2017年9月25日更新

猫の早食いはデメリットもたくさん!飼い主さんにできる3つの対策法

古川諭香



キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。

 

暑さが和らぎ、秋の風を感じはじめると、減退していた食欲が戻ってくるものです。
そんな季節だからこそ注意してほしいのが、キャットフードの早食いです。
キャットフードを早食いしてしまうと、満腹感が得られにくくなるため、肥満の原因にもなります。

そこで今回は、猫の早食いを防ぐための対処法をいくつかご紹介いたしますので、ぜひおうちで実践してみてくださいね。

 

早食いは肥満のもとになる!


猫は人間とは違って、食べ物を噛まずに丸のみしますよね。
しかし、早食いをすると満腹中枢が働きにくくなるというところは人間と同じです。

満腹中枢が働きにくくなると、必要以上のフードを口にしてしまい、1日の食事量も多くなります。
また、食べ物を消化する際に使われるエネルギーも、早食いをしたときは消費されにくくなるといわれているのです。

日頃から早食いをしていると、肥満体型にもなりやすくなり、糖尿病などの病気を引き起こしてしまうことも少なくありません。
飼い猫の健康を維持して、寿命を延ばしていくためには肥満対策も兼ねながら、早食いを防止することが大切になってきます。

飼い猫に早食いを防止させる対処法3選

早食い防止用のフードボウルを使おう

手軽に早食いを防止させたいときは、ペットショップなどで売られている早食い防止用のフードボウルを使ってみましょう。

早食い防止用のフードボウルは底に突起があるため、一気にフードを食べられないような作りになっています。
こうしたフードボウルは肥満対策をしてくれるだけでなく、脳を活性化させてくれるのもメリットです。
「どうしたらフードを手に入れられるんだろう」と猫に考えさせることができるので、認知症の予防にも繋がります。

ペットボトルを使って早食い対策をしよう

早食い対策は、500mlのペットボトルを活用しながら行うこともできます。
作り方は簡単で、カッターを使い、ペットボトルの側面に100円玉程度の小さな穴を作りましょう。

その際は、穴の周りをガムテープなどで囲って、猫が怪我をしないように配慮してください。
そうしたら、後はペットボトルの中にキャットフードをいれましょう。

キャットフードはペットボトルを転がさなければ出てこないので、猫にじっくり食事を楽しませることができるようになります。

早食い対策用おもちゃならスキンシップもとれる!

猫の中には、早食い対策用のフードボウルに食べづらさを感じて、食事の時間に楽しみを持てなくなってしまう子もいます。
こうした子には、おもちゃを使うことで、楽しく早食い対策をしてみましょう。

早食いを防止してくれるおもちゃの中には、転がせばフードが出てくるものだけでなく、手を使って穴からフードを取り出す仕組みのものもあります。

また、隠したフードを探させたり、穴の中にいるネズミや虫を探すような気持ちでフードを探せる「穴掘りタイプ」のおもちゃもあったりするので、飼い猫の狩猟本能を掻き立てながら楽しく早食いを防止してみましょう。

 

食事の頻度を増やすのはNG


飼い猫の肥満が気になっている方の中には、普段の食事を見直すことで早食い対策を行おうとしている方もいるかと思います。
1回に与えるフードの量を少なくしながら頻度を増やすのは一見、とても効果的に見えるものです。

しかし、1日に4回以上食事を与えると尿路結石や膀胱炎にかかりやすくなるという説があるので注意しましょう。
猫の尿はもともと弱酸性ですが、食事後はアルカリ性に近づきます。

そのため、1日の食事回数を増やすと、その分アルカリ性の尿を出す頻度も多くなるのです。
こうなると、尿の中に含まれる成分が結晶化して、泌尿器系の病気を引き起こしてしまう可能性があります。

成猫にとって理想的な食事回数は12時間の間隔を置いた、朝と夕の1日2回です。
早食い対策は食事管理ではなく、専用グッズを使いながら行っていきましょう。

早食いを防止して健康を守ろう


早食いは糖尿病などの病気を引き起こすだけでなく、時には嘔吐の原因にもなります。
また、飼い猫にゆっくり食事を食べさせることができれば、肥満体型も改善しやすくなるでしょう。

ぜひ飼い猫の早食いで悩んでいる方は、これを機に知育も兼ねた早食いグッズを検討してみてくださいね。