2017年8月20日更新

猫に好かれるための「声の条件」と「声のかけ方」

後藤大介



獣医師

 

猫は音に非常に敏感な動物です。

猫は本来、日中は寝て過ごすし、夕方や明け方に活発に動き出す「薄暮性動物」です。薄明りの元、視力よりも聴力を重視して獲物を探したり、天敵を発見したりする必要があるため、見た目よりも音により敏感なんですね。ということは、猫へ下手に声をかけると、猫を緊張させたり猫に嫌われたりしてしまいます。そこで、今回は猫に好かれる声・嫌われる声を勉強し、猫に好かれる人を目指してみましょう。

 

猫に好かれる声


猫に好かれる声とはどのようなものでしょうか?まずは、猫に好かれる声の条件を考えてみましょう。

  • 高い
  • 優しい
  • 小さめ
  • ゆっくり

これらの音は、猫にとって敵をイメージすることなくフレンドリーな声に聴こえます。これらの条件に近いのは一般的には大人の女性であり、女性の方が男性よりも猫に好かれることが多い理由の一つだと考えられます。

猫に嫌われる声

では逆に嫌われる声にはどんなものがあるのでしょうか。以下のような声を出すと嫌われることが多いので注意してください。

  • 低い
  • 大きい
  • 突然
  • 金切り声
  • 早口

これらの声は、大型肉食獣や喧嘩の時の猫の声を連想させるため、こういった声を聞くと猫は非常に緊張します。男の人や小さな子供などに多いタイプの声になりますが、何か心当たりのある人は好かれる声の条件に近づけるように気を付けてみましょう。

愛情表現のつもりで、猫に大きな声を急にかける人がいますが、これはNGな行為です。どんどん猫に嫌われてしまいますので、急に大きな声を出す癖のある人は注意してくださいね。

 

慣れていない猫への優しい声のかけ方

猫に好かれる声・嫌われる声の条件がわかったら声のかけ方を実践してみましょう。お家で飼っている猫ちゃんでもあまり慣れていなく、どう接したらいいのかわからない人もいるかもしれません。そんな時に猫を緊張させないように声をかけ、距離を縮める方法は以下の通りです。

  1. 猫との距離がある場合、目を合わせず小さな声で名前を呼ぶ(目を合わせると危険を察知して逃げてしまうことが多いので、猫の顔ではなく体や少し外れた場所を見ておく)
  2. 特に気にする様子がなければゆっくり優しい声をかけながら近づく。その時に、正面から一直線に近づくと怖がってしまうことが多いので、ゆっくり横に回って近づくこと。
  3. 少し警戒している場合は、その場に座ってしばらくボーっとする
  4. 猫が再び警戒を解いたら、優しい声で声をかける
  5. 大丈夫そうならゆっくり近づき、声をかけながら背中をゆっくりなでる


この方法で近づくようにすると、自分は敵ではないというアピールができます。ただし、警戒心の強い子はこれだけでは難しいので、普段から常に声をかけてあげるようにしておきましょう。

まとめ

猫は音に敏感な動物で、声のかけ方次第で「好かれるか嫌われるか」が大き変わってきます。「なぜか猫に嫌われる……」というあなた、声のかけ方が間違っていませんでしたか?今回の記事を参考に、猫に好かれる声のかけ方をマスターしてくださいね!

 
 

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