2017年9月2日更新

老猫ホームも視野に!老猫のお世話に困ったときの対策法とは?

古川諭香



キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。

 

猫も年を取ると、粗相トラブルや認知症を引き起こしてしまうことがあります。
そうなると待ち構えているのが、老猫の介護問題です。
どれほど飼い猫のことを大切に思っていても、介護の問題はやはり飼い主さんにとって大きな負担を与えてしまうこともあるのではないでしょうか。

そこで今回は、老猫の介護で困ったときに頼れる施設や対処法を紹介していきますので、飼い主さんが抱えている負担を少しでも減らせられるよう、役立ててみてくださいね。

 

老猫になると体にさまざまな異変が現れる


猫も人間と同じで、年を取るにつれて筋力や免疫力が低下していきます。
こうなると、トイレにいけずに粗相をしてしまったり、免疫力が低下しているときに大きなストレスを抱えたことが原因で、病気を引き起こしてしまったりするでしょう。

また、室内飼いの猫が増えてきている近年は、認知症になってしまう子も多くなってきています。
お外の世界とは違い、安全な室内ではスキンシップ不足になってしまうことも少なくありません。
刺激のない生活を送っていると猫も脳を働かせなくなるため、認知症になってしまうのです。

こうした老猫ならではの病気は、飼い主さんにとって大きな負担を与えてしまうこともあります。
そんなときは、ひとりで悩まずに頼れる施設を見つけたり、対策法を考えたりしていくことで猫に穏やかな老後を過ごさせてあげましょう。

老猫の介護で困ったときは老猫ホームを検討しよう

老猫ホームとはどんなところ?

人間でいう老人ホームにあたるのが、「老猫ホーム」と呼ばれる施設です。
老猫ホームはまだまだ全国的に設置されていないのが現状ですが、ペットブームであるこれからは徐々に増えていくのではないかといわれています。

老猫ホームは日帰りのような短期間はもちろん、長期間預けることができるのが特徴です。
また、施設内には専門知識を持ったスタッフがいるのも安心できるポイントだといえるでしょう。

また、老猫ホームの多くは狭いケージ内で過ごさせるのではなく、生活スペースを広く取り、のびのびと過ごせるように工夫されています。
慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、冷暖房も完備されており、他の猫とほどよい距離感の中で過ごせるため、ストレスを抱えにくいのも特徴です。

【預ける前に必読】老猫ホームのデメリットも理解しよう

老猫ホームは入所費用が少し高めなことがデメリットだといえるでしょう。
施設によっても差はありますが、大体の相場は1ヶ月3万ほどだといわれています。
ですから、成猫のうちから老猫ホームへの入所費用を積み立てておくことも大切です。

また、飼い猫が排泄できなかったり、歩行が難しかったりする場合は要介護とみなされ、別途料金が必要だったり、入会金を支払わなければいけないところもあります。
老猫ホームは公的な基準がないため、料金システムが施設ごとに大きく違う可能性も少なくありません。
ですから、入所前は必ずスタッフとじっくり話す場を設けてみましょう。

 

老猫ホーム以外の対処法は?

1.ペットシッターを利用しよう

短期間だけ老猫の介護をお願いしたいときは、ペットシッターを利用するのもおすすめです。
ペットシッターなら自宅に来てもらえるので、送迎の手間もいらず、猫も慣れ親しんだおうちでリラックスしながら過ごすことができます。

しかし、他人に家の鍵を渡さなければならないという不安や、長期間は難しいといったデメリットもあるので、よく検討をしたうえで利用するようにしましょう。

2.訪問介護サービスを使おう

要介護の老猫をお世話してほしいときは、訪問介護サービスを利用してみましょう。
訪問介護サービスのスタッフは、ペットシッターよりも老猫のお世話に慣れているため、飼い主さんも安心して任せやすくなります。

さらに、またペットシッターと同じく、自宅で過ごすことができるので、環境の変化に敏感な子にも受け入れられやすいでしょう。
ただし、こちらも長期間が難しかったり、長期連休は予約が取りにくかったりというデメリットがあるので、早めに問い合わせてみることが大切です。

3.知人や身内に相談してみよう

金銭的に専門スタッフに頼ることが難しい場合は、知人や身内に相談をしてみるのもひとつの方法です。
出張や私用でどうしても家を空けなければならない場合は、猫の飼育経験がある人にお世話を頼んでみましょう。

その際は、猫がストレスを感じにくそうな相手を選ぶことも大切です。
話し方が柔らく、おっとりとした性格の人は猫に好まれやすいので、そうした知り合いを選んでみましょう。

知人や知り合いなら家の鍵を渡しやすいという安心感もあります。
ただし、親しき仲にも礼儀ありで、頼りにしすぎてしまうとトラブルに発展してしまうこともあるので注意しましょうね。

飼い猫に合った老後の過ごし方を選んでいこう


猫の介護は言葉が通じないからこそ、飼い主さんが大きな負担を感じてしまうこともあります。
そんなときは、飼い猫の性格に合わせた老後の過ごし方を検討していきましょう。

人間の介護と同じで、猫の介護もひとりで抱え込まないことが大切です。
大切な飼い猫には1日でも長生きしてほしいからこそ、施設やサービスを使用して、飼い主さんが息抜きできるような時間もつくっていきましょうね。

 
 

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