2017年8月9日更新

猫の脱走に備えよう!猫に猫発見器【GPS】をつける理由

ペット生活

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編集部

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猫の飼い主さんなら、一度ぐらい、猫に脱走された経験があるのではないでしょうか。屋外で暮らしたことがある猫や好奇心旺盛なオス猫は、隙があれば家から飛び出して外の世界を楽しもうとします。猫には帰省本能がありますので、多くは家に戻ってきますが、中には事故にあったり、野良猫にいじめられたりして命を落とす猫も・・・。万が一、猫が脱走してしまった場合、いかに短時間に猫を見つけるかが猫を無事に保護する最大のポイント。そこで最近、注目されているのが、猫を見つけるためのツール「GPS」です。

 

猫の脱走は防げるか?

猫の行動範囲

猫の行動範囲は、その猫がオスなのかメスなのかによって異なりますし、都会なのか自然の多い田舎なのかによっても変わりますが、都会に暮らすオス猫の場合で半径150m~250mだと言われています。メス猫の場合は、テリトリーが狭いので行動範囲はその1/10程度ですが、メスであっても自然に囲まれ、獲物が豊富な場所だと、オス同様の広い範囲で行動する場合もあると言われています。ちなみに完全な野良猫の場合、そのテリトリーは半径500mを超える場合もあるようです。

脱走した猫が見つからない確率

脱走した猫が戻ってくるかどうかは、その猫が屋外で暮らす経験をどのくらい積んでいるかによるでしょう。大抵の場合は、脱走してから数日で戻ってくることが多いようです。

ただし、生まれてから一度も外に出たことがないという完全室内飼いの猫は、内弁慶なことも多く、家の中とはまったく異なる景色と知らない生物(人間も含む)との遭遇でパニックになることもあります。はっきりした数字で表すことはできませんが、こういう猫の場合、戻ってくる確率は半外半家の猫に比べて少なくなりますし、戻ってくるまでの時間も長くなる傾向があります。

外に出たものの、外で生きていく術を心得ていない猫の場合、意外に家の近くに隠れていることも多いようです。隠れる・・・ということは目につく場所にはいないわけで、探すのも同然難しくなります。デッキの下や床下などでじっとしていることも多いので、探すときには低い場所や高い場所など、探しにくいところに普段、見ない場所に目を向ける必要があるでしょう。

猫の脱走を防ぐ難しさ

ご存じのように猫は狭いところを潜り抜けるのが得意ですし、走る際も音を立てません。だから、飼い主さんが脱走防止していても、素早い猫なら隙間をすり抜けて逃げてしまうこともあります。

飼い主さんが帰宅した時や窓を開けた時は脱走したい猫にとって絶好のチャンス。中には網戸を破って強引に脱走する猫もいますし、玄関のベルが鳴ると玄関が開くことを知っていて、玄関に走り出てくる猫もいます。完全密室でない限り、猫が脱走するチャンスはいくらでもあるのです。

脱走猫に最新の対応【猫・発見器】

脱走してしまった猫を探す方法はいろいろあります。ポスターを作って街に貼ったり、家族総出で探したり…中には探偵を雇うという飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。そんな捜索をサポートしてくれるのが【GPS】です。

実は、猫探しに使われている装置は通称GPS装置と言われることが多いのですが、そのほとんどは衛星を介して現在位置をリアルタイムに確定するGPSとは異なります。GPSは身近なところではカーナビなどで使われていますが、猫の居場所を探す装置の場合は手軽な価格や発信機の小型化を優先して、Bluetoothや独自の電波を使っていることも多いようです。

最新!GPS猫発見器① ~ Wistiki by Starck アッハ!

ペット探しの商品の中でも飛びぬけておしゃれなのが、フランスWiktiki社と株式会社美貴本が手掛けた「アッハ!」。「アッハ!」はWiktiki社の創業者兄弟が飼い猫のかくれんぼから思いついて作られた商品です。

その特徴は何と言っても世界的に有名な工業デザイナーフィリップ・スタルクが手掛けたシンプルでおしゃれなデザイン。猫の首輪に引っかけて使うことができ、重さも11gと猫の負担にならないよう作られていますし、防水仕様になっているので雨が降っても大丈夫です。

使い方も簡単です。Bluetoothで「アッハ!」を自分のスマホとペアリングし、本体を猫の首輪にぶら下げます。猫を探す場合は、スマホのアプリを立ち上げ、スマホを操作して「アッハ!」本体の音を鳴らしながら猫のいそうなエリアを歩いてみます。音が聞こえたら、猫が近くにいるという証拠。音を頼りにさらに猫を探します。そのほかにも「アッハ!」には猫の位置を特定する機能もありますが、リアルタイムで位置情報を取るわけではありません。どちらかと言うと猫のいる方向を特定する機能だと考えた方が良いでしょう。

画像出典:Amazon

  • 商品名: Wistiki by Starck “アッハ!“
  • サイズ: 縦39㎜×横29㎜×厚さ9m(本体)、長さ80㎜(リング部分)
  • 重さ: 11g
  • 通信有効距離: 最大100m(通信環境に依存します。)
  • 通信方法: Bluetooth 4.0
  • 対応OS: iOS8、Android4.4.2以上

最新!GPS猫発見器② ~ Loc8tor

ヨーロッパやアメリカではすでに多くの飼い主さんに使われているイギリス生まれの猫発見器。日本での猫発見器の火付け役となった商品です。猫に直径約3㎝、重さ7g程度の子機をつければ、本体で半径122mぐらいまでの範囲で猫の捜索が可能です。

本体を持って猫のいる場所に近づくと、本体のLEDランプが点灯。光と音で猫のいる方向を教えてくれると同時に、猫がつけている子機からも音がでる仕組みです。本体のLEDランプは色によって、猫との距離を示してくれます。猫につける子機は小さくて軽いだけでなく障害物に引っ掛からない形状を追求して猫の安全に考慮。多頭飼いの家のために1台で4匹まで登録できるのも嬉しいポイントです。(3匹以上の場合は子機を追加購入する必要があります。)

画像出典:Amazon

  • 商品名: Loc8tor
  • サイズ: 直径3㎝×厚さ0.7㎝
  • 重さ: 7g
  • 通信有効距離: 半径122mぐらい(通信環境に依存します。)
  • 通信方法: 電波

最新!GPS猫発見器③ ~ Tile

ペット専用というより、スマホで探し物ができるロケーターで猫探しにも使える商品。こちらもスマートフォンとBluetoothでペアリングする仕組みです。スマートフォンから猫の首にぶら下げたTileの音を鳴らすことができ、その音を頼りに猫を探します。

Tile1台の通信距離は30mほどですが、Tileは同じTileを持つユーザー同士の「コミュニティファインド」というクラウドを匿名で活用できるのが特徴。アプリ上の「Notify When Found」(見つかったら教えて)ボタンを押すと、猫が他のTileユーザーの探査圏内に入った時に、そのユーザーに知られることなく、猫の位置情報を知らせてくれます。

画像出典:Amazon

  • 商品名: Tile
  • 通信有効距離: 30mぐらい(通信環境に依存します。)
  • 通信方法: Bluetooth
 

GPSペット探知機のデメリット

猫が逃走した際の捜索の助けになるGPS探知機ですが、新しい分野の商品のため使い勝手の悪い面やデメリットもありあます。

猫につけるタグが大きい

猫の首につけるタグは電波やBluetoothの発信や受信を行うため、どうしてもサイズが大きくなってしまうのが難点です。重いと猫に負担がかかりますし、タグが障害物に引っ掛かる可能性もあるため、室内にいる時でも注意が必要です。

捜索能力は本物のGPSにはかなわない

スペック上は、通信可能エリアは最大で100m程度だと書かれていますが、通信状況によっては30m程度になることも多いようです。また、現在位置を衛星で正確にキャッチして知らせる本格的GPSと違い、あくまでも自分が動きながら猫の居場所を探しに行く仕組み。飼い主さんの足や耳を駆使するアナログ的要素が強い商品だと言えるでしょう。

バッテリーがなくなるとアウト!

GPS探知機は猫が首から下げる機器にもバッテリーが必要です。常に電波を送受信する設定にしておく必要があるため、バッテリーの減りが早いのが難点。バッテリーが切れてしまうと肝心な時に機器がまったく反応しないという事態になりかねません。

GPSに頼るのではなく、あくまでもオプションとして考えよう

一昔前までは、猫がいなくなったら、当てもなく近所を歩きまわるか、街にポスターを貼るのが一般的でしたが、GPSペット探知機が登場し、猫探しも少しは楽になりました。まだ、発展途上な商品ではありますが、探知機があれば近くに潜んでいる猫を見逃さなくて済みますし、やみくもに歩き回るよりはずっと効率的でしょう。もちろん、一番良いのは、二重三重に脱走防止策をめぐらせることですので、お忘れなく!