2017年8月22日更新

【ペットシッターが解説】ノルウェージャンフォレストキャットとの暮らしで注意すること

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

 
 

ノルウェージャンフォレストキャットの性格と性質

性格

ノルウェージャンフォレストキャットは、その穏やかでとても利口な性格から人気の猫の一種です。また、とても愛情深く、家族と一緒に過ごす時間を大切にします。家族と一緒の部屋のいたくていつも横にいる、そんなノルウェージャンフォレストキャットも多いものです。あまり、鳴くことも少ないものですが、鳴いてついてきた時は一緒にコミュニケーションを取りたいと思っている時、優しくなでて声をかけてあげましょう。

穏やかな性格の持ち主ですが、もともとは自然の中から生まれた猫を祖先にもつため、運動量が多いと言えます。高いところが大好きで、キャットタワーは高い物を好みます。お部屋の中でも、家具や家電、様々な棚の上に上ることも大好きです。高いところから周りの様子を見ていることもノルウェージャンフォレストキャットの本能と言えます。

とても賢く、好奇心旺盛なノルウェージャンフォレストキャットは、様々なしつけも入りやすいものですが、いたずらを覚えてしまうこともあります。他の猫と一緒に暮らすこともできますし、子供がいる家庭でも飼うことができますが、いいことと悪いことを、メリハリを持って教えるようにしましょう。その反面、愛情深い猫ですので、たっぷりとスキンシップやコミュニケーションを取ってあげることも大切です。

性質

ノルウェージャンフォレストキャットは、その名のとおり、ノルウェーの森に生息していた猫が起源で、自然発生の猫と言われています。また、一説には10世紀頃にトルコからやってきた猫を自然交配して生まれたとも言われています。また、北欧の神話に出てくるなど、歴史と共に様々な伝説が語り継がれている猫です。

大型の猫で、平均体重はオスで4.5kg~8.0kg、メスで2.8kg~5.5kgほどです。他の猫に比べて成長期間が長いと言われており、成猫になるまでに3~5年ほどかかると言われています。平均寿命は11~14歳ほどです。骨が太くてがっしりとした体型ですので、子猫の頃から栄養管理には気を付けてあげたいものです。

ノルウェージャンフォレストキャットは、そのふさふさとした長毛も特徴的です。もともと、厳しい寒さの中で生きていた猫に由来する為、柔らかい被毛が内側にぎっしりと、長くて防水性の被毛が外側に生えています。その分、もつれやからみも多くなるため、しっかりとブラッシングすることが大切になります。特に換毛期の時期は毎日丁寧にブラッシングを行い、定期的にシャンプーもするとよいでしょう。

飼育の注意点

室内環境

ノルウェージャンフォレストキャットはふさふさの被毛のダブルコートで覆われています。春から夏にかけての換毛期があるとはいえ、夏の暑さによって夏バテをしてしまうこともあります。サマーカットにする飼い主さんもいますが、皮膚の状態を見極めること、もちろん、猫自身のストレスにならないよう判断する必要があります。サマーカットにした後、肌にストレスを与えてしまい、被毛がきれいに生えそろわないばかりか炎症を起こしてしまう危険性もあります。サマーカットにする場合は、トリマーさんに相談してみるとよいでしょう。お部屋の中は人が快適に過ごせる室温で構いませんので、エアコンを利用し、熱中症予防をしましょう。個体差はありますので、万が一、暑がる様子、寒がる様子があればその都度注意して室温を設定するようにしましょう。

夏は、冷房をつけっぱなしにしておくほうがよいですが、涼しい場所を作ってあげることも大切です。ノルウェージャンフォレストキャットは高いところや上下運動が大好きです。自ら涼しい場所に移動します。万が一、停電などによってエアコンが消えてしまった時のために、体を冷やせる場所を作っておくと安心です。風通しのよい場所、冷感マットを敷いたベッドなど体を冷やすことできる場所を作ってあげるとよいでしょう。

動き回るノルウェージャンフォレストキャットも高齢になると一か所でゆっくり眠ることが多くなります。体が大きく移動することさえ混乱になった場合、部屋の温度を下げ過ぎると低体温になってしまうことがあります。エアコンをつけずに涼しい風が入る部屋を好むこともありますので、猫の様子を見て臨機応変に決めるとよいでしょう。また、暑くなった時には自分で帰ってくることもしばしばです。

寒い日が続く冬の時期は、猫は自然と暖かい場所を探して移動するものです。ノルウェージャンフォレストキャットは、寒さには強いと言われていますが、自ら移動して心地よい場所を見つけます。いつも過ごしているベッドやソファーなどにペット用カーペットをつけるなど、体を暖めることができる環境を整えてあげましょう。

暖房を使って室温管理をすることも大切ですが、部屋の乾燥にも注意し、適度な湿度を保つようにしましょう。乾燥がひどくなると、もつれやすいノルウェージャンフォレストキャットは、の被毛はさらに毛玉になりやすくなってしまいます。室温と共に湿度も管理しましょう。ヒーターなどを使う場合は、やけどをしないように注意しましょう。また、こまめに掃除をして衛生面にも注意したいものです。

厳しい野生の中で生き抜いてきたルーツをもつノルウェージャンフォレストキャットは、狩猟本能も強いものです。時に思いっきりお部屋の中を走って大ジャンプを見せてくれることもありますが、そのまま何かの拍子に滑って関節を傷めたり、骨折の原因になってしまうことがあります。また、フローリングのままにしておくと、特に滑りやすく、おもちゃに夢中になっているうちに滑ってしまい、体や関節に負担をかけてしまいます。

可能な限り滑りにくいカーペットやマットを敷き、ペット専用の滑り止めつきマットを敷くなどして関節に負担をかけないようにしましょう。ただし、爪とぎをしていて糸や綿が出てくるとそれを食べてしまう危険性や、コルクなどの素材が好きで食べてしまう危険性もあります。万が一、猫が興味を示して食べてしまっていたら、その素材は使わないほうがよいでしょう。

家具の配置

ノルウェージャンフォレストキャットは、人間が大好きで穏やかな性格をもっていますが、とても賢くいたずらもあっという間に覚えてしまうものです。お部屋の中でも入っていい場所とだめな場所がある場合、しっかり決めておきましょう。また、普段から家族と一緒に過ごすことが大好きなメインクーンですので、一緒に過ごすリビングなどに上下運動ができるキャットタワーをおいたり、家具をうまく配置して運動ができるようにスペースを設けましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットのパーソナルスペースとして、ケージやサークルをおいてあげてもよいでしょう。猫専用のケージを置き、その中にベッドやトイレ、食事場所を作っておくと、留守番の際や来客時なども安心です。また、トイレのしつけや食事のしつけがしやすい他、病気などの際の隔離時にも効果的です。ただし、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所、転倒のおそれのある家具やインテリアのそばに置かないなど、安全面でも十分に注意することが大切です。

猫にとって、大切な爪とぎの設置も必要です。ノルウェージャンフォレストキャットはもともと自然の中で生き抜いていた猫ですので、爪とぎは本能的に行います。しかし、爪とぎがないと床や壁を傷つけてしまったり、ストレスの原因になってしまいます。決められた場所で爪とぎできるようにしましょう。カーペット、段ボール、木製、縄など、爪とぎの種類も形状も様々です。体が大きいため、いくつかの爪とぎを合わせて専用の物を作ってあげたり、市販の物であってもいくつか場所を決めておくとよいでしょう。猫の様子を見て、お気に入りを見つけてあげましょう。

 

ノルウェージャンフォレストキャットのケア方法

ブラッシング

ノルウェージャンフォレストキャットは、ダブルコートでそのフサフサとした被毛が魅力的です。しかし、毛量自体が多い為、抜け毛が多くなってしまいます。抜け毛が多く、毛自体がもつれやすい為、毎日ブラッシングしてあげるようにしましょう。

1日1回スリッカーなどで毛をといてから、コーミングすることで毛の流れを整えることができます。スリッカーなどを嫌がる場合は、ラバーブラシなどを使って抜け毛を取り除いてあげてもよいでしょう。猫自身はセルフグルーミングをしていますが、そのまま毛を飲み込んで毛球症の原因になってしまうこともあります。ノルウェージャンフォレストキャットは、家族とのスキンシップやコミュニケーションも大好きな猫です。非常に賢い為、嫌がらない程度に少しずつ日頃からブラッシングする習慣を持ちましょう。

爪切り

ノルウェージャンフォレストキャットは、はお部屋の中で活発に遊び、爪とぎも自分で行いますが、定期的に爪切りは必要になります。そのままにしていると、伸びた爪や剥がれ落ちなかった古い爪が肉球にささってしまい、ケガにつながります。また、普段から活発に動くノルウェージャンフォレストキャットの歩き方に影響を及ぼし、関節への負担をかけてしまうことがありますので、注意が必要です。

爪を切る場合は、爪を見て血管と神経を切らないように気をつけます。血管が見えにくい場合は、ライトを当てるなどして爪の部分から透けて見える血管まで切らないようにしましょう。ペット用の爪きりで切ることができますが、不安な場合は獣医師やトリマーさんにお願いしてもよいでしょう。

爪切りは、飼い主さんに力が入ると、猫も緊張してしまいます。ノルウェージャンフォレストキャットは、穏やかな猫ですが、非常に利口で飼い主さんが緊張していると、その様子を察して逃げてしまうこともあります。また、爪切り自体で痛い思いをするとあっと言う間に覚えてしまいます。無理に爪切りをしようとせずに、まずは爪切り自体に慣らしておくこと、1本だけからスタートをして、嫌がらない程度に徐々に慣らしていくだけでも十分です。

耳掃除

ノルウェージャンフォレストキャットの健康な耳は基本的に綺麗ですので、耳掃除はしなくても問題ありません。立耳ですので、通気性はよいものですが、少し耳の汚れが気になる時に耳の入り口付近を拭いてあげるだけでも十分です。しかし、体質的には、耳の汚れがたまりやすいノルウェージャンフォレストキャットもいます。脂っぽい皮膚のノルウェージャンフォレストキャットもおり、皮膚と連動して耳の汚れがたまりやすい猫もいますので、普段から汚れは確認するようにしましょう。

耳掃除はしなくても構いませんが普段から耳のチェックはするようにしましょう。チェックしていて、色やにおい、耳垢などに異常を感じた時は、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。綿棒などを使って、耳掃除をすると、汚れを耳の奥に入れてしまうことがあります。耳垢がたまっている、腫れている、あかみがある、痒がる、痛がるなどなんらかの症状があれば早めに診察を受けましょう。

目の手入れ

ノルウェージャンフォレストキャットの目は様々なカラーがあり、その美しさに魅力を感じる方もいるでしょう。しかし、先天的に視覚障害を起こしやすい場合もありますので、普段から目のチェックをしてあげたいものです。目にゴミやほこりが入って、結膜炎や角膜炎を起こしてしまうこともあります。涙や目やにがよく出ることがありますので、いつもより涙が多い日が続くと感じたら獣医師の診察を受けるようにしましょう。目の病気はアレルギーなどが関係していることもありますので、早めに相談することが大切です。

涙の跡をそのままにして不衛生な状態になると、雑菌でにおいが出てきたり涙やけで変色してしまうこともあります。美しい毛色が変色してしまいますので、普段からケアしてあげるとよいでしょう。涙やけ対策のグッズとして、専用シートなども販売されています。定期的にこういった物を上手に活用してこまめに目の周りを拭いてあげることもよいでしょう。普段は、コットンなどで目の周りや目やにを拭いてあげるようにするだけでも、目の周りを清潔に保つことができます。

歯磨き

猫も歯磨きをしないと歯垢はどんどんたまってしまい、やがて歯石となってしまいます。家族と一緒に過ごすことが大好きなノルウェージャンフォレストキャットですから、歯磨きは、コミュニケーションもかねて子犬の頃から日々の習慣にしてあげたいものです。猫は成長してから突然歯磨きの習慣を持とうとしても嫌がってしまうものです。最初は遊びの一環として口を触ること、歯ブラシに慣れることを、たくさん褒めてあげながら少しずつ口の中のチェックと歯磨きをする習慣を作っていくとよいでしょう。

口臭やすでに歯の汚れが気になる場合、ドライフードの食いつきが悪い場合、口の中や歯の周りに炎症が起きていることも考えれます。歯垢がたまると、歯石になり、歯周病はどんどん進行してしまいます。歯石除去をする場合、全身麻酔をかけて行うため、猫にとっても負担になります。高齢になり、口のにおいが気になってから歯磨きの習慣をもつことは難しい為、子猫の頃から定期的な歯磨きのケアで、少しでも口の健康を守ってあげましょう。歯ブラシで歯磨きを行うことができるようになるまでは、歯ブラシを歯にあてる、歯ブラシを噛ませるなど、歯ブラシが嫌な物ではないと覚えることができるまで慣らしていくことも大切です。無理に行うのではなく、少しずつ慣らしてから、歯磨きの習慣を作りましょう。

歯磨きに慣れていない場合は、歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて汚れを拭き取ってあげてもよいでしょう。最近では、ジェルタイプや飲み水に垂らしてオーラルケアを行うものまで様々な種類があります。歯垢や歯石の蓄積を予防する専用のフードも販売されています。このようなフードに切り替えてみてもよいでしょう。

子猫期の注意点

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴、毛吹きが起こります。子猫の頃から長毛の成猫になる為に毛が伸びることです。半年から1年たりで全身の毛が伸びてきますが、ノルウェージャンフォレストキャットは、成猫になるまで3年以上を要します。被毛の手入れがとても大切になるのです。抜け毛やもつれ、毛玉も多くなりますので、日々のブラッシングを怠らないようにしましょう。

成長期のノルウェージャンフォレストキャットの子猫には、栄養管理が大切です。子猫用の良質で高カロリーなフードを与え、成長に必要な栄養分をしっかり摂取できるようにしましょう。子猫用フードは、成長過程により、与える回数が変わります。1日3回~5回ほどになりますが、個体差があります。1回あたりの量が少食なノルウェージャンフォレストキャットの場合は、1日の摂取カロリーが少なくならないように調整することが大切になります。食べ方を見て量と回数を調整しましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットは非常に穏やかな性格をもっていますが、ハンター精神も強く、運動することも大好きです。一緒に遊ぶことが大好きで利口な猫ですので、遊びや運動、しつけ、睡眠のバランスを大切にしてあげましょう。安心して休むことができる専用のベッドやスペースを作ってあげることも大切です。

上下運動も大好きですが、体が大きく成長しますので、骨格や筋肉の発達に注意するようにしましょう。成長段階である骨格や筋肉を傷めないように注意することも大切です。また子猫のうちからボディチェックをしっかり行い、皮膚の状態をみておくことも大切です。猫の皮膚病である「膿皮症」には、子猫のうちから特に注意しましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットと遊びながら過ごす際には、呼吸や体の動きもしっかり見ておきましょう。大きな猫ゆえに、子猫のうちから病気に気を付けてあげたいものです。なんらかの異変を感じたら早めに獣医師に相談しましょう。

シニア期の注意点

ノルウェージャンフォレストキャットもシニアになると、消化吸収の能力が落ちてきたり、食事にムラがでるなど、様々な変化が現れます。一方で運動不足で年齢を重ねるにつれて太り気味になってしまう場合もあります。食事制限をしてストレスを与えることはよくありませんが、低カロリーのもの、シニア専用フードに切り替えるなどして、カロリーコントロールをするようにしましょう。

食事のペースが落ちてきている場合は、1回あたりの量を少なくてして回数を多くするなど、猫に負担がかからず、かつ必要な栄養分は補えるようにしましょう。急激に食欲が落ちている、体重が減ってきているといった症状がある場合は、なんらかの病気にかかっている可能性もありますので、獣医師に相談するようにしましょう。

もともと人と一緒に過ごすことが大好きなノルウェージャンフォレストキャットですが、老化に伴ってさらに甘えるようになることもあります。愛猫とのコミュニケーションやスキンシップを大切にしましょう。また普段からブラッシング時にも体を優しくなでてあげながらボディチェックをするなど、猫の体をチェックしましょう。汚れが気になる場合、シャンプーをしたい場合もありますが、体が大きくその分負担になってしまうことがあります。蒸しタオルで体を拭く程度にするなど、体力を奪わないように注意しましょう。

運動量が減り、ベッドでゆっくり寝ている時間も多くなります。心臓病や、筋肉や骨の老化、もともと細い関節の傷みなど、様々な健康状の問題が出てくることもありますので、多頭飼いで他の猫がいる場合や小さな子供がいる場合、ゆっくり休める場所も確保してあげるようにしましょう。また、体が大きいノルウェージャンフォレストキャットの場合、ゆっくり寝ているベッドからトイレに行くことすら、負担になることもあります。我慢してしまわないようにトイレの数を増やすなどの配慮もしてあげましょう。

シニア期のノルウェージャンフォレストキャットは自分が安心できる場所でゆっくり過ごすことが多くなりますので、サークルやハウス、ベッドなどはいつも清潔にするよう心がけましょう。高齢になると、体温調節をする能力も低下し、体調を崩しやすくなります。室温管理、ベッド周りの温度管理に気を付けてゆっくり休める場所を確保してあげましょう。

季節ごとの注意点

ノルウェージャンフォレストキャットにとって春先はとても過ごしやすい季節ですが、気温の変化に注意しなくてはいけません。特に子猫や高齢猫の場合、激しい気温の変化に体力を奪われてしまうことがあります。お部屋の中や猫がいつも休んでいるスペースなど、快適に過ごせる室温にするようにしましょう。

地域によりますがノミダニ予防薬が必要になる季節でもあります。さらにお部屋の掃除をして、ノミダニの繁殖に注意するようにしましょう。体を痒がっているなど、ノミの糞を見つけたなど、なんらかの異常があった場合にはすぐに対処するようにしましょう。もちろん、日ごろから予防薬を使うことも大切です。

春から夏にかけては、ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛が多くなる季節です。ブラッシングをこまめに行い、定期的なシャンプーもしっかり行いましょう。抜け毛をそのままにしておくと、皮膚炎の原因や抜け毛を大量に飲み込んで毛球症になってしまうこともありますので、注意が必要です。豊富な被毛ですので、もつれが出てしまうと、毛並みが悪くなるどころか皮膚に影響を及ぼしてしまいます。ブラッシングとコーミングをこまめに行うようにしましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットはもともと寒い地方出身のルーツをもつ猫の為、暑さには弱いものです。さらに、その豊富な被毛によって熱中症に注意しなくてはいけません。お部屋の中を快適な温度に設定するようにしましょう。猫の中には、冷房の風を嫌って暑い部屋に行ってしまう猫もいます。冷房の風が直接当たってしまうと、体調を崩す原因にもなってしまいます。風通しをよくして、快適に過ごせるようにしましょう。

エアコンを使う場合もお部屋の中を冷やし過ぎず、人間が快適に過ごすことができる温度、25℃前後が適温ですので、エアコンを上手に活用して、快適な室温を保つようにしましょう。子猫、高齢猫の場合は、それでもいつもよりだるそう、食欲がないなどの夏バテ症状が出た場合は、早めに温度設定を行いましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットは高いところやベランダやウッドデッキで過ごすことが好きな猫もいますが、肉球のやけどや熱中症には十分注意するようにしましょう。また、ケージやベッド、愛猫が過ごす場所に直射日光が当たっていることも熱中症の危険性が高くなります。症状が重くなると、命の危険に関わりますので、必ず涼しい場所に自分で行けるような状態にしておきましょう。誤って閉じ込められてしまったというような事故にならないように注意しましょう。

夏バテによって、体力や食欲が減退してしまうこともあります。食欲が低下してしまった場合は水分量が多く嗜好性も高いウェットフードを与えてみるなど、少量であっても栄養補給できるような食事を心がけてあげるとよいでしょう。また、フードが傷みやすい季節ですので、食べ残しは早めに片づけましょう。

秋は、気温が下がって、春と同じくノルウェージャンフォレストキャットにとっては過ごしやすい季節になります。気温が下がったことでさらに食欲旺盛になってしまい、与え過ぎていると、肥満になってしまってしまいます。体が大きなノルウェージャンフォレストキャットですので、食事と運動のバランスはとても大切になります。健康な猫であれば、お部屋の中で遊ぶ時間を増やす、カロリーコントロールを行うなど肥満防止に努めましょう。

秋から冬にかけて、春と同様に抜け毛も多くなる季節です。特に気温差が激しい秋は、ブラッシングで抜け毛対策を念入りに行いましょう。夏の蒸し暑い日が続いた後、皮膚炎を起こしていないか、抜け毛の跡に異常がないかなどボディチェックをしながらしっかりとブラッシングしましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットは寒さに強い猫であるため、人が快適に過ごせる室温でよいでしょう。ただし、子猫や高齢の猫の場合、室内であっても気温が下がると、体調不良の原因になってしまうことがあります。また、朝晩の寒さ、特に10℃以下になる地域では、やはり厳しい寒さです。暖房をつかって、室内の温度に十分注意しましょう。

暖房を使う場合、乾燥にも注意しましょう。室内の乾燥は、ウイルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こしてしまいます。暖房とあわせて加湿器を上手に使うようにしましょう。また、お部屋の中でも日光浴できるようなスペースを作ってあげると、自ら移動して体をあたためることができます。

一方で加湿器などによって湿度が高くなり過ぎると皮膚炎、外耳炎や中耳炎といった皮膚に関する病気にもかかりやすくなってしまいます。もともと、なんらかの疾患を持っている場合は、鼻や耳の病気になりやすい季節でもありますので、特に注意しましょう。

ベッド周りなど、睡眠中の環境にも注意してあげるようにしましょう。ペットヒーターや毛布などを利用してあげてもよいでしょう。暖房器具を使用すると、気づくと、体が温まりすぎて脱水症状を起こしてしまうことがあります。特にヒーターやこたつによる火傷、電気コードによる事故などには特に注意しましょう。

子猫期に気を付けたい病気とその兆候

毛球症

ノルウェージャンフォレストキャットは、非常に豊富な被毛で覆われています。しかし、抜け毛も多く、毛球症にもなりやすいものです。毛球症とは、飲み込んだ自分の体毛が消化器官内にたまってしまうと、吐くことや排便ができなくなり、ひどくなると腸閉塞まで起こしてしまいます。軽度であれば、毛球除去剤によって毛玉の排泄を促しますが、重度になると、開腹手術が必要になってしまうこともあります。

毛球症を防ぐには、普段からブラッシングを行うことが大切です。もちろん、ストレスで抜け毛が増えた結果毛球症になってしまうこともあります。食欲不振になっていたり、何度も吐くそぶり、便秘気味など、なんらかの症状があった場合には、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

尿結石

どんな年齢であってもなりやすいものですが、ノルウェージャンフォレストキャットも泌尿器の病気になりやすいと言われています。尿結石にもなりやすい為、日ごろからトイレのチェックもするようにしましょう。尿結石は、腎臓や尿管、膀胱、尿道などに石や砂ができ、排尿の際に痛がることがあります。また、尿自体が出なかったり、少なくて何度もトイレに行く、血尿が出るなどの症状が出ます。

普段からトイレを清潔にして、愛猫の排泄ペースをしっかり見るようにしましょう。また、水を飲ませるようにする、栄養管理に気を付けることも大切です。症状が軽いうちは、薬で治療することができ、療法食も販売されています。ひどくなると、食欲低下から体力、免疫力まで低下してしまいますので、注意が必要です。

シニア期に気を付けたい病気とその兆候

糖尿病

人間もなりやすい糖尿病ですが、ノルウェージャンフォレストキャットも発症しやすい病気のひとつです。血糖値を下げる効果を持つ「インスリン」の働きが悪くなり、免疫力が低下します。様々な病気を引き起こしてしまう原因にもなるため、注意が必要です。

糖尿病を発症すると、水を大量に飲んだり、フードの食べる量が増します。また多飲多尿となったり、体重が減ってしまうなどの症状が出てきます。普段からフードを一気に食べてしまう猫や肥満気味の猫は注意が必要です。体が大きく、食べる量も多い場合がありますが、普段から食事や排泄のペースを観察し、定期的に健康診断を受けるなどの予防をするようにしましょう。

慢性腎不全

高齢の猫に非常に多い腎臓機能が低下する病気です。シニア期のノルウェージャンフォレストキャットも注意しておきたい病気です。個体差があるものの早期に発見することで、症状の悪化をできる限り穏やかにすることが可能です。シニアになってからは、定期的な健康診断をするなどこまめに体調チェックを行いましょう。

腎臓の機能が低下すると、食欲が落ちてきたり、体重が減る、嘔吐が多くなる、多飲多尿となるなど様々な症状が出ます。日頃から水分をしっかり摂取する事、食事の内容に注意することが大切です、

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

ノルウェージャンフォレストキャットの体全体をまずは触ってあげる習慣をもちましょう。ボディチェックは、コミュニケーションの一環としてもとても大切です。まずは、背中や胸など、愛猫が安心する場所気持ちよいところを触ってあげながら、たくさん褒めていきましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットは体のバランスに注意しなくてはいけません。もともと骨格や筋肉ががっしりしていますが、体が大きい為肥満になると、関節への負担が大きくなってしまいます。体を触ってみて、肋骨がふれる程度がちょうどよい体のバランスです。普段から体を触ることに慣れるよう少しずつ触ってあげましょう。

慣れてきたら、被毛のチェック、皮膚のチェックもしてあげましょう。皮膚病やアレルギー疾患にもなりやすい為、皮膚のチェックも大切です。また、腎臓の機能低下によって被毛のつやが無くなってくるなど様々な症状がでることがあります。炎症や脱毛などがないか、また掻いてしまった跡がないかなどチェックしてあげましょう。

足先は嫌がる部分でもありますが、普段から肉球が傷ついていないか、何か異物が刺さっていないか、爪が伸びていないかもしっかりチェックしてあげましょう。後ろ足を引きずる様子がないか、体の傾きはないか、特定の痛がる部位はないかなどチェックしてあげましょう。

お尻付近やしっぽの周辺も触られることを嫌がる部分ではありますが、優しく声をかけてあげながら見るようにしましょう。フサフサのしっぽですが、お尻やしっぽの毛をかきわけて肛門周辺もチェックしてあげるようにしましょう。お尻を気にする様子がある場合、尻周辺が汚れていないか、下痢の跡や肛門周辺の炎症はないかなどチェックしてあげましょう。

顔周りのチェック

普段から目の輝きや涙の量などを見てあげましょう。炎症が起きている、いつもよりまぶしそうにしている、痛がっている、視力低下を感じるなどの様子があれば、早めに獣医師に診てもらいましょう。涙の量が多く、鼻水が出ている場合は、なんらかの感染症にかかっていることもありますので、注意が必要です。

ノルウェージャンフォレストキャットの耳は健康であれば、特に耳掃除も必要とすることがありません。ただし、耳からにおいがする、耳周辺が汚れている、耳垢が出てくるといった場合は、外耳炎や耳ダニの感染などを起こしている場合があります。また、耳掃除のし過ぎや、なんらかのアレルギーによって炎症が起きている場合もあります。においや耳の炎症、赤みが気になる場合は早めに獣医師に診てもらいましょう。

口のチェックも大切です。猫は歯周病になりやすく、特に高齢猫の場合、注意が必要になります。毎日の歯磨きが効果的ですが、猫の場合子猫の時からの習慣が大切になります。口のにおい、歯垢、チェックするようにしましょう。食欲が落ちている時に口の炎症が起きていることがあります。また、貧血気味になっている場合、歯茎は白くなります。普段から健康状態をチェックする上で、口の中も見るようにしましょう。

いわゆる猫風邪や感染性の猫ウイルス鼻気管炎を発症してしまうこともあります。乾きすぎている、鼻水が出てしまっている場合は体調不良になっている場合があります。また、体が大きいノルウェージャンフォレストキャットは心臓病や先天的な病気にもなりやすいものです。今迄遊んでいたのにあまり活発に動かなくなった、呼吸が荒いなどなんらかの異常を感じた場合は、重大な病気が原因になっていることもあります。早めに獣医師に相談するようにしましょう。