2017年8月16日更新

つい猫に使ってしまう「赤ちゃん言葉」。実は「赤ちゃん言葉」は理にかなってたんです!!

後藤大介



獣医師

 

愛猫に話しかける――言葉が通じているかどうかはさておき、猫を飼っている人であれば当たり前になっている行為ではないでしょうか。そんな時、多くの人が使うのが「赤ちゃん言葉」。今回は、猫の飼い主さんのあるあるである「猫に赤ちゃん言葉で話しかけてしまう」について考えてみましょう。実は、赤ちゃん言葉で話すことは理にかなったことなんですよ!

 

なぜ赤ちゃん言葉になってしまうのか

猫に話しかける時、ヒトはなぜ赤ちゃん言葉になってしまうのでしょうか?

さまざまな説がありますが、「赤ちゃんも猫も人が守ってあげる存在だから」ということが理由だと考えられます。どちらもヒト(大人)がご飯を与え、色々な危険から守ってあげる必要があります。つまり、猫も赤ちゃんも、大人のヒトにとっては同じような立場の生き物なんですね。

赤ちゃん言葉は通じているのか?


では、赤ちゃん言葉は猫に通じているのか、どう思いますか?

現在までのところ、猫がヒトの言葉を理解できると証明された実験や研究はありません。ですので、「赤ちゃん言葉=猫に通じやすい言葉」という理由から使っているわけではないようですね。

 

赤ちゃん言葉は猫に優しい

赤ちゃん言葉は猫に通じやすいというわけではありませんが、赤ちゃん言葉は猫に話しかけるには非常に向いている言葉なんです。

赤ちゃん言葉をしゃべるときの口調

その理由は、赤ちゃん言葉になるときの口調にあります。赤ちゃん言葉をしゃべると、自然と以下のような口調になります。

  • 口調が柔らかい
  • あまり大きな声を出さない
  • 少し高めの声を使う

これは猫が嫌がる音の真逆、つまり、猫に嫌われにくい口調なんです。つまり、赤ちゃん言葉を使うことで猫に嫌われることなく、コミュニケーションが取れる可能性があるのです。

言葉は通じなくてもイントネーションはわかる

猫に言葉は通じなくても、トーン(高さ)やボリューム(大きさ)、ピッチ(速さ)などで人間の感情を理解していると言われています。そのため、赤ちゃん言葉を使うとその性質から、こちらに敵意がなく、好意を持っていると伝えることができるんです。赤ちゃん言葉は、猫と仲良くなるための重要なツールなんですね。

まとめ


知らず知らずのうちに使っている赤ちゃん言葉。しかし、猫と上手くコミュニケーションを取るには赤ちゃん言葉の方がうまく行く可能性が高いです。つまり、猫に赤ちゃん言葉で話しかけることには意味があるということですね。猫に話しかけるときは、恥ずかしがらず、どんどん赤ちゃん言葉を使っていって下さいね!

 
 

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