2017年7月29日更新

愛猫が脱走したらどうしよう?迷い猫を冷静に探すには?

NEKOCLIP



ペットシッター、愛玩動物飼養管理士2級

博物館に20年勤務していた古生物学系元学芸員。猫は絶滅してしまった化石猫から イエネコ、ライオンに至るまで全部大好き。猫飼い歴ン十年の猫おばちゃんです。 飼育のお悩みから進化学に至るまで、幅広い情報と猫の素晴らしさをわかりやすく お伝えしようと思います。理学修士、ペットシッター資格、愛玩動物飼養管理士2級。 ペット用品販売会社での勤務経験もあります。

 

夏の時期は窓を開ける機会が多くなり、愛猫がうっかり外に出てしまうという事故も増える季節です。外に出た愛猫がもし帰ってこなかったら。そんな時、飼い主さんがとるべき行動と猫の探し方についてご紹介します。

 

猫の脱走に気づいたらするべき5つの手順

愛猫が脱走したら飼い主さんはパニックになるかもしれません。しかし、脱走した猫を見つけるには、できるだけ早いうちに手をうつことが大事です。愛猫のためにも冷静に着々と行動しましょう。

1.脱走後最初の3日がカギ。近所を探す

猫の行動範囲はそれほど広くありません。特に完全室内飼いの猫は怖くて動けず、最初の数日は近くの「暗くて狭い所」にじっとしていることもよくあります。ねこてっくすさん(※)によると、迷い猫の80パーセントが自宅から100m圏内で見つかっているそうです。しかし時間が経つと、他の猫や人に追いやられて遠くへ行ってしまう可能性が高くなります。なるべく早く近所の捜索にとりかかりましょう。猫は、最初は怖くて飼い主さんの声にも反応せず隠れていることが多いので、あきらめず、何度も探すことが重要です。

[ねこてっくす]

猫捜索のコツ

  • 家屋や物置のすき間、室外機や車の下、側溝の中など猫が好む暗くて狭い所を探す
  • 屋根の上、木の上など、猫にとって安心する高い所も探す
  • 時間を変えて繰り返し探す
  • 同じ場所でも繰り返し探す
  • 室内猫なら100m圏内、外に行く猫は200m圏内を重点的に探す
  • 脱走から5日ほど経ったら、徐々に捜索範囲を広げる
  • 猫砂など愛猫や飼い主さんの匂いが付いたものを自宅前、自宅の道筋にまく(迷惑にならないよう気をつける。

持ち物

  • 愛猫の好きなフード、おもちゃ
  • 猫砂(使用後のもの)
  • キャリーバッグ(洗濯ネット)
  • 愛猫お気に入りのフリースやタオル(捕獲用なので大きいもの)
  • 懐中電灯(暗い所を探す)

2.関係各所に届け出る

保健所に連れていかれたら一定期間を過ぎると殺処分ということもありえるので、必ず届け出をしてください。また、捜索中不審者と思われないように近隣の住民にも事情を説明して協力を仰ぎましょう。猫好きの方ばかりではないので、あくまで低姿勢で。

届け出る機関・知らせておくべき施設

  • 警察署・近隣の交番
  • 保健所
  • 動物愛護センター
  • 市の清掃局、土木課、公園課
  • 近隣の動物病院
  • 猫の保護団体や地域猫団体

3.ポスターを貼る、チラシを配る

できるだけ多くの人に猫を探していることを知らせることが情報収集の要です。施設など人が多く集まるところに、その施設の許可をもらって貼りましょう。動物病院など動物好きな方の目に触れる施設があるところも効果があります。たくさんの方に知ってもらえれば、思わぬ協力を得られます。協力をお願いする際に、より詳しい情報の載ったチラシを配ればさらに効果的です。

ポスター・チラシに掲載すべき情報

  • 「猫を探しています」を大きく
  • どこで、いつ、いなくなったか
  • 猫の名前、愛称、性別、種類、毛並みの色柄長さ、しっぽの特徴、性格
  • 猫の全身カラー写真(しっぽも)と猫の特徴がよくわかるカラー写真
  • 必死で探している旨を訴える「どんなささいな情報でもかまいません」など
  • 連絡先

4.インターネットを駆使する

迷い猫探しの掲示板、そしてFacebookやLINEなどで情報を拡散し、できるだけ情報収集の範囲を広げることが重要です。サイトは定期的にチェックしましょう。また里親サイトもチェックしてください。誰かが拾って里子に出していることもあります。

迷子猫掲示板

5.ペット探偵

自分で探す時間をつくれない方は、ペット探偵を雇う方法もあります。ただし、3日間の捜索で10万円近くかかりますし、もしお願いする場合は、事前によく話をして信頼できるか確かめたうえで、業務内容、金額、業務報告の義務、見つからなかった場合どうするかなど、トラブル防止のために書面でしっかり契約を交わしましょう。

猫が見つかったら


猫が見つかったら慌てて駆け寄ったり、大声で呼ばないでください。かえって逃げてしまいます。まずキャリーケースの口を開けておいて、その場にそっとしゃがみ、遠くからいつもの調子で名前を呼びます。好きなフードやおもちゃで誘ってもよいでしょう。猫が怖がらないよう少しずつ距離を縮め、そっと手を下からかざして自分の匂いをかがせてください。猫が落ち着いているようならバスタオルで包み、キャリーケースに入れましょう。
無事連れて帰ったらまずは落ち着かせてケガや病気をしていないか確認し、その後早めに病院に連れて行くようにしてください。

 

まとめ

姿を確認できないと心が折れそうになると思いますが、いなくなった猫はきっと探しているあなたの姿をみたり、声を聴いているはずです。決してあきらめずに、長期戦も覚悟で手をつくしてあげてくださいね。

 
 

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