2017年8月22日更新

【ペットシッターが解説】マンチカンとの暮らしで注意すること

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

 
 

マンチカンの性格と性質

性格

マンチカンはとても性格が穏やかです。個体差がありますが、基本的には人にも猫に対しても優しく穏やかな性格を持っています。その為、子供がいる家庭でも、他の猫がいても一緒に暮らすことができます。家庭環境や生後しばらくの間どのような環境で暮らしていたかによっても異なりますが、猫同士で遊ぶことも大好きですが、自ら膝もとにきて甘え上手な一面も持っています。

マンチカンはその足の短さがなんといっても特徴的ですが、想像できないほど活発で遊び好きです。好奇心旺盛ですので、お部屋の中を動き回って遊ぶことも大好きです。バランスを上手に取ってキャットタワーに上ることも大好きです。もちろん、好奇心旺盛の為、お部屋の中で思わぬ場所に入ってしまったり、危険な目にあってしまうこともあります。物覚えがよいので、危険な物は隠しておくようにしましょう。

マンチカンは非常に賢い一面も持っています。その為、お部屋の中でお留守番してゆっくり過ごすことも上手と言われています。しかし、用心深い面もありますので、なんらかの恐怖心を感じているようでしたら、しっかりとコミュニケーションを取ってあげることが大切になります。

【編集部追記】ユニークで可愛らしい姿と穏やかな性格で人気急上昇中のマンチカンの魅力

ユニークで可愛らしい姿と穏やかな性格で人気急上昇中のマンチカンの魅力

性質

小さい人というマンチキンという英語に由来するマンチカンは、1940年代に発見されたものの、品種改良が始まったのは1983年にアメリカルイジアナ州でのことです。突然変異で足が短いとわかってから、研究を重ね、血統書が発行されたのは1995年のことです。比較的歴史が浅い猫ですが、その可愛らしい個性的な姿から人気の猫腫となりました。

足の短いマンチカンの動きはとてもかわいいものですが、実は筋肉質であり、運動することが大好きです。後ろに重心を持っていき、二本足で立ちあがることもできます。しかし、短い足だからこそ、負担がかかり、ヘルニアなどの病気にかかりやすい面も持っています。日頃から体重管理に注意し、足腰に負担がかかりすぎないようにしましょう。また、マンチカンであっても、必ずしも足が短いわけでなく、他の猫に比べて若干短い程度の猫も多くいます。足の長さにもスタンダード、スーパーショート、ラグハガーと分かれているほどですので、「マンチカンなのに足が長い」と心配する必要はありません。

マンチカンの平均体重は雄(オス)で3.0kg~4.5kg、雌(メス)で2.3kg~3.6kg、小さめの猫と言えます。また、平均寿命も11~13歳ほどで、一般的な平均寿命よりも若干短めになっています。似た猫としては、耳が折れたスコティッシュフォールドがあげられます。病気になりやすい猫でもありますので、高齢になってきたら、健康診断を行うなど日ごろの健康チェックを行うようにしましょう。

マンチカンは、様々な毛色が特徴的です。ブラック、ホワイト、シルバー、レッド、キャリコなど様々な猫との交配研究の結果、その豊富なカラーも魅力のひとつです。また、毛の長さも様々ですが、特に長毛の場合は定期的なブラッシングを行うようにしましょう。

飼育の注意点

室内環境

マンチカンは夏の暑さは苦手で、お部屋の中でも涼しい場所、冷えた場所を探してよく移動するものです。毎日蒸し暑い日が続くと体調を崩すばかりか、室温と湿度が上がると熱中症になってしまう危険性もあります。特に連日30℃越えの夏日は要注意です。人が快適に過ごせる室温で構いませんので、エアコンを利用するようにしましょう。個体差はありますので、万が一、暑がる様子、寒がる様子があればその都度注意して室温を設定するようにしましょう。

夏は、冷房をつけっぱなしにしておくほうがよいですが、万が一、停電などによってエアコンが消えてしまった時のために、体を冷やせる場所を作っておくと安心です。冷房の風が苦手な猫もいますので、風通しのよい場所、冷感マットを敷いたベッドなど体を冷やすことできる場所を作ってあげるとよいでしょう。マンチカンは、比較的低い場所であっても、床に敷いた涼しいマットなどを好んでゆっくり寝ていることがあります。お気に入りの場所を作ってあげるとよいでしょう。

一方で、猫は寒くなり過ぎるとその部屋から出て暑い部屋に行ってしまうこともあります。低い場所にいると、直接冷気があたり、エアコンの風が苦手なマンチカンも多いものです。また、高齢猫は、部屋の温度を下げ過ぎると低体温になってしまうことがあります。エアコンをつけずに涼しい風が入る部屋を好むこともありますので、猫の様子を見て臨機応変に決めるとよいでしょう。また、暑くなった時には自分で帰ってくることもしばしばです。

寒い日が続く冬の時期は、猫は自然と暖かい場所を探して移動するものです。しかし、高齢猫は移動すること自体が大変なものです。いつも過ごしているベッドやソファーなどにペット用カーペットをつけるなど、体を暖めることができる環境を整えてあげましょう。もちろん、暖房を使って室温管理をすることも大切ですが、部屋の乾燥にも注意し、適度な湿度を保つようにしましょう。ヒーターなどを使う場合は、やけどをしないように注意しましょう。また、こまめに掃除をして衛生面にも注意したいものです。

マンチカン非常に好奇心旺盛、室内でも遊ぶことも大好きですが、足の短さゆえに関節の傷みやヘルニアには十分注意しなくてはいうけません。お部屋の中で思いっきりジャンプして関節を傷めたり、病気を骨折の原因になってしまうことがあります。また、フローリングのままにしておくと、特に滑りやすく、おもちゃに夢中になっているうちに滑ってしまい、体や関節に負担をかけてしまいます。

マンチカンと一緒に過ごす場所の床には、可能な限り滑りにくいカーペットやマットを敷き、ペット専用の滑り止めつきマットを敷くなどして関節に負担をかけないようにしましょう。また、爪とぎをしていて糸や綿が出てくるとそれを食べてしまう危険性や、コルクなどの素材が好きで食べてしまう危険性もあります。万が一、猫が興味を示して食べてしまっていたら、その素材は使わないほうがよいでしょう。

ソファなどを置く際も、その高さに注意しましょう。家族と団らんの時間を過ごすことが大好きなマンチカンはあちこちに飛び乗っては興味深々にお部屋を探検していることもあります。しかし、思わぬ場所から飛び降りて骨折をしてしまうような危険性があります。ステップやはしごをつける、抱っこをする、そもそも上らせないしつけをして習慣にするなど、日頃から注意することが大切です。

家具の配置

マンチカンは、人間が大好きで穏やかな性格をもっていますが、とても賢いものです。お部屋の中でも入っていい場所とだめな場所がある場合、しっかり決めておきましょう。足が短いマンチカンですが、運動も大好きです。上下運動ができるキャットタワーをおいたり、家具をうまく配置して運動ができるようにスペースを設けましょう。

マンチカンのパーソナルスペースとして、ケージやサークルをおいてあげてもよいでしょう。猫専用のケージを置き、その中にベッドやトイレ、食事場所を作っておくと、留守番の際や来客時なども安心です。また、トイレのしつけや食事のしつけがしやすい他、病気などの際の隔離時にも効果的です。

マンチカンは好奇心旺盛で遊ぶことも大好き猫です。リビングなど家族の目が届くところと、一匹でも落ち着ける場所、いくつかベッドなど猫専用スペースを作ってあげるとよいでしょう。ただし、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所、転倒のおそれのある家具やインテリアのそばに置かないなど、安全面でも十分に注意することが大切です。

猫にとって、大切な爪とぎの設置も必要です。爪とぎがないと床や壁を傷つけてしまったり、ストレスの原因になってしまいます。決められた場所で爪とぎできるようにしましょう。カーペット、段ボール、木製、縄など、爪とぎの種類も形状も様々です。猫の様子を見て、お気に入りを見つけてあげましょう。

 

マンチカンのケア方法

ブラッシング

マンチカンは毛色も毛の長さも非常にバリエーション豊かです。その猫によって、ブラッシング頻度は異なりますが、基本的に短毛の場合は週に1回程度のブラッシングをするとよいでしょう。長毛の場合は2、3日に1回はブラッシングしてあげたいものです。ブラッシングは、できれば子猫の時から習慣にしておくと暴れずにスムーズにやることができます。

定期的にブラッシングやコーミングをしてあげることは、死毛を取り除いて皮膚炎の予防になりますし、皮膚の新陳代謝を活性化させることにもつながります。また、コミュニケーションの時間にもなりますので、日々の習慣にしてあげましょう。ブラッシングが苦手な場合は、ラバーブラシやラバーの手袋タイプのものを使うなどして、嫌がらない程度に行うとよいでしょう。

マンチカンは、足が短く筋肉や骨格もしっかりしていますが、負担から痛みが出てきてしまうこともあります。ブラッシングをしながらもボディチェックを行い、痛がるところがないか確認しましょう。また、マンチカンは太りやすい傾向にもありますので、適正体重になっているか、ボディラインを確認することも大切です。

爪切り

マンチカンはお部屋の中で活発に遊び、爪とぎも自分で行いますが、定期的に爪切りは必要になります。そのままにしていると、伸びた爪や剥がれ落ちなかった古い爪が肉球にささってしまい、歩き方に弊害を及ぼします。もちろん、家具などを傷つけてしまう原因になったり、爪が引っ掛かり思わぬ事故につながってしまうこともありますので、爪切りをしてあげるようにしましょう。

爪を切る場合は、血管と神経を切らないように気をつけます。ペット用の爪きりで切るようにしましょう。子猫であれば、はさみタイプの爪切りも便利です。もちろん、不安な場合は獣医師やトリマーさんにお願いしてもよいでしょう。

爪切りは、飼い主さんに力が入ると、猫も緊張してしまいます。マンチカンは、家族とのコミュニケーションを大切にする猫です。緊張していると、その様子を察して逃げてしまうこともあります。無理に爪切りをしようとせずに、まずは爪切り自体に慣らしておくこと、1本だけからスタートをして、嫌がらない程度に徐々に慣らしていくだけでも十分です。

耳掃除

猫の耳は基本的に綺麗ですので、耳の汚れが気になる時に耳の入り口付近を拭いてあげるだけでも十分です。しかし、体質的には、耳の汚れがたまりやすい猫もいます。マンチカンに近いとされているスコティッシュフォールドは、耳の通気性が悪いものです。マンチカンの中にも、汚れがたまりやすい猫もいますので、普段から汚れは確認するようにしましょう。

耳をチェックしていて、なんらかの異常を感じた時は、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。綿棒などを使って、耳掃除をすると、汚れを耳の奥に入れてしまうことがあります。耳垢がたまっている、腫れている、あかみがある、痒がる、痛がるなどなんらかの症状があれば早めに診察を受けましょう。

目の手入れ

マンチカンの目は猫の中でも比較的くりっとした大きな目が特徴的です。しかし、目にゴミやほこりが入って炎症を起こしてしまうこともあります。涙や目やにがよく出ることがありますので、いつもより涙が多い日が続くと感じたら獣医師の診察を受けるようにしましょう。特にホワイト系のマンチカンの場合、涙の跡をそのままにしておくと、涙やけで変色してしまうこともあります。普段から目のチェックを行うようにしましょう。

涙やけ対策のグッズとして、専用シートなども販売されています。定期的にこういった物を上手に活用してこまめに目の周りを拭いてあげることもよいでしょう。普段は、コットンなどで目の周りや目やにを拭いてあげるようにするだけでも、目の周りを清潔に保つことができます。

日々、目の手入れをしていても、すぐに涙があふれてしまう、涙やけができてしまうなどの症状がある場合、目の病気やアレルギーが関係していることもあります。早めに獣医師に相談しましょう。

歯磨き

マンチカンの歯磨きは、コミュニケーションもかねて子犬の頃から日々の習慣にしてあげたいものです。猫は成長してから突然歯磨きの習慣を持とうとしても嫌がってしまうものです。しかし、家族と一緒に過ごす時間が大好きなマンチカンですので、最初は遊びの一環として口を触ること、歯ブラシに慣れることを、たくさん褒めてあげながら少しずつ口の中のチェックと歯磨きをする習慣を作っていくとよいでしょう。

歯垢がたまると、歯石になり、歯周病はどんどん進行してしまいます。歯石除去をする場合、全身麻酔をかけて行うため、猫にとっても負担になります。毎日の歯磨きのケアで、少しでも口の健康を守ってあげましょう。歯磨きに慣れていない場合は、歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて汚れを拭き取ってあげてもよいでしょう。最近では、ジェルタイプや飲み水に垂らしてオーラルケアを行うものまで様々な種類があります。

歯ブラシで歯磨きを行うことができるようになるまでは、歯ブラシを歯にあてる、歯ブラシを噛ませるなど、歯ブラシ自体に慣らしていくことも大切です。無理に行うのではなく、少しずつ慣らしてから、歯磨きの習慣を作りましょう。

子猫期の注意点

マンチカンの子猫は遊び好きで人も大好きです。その為、とにかくたくさん遊んでしまいがちです。しかし、足が短く胴が長いというその体の作りから、腰を痛めやすい傾向にあります。子猫のうちは骨格も筋肉も発達段階です。骨自体が柔らかく、変形の原因になってしまいます。ソファやキャットタワーなどからジャンプすることも大好きですが、子猫の様子を見て、あまりにジャンプするようであれば、家具の配置などに再度気を配りましょう。

成長期のマンチカンの子猫には、栄養管理が大切です。子猫用のフードを与え、成長に必要な栄養分をしっかり摂取できるようにしましょう。子猫用フードは、成長過程により、与える回数が変わります。平均8回ほどから徐々に減らして1日3回程になりますが、個体差がありますので、マンチカンの食べ方を見て量と回数を調整しましょう。

マンチカンの子猫はよく遊び、よく眠ります。運動と睡眠のバランスを大切にしてあげましょう。また、食欲もとても旺盛ですが、子犬のうちにたくさん食べてしまう習慣を作ると太りやすい体質になってしまいます。もともと、太りやすい犬種でもありますので、食べすぎにならないように注意しましょう。

マンチカンは遊び好きで活発でありながら、臆病な面も人とのコミュニケーションを大切にします。成長すると、お留守番も上手なマンチカンです。子猫のうちにかまいすぎて依存体質の猫にならないように注意しましょう。安心して休むことができる専用のベッドやスペースを作ってあげることも大切です。

シニア期の注意点

マンチカンは、食べることが大好きなことが多いものです。しかし、年齢を重ねるにつれて太りやすくなっていきます。食事制限をしてストレスを与えることはよくありませんが、低カロリーのもの、シニア専用フードに切り替えるなどして、カロリーコントロールをするようにしましょう。一方で食事のペースが落ちてきている場合もあります。急激に食欲が落ちている、体重が減ってきているといった症状がある場合は、なんらかの病気にかかっている可能性もありますので、獣医師に相談するようにしましょう。

好みが激しくなったり、食欲や食事ペースにムラが出てくることもあります。そのような場合は高タンパク低カロリーのシニア用のフードに切り替えてみる、選んでいても食欲低下でなかなか食べてくれない場合や、噛む力が弱くなっている場合はお湯やスープでふやかしてあげる、缶詰を与えてみるなどの工夫をしましょう。

マンチカンはシニアになると、運動量が減り、ベッドでゆっくり寝ている時間も多くなります。心臓病や、筋肉や骨の老化、もともと細い関節の傷みなど、様々な健康状の問題が出てくることもありますので、多頭飼いで他の猫がいる場合や小さな子供がいる場合、ゆっくり休める場所も確保してあげるようにしましょう。

シニア期のマンチカンはいつも自分が安心できる場所でゆっくり過ごすことが多くなりますので、サークルやハウス、ベッドなどはいつも清潔にするよう心がけましょう。高齢になると、体温調節をする能力も低下し、体調を崩しやすくなります。室温管理、ベッド周りの温度管理に気を付けてゆっくり休める場所を確保してあげましょう。

季節ごとの注意点

マンチカンにとって春先はとても過ごしやすい季節ですが、気温の変化に注意しなくてはいけません。特に子猫や高齢猫の場合、激しい気温の変化に体力を奪われてしまうことがあります。お部屋の中や猫がいつも休んでいるスペースなど、快適に過ごせる室温にするようにしましょう。

地域や飼い方、環境にもよりますがノミダニ予防薬が必要になる季節でもあります。さらにお部屋の掃除をして、ノミダニの繁殖に注意するようにしましょう。マンチカンが体を痒がっているなど、ノミの糞を見つけたなど、なんらかの異常があった場合にはすぐに対処するようにしましょう。もちろん、日ごろから予防薬を使うことも大切です。

春から夏にかけては、長毛のマンチカンの抜け毛もとても多くなる時期です。ブラッシングをこまめに行い、定期的なシャンプーもしっかり行いましょう。抜け毛をそのままにしておくと、皮膚炎の原因や抜け毛を大量に飲み込んで毛球症になってしまうこともありますので、注意が必要です。もともと、もつれやすい毛質ですので、ブラッシングとコーミングをこまめに行うようにしましょう。

マンチカンには長毛と短毛がいますので、個体差がありますが、夏は熱中症に注意しなくてはいけません。特にダブルコートの長毛の猫の場合、注意が必要です。猫の中には、冷房の風を嫌って暑い部屋に行ってしまう猫もいます。冷房の風が直接当たってしまうと、体調を崩す原因にもなってしまいます。風通しをよくして、快適に過ごせるようにしましょう。

エアコンを使う場合もお部屋の中を冷やし過ぎず、人間が快適に過ごすことができる温度、25℃前後が適温ですので、エアコンを上手に活用して、快適な室温を保つようにしましょう。短毛のマンチカン、子猫、高齢猫の場合は、特に寒さに弱い為、注意しましょう。

マンチカンは、遊ぶことやお散歩が大好きですが、足が短いので、反射熱をダイレクトに受けてしまいます。ベランダやウッドデッキで過ごすことが好きな猫もいますが、肉球のやけどや熱中症には十分注意するようにしましょう。また、ケージやベッド、愛猫が過ごす場所に直射日光が当たっていることも熱中症の危険性が高くなります。症状が重くなると、命の危険に関わりますので注意しましょう。

夏バテによって、体力や食欲が減退してしまうこともあります。食欲が低下してしまった場合は水分量が多く嗜好性も高いウェットフードを与えてみるなど、少量であっても栄養補給できるような食事を心がけてあげるとよいでしょう。また、フードが傷みやすい季節ですので、食べ残しは早めに片づけましょう。

秋は、気温が下がって、春と同じくマンチカンにとっては過ごしやすい季節になります。しかし、本来食べることが大好きなマンチカンは、気温が下がったことでさらに食欲旺盛になってしまい、与え過ぎていると、肥満になってしまってしまいます。健康な猫であれば、お部屋の中で遊ぶ時間を増やす、カロリーコントロールを行うなど肥満防止に努めましょう。

秋から冬にかけて、長毛のマンチカンは抜け毛も多くなる季節です。特に気温差が激しい秋は、ブラッシングで抜け毛対策を念入りに行いましょう。夏の蒸し暑い日が続いた後、皮膚炎を起こしていないか、抜け毛の跡に異常がないかなどボディチェックをしながらしっかりとブラッシングしましょう。

マンチカンは寒さも苦手です。室内であっても気温が下がると、体調不良の原因になってしまいます。暖房をつかって、室内の温度に十分注意しましょう。また、暖房を使うことによって乾燥にも注意しましょう。室内の乾燥は、ウイルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こしてしまいます。暖房とあわせて加湿器を上手に使うようにしましょう。

一方で湿度が高くなり過ぎると皮膚炎、外耳炎や中耳炎といった病気にもかかりやすくなってしまいます。もともと、なんらかの疾患を持っている場合は、鼻や耳の病気になりやすい季節でもありますので、特に注意しましょう。

ベッド周りなど、睡眠中の環境にも注意してあげるようにしましょう。ペットヒーターや毛布などを利用してあげてもよいでしょう。暖房器具を使用すると、気づくと、体が温まりすぎて脱水症状を起こしてしまうことがあります。特にヒーターやこたつによる火傷、電気コードによる事故などには特に注意しましょう。

子猫期に気を付けたい病気とその兆候

猫伝染性腹膜炎

マンチカンがなりやすい病気のひとつにコロナウイルスによる猫伝染性腹膜炎があります。1歳未満の子猫に多く発症があり、注意が必要です。もともとコロナウイルスにかかっている猫と接触があって感染し、体の中で突然変異すると様々な症状が出ます。

お腹の中に水がたまってしまうウェットタイプになると脱水症状や嘔吐、下痢などが始まります。特に体液が溜まらないものはドライタイプと言われますが、腎臓や肝臓の障害、感覚麻痺、歩行困難、目の障害、てんかんなど様々な症状を引き起こします。

日頃からマンチカンの子猫が暮らすスペースを清潔にしておくこと、また外の猫との接触を控えるなど、体の中にコロナウイルスを入れないようにすることが大切です。食欲低下や下痢などの症状がある場合、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

骨折・脱臼

マンチカンの子猫は、その体型からは驚くほどとても活発で動き回ります。しかし、成長段階にある子犬の骨は、思わぬ事故から骨折や脱臼につながってしまうことがあります。もともと胴長短足のマンチカンの為、力のかけ方に失敗したり、滑って腰に負担をかけてしまうこともあります。

お部屋の中でソファーや階段からジャンプした時に、そのまま骨折してしまうこともあります。抱っこしていたのに、突然ジャンプしてバランスを崩し骨折ということもあるのです。普段の生活には十分に注意し、足を引きずっているなどの異常があった場合には、早めに獣医師に診てもらうようにしましょう。

シニア期に気を付けたい病気とその兆候

椎間板ヘルニア

マンチカンの体型からとても多い病気です。背骨と背骨の間にある椎間板の変形によって脊髄や神経を圧迫する為、強い痛みがあります。進行すると、常に足を引きづっている状態や麻痺になります。

マンチカンは、シニア期に入るとベッドでゆっくり休んでいることがほとんどになりますが、お部屋の中で遊ぶ時は、腰に負担がかかるような運動が避けてあげるようにしましょう。また、肥満の場合、さらに腰に負担をかける原因になってしまいます。日ごろから適正体重でいられるように、栄養と運動の管理をするようにしましょう。

再発が多い病気ですので、症状によって、手術を勧められることも多いものですが、軽いうちは、痛み止めの薬や運動制限などで過ごすことになります。寝ている時間が多くなりますが、歩いている時の様子や体を触った時などに痛みが出ていないチェックしてあげるとよいでしょう。

慢性腎不全

マンチカンのみならず、高齢の猫に非常に多い腎臓機能が低下する病気です。個体差があるものの早期に発見することで、症状の悪化をできる限り穏やかにすることが可能です。シニアになってからは、定期的な健康診断をするなどこまめに体調チェックを行いましょう。

腎臓の機能が低下すると、食欲が落ちてきたり、体重が減る、嘔吐が多くなる、多飲多尿となるなど様々な症状が出ます。日頃から水分をしっかり摂取する事、食事の内容に注意することが大切です、

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

マンチカンの体全体をまずは触ってあげる習慣をもちましょう。ボディチェックは、コミュニケーションの一環としてもとても大切です。まずは、背中や胸など、愛猫が安心する場所気持ちよいところを触ってあげながら、たくさん褒めていきましょう。

マンチカンは体のバランスに注意しなくてはいけません。もともととても食欲旺盛な犬種ですが、食べすぎからあっという間に太ってしまいます。体を触ってみて、肋骨がふれる程度がちょうどよい体のバランスです。普段から体を触ることに慣れるよう少しずつ触ってあげましょう。

慣れてきたら、被毛のチェック、皮膚のチェックもしてあげましょう。皮膚病やアレルギー疾患にもなりやすい為、皮膚のチェックも大切です。また、腎臓の機能低下によって被毛のつやが無くなってくるなど様々な症状がでることがあります。炎症や脱毛などがないか、また掻いてしまった跡がないかなどチェックしてあげましょう。

足先は嫌がる部分でもありますが、普段から肉球が傷ついていないか、何か異物が刺さっていないか、爪が伸びていないかもしっかりチェックしてあげましょう。また、腰や関節を傷めやすいマンチカンですので、足を引きずる様子がないか、体の傾きはないか、特定の痛がる部位はないかなどチェックしてあげましょう。

お尻付近やしっぽの周辺も触られることを嫌がる部分ではありますが、優しく声をかけてあげながら見るようにしましょう。お尻を気にする様子がある場合、尻周辺が汚れていないか、下痢の跡や肛門周辺の炎症はないかなどチェックしてあげましょう。

【編集部追記】マンチカンの寿命と長生きしてもらうためのポイント3選

マンチカンの寿命と長生きしてもらうためのポイント3選

顔周りのチェック

元気なマンチカンは目もイキイキとしています。目の輝きを見てあげましょう。しかし、くりっとした大きな目で結膜炎など目の病気を起こしやすい猫種でもあります。炎症が起きている、いつもよりまぶしそうにしている、痛がっている、視力低下を感じるなどの様子があれば、早めに獣医師に診てもらいましょう。

マンチカンの中には、スコティッシュフォールドのように折りたたんだような形状の耳やアメリカンカールのように反り返った耳をもつ猫もいます。耳からにおいがする、耳周辺が汚れている、耳垢が出てくるといった場合は、外耳炎や耳ダニの感染などを起こしている場合があります。また、耳掃除のし過ぎや、なんらかのアレルギーによって炎症が起きている場合もあります。においや耳の炎症、赤みが気になる場合は早めに獣医師に診てもらいましょう。

口のチェックも大切です。猫は歯周病になりやすく、特に高齢猫の場合、注意が必要になります。毎日の歯磨きが効果的ですが、猫の場合子猫の時からの習慣が大切になります。歯磨き自体が難しい場合は、指先に布を巻いてふき取るようにマッサージしてあげるだけでもよいでしょう。

また口の中をチェックすることで歯茎や舌が健康的なピンク色をしているか確認してあげましょう。貧血などを起こすと、白っぽくなってしまいます。嫌がらない程度に、歯茎や口臭のチェックもしてあげましょう。

マンチカンの鼻もチェックするようにしましょう。いわゆる猫風邪や感染性の猫ウイルス鼻気管炎を発症してしまうこともあります。乾きすぎている、鼻水が出てしまっている場合は体調不良になっている場合があります。また、呼吸が荒い場合も呼吸器系、心臓疾患など、遺伝的な病気などなんらかの重大な病気が原因になっていることもあります。早めに獣医師に相談するようにしましょう。

 
 

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