2017年8月17日更新

乾燥しているときは要注意!猫の鼻が湿っている理由とは?

古川諭香



キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。

 

猫の鼻にふれると、ひんやりとした湿りを感じるものですよね。
しかし、どうして猫の鼻が湿っているのかは、猫好きさんの間でもあまり知られていないのではないでしょうか。

そこで今回は、猫の鼻が湿っている理由とともに、乾いているときに気をつけたい病気もご紹介いたしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

鼻の湿りは嗅覚のよさに関係がある!


猫は犬には適いませんが、人間よりも優れた嗅覚を持っています。
猫の優れた嗅覚は、鼻の中が凹凸になっていることや「嗅覚受容体」の数が人間よりも多いことと関係があるといえるでしょう。

人間や動物の嗅覚は、鼻の粘膜の中にある「嗅覚受容体」の数によって左右されます。
嗅覚受容体の数は人間でおよそ1000万個、猫の場合は約6500万個ほどだといわれています。
そのため、猫は人では感じられないようなにおいも、敏感にキャッチすることができるのです。

そして、猫の優れた嗅覚は、嗅覚受容体だけでなく、鼻が湿っていることとも深い関係があります。
猫の鼻が湿っているのは、鼻の穴の内側にある線細胞からの分泌液が染み出ているからです。

においの粒子には、乾燥している場所よりも湿っている場所へのほうがくっつきやすいという特徴があります。
そのため猫は、においの粒子を分泌液に付着させることで、人間では感じられないようなわずかなにおいをキャッチしているのです。

また、湿った鼻は風向きも感知するため、においがしている方向も認識できるようになります。

鼻が渇いているのは病気のサインかも?


鼻の湿りは、健康チェックにも役立てることができます。
健康的な猫の鼻は、においを敏感に感じ取ろうとして、湿っているものです。
そのため、鼻が乾燥しているときは猫が病気にかかっている可能性が高いといえるでしょう。

例えば、猫風邪ともいわれる「猫カシリウイルス」や「慢性鼻炎」は、鼻の乾燥と一緒に鼻水も見られます。
また、鼻血が見られるときはただの感染症と考えずに、「血小板減少症」や腫瘍の可能性も視野にいれて、動物病院で相談をしてみましょう。

 

睡眠中や眠たいときの鼻の乾燥は正常!


猫の鼻は、常に分泌液で湿っているという印象がありますよね。
しかし、実は睡眠中や眠気を感じるとき、猫の鼻は湿っていません。
睡眠中や眠気を感じるときは、線細胞で分泌液を作る活動が活発ではなくなるので、鼻も乾燥しやすくなるのです。

ですから、睡眠中や眠気を感じている猫の鼻が乾燥している場合は、体調不良のサインではありません。

鼻の湿りをこまめにチェックして健康を維持しよう


猫の鼻は、健康状態が敏感に表れる場所です。
湿り気をこまめにチェックしていれば、病気の早期発見にもつながります。
ぜひ飼い主さんはこれを機に、飼い猫の鼻の状態から体調の変化に気づけるようになっていきましょうね!

 
 

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