2017年8月6日更新

ファインペッツは涙やけに効果がある?獣医師が試して評価!

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獣医学部生

獣医学部在学中。獣医師の親の元に生まれ、生まれたときから様々な種類の動物と暮らしてきた。 今まで飼育してきた動物の種類は10種類を超える。ペットの長生き・健康のために栄養学に興味を持ち、大学では犬猫の肥満について研究中。 愛犬愛猫の為に、母とともに良いペットフードを勉強中。

 


プレミアムフードとして名前が上がることのあるファインペッツ。
日本の会社が商品開発を行ったフードのようですが、どんなフードなのでしょうか?
原材料の中身や品質は?購入のしやすさや口コミ評判は?
獣医師の愛犬が実際にファインペッツを試して評価してみました。

 

ファインペッツの総合評価

ファインペッツの総合評価は…Bランクです!

ファインペッツを販売している会社は20年もの歴史があるペットフード輸入販売会社のようです。
輸入販売のみを行っている間に、「品質の良いものは自分たちで作らなければ」という考えに至り、ファインペッツの開発を行ったようです。

放射性物質の汚染が極めて少なく、ペット関連の法規制が厳しいヨーロッパ・オランダで製造を行っていると言うことで、ある程度信頼できる企業ではないでしょうか。
ただし公式HPをみていると、いくつか疑問が残る点がありました…

また、ヒューマングレイドの原材料を使用しているのは好評価でしたが、完全穀物不使用ではなかったためBランクとなりました。

実際にためしてみた感想と、気になる原材料について見てみましょう!

ファインペッツを試してみた!

実際にファインペッツを頼んで、愛犬2匹に与えてみました。

注文

今回公式HPより、お試しパックを試してみました!
なんと、1kg入って500円でお試しできます!!(送料別)

食べてくれるかわからない子の場合、お試しができるのはとても良いですね。

到着〜開封


こんな感じで、クロネコヤマトで到着しました!
「取扱注意」「下積み厳禁」などのシールが貼られ、郵送までしっかり気が配られているのがわかります。

封を開けると、ぎゅっと真空パックになったフードと、フードの説明書が入っていました。

ブック型になった説明書は、約20ページのなかなかの読み応えのものです…
フードへのこだわりがわかりますね。

パッケージは派手な銀色で、光を反射してしまい表示が読みづらかったです✕

フードを空けてみると、しっかりジッパーがついているのでこのまま保管が可能です◎

粒の臭いは比較的あっさりとした臭いで、あまり強い匂いではありませんでした。
粒の大きさは小さめ。小型犬にはちょうどよい粒の大きさでしょう。

与えてみた

2匹に与えてみました!
食いつきは上々です。

変化や効果は?10日間与えた感想

フードの袋がギラギラした銀色で表示が見辛く、デザインも派手なので、ジッパーがついているもののそのまま部屋には置けないなぁと感じました。

中型犬サイズのピンシャーにはフードの粒が小さかったのか、かなり早食い&丸呑みしていたので満腹感は出にくいだろうと少し気になりました。

2頭で1kgのお試しを使用したので、10日ほどで終了してしまいましたが涙やけへの効果は少し感じました。

あっさりした感じのフードで下痢などもなく、糞便臭なども変わりなかったのです。
しかし食べる量が減った空腹感からか、食いしん坊の一頭が糞食を行ってしまいました…

ダイエットを行いたい犬にとってはカロリーが高いので、痩せることは少し難しそうです。

 

ファインペッツの原材料

ファインペッツの原材料の中身と、気になる材料をみてみましょう。

鹿肉、鶏肉、オートミール、大麦、全粒米、鶏脂、グリーンピース、ポテト、豆類繊維質、リンゴ、サーモン、鶏レバー、サーモンオイル(オメガ3・オメガ6)、チコリ抽出物、フラクトオリゴ糖、フラックスシード、ビール酵母、昆布、パセリ、ローズマリー、カモマイル、セージ、タイム、コリアンダー、セイヨウタンポポ、甘草、魚介類抽出物(グルコサミン0.03%)、プロバイオティクス(アシドフィルス菌、カゼイ菌、腸中菌、ビフィズス菌)、ユッカシジゲラ抽出物、コンドロイチン0.01%、ローズマリー、セイヨウイラクサ

ヒューマングレイドの原材料使用◎

ファインペッツはヒトが食べることのできる品質の原材料『ヒューマングレイド』のものを使用しています。

ドッグフードはヒトが食べられないような食材を使って作られることがあるので、原材料の品質をしっかりチェックすることは大切です。
また、規定値以上の放射性物質に汚染されている原材料や遺伝子組み換え原材料、残留農薬の有る原材料などは一切使用していないようなので安心して与えられますね。

人工添加物不使◎

ファインペッツは人工添加物は不使用で、天然由来で酸化防止効果のあるビタミンEなどで品質を保っています。

酸化防止剤などの保存料や着色料は発がん性があると言われている物もありますので、人工添加物は入っていないほうが安心できますね。

アレルギーになりやすい穀物はナシ!ただし完全穀物不使用ではない✕

ファインペッツはアレルギーになりやすいようなトウモロコシや小麦の使用がないのは◎です。
しかし残念ながら、完全に穀物不使用ではなく大麦や全粒米の使用があります。

公式の説明では「使用されている穀物類はいずれも消化効率が良くなるように加工されたものを使用している」との記載がありますが、一切入っていない方がより理想的ですので少し残念な点です。

ビタミンやミネラルの添加はなし△

ファインペッツは、熱に弱い栄養素はオーブンベイク加工作業の後に添加されているようなので、ビタミンやミネラルの添加などはありません。

ビタミン・ミネラルは加工の際にどうしてもなくなってしまう栄養素です。

いくら気を使った加工方法を行っていても、ドライフードとなってしまう以上は添加を行ったほうがきちんと栄養素がとれるのでは…と感じているので△です。

カロリーが高く給餌量が少なくなる✕

ファインペッツは、なんとカロリーが440kcal/100gもあります!!
その為、それまでに与えていた他のフードに比べて一回量が2/3〜半分程度まで減る可能性が高いです。

消化率が87%以上と良いため、少量で良い!との説明ですが、いくら消化吸収が良くても愛犬が常にお腹が減ってしまっては可哀想ですよね…

ある程度満腹感を満たせる製品でないと、空腹感が異食や糞食などの原因になる場合もあるので注意が必要です。

穀物不使用フードは+3000円 ✕

ファインペッツは穀物不使用の「極」というフードも販売しています。

しかしこちらはなんと1.5kgで5278円とお高いです…
なかなかすぐに手は出せない金額かな、と感じてしまいました。

ミネラル成分に少しばらつきがある

AAFCO基準(世界的に指標にされているドッグフードの栄養基準)や他社のフードに比較してみると、ミネラル類が少なめであると感じました。

表記を見てみると、鉄分・銅・亜鉛・カリウム・セレン・マンガンは基準値内や基準値を少し下回る程ではあるものの、他社のフードに比べると含有量が少なめでした。

もちろん最低限の容量は満たしているので健康に支障はないかと感じますが、疾患などでミネラル摂取の加減がある犬は注意が必要ですね。

公式説明の情報に疑問が?

公式の説明を見ていると、何点か気になってしまう事がありました。。
誤字なのか違う施設なのか、情報のアップデートが遅いのか情報が間違っているのにそのままなのか…と疑問に思う点がありました。

HACCAP認証工場??

ファインペッツは「オランダの厳しい衛生基準であるHACCAP認証工場にて製造されている」との記載がありました。

これはHACCP(ハサップ)の誤字でしょうか…?

HACCPとは、『Hazard Analysis Critical Control Point』の略です。
これは、食品の安全性を確保するために、工程・加工・流通・消費などのすべての段階での食品への危害防止のために監視・記録していくというシステムのことで、世界基準として認められたものなのです。

ですので、これがHACCPであればきちんとした管理の元製造されたとわかるのですが、いくつかある記載が間違っているので果たしてどうなのか疑問が残ります。

情報はいつからそのまま?

公式HPには「日本や欧米の国々にはペットフードの原材料や添加物に関して、公的な安全基準や規制が一切ありません。原材料の表示義務もありません。」とあります。

しかし日本でも近年ペットフード安全法は整備され、少しづつですが法整備がでつつあります。
(ヨーロッパ諸国の法規制や指針に比べるとまだまだですが…)

公式HPが新しい情報にアップデートしていないというのはかなり信頼度が下がってしまいますね。

まとめ

ファインペッツはとてもこだわられて作られたフードであると強く感じました!
しかし気持ちが強いあまりなのか(??)公式HPの説明には何点か疑問に思う点も…

お試しで1kgも購入できるのは、食の好みが激しくかわる小型犬にとってとてもありがたい制度であると感じましたし、実際に与えた感想も良し!
説明も丁寧に記載されていたので、合う人には合うフードではないかなと感じました。

 
 

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