2017年8月9日更新

地域猫のハードルの高さ【ねりまねこ】

ねりまねこ



NPO法人

「NPO法人ねりまねこ・練馬区地域猫推進ボランティアのブログです。 博愛の夫と、平均的猫好き妻による、市民ボランティア奮闘記! 地域猫とは地域にいる飼い主のいない猫の問題を、 地域住民・問題解決に取り組むボランティア・行政の三者が協力しあって解決を目指すことにより、 人と猫とが共生する地域づくりをしていくという考え方です。」

 

先日のどうぶつ基金のアンケートで地域猫の少なさに驚きました。

国も、自治体も推奨しているはずですが実態はどうなのでしょう?
先日、東京23区の方からある施設の野良猫についてご相談を受けました。

近隣住民できちんと手術をして適正に管理したいとのことでした。

そこで施設管理者に飼い主のいない猫の対策についてご説明したところ、賛同を得て捕獲の協力をしていただけることとなりました。

これが私達の管理地域ならば地域猫助成金が使える案件※です。

※私達、公認ボランティアは、練馬区保健所とともに、町内会に事前に説明を済ませ、地域猫活動のご理解をいただいています。

そこで、ご相談を受けた区の保健所に地域猫助成金の要件をお尋ねしたところ・・・

あまり積極的ではない印象を受けました。

地域猫にするには、施設長が責任を持って野良猫の適正管理を行うことに同意しなければならないというニュアンスのことを言われました。

猫が居着いただけで施設で飼っているわけではありません。
施設長はそこまでの覚悟と重い責任を負ってまで地域猫対策をしたいわけではありません。

(覚悟と責任を持って対策をしようとしているのは有志の住民の方々です)

この区では、普通は町内会長がこの責を負うのだそうです。

あまりのハードルの高さに驚いて、何カ所で地域猫対策が行われているか聞いたら、たった2か所でした。

この自治体が地域猫制度を作ったのは、東京都内で後発です。

各区の制度は環境省・東京都の方針に則っていますが、細かいしくみはそれぞれです。

先発の自治体の中にはあまりうまくいっていない所もあります。

地域猫に反対する方から批判を受けないように「正しい地域猫制度」をガッチリ厳しく定めたのだと思います。
それはわかるのですが・・・

こんなに厳しいと、地域猫は広がりません。(´□`。)

せっかくやる気のある市民がいるのにもったいないです。

こういう自治体では地域猫にこだわりすぎず、まずはTNRで猫を増やさない対策を進めるしかないでしょう。

猫が減れば、猫の糞尿も、猫への苦情も餌やりさんも、みんな減りますから。

それぞれの地域の実情に合わせてがんばりましょう。(*‘∀‘)

 
 

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