2017年9月3日更新

ロシアンブルーとの違いは?幸せの象徴の猫、コラットの歴史・特徴・飼い方を解説

古川諭香



キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。

 

グレーの被毛が美しいコラットは、ロシアンブルーと共に「ブルー御三家」と呼ばれていることでも有名な猫種です。
しかし、ロシアンブルーよりもマイナーな猫種であるため、歴史や特徴などを詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。

そんな猫好きさんのために、今回はロシアンブルーとの違いを交えながら、コラットという猫種を詳しくご説明したいと思います。

 

コラットはタイで自然に発生した猫種


コラットは、タイで古くから存在していた猫種で、その起源はアユタヤ王朝時代まで遡ります。
その証拠に、アユタヤ王朝時代に記された書物の中には、「コラット」という高原地帯に生息する「シ・サワット」という銀青色の猫の話も描かれているのです。

コラットは、1800年代の後半に初めて、イギリスで開催されたキャットショーに出場を果たします。
しかし、当時はタイの猫といえばシャムが代表的だったため、コラットは「ソリッドブルーのシャム」だと思われていたようです。

そんなコラットの魅力は、1959年にタイに在駐していたアメリカの外交員の手によって広められていきます。
彼がアメリカにいる妻に贈ったことがきっかけとなり、コラットはアメリカに持ち込まれ、1965年には、アメリカで公認されるまでになりました。

そして、1975年にはイギリスでも正式な猫種として認められ、今でも幅広い世界で人気を博しています。

コラットは幸せの象徴


セミコビータイプのコラットは小さめのボディをしていますが、抱いたときにずっしりとした重みを感じさせます。

また、顎と両耳を結んだ線がハート形になるため、昔は幸せな結婚を願って花嫁につがいのコラットを贈ることも多かったそうです。
そんな幸せの象徴ともされるコラットの被毛は、サテンのような触り心地をしています。

目色はペリットグリーンのみ、毛色はブルーのみが認められており、被毛の先端はシルバーに見えるのも特徴です。

 

ロシアンブルーとコラットの違いとは?


ロシアンブルーとコラットは、コートの種類や被毛のカラーだけでなく、体つきや顔の形にも違いがあります。

まず、被毛の違いとして、ロシアンブルーは厚みのあるダブルコートですが、コラットはシングルコートのみなので、抜け毛が少ないという特徴があるのです。

さらに、被毛のカラーもロシアンブルーが明るいシルバーをしているのに対し、コラットは落ち着いたダーク系のシルバーとなっています。

そして、ボディタイプにも違いがあり、ロシアンブルーはスリムなフォーリンタイプに分類されますが、コラットは筋肉質なセミコビータイプです。

また、ロシアンブルーは丸みを帯びた顔をしていますが、コラットは見ている人を幸せにするようなハート型の顔をしているのも特徴だといえるでしょう。

コラットは社交的で活発な性格


コラットは、運動好きで活発な性格をしています。
鳴くことも多い猫種なので、鳴きながら飼い主さんに遊びたい気持ちを訴えかけてくることもあるでしょう。
また、飼い主さんに対しては愛情深く接してくれ、甘えん坊な性格の子も少なくありません。
ただし、ロシンアブルーと同じ様に誇り高さを持った猫なので、プライドを傷つけないように注意しましょう。

コラットを飼うときに注意したいこととは?


コラットは他の猫種よりも成長が遅く、被毛やアイカラーが完成するのに4年ほどかかるので、気を付けましょう。
そして、コラットの中には水を苦手に思わない子も多くいます。

そのため、お風呂場やトイレなどといった水場での事故が起きないように対策しておきましょう。
また、ロシアンブルーと同じように少々神経質な一面があるため、しつけをするときはプライドを傷つけないように配慮することが大切です。

犬のように賢いコラットは芸を覚えてくれることもありますが、ストレスを感じると脱毛が見られることもあるので、猫の気持ちに寄り添ったしつけ法をしていきましょう。

幸せの象徴であるコラットにはたくさんの愛情を


コラットは、ハート型の顔や上品な被毛などで、飼い主さんを幸せな気持ちにしてくれる猫種です。
だからこそ、飼い主さんもスキンシップを積極的に行うことで、たくさんの愛情をコラットに示してあげましょう。

コラットは賢いため、人の心の動きにも敏感です。
ぜひ家族の一員としておうちに迎える際には、ストレスを溜めさせない環境づくりを徹底していきましょうね。

 
 

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