2017年7月20日更新

【ペットシッターが解説】ロシアンブルーとの暮らしで注意すること

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

 
 

ロシアンブルーの性格と性質

性格

ロシアンブルーは実は犬のような性格を持っている猫と言われるほど、飼い主さんに忠実な性格を持っている猫です。人見知りで警戒心が強い一面も持っていますが、一度心を開くと、家族に対して、献身的な愛情を持ってくれます。その愛情深く、気品あふれる姿でロシアの貴族たちに愛された猫なのです。

家族に対しては、愛情深いロシアンブルーですが、神経質な面を持っている為、来客などがあった場合には、すぐに隠れてしまうことも少なくありません。また、騒がしい場所も苦手で、ストレスをためてしまうことがあります。お部屋の中でゆっくり安心して過ごすことができる場所を作ってあげましょう。

「ボイスレスキャット」と言われるほど鳴くことも少なく、お部屋の中でのんびり過ごすことが多いロシアンブルーですが、しつけに感じては、神経質な面も理解してあげなくてはいけません。甘やかしすぎやストレスなど様々な原因で凶暴化してしまうこともあり、注意が必要です。特に運動量が多い猫ですので、普段からお部屋の中で安全に運動できる環境を整えてあげるとよいでしょう。

性質

ロシアンブルーはその名前の通り、ロシア北部アルハンジェル島で誕生した猫が始まりと言われています。見た目がとても美しく、気品あふれる姿で人気の猫となり、1860年ころにはイギリスに渡りました。一度絶滅の危機に襲われましたが、交配が重ねられ、今でも人気の猫となっています。

ロシアンブルーの美しい目はやはり特徴的です。楕円形で少しつりあがっているブルーの目ですが、子猫の頃ははっきりと青ではなく、成長と共に目の色が変わります。目の色が美しいエメラルドグリーンになるまでは、2年ほどかかると言われています。また、目と同様に口もすこし上がっていて、「ロシアンスマイル」と言われるほど美しいほほえみ顔が人気のひとつです。

美しい被毛が特徴のロシアンブルーですが、被毛の色はブルーのみが認定されています。1本1本はティッピングの為、光の加減でビロードのように美しく輝きます。抜け毛が換毛期以外はさほど多くありませんが、この輝きを失わないようにブラッシングを習慣にしましょう。

非常に運動が好きなロシアンブルーはその分よく食べます。体重は3~5kgですが、肥満にもなりやすいので、食事と運動のバランスに注意するようにしましょう。肥満になってしまうと、ゆっくりと過ごし、運動自体もあまりしなくなってしまいます。悪循環に陥らないよう、美しい体型を維持するように注意してあげましょう。

飼育の注意点

室内環境

ロシアンブルーは、非常に厚い毛に覆われている為、寒さに強いほうですが、暑さにはとても弱いものです。室内にいても、熱中症になってしまいますので、人が快適に過ごせる温度、冷房を使って27℃前後に設定しておくとよいでしょう。また、夏バテをしてしまうこともありますので、猫が休む環境を季節ごとに見直して、猫自身のストレスにならないよう判断する必要があります。万が一、涼しい場所を探して移動している時は、早めに室温を調整しましょう。

夏は、冷房をつけっぱなしにしておくほうがよいですが、万が一、停電などによってエアコンが消えてしまった時のために、体を冷やせる場所を作っておくと安心です。ロシアンブルーは運動することが大好きですので、キャットタワーや家具の上などお気に入りの場所があります。一方で、冷警戒心が強いロシアンブルーも多く、冷感マットにさえ、警戒してしまうことがあります。

また、猫は室温が下がり過ぎることも苦手です。猫の様子を見て臨機応変に決めるとよいでしょう。また、暑くなった時には自分で帰ってくることもしばしばです。本格的な夏が来る前に、少しずつマットなどを用意してみる、風通しのよい場所、体を冷やすことできるお気に入りの場所を作ってあげるようにするとよいでしょう。

寒い日が続く冬の時期は、猫は自然と暖かい場所を探して移動するものです。ロシアンブルーは、とても密集したダブルコートで寒さには強いほうですが、高齢猫やまだ成長段階にある子猫は要注意です。いつも過ごしているベッドやソファーなどにペット用カーペットをつけるなど、体を暖めることができる環境を整えてあげましょう。

暖房を使って室温管理をすることも大切ですが、部屋の乾燥にも注意し、適度な湿度を保つようにしましょう。室内の乾燥がひどくなると、感染症にもかかりやすくなってしまいます。室温と共に湿度も管理しましょう。また、ヒーターなどを使う場合は、やけどをしないように注意しましょう。また、こまめに掃除をして衛生面にも注意したいものです。

マイペースに過ごすことが大好きなロシアンブルーですが、おっとりしている時間と、思いっきり走り回る時間の差は激しいものです。運動不足は肥満の原因にもなってしまいます。気分転換の為にも一緒に遊ぶようにしましょう。可能な限り滑りにくいカーペットやマットを敷き、ペット専用の滑り止めつきマットを敷くなどして関節に負担をかけないようにしましょう。ただし、爪とぎをしていて糸や綿が出てくるとそれを食べてしまう危険性や、コルクなどの素材が好きで食べてしまう危険性もあります。万が一、猫が興味を示して食べてしまっていたら、その素材は使わないほうがよいでしょう。

家具の配置

ロシアンブルーは、運動量が比較的多い猫です。子猫から若い猫はやはり、活発で遊ぶことも大好きです。キャットタワーを設置する、家具の配置の仕方を工夫するなどして、愛猫が自然と運動できる環境を作るとよいでしょう。高い場所にベッドなどを置いて、猫がくつろげるスペースを作っておいてもよいでしょう。

ロシアンブルーは人見知りが強く、神経質な面もあると言われています。そのため、新しく家族として迎え入れた時にストレスを感じてしまう傾向にあります。普段から愛猫が安心できるスペースを作っておくとよいでしょう。猫専用のケージを置き、その中にベッドやトイレ、食事場所を作っておくと、普段から猫の生活スペースを確保することに便利です。また、トイレのしつけや食事のしつけがしやすい他、病気などの際の隔離時にも効果的です。

ただし、猫の専用スペースは直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所、転倒のおそれのある家具やインテリアのそばに置かないなど、安全面でも十分に注意することが大切です。

猫にとって、大切な爪とぎの設置も必要です。爪とぎがないと床や壁を傷つけてしまったり、ストレスの原因になってしまいます。決められた場所で爪とぎできるようにしましょう。
カーペット、段ボール、木製、縄など、爪とぎの種類も形状も様々です。また、いくつかの爪とぎを合わせて専用の物を作ってあげたり、市販の物であってもいくつか場所を決めておくとよいでしょう。猫の様子を見て、お気に入りを見つけてあげましょう。

 

ロシアンブルーのケア方法

ブラッシング

ロシアンブルーの毛のなめらかな触り心地が大好きだという方も多いことでしょう。ロシアンブルーの毛はとても細くてなめらかなものです。アンダーコートが密集しており、抱っこした時にとても柔らかく感じるものです。

ロシアンブルーは換毛期には特に抜け毛が多くなります。普段からブラッシングはとても大切ですが、この時期は特に丁寧にブラッシングするようにしましょう。美しい毛並を普段から整えておくことがとても大切です。毎日ブラッシングしていれば、大きなもつれができてしまう心配も少ないと言えます。

抜け毛や死毛をそのままにしておくと、セルフグルーミングで大量の毛を飲み込んでしまって毛球症の原因になったり、皮膚炎の原因になってしまうことも考えられます。スリッカーなどを嫌がる場合は、ラバーブラシなどを使って抜け毛を取り除いてあげてもよいでしょう。子猫のうちからスキンシップをかねてブラッシングを習慣化しておくとよいでしょう。

爪切り

ロシアンブルーはお部屋の中で思いっきり遊ぶことも大好きで、爪とぎも自分で行いますが、定期的に爪切りは必要になります。そのままにしていると、伸びた爪や剥がれ落ちなかった古い爪が肉球にささってしまい、歩き方に弊害を及ぼします。もちろん、家具などを傷つけてしまう原因になったり、爪が引っ掛かり思わぬ事故につながってしまうこともありますので、爪切りをしてあげるようにしましょう。

爪を切る場合は、血管と神経を切らないように気をつけます。ペット用の爪きりで切るようにしましょう。子猫であれば、はさみタイプの爪切りも便利です。もちろん、不安な場合は獣医師やトリマーさんにお願いしてもよいでしょう。

爪切りは、飼い主さんに力が入ると、猫も緊張してしまいます。非常に利口な一方、神経質な面も持っているロシアンブルーです。飼い主さんが緊張していると、その様子を察して逃げてしまうこともあります。また、爪切り自体で痛い思いをすると苦手になってしまいます。無理に爪切りをしようとせずに、まずは爪切り自体に慣らしておくこと、1本だけからスタートをして、嫌がらない程度に徐々に慣らしていくだけでも十分です。

耳掃除

猫の耳は基本的に綺麗ですので、耳掃除はしなくても問題ありません。耳の汚れが気になるからといって無理に綿棒などで耳掃除をしてしまうと、かえって汚れを押し込んだり、耳の皮膚自体を傷つけてしまう可能性があります。

少し耳の汚れが気になる時に耳の入り口付近を拭いてあげるだけでも十分です。また、場合によっては専用のクリーナーを使ってふき取ってあげるとすっきりするでしょう。普段から汚れや耳のにおいなどは確認するようにしましょう。

耳をチェックしていて、なんらかの異常を感じた時は、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。綿耳垢がたまっている、腫れている、あかみがある、痒がる、痛がるなどなんらかの症状があれば早めに診察を受けましょう。

目の手入れ

ロシアンブルーの目の美しさに惹かれる方も多いでしょう。その大きな目は健康であれば非常にイキイキとしています。ロシアンブルーの目は子猫の時はブルーに見え、成長に従ってグリーンに変化すると言われています。これは色素の変化によるもので、普段から目の観察をしてあげるとよいでしょう。

日々、目の手入れをしていても、すぐに涙があふれてしまう、涙やけができてしまうなどの症状がある場合、目の病気やアレルギーが関係していることもあります。早めに獣医師に相談しましょう。目にゴミやほこりが入って炎症を起こしてしまうことや、角膜炎や結膜炎を発症していることもあります。涙や目やにがよく出ることがありますので、いつもより涙が多い日が続くと感じたら獣医師の診察を受けるようにしましょう。

歯磨き

スキンシップやコミュニケーションをかねて子猫の頃から少しずつ歯磨きを習慣にしてみるとよいでしょう。歯磨きは、成長してから突然行うと嫌がってしまうものです。最初は遊びの一環として口を触ること、歯ブラシに慣れることを、たくさん褒めてあげながら少しずつ口の中のチェックと歯磨きをする習慣を作っていくとよいでしょう。ロシアンブルーは、家族との時間を大切にする猫ですが、神経質な面からストレスも感じやすい猫です。あまり無理をしない程度に歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて汚れを拭き取ってあげてもよいでしょう。

口臭やすでに歯の汚れが気になる場合、ドライフードの食いつきが悪い場合、口の中や歯の周りに炎症が起きていることも考えられます。歯垢がたまると、歯石になり、歯周病はどんどん進行してしまいます。歯石除去をする場合、全身麻酔をかけて行うため、猫にとっても負担になります。毎日の歯磨きのケアで、少しでも口の健康を守ってあげましょう。

最近では、ジェルタイプや飲み水に垂らしてオーラルケアを行うものまで様々な種類があります。歯ブラシで歯磨きを行うことができるようになるまでは、歯ブラシを歯にあてる、歯ブラシを噛ませるなど、歯ブラシ自体に慣らしていくことも大切です。無理に行うのではなく、少しずつ慣らしてから、歯磨きの習慣を作りましょう。

子猫期の注意点

ロシアンブルーは遺伝的な病気は比較的少ないと言われています。普段からスキンシップを取って、体の成長を確認するようにしましょう。ただし、運動が好きなロシアンブルーですが、ソファやキャットタワーなどからジャンプして思わぬ怪我に繋がってしまう危険性もあります。成長段階である骨格や筋肉を傷めないように注意しましょう。また、神経質になりやすいロシアンブルーですので、ストレスをためないように注意しましょう。子猫を新しい環境に迎え入れて慣れるまでは、静かで安心して休める環境を用意してあげましょう。

成長期のロシアンブルーの子猫には、栄養管理が大切です。子猫用のフードを与え、成長に必要な栄養分をしっかり摂取できるようにしましょう。子猫用フードは、成長過程により、与える回数が変わります。運動が大好きですが、食べることも大好きです。必要なカロリーに注意して、回数をさらに分けることも必要です。普段から食事と栄養管理には注意し、気になる点があれば、早めに獣医師に相談しましょう。

ロシアンブルーの子猫は遊びも大好きですが、運動、睡眠のバランスを大切にしてあげましょう。遊んでいる時に呼吸の仕方や関節の動きなどになんらかの異変を感じたら早めに獣医師に相談しましょう。もともとは、マイペースに過ごすことができるロシアンブルーです。子猫のうちにかまいすぎて依存体質の猫にならないように注意しましょう。安心して休むことができる専用のベッドやスペースを作ってあげることも大切です。

シニア期の注意点

ロシアンブルーもシニアになると、消化吸収の能力が落ちてきたり、食事にムラがでるなど、様々な変化が現れます。食事制限をしてストレスを与えることはよくありませんが、低カロリーのもの、シニア専用フードに切り替えるなどして、カロリーコントロールをするようにしましょう。

食事のペースが落ちてきている場合は、1回あたりの量を少なくてして回数を多くするなど、猫に負担がかからず、かつ必要な栄養分は補えるようにしましょう。急激に食欲が落ちている、体重が減ってきているといった症状がある場合は、なんらかの病気にかかっている可能性もありますので、獣医師に相談するようにしましょう。

マイペースでゆっくり過ごすことが好きなロシアンブルーですが、ストレスには弱いと言われています。高齢になると、さらに甘えるようになる猫もいます。猫とのコミュニケーションやスキンシップを大切にしましょう。また先普段のブラッシング時にも体を優しくなでてあげながらボディチェックをするなど、猫の体をチェックしましょう。汚れが気になる場合、蒸しタオルで体を拭く程度にするなど、体力を奪わないように注意しましょう。

もともとは、お部屋の中を走り回ることが大好きだったロシアンブルーも、ベッドでゆっくり寝ている時間も多くなります。心臓病や、筋肉や骨の老化、関節の傷みなど、様々な健康状の問題が出てくる時期でもあります。多頭飼いで他の猫がいる場合や小さな子供がいる場合、ゆっくり休める場所も確保してあげるようにしましょう。まトイレの数を増やしたり、いつも休んでいる場所の近くにトイレを作るなどの配慮もしてあげましょう。

シニア期のロシアンブルーは自分が安心できる場所でゆっくり過ごすことが多くなりますので、サークルやハウス、ベッドなどはいつも清潔にするよう心がけましょう。高齢になると、体温調節をする能力も低下し、体調を崩しやすくなります。室温管理、ベッド周りの温度管理に気を付けてゆっくり休める場所を確保してあげましょう。

季節ごとの注意点

ロシアンブルーにとって春先はとても過ごしやすい季節ですが、気温の変化に注意しなくてはいけません。特に朝晩の気温の変化によって体調も崩しがちです。特に子猫や高齢猫の場合、激しい気温の変化に体力を奪われてしまうことがあります。お部屋の中や猫がいつも休んでいるスペースなど、快適に過ごせる室温にするようにしましょう。

お部屋の中の環境にも注意しましょう。お部屋の掃除をして、ノミダニの繁殖に注意するようにしましょう。日々のブラッシングや手入れをしているのに体を痒がっているなど、ノミの糞を見つけたなど、なんらかの異常があった場合にはすぐに対処するようにしましょう。もちろん、日ごろから予防薬を使うことも大切です。

普段抜け毛が少ないロシアンブルーも、春から夏にかけては抜け毛が多くなる季節です。ブラッシングをこまめに行い、定期的なシャンプーもしっかり行いましょう。抜け毛をそのままにしておくと、皮膚炎の原因や抜け毛を大量に飲み込んで毛球症になってしまうこともありますので、注意が必要です。豊富な被毛ですので、もつれが出てしまうと、毛並みが悪くなるどころか皮膚に影響を及ぼしてしまいます。ブラッシングとコーミングをこまめに行うようにしましょう。

ロシアンブルーは夏の暑さには弱いものです。お部屋の中であっても熱中症に注意しなくてはいけません。お部屋の中を快適な温度に設定するようにしましょう。猫の中には、冷房の風を嫌って暑い部屋に行ってしまう猫もいます。冷房の風が直接当たってしまうと、体調を崩す原因にもなってしまいます。風通しをよくして、快適に過ごせるようにしましょう。

エアコンを使う場合もお部屋の中を冷やし過ぎず、人間が快適に過ごすことができる温度、25~28℃前後が適温ですので、エアコンを上手に活用して、快適な室温を保つようにしましょう。子猫、高齢猫の場合は、それでもいつもよりだるそう、食欲がないなどの夏バテ症状が出た場合は、早めに温度設定を行いましょう。

ロシアンブルーが普段から過ごすケージやベッドなどに直射日光が当たっていることも熱中症の危険性が高くなります。症状が重くなると、命の危険に関わりますので、必ず涼しい場所に自分で行けるような状態にしておきましょう。誤って閉じ込められてしまったというような事故にならないように注意しましょう。

夏バテによって、体力や食欲が減退してしまうこともあります。食欲が低下してしまった場合は水分量が多く嗜好性も高いウェットフードを与えてみるなど、少量であっても栄養補給できるような食事を心がけてあげるとよいでしょう。また、フードが傷みやすい季節ですので、食べ残しは早めに片づけましょう。

秋は、気温が下がって、春と同じく過ごしやすい季節になります。気温が下がったことでさらに食欲旺盛になってしまい、与え過ぎていると、肥満になってしまってしまいます。健康な猫であれば、お部屋の中で遊ぶ時間を増やす、カロリーコントロールを行うなど肥満防止に努めましょう。

秋から冬にかけて、春と同様に抜け毛も多くなる季節です。特に気温差が激しい秋は、ブラッシングで抜け毛対策を念入りに行いましょう。夏の蒸し暑い日が続いた後、皮膚炎を起こしていないか、抜け毛の跡に異常がないかなどボディチェックをしながらしっかりとブラッシングしましょう。

冬の寒さには特に注意しましょう。冬の寒さには比較的強いロシアンブルーですが、特に、子猫や高齢の猫の場合、室内であっても気温が下がると、体調不良の原因になってしまうことがあります。日中は暖かな日差しのもとで寝ているロシアンブルーも、朝晩の寒さは体にこたえるものです。暖房をつかって、室内の温度に十分注意しましょう。また、寒さによって動きがよくない場合や、関節の痛みによってあまり動ない場合など、普段から愛猫の様子を観察し、不安があれば早めに獣医師に相談しましょう。

暖房を使う場合、乾燥にも注意しましょう。室内の乾燥は、ウイルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こしてしまいます。暖房とあわせて加湿器を上手に使うようにしましょう。また、お部屋の中でも日光浴できるようなスペースを作ってあげると、自ら移動して体をあたためることができます。

一方で加湿器などによって湿度が高くなり過ぎると皮膚炎、外耳炎や中耳炎といった病気にもかかりやすくなってしまいます。もなんらかの疾患を持っている場合は、鼻や耳の病気になりやすい季節でもありますので、特に注意しましょう。

ベッド周りなど、睡眠中の環境にも注意してあげるようにしましょう。ペットヒーターや毛布などを利用してあげてもよいでしょう。暖房器具を使用すると、気づくと、体が温まりすぎて脱水症状を起こしてしまうことがあります。特にヒーターやこたつによる火傷、電気コードによる事故などには特に注意しましょう。

子猫期に気を付けたい病気とその兆候

股関節形成不全

犬に多い股関節形成不全ですが、股異形成とも言われ、猫にもある病気です。ロシアンブルーは関節の病気にも先天的になりやすいと言われており、注意が必要です。太ももの骨と骨盤とを結合する股関節の形に異常をきたしており、安静にさせる必要があります。また、場合によっては、鎮痛薬を使ったり、明らかに重症の場合は、手術をすすめられることもあります。

普段から、一緒に遊ぶことが好きなロシアンブルーは、お部屋の中を思いっきり走り回ることも多いものです。しかし、歩き方や走り方になんらかの異常を感じた場合は、早めに獣医師に相談するようにしましょう。腰が揺れるような歩き方をしていたり、走り出したと思ったら片足をあげたりスキップのようになったりなど、なんらかの症状が出ることがあります。また、痛みが出ている場合は、運動すること自体を嫌会ってしまいますので、注意が必要です。

尿結石

どんな年齢であってもなりやすいものですが、ロシアンブルーは泌尿器の病気になりやすいと言われています。尿結石にもなりやすい為、日ごろからトイレのチェックもするようにしましょう。尿結石は、腎臓や尿管、膀胱、尿道などに石や砂ができ、排尿の際に痛がることがあります。また、尿自体が出なかったり、少なくて何度もトイレに行く、血尿が出るなどの症状が出ます。

普段からトイレを清潔にして、愛猫の排泄ペースをしっかり見るようにしましょう。また、水を飲ませるようにする、栄養管理に気を付けることも大切です。症状が軽いうちは、薬で治療することができ、療法食も販売されています。ひどくなると、食欲低下から体力、免疫力まで低下してしまいますので、注意が必要です。

シニア期に気を付けたい病気とその兆候

糖尿病

人間もなりやすい糖尿病ですが、猫もなりやすくロシアンブルーも発症しやすい病気のひとつです。血糖値を下げる効果を持つ「インスリン」の働きが悪くなり、免疫力が低下します。様々な病気を引き起こしてしまう原因にもなるため、注意が必要です。

糖尿病を発症すると、水を大量に飲んだり、フードの食べる量が増します。また多飲多尿となったり、体重が減ってしまうなどの症状が出てきます。普段からフードを一気に食べてしまう猫や肥満気味の猫は注意が必要です。食事や排泄のペースを観察し、定期的に健康診断を受けるなどの予防をするようにしましょう。

慢性腎不全

高齢の猫に非常に多い腎臓機能が低下する病気でロシアンブルーもなりやすい病気です。個体差があるものの早期に発見することで、症状の悪化をできる限り穏やかにすることが可能です。シニアになってからは、定期的な健康診断をするなどこまめに体調チェックを行いましょう。

腎臓の機能が低下すると、食欲が落ちてきたり、体重が減る、嘔吐が多くなる、多飲多尿となるなど様々な症状が出ます。日頃から水分をしっかり摂取する事、食事の内容に注意することが大切です、

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

ロシアンブルーの体全体をまずは触ってあげる習慣をもちましょう。ボディチェックは、コミュニケーションの一環としてもとても大切です。まずは、背中や胸など、愛猫が安心する場所気持ちよいところを触ってあげながら、たくさん褒めていきましょう。

ロシアンブルーはよく動きよく食べます。しかし、関節の病気にもなりやすい為、肥満になると、関節への負担が大きくなってしまいます。体を触ってみて、肋骨がふれる程度がちょうどよい体のバランスです。普段から体を触ることに慣れるよう少しずつ触ってあげましょう。

慣れてきたら、被毛のチェック、皮膚のチェックもしてあげましょう。皮膚病やアレルギー疾患にもなりやすい為、皮膚のチェックも大切です。皮膚炎によって耳の痒みを起こしている場合もあります。普段から体全体をチェックするようにしましょう。また、腎臓の機能低下によって被毛のつやが無くなってくるなど様々な症状がでることがあります。もともと、ロシアンブルーの被毛の艶はとても美しく触り心地もよいものですが、ストレスによって脱毛などを起こしてしまうこともあります。被毛の変化、炎症や脱毛などがないか、また掻いてしまった跡がないかなどチェックしてあげましょう。

足先は嫌がる部分でもありますが、普段から肉球が傷ついていないか、何か異物が刺さっていないか、爪が伸びていないかもしっかりチェックしてあげましょう。体全体を触って、体の傾きはないか、特定の痛がる部位はないかなどチェックしてあげましょう。お尻付近やしっぽの周辺も触られることを嫌がる部分ではありますが、優しく声をかけてあげながら見るようにしましょう。お尻を気にする様子がある場合、尻周辺が汚れていないか、下痢の跡や肛門周辺の炎症はないかなどチェックしてあげましょう。

顔周りのチェック

ロシアンブルーの美しい目の色に魅力を感じる方も多いでしょう。ただし、炎症が起きている、いつもよりまぶしそうにしている、痛がっている、視力低下を感じるなどの様子があれば、早めに獣医師に診てもらいましょう。

ロシアンブルーの耳は健康であれば、特に耳掃除を必要とすることはありません。耳からにおいがする、耳周辺が汚れている、耳垢が出てくるといった場合は、外耳炎や耳ダニの感染などを起こしている場合があります。また、耳掃除のし過ぎや、なんらかのアレルギーによって炎症が起きている場合もあります。においや耳の炎症、赤みが気になる場合は早めに獣医師に診てもらいましょう。

口のチェックも大切です。猫は歯周病になりやすく、特に高齢猫の場合、注意が必要になります。毎日の歯磨きが効果的ですが、猫の場合子猫の時からの習慣が大切になります。歯磨き自体が難しい場合は、指先に布を巻いてふき取るようにマッサージしてあげるだけでもよいでしょう。また口の中をチェックすることで歯茎や舌が健康的なピンク色をしているか確認してあげましょう。貧血などを起こすと、白っぽくなってしまいます。嫌がらない程度に、歯茎や口臭のチェックもしてあげましょう。

普段からロシアンブルーの呼吸や鼻もチェックするようにしましょう。秋から冬の時期は、寒さや乾燥によっていわゆる猫風邪や感染性の猫ウイルス鼻気管炎を発症してしまうこともあります。乾きすぎている、鼻水が出てしまっている場合は体調不良になっている場合があります。また、呼吸の状態などをも普段から確認しておき、不安な点があれば、早めに獣医師に相談しましょう。

 
 

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