2017年8月23日更新

地域猫活動の弊害【ねりまねこ】

ねりまねこ



NPO法人

「NPO法人ねりまねこ・練馬区地域猫推進ボランティアのブログです。 博愛の夫と、平均的猫好き妻による、市民ボランティア奮闘記! 地域猫とは地域にいる飼い主のいない猫の問題を、 地域住民・問題解決に取り組むボランティア・行政の三者が協力しあって解決を目指すことにより、 人と猫とが共生する地域づくりをしていくという考え方です。」

 

地域猫活動を教科書どおり行えばうまくいくかと言うと・・・、
そうでないこともあります。

町の中には猫が好きな人も嫌いな人もいます。

地域猫活動は本来苦情者の悩みを減らし町の環境を保全する活動ですが
動物愛護の活動と誤解して反対する人もいます。

ひとたび地域猫活動が始まると自分達の身分を明らかにし、周辺に広報し、捕獲作業や餌やりやトイレ掃除などを行うので目立ちます。

地域猫が始まるまでは、猫で迷惑されている方もどこに苦情したらいいか知らないので、諦め、我慢していました。
地域猫活動の広報チラシにはたいてい名前や電話番号があります。

寝た子を起こしてしまい、大変な苦情に発展することもあります。

地域猫活動が定着するまでは、町内会や住民も一枚岩ではありません。

大きな声で苦情し説得が困難な方がたった一人でもいると
関係者は気持ちが折れて手を引きたくなってしまいます。

それはもったいないことです。

つまりキーポイントは苦情者への対応ですね。
ここが上手におさまるといいのですが・・・

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

猫は糞尿をするので被害を受けたと苦情する方はいますが
いくら苦情を言っても問題は自然に消滅しません。

苦情する人の悩みを減らすには、時間と労力とお金を使い猫を適正管理し、減らし問題を根本から解決しなければいけません。

いったい誰がそれをするのでしょう?

猫が好きでかわいい、かわいそうと思う人はいますが実際に問題解決の「行動する」人はほとんどいません。

飼い主のいない猫なので誰にも責任はありませんから当然です。

猫好きだからと言って、飼い猫でもない他所の猫の尻ぬぐいをする義務はありません。

そうして

誰もが
「私には関係ない」
「誰かがやればいい」
と言い誰もやらないから解決できないのが野良猫問題です。

これでは永遠に解決はできませんね。

しかし

町の中にはほんのわずかですが、解決のために行動してくれる人がいます。

昨日は3カ所で捕獲をしましたが、

猫の個体を識別して、捕獲に協力し、手術費用を負担してくれたのはすべて餌やりさんでした。

逆に言うと餌やりさんの力を借りないと課題の解決が難しいです。

私達が7年間小さな町の中で経験してわかったことがあります。

猫や餌やりさんが表に出られる地域は手術が進み、猫は減り苦情者の悩みは無くなっていきます。

一方、猫や餌やりさんが責められる現場は

餌やり禁止が叫ばれ隠れ餌やりと置き餌だけになります。

猫をいじめ追い払うことで、警戒心が強く、隠れてしまい捕まえられず増えるばかり。
苦情者の悩みはますます深くなります。

誰もが苦情ばかりで責任を押し付けあえば野良猫問題は永遠に解決できません。

しかし、近隣住民がお互いの意見を尊重し、できることを持ち寄れば、解決は十分、可能なのです。

 
 

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