光にさらされていた、ということが起こりえます。
室内でどの時間帯にどこに日が差すか確認し、直射日光が当たる窓の外にすだれや日よけスクリーンをかけることで予防できます。猫はよくカーテンと窓の間で寝ることもあるので、カーテンを閉めるだけではなく、窓の外側に日光を遮るものがあったほうが確実です。

2.外出中停電になって、エアコンが切れてしまった

夏の季節には、突然の夕立とともに雷が落ちて停電することがよくあります。エアコンをかけてきたから大丈夫、ではなく、万一停電があっても猫が快適に過ごせる場所をつくっておくことが大事です。家で一番涼しい場所に猫が出入り自由にできるようにし、その場所に電気を使わないクールマットやクールベッドなどのひんやりグッズを置きましょう。

3.外出時は雨で気温が低かったのに、晴れて気温が急上昇した

雨が降っていたからといって、油断は禁物です。なぜなら夏の季節は太陽の高度が高く日照時間も長いため、朝から夕方は雨が上がると一気に気温が上昇してしまうからです。そのことを踏まえ、例え出かけるときに雨が降っていても、2の対策をした上でエアコンをつけて外出するようにしましょう。エアコンの温度は27度くらいの設定が適温です。

4.お客さんが来ている間、押し入れに逃げ込んで閉じこもってしまった

空気の流れがない、狭い場所にずっと閉じこもることも熱中症になる原因ですが、これだけではなく、「人が来た」というストレスによってより熱中症になりやすくなることも。わが家の猫もお客さんが帰って別の部屋から出てきたら、エアコンは効いていたはずなのに、呼吸がハアハアしていたことがあります。猫が大きなストレスを受けないよう気を付ける必要があります。

5.キャリーケースに入れて車ででかけたら、ケースの中が暑くなっていた

車内はエアコンで冷えてはいても、キャリーケースという小さな空間は猫の体温でけっこう暑くなってしまいます。夏に猫と出かけるときは、キャリーケースの側面にタオルでくるんだ保冷剤をおき、キャリーケース内の温度にも気を配るようにしましょう。

 

まとめ

猫はあまり外出することはないので、犬と比べれば熱中症になる率が低いとはいいますが、なにか予測しない事態が起きれば、猫だって熱中症になる可能性は十分にあります。特に長毛種や老猫、子猫は注意が必要です。うっかり事故をなくして、飼い主さんも猫も快適な夏を過ごしていただければと思います。

 
 

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