2017年9月1日更新

睡眠サイクルも解説!猫も人間と同じように夢を見るの?

古川諭香



キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。

 

人間よりも長時間眠り続ける猫の姿は、大きな癒しを与えてくれるものですよね。
しかし、一方で「どんな睡眠サイクルをしているのだろう」と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、猫の睡眠サイクルについて詳しくご説明していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

猫の睡眠時間は12~14時間!


猫の睡眠時間は、およそ12~14時間ほどです。
しかし、これは成猫の場合なので、子猫や老猫の時期は20時間眠り続けることもあります。

さらに、天気によっても猫の睡眠時間は変わるといわれており、晴れの日よりも行動範囲が狭くなりがちな雨の日は成猫でも20時間近く眠り続けるのです。

こんな風に、猫の睡眠時間が長いのは野生時代の名残りだといえるでしょう。
ネコ科の動物が獲物を捕まえるためには、瞬発力が大切になってきます。
そのため、狩りのときに思いっきり力が出せるよう、十分な睡眠時間を取ることでエネルギーを蓄積するのです。

また、睡眠時間の長さは猫がもともと肉食動物であることにも大きな関係があります。
馬やキリンのような草食動物は、肉のようにカロリーが高いような食べ物を口にしません。
そのため、食事をこまめに取らないと必要なカロリーが摂取できないので、睡眠よりも食事に費やす時間の方が長くなります。

対して、肉食であるネコ科動物はカロリーが高い食べ物を口にできるため、草食動物ほどこまめに食事をする必要がありません。
そのため、余った時間はエネルギーを蓄えようと、睡眠時間へ回されるのです。

猫の睡眠サイクルはどうなっているの?


猫も人間と同じで、睡眠中は浅い眠りの「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」を繰り返しています。
しかし、その繰り返し方には人間と大きな差があるのです。

猫の場合は26分の覚醒時間と78分の睡眠時間が一日中繰り返されます。
そして、猫のレム睡眠時はノンレム睡眠のときよりも300倍目覚めやすいという研究データもあるそうです。

浅い眠りのレム睡眠時は、眠りが浅いため、体は眠っているのに脳が動いている状態になっています。
そのため、薄目を開けていたり、体がピクピク動いたりするのが特徴です。

対して、深い眠りのノンレム睡眠時は、触ってもなかなか起きなかったり、名前を呼んでも反応をしないなどの特徴がみられます。
この時に、猫の睡眠を邪魔してしまうとストレスを抱えてしまう子もいるので、注意しましょうね。

 

猫も睡眠中は夢を見る!


人間と同じで、猫もレム睡眠時は夢を見るといわれています。
睡眠中の猫を見ていると、尻尾が激しく動いたり、寝言を言ったりする場合がありますよね。
それこそ猫が夢を見ているサインです。

猫が見る夢の種類は人間と同じく、たくさんのバリュエーションがあるとされています。
例えば、尻尾をU字にして左右に振っているときは、獲物を狙っている夢をみているといえるでしょう。

対して、手足を動かしているときは夢の中で走っていたり、他の猫と喧嘩をしていたりします。
このように、睡眠中の仕草をチェックすれば、猫が見ている夢を予想することもできるでしょう。

老猫の睡眠時間が短いときは要注意

睡眠時間の長さは、猫の健康状態を知るためのバロメーターにもなります。
中でも、注意してほしいのが老猫の睡眠時間が短い場合です。
一般的に、猫は年を取るにつれて、睡眠時間が長くなっていきます。

そのため、睡眠時間が短い場合は、体に異変が起きている可能性が高いのです。
中でも「甲状腺機能亢進症」というホルモンの病気から、老猫の睡眠時間が短くなるケースは多いとされています。

この場合は下痢や嘔吐などの症状も見られるため、異変を感じたらすぐに獣医さんへ相談をしてみましょう。

十分な睡眠時間を確保してあげよう


猫にとって、十分な睡眠時間を取ることは健康を維持していくためにも大切なことです。
そのため、飼い主さんは猫が安心して熟睡できる環境を作ってあげるようにしましょう。