2017年7月21日更新

可愛いけれど、攻撃力抜群!猫パンチをするのは何のため?

ペット生活

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編集部

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目にも留まらぬ素早さで繰り出される猫パンチ。いかにも猫らしく面白い行為に見えるためか、YouTubeにもさまざまな戦闘シーンがアップされていますが、時にはケガ人(猫?)が出ることも。猫によっては連続でパンチを繰り出してくるハードパンチャーもいますので、たとえ飼い主さんでも要注意です。そんな猫パンチですが、実は攻撃だけでなく、いろいろな意味や目的があります。調べてみると、猫パンチって奥が深いようですよ。

 

猫パンチするのは何のため?

猫パンチには大きく分けて3つの意味があるようです。

威嚇するため

自分を守り、不快感を伝えるためのパンチ。最初は威嚇から始まり、エアパンチを繰り出していますが、威嚇しても相手がひるまない場合はパンチが飛び出します。猫が相手の猫の頭に手を乗せているシーンを見たことはありませんか?パンチして押さえつけるのも威嚇の一種です。

攻撃するため

「もう我慢できない!」「やるか!」と怒りMAXで繰り出すパンチです。相手からの嫌な行為を止めさせるためのパンチですので強力で、時にはジャンプしてパンチすることも。確実な一発を狙い、相手が人間でも顔など急所を狙ってきます。

遊びが目的

子猫などが繰り出す猫パンチは100%遊びと言って良いでしょう。遊びたいという気持ちが高まってパンチとなって出てきます。相手は兄弟だったり、飼い主さんだったり、母猫だったり・・・。猫パンチというより、興味のあるものに手を出して、じゃれているという感じかもしれません。

弱い猫パンチから強い猫パンチまで。猫パンチにもレベルがある!

同じように見える猫パンチでも実は衝撃の強さが違います。ここでは、猫パンチをパワー順に見ていきましょう。

【強度:微弱】 遊びたい大人の猫の猫パンチ

大人の猫が飼い主さんや仲間の猫に遊んでほしくて繰り出すパンチ。目の前のモノに興味をそそられ「これは何だろう?」と調べたり、もてあそんだりする際にも使うパンチです。パンチというより、タッチのイメージで爪も出さないことが多く、むしろ肉球の感触が気持ち良く感じられることもあるくらいです。

【強度:微弱】子猫の遊び猫パンチ

子猫がじゃれる時の猫パンチ。軽く触れるぐらいのタッチで攻撃力はなく、何とも可愛い猫パンチです。ただし、子猫は力加減を知らないことが多いため、少し大きくなった子猫の猫パンチは大人の猫の遊びより痛いことも。爪を出していることもあり、細い爪が刺さると結構、痛みがあります。

【強度:弱】飼い主さんに要求がある時の猫パンチ

「こっちを向いて」とか「早く起きてごはんをちょうだい」など、大人の猫が要求する時のパンチです。最初は「遊びパンチ」くらいのソフトなタッチですが、要求に応えないと、少しずつ爪を出したり、力加減を変えたりしてきます。

【強度:中】拒絶・牽制の猫パンチ

猫同士で本格的な喧嘩になる寸前や、嫌がることをする飼い主さんに対して繰り出すパンチです。「嫌だ」「止めてほしい」という感情を伝えるための猫パンチですので、強めで爪も出ています。

【強度:強】攻撃のための猫パンチ

相手をねじ伏せるための猫パンチ。足だけでなく、体全体を使って激しくパンチを繰り出してきますし、顔など急所を狙ってきます。場合によってはジャンプしながらパンチを繰り出すこともありますので、近くにいると危険です。エスカレートすると、唸り声を出したり、尻尾や背中の毛を逆立てたりといった態勢も取るようになります。

【強度:最強】攻撃のための連打&猫キックとのコンビネーション

単発の猫パンチでは勝負がつかない場合は、連続猫パンチや後ろ足を使った猫キックとの組み合わせで技を繰り出してきます。ボクサーのように立ち上がって両方の前足を使う猫や、寝転がって足でもキックする猫など、戦い方はさまざまです。

 

【注意!】見ていて面白い猫パンチ。時には危険なことも!

猫パンチは見ていて面白くも可愛くもありますが、度を超すと危険なこともあります。場合によってはしつけも必要です。

子猫の場合

前述したように相手への加減を知らない子猫は必要以上に強くパンチすることがあります。母猫がいたり、同じ年代の兄弟猫がいたりすれば、触れ合いの中で加減を覚えられますが、1匹だけの場合はその役割を飼い主さんが果たす必要があります。猫パンチが執拗な場合は、「痛い!」などと少し大きな声を出し、「それ以上やると痛みがある」ことを教えてあげましょう。

また、子猫と遊ぶ際に飼い主さんの手を使うのはやめましょう。猫が飼い主さんの手を遊びの対象とみなして、大人になってからも手を攻撃してくることがあります。遊ぶときは道具を使うようにしましょう。

大人の猫の場合

多頭飼いの場合、どんなに仲が良くてもちょっとしたことでケンカになることは必ずあります。ケンカしても、その後、一緒に食事したり、寝たりしてれば問題ないでしょう。猫パンチは猫の本能でもあるので、それほど心配する必要はありません。

しかしながら、猫同士が完全に相容れない状態や、飼い主さんを頻繁に襲うような場合は、対処が必要です。攻撃性の強い猫はストレスを感じている場合が多いので、遊んでストレスを解消してあげましょう。また、攻撃された場合は、大きな音を出して猫の注意を音に向けるのも有効です。猫パンチしても相手がケガをしないように爪を短くカットしておくことも大切です。

野良猫の場合

野良猫の場合、しつけはそもそも無理ですし、猫同士のケンカの仲裁に入ることもないと思いますので、自分が猫パンチされないように気をつけましょう。野良猫は室内飼いの猫より野性的ですし、恐怖から猫パンチを繰り出してくることもあります。猫の耳がピンと横を向いたり、瞳孔が開いたり、体を構えたりしたら、猫から離れるようにしましょう。

万が一、引っ掛かれた場合は水洗いして消毒してください。猫に引っ掛かれると「猫ひっかき病」のような感染症に罹る場合もあります。発熱や関節痛、リンパの腫れなどが起きたら、病院に行ってください。

猫パンチは猫の野生の表れ

子猫の頃から室内で育ってきた猫にも野生が息づいています。その野生が垣間見られるのが猫パンチ。目にも留まらぬ早さで繰り出される猫パンチは芸術的ですらありますが、その分、危険もあります。アメリカではシェルターに持ち込まれる猫の多くが攻撃的な猫なのだとか。そんな最悪の事態にならないうちに猫をしっかりコントロールすることも必要です。猫パンチは猫の感情表現のひとつ。猫のストレスが高まっているようなら、ストレスや怒りを解消する手立てをしてあげてください。

 
 

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