2017年8月19日更新

外見が変わっても大丈夫?猫はどうやって飼い主を認識しているの?

古川諭香



キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。

 

顔を見上げて「ニャー」と鳴いたり、足元にすりよったりしてくるような飼い猫の姿をみていると、思わずほっこりとさせられるものですよね。
しかし、こうした姿を見せてくれるからこそ、「猫は飼い主のことをどうやって認識しているのだろう」という疑問も湧いてくるのではないでしょうか。

そこで今回は、猫にとっては飼い主はどのような存在なのかということも含め、猫が飼い主をどう認識しているのかをご説明していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

猫は飼い主を同じ生き物だと思っている


猫は犬とは違って、飼い主のことを「自分と違う生き物」だとは思っていません。
犬は、人と自分が違う生き物だということを分かっています。
そのため、飼い主と遊ぶときは犬同士で行うような遊び方をしません。

例えば、犬同士で追いかけっこをして遊ぶ子も、飼い主を相手にしたときはボールやおもちゃなどを使っているのが、その証拠だといえるでしょう。
これは、犬が人間のことを「自分とは違う生き物だから、遊び方を合わせよう」としてくれているからです。

対して、猫は猫相手にも人間相手にも同じような遊び方をします。
人の手に噛みついたり、髪にじゃれついたりするのも猫が人間のことを「自分と同じ生き物」だと思っている証拠だといえるでしょう。

猫はにおいで飼い主を認識している


顔をじっと見つめてくる猫の仕草をみていると、視覚で飼い主を認識しているように思えますよね。
しかし、猫は人間のように色の識別もできないため、視覚にはあまり頼らずに暮らしています。

猫の視力は人間で例えるとおよそ0.2 程度で、人間の10 分の1 ほどしかないといわれています。
また、獲物を捕まえやすいように近視になっていることも、視覚から得られる情報源が少ない理由のひとつです。

そのため、飼い主を認識するには、視覚よりも嗅覚を活かしているのです。
猫は人間よりもはるかに嗅覚がいい生き物で、においからたくさんの情報を得ます。
例えば、外出先から帰ったときに猫が足元にすりよってくるのも、飼い主のにおいを感じるためです。

そして、どこにいってきたのかも把握し、自分のにおいをつけて所有権を示せると安心します。
このように、猫は視覚よりも嗅覚で飼い主を認識するため、飼い主の見た目が変わっても飼い主を判別することができるのです。

 

猫は声で飼い主を認識している可能性も!


猫が飼い主を判別するもうひとつの材料は、飼い主の声です。
猫は聴覚も優れた聴覚を持っているので、人間よりも広域な周波数を聞き取ることができます。
そのため、飼い主と他人の声を聞き分けるのも可能なのではないかといわれているのです。

実際に、ある研究で飼い主の声と他人の声を猫に聞かせてみたところ、飼い主の声の方に強い反応を示したというデータもあります。
こうした研究結果からも、猫はにおいだけでなく、声によっても飼い主を判断しているといえるでしょう。

猫らしい仕草でコミュニケーションを深めよう


猫は、人間を自分と同じ生き物だと思っているからこそ、より絆を深めたい方はこちらも猫らしい仕草でスキンシップをとってみましょう。
例えば、猫同士がよく行うよう、猫の顔に自分の顔を擦り付けてみるのもおすすめです。

このようなスキンシップはコミュニケーションにもなり、絆も深めてくれるでしょう。
猫にとって飼い主は母猫のような存在だからこそ、ぜひその気持ちにも応えてみてくださいね。

 
 

関連カテゴリ