2017年8月18日更新

出逢いがいっぱい!猫を飼いたいと思ったら訪れたい【猫の譲渡会】

ペット生活

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編集部

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猫を飼いたいと思った時、出会いの選択肢はいろいろあります。ペットショップに行く人もいるでしょうし、ブリーダーさんに希望の猫種をお願いする人もいるでしょう。もちろん、それも良いのですが、猫と出会うきっかけのひとつとして考えたいのが保護猫の里親になるという選択です。世の中には捨てられて殺処分される猫がたくさんいます。そんな猫を保護し、新たな飼い主さんとの縁結びの場として提供されているのが譲渡会です。今回は、譲渡会で猫を譲り受ける際の注意点や心構えについてレポートします。

 

猫の譲渡会とは

猫の譲渡会

譲渡会は捨てられたり、野良猫として生まれたりして保護された猫のために新しい里親さんを探す場のこと。決められた日に猫が持ち込まれ、里親希望の人たちとの出会いの場をつくります。

開催しているのは?

譲渡会を実施している団体は大きく分けて3つあります。

ひとつが公的組織である愛護センター。いわゆる保健所です。最近では持ち込まれた猫を殺処分させないために愛護センターが自ら積極的に譲渡会を実施しています。

各地で積極的に譲渡会を開催しているのがNPO法人のレスキュー団体です。法人として認定されたNPO法人は社会的に信用度があり、より規模の大きいレスキュー活動が可能ですので、定期的に譲渡会を実施していることが多いようです。

その他にも有志によるボランティアグループや個人が行っている譲渡会もよく見られます。こうしたグループや個人の中には猫カフェを運営しながら譲渡活動を行っているケースもあります。こういった猫カフェでは、特に譲渡会は行わず、猫カフェ内で随時、譲渡候補の猫を見られるようになっていることが多いようです。

譲渡会は東京や大阪、名古屋など大都市では頻繁に実施されていますが、地方でも地元に根差した活動が行われています。調べてみれば、あなたの地元でも譲渡会が行われている可能性はあるでしょう。

譲渡会に行く前に

譲渡会で猫を探したいと思ったら、何から手をつければ良いのでしょうか。

譲渡会が行われている場所や日時を知る

まず、譲渡会の開催情報をキャッチする必要があります。譲渡会の情報は・・・

  • インターネット(譲渡会情報をまとめたポータルサイトもあります)
  • ペットショップの貼り紙
  • 動物病院の貼り紙
  • 街の掲示板

などで入手することができます。

譲渡会に行く前に条件を確認

譲渡会に行ったからといって、そのまま猫を持ち帰れるわけではありません。飼い主としての自覚があるかどうかや、環境が整っているかどうかを審査したうえで、猫の飼い主に相応しいと判断されてから譲渡に至ることが多いようです。それでは、猫の里親になるためにはどんな条件が必要とされるのでしょうか。

  • ペット飼育可の家に住んでいる(賃貸の場合は契約書などが必要になる場合もあります)
  • 完全室内飼いする
  • 去勢・避妊手術を受けさせる
  • ワクチンや必要な予防接種を受けさせる
  • 生涯、愛情をもって飼い続ける
  • 家族全員の同意がある
  • 飼い主さんの年齢が65歳を超えていない

「思ったより厳しい!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。レスキュー団体の中にはさらに厳しい条件を設けているところもあります。

  • 一人暮らしはNG
  • 未婚カップルNG
  • 共働きはNG
  • 猫の飼育経験がないとNG
  • 喫煙する人がいるとNG
  • 年収の確認が必要

また、「猫をもらうのだから費用はかからない」と思っている方も多いと思いますが、実際には保護してからのワクチン代や去勢・避妊代、エサ代などの実費の負担を求められる場合もあります。

厳しいようですが、これらの条件は、「保護猫に二度と不幸な思いをさせたくない」・・・というボランティアさんたちの切なる想いから作られたルールですし、費用負担は新たな猫を救うための原資になります。こうしたことを理解したうえで、各団体(グループ)の条件を事前に確認しておくことが、気持ちよく譲渡を受けるためのコツと言えるでしょう。

 

いざ、譲渡会へ

譲渡会に参加する際の注意

里親になることを決めて、いよいよ譲渡会へ。譲渡会ではどんなことに気をつければ良いのでしょうか。

  • 大きな声で騒がない
  • 勝手に猫に触らない(触る場合は開催者の許可を得てから)
  • 勝手に写真を撮らない(特にフラッシュはたかない)
  • 勝手にエサなどを与えない

譲渡会に来ている猫は、不特定多数の人に慣れずにビクビクしている可能性があります。そんな猫たちを怖がらせないよう、参加者の方でも配慮が必要です。

注意が必要な譲渡会

譲渡会を開催している団体の多くは、可哀想な猫に里親を見つけるために真剣に活動していますが、中には実態が伴わない団体もあります。ホームページをチェックしただけではなかなか分かりませんが、実際に会話して「ちょっと納得できない」と感じたら譲渡を受けるのを考え直した方が良いかもしれません。

  • 募金を強要する
  • 猫の病歴や健康状態を把握していない
  • 態度が高圧的
  • 猫やケージの中が汚れている

各地域で開催している譲渡会

譲渡会は全国各地で開催されていますが、規模や内容はさまざまです。ここでは東京、大阪、仙台、北海道で譲渡会を実施している団体の中でも信頼度の高い団体を選んでご紹介します。

東京

NPO法人東京キャットガーディアン

NPO法人になる以前から15年に渡って猫の保護活動を続けてきた老舗のレスキュー団体。東京・大塚と西国分寺にシェルター型の猫カフェがあり、里親を待つ猫たちと新しい飼い主との出会いの場を提供してきました。

これまでは猫のいるシェルターに里親希望の飼い主さんが来場する仕組みでしたが、最近では車両を譲渡会場にして各地に赴く試みもスタート。大塚や西国分寺に足を運べない人でも猫と出会うチャンスを掴むことができるようになっています。

東京キャットガーディアンは譲渡の条件が厳しいことでも知られています。里親を希望する場合は、事前にHPで譲渡の条件を満たしているかどうかチェックした方が良いでしょう。

公式HP・ブログはこちら 

NPO法人アルマ

葛飾区に「アルマ東京ティアハイム」というシェルターを開設し、保護活動を行っている団体。葛飾ベースではありますが、東京、千葉、埼玉、茨城、横浜など関東の愛護センターから広く猫を保護しています。

猫の譲渡会については、毎週日曜日の12:00~15:00にオープンシェルター&里親会を実施しています。猫は混合ワクチンやマイクロチップの装着、猫エイズ・猫白血病ウィルスの検査、ノミダニ予防などの処置をしたうえで里親さんに引き渡されますので、引き取りの際には医療費の一部を負担する必要があります。
公式HP・ブログはこちら 

東京都福祉保健局

保護猫が最初に持ち込まれるのが保健所や愛護センターですが、東京では保健局自らも里親探しを行っています。里親会に参加するためには事前に譲渡事前講習会を受ける必要がありますが、講習会は平日の昼間にしか開催されません。平日働いている人は仕事を休む必要があり、これが里親になるための第一関門になるかもしれません。

譲渡を受けるには、東京都在住で20歳以上60歳未満、現在犬や猫を飼育していないことが条件です。講習会を受け、譲渡会への参加が認められれば、世田谷区本所(毎週木曜日)、多摩支所(毎週水曜日)の譲渡会に行って猫を探すことができます。

譲渡が決定してからも譲渡時講習を受けて、猫を飼う心構えや猫の習性、しつけの方法などを学ぶことが義務づけられています。
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大阪

NPO法人おおさかねこネット

おおさかねこネットの里親会は、猫を保護した人と新しい里親さんの間を取り持つという形で行われています。里親会は毎月第2日曜日13:30~16:30に大阪市中央区の愛日会館で開催されています。参加するのに予約などは必要ありません。

こちらの里親会に参加する猫にはそれぞれ保護者が別に存在し、譲渡条件も猫によって異なります。譲渡の詳細については、猫の保護者と直接話し合い、決定することになっています。
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仙台

動物管理センター(アニパル仙台)

仙台の動物管理センターでは、「しっぽゆらゆら譲渡会」を定期的に開催しているほか、毎週金曜日の10:00~12:00にセンターには譲渡会を開催しています。さらに、事前に連絡すれば譲渡会の開催がない平日でも面会や譲渡に応じてくれるそうですので興味のある方は連絡してみてください。

猫と面会する前に飼育環境や里親さん自身の情報についてチェックリストに記載し、センター職員に譲渡可能のお墨付きをもらう必要があります。HPには保護された猫のプロフィールなどが愛情たっぷりに紹介されていて、猫への愛を感じる管理センターです。
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北海道

ツキネコ北海道

ツキネコ北海道は北海道で最初に猫の相談窓口を開設した保護団体。動物管理センターに持ち込まれる猫を減らすために、猫の保護、里親探し、飼い主さんへの啓蒙、TNR活動など幅広く活動してきました。

現在はシェルターとして「ツキネコカフェ」と「ニャイダーハウス」の2つの猫カフェを運営していますが、月に一度、カフェを無料開放して里親候補の人たちがゆっくり猫を見られる機会を作っています。
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ニャン友ねっとわーく札幌

個人で活動している保護ボランティアをネットワーク化すればお互いに助け合い、殺処分ゼロへの大きな力になるのではないか・・・そんな想いから生まれたグループです。

愛護センターからだけでなく、多頭飼育で崩壊した飼い主からのレスキューなどにも対応していて、札幌市内のさまざまな場所で積極的に譲渡会を行っています。
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猫を飼いたい?そんな時は譲渡会に行ってみて!

日本では年間7万匹近い数の猫が殺処分にあっています。その中の多くは生まれて間もない子猫たちなのです。可哀想な猫を1匹でも救うために、もし、猫を飼いたいと思ったら、これらの猫の里親になることを考えてみてはいかがでしょうか。譲渡会に行けば、きっと可愛い猫との出会いがあなたを待っているはずです。

 
 

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