2017年9月20日更新

オス猫は甘えん坊になる?オス猫とメス猫で違う猫の性格

古川諭香



キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストの資格を活かし、さまざまな猫メディアにて猫情報を分かりやすく配信中。自身も猫サイトを立ち上げ、愛猫と楽しく暮らしていくための秘訣や猫に関する知識などを分かりやすく解説。猫と一緒に暮らせる猫仕様の家も建設し、人と猫が快適に生活していくための方法も伝授している。

 

猫を初めておうちに迎えたいと思っている方の中には、オス猫とメス猫どちらを選ぼうか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方のために、オス猫とメス猫で見られる性格の違いを詳しくご説明していきたいと思います。
ぜひこれを機に、性別ごとの個性を理解して、自分の思い描いく猫ライフを楽しんでみてくださいね。

 

猫の性格は遺伝子と経験によって決まる


猫好きさんの中には「そもそも猫の性格はどのように決まっていくの?」と不思議に思っている方もいるのではないでしょうか。
実は猫の性格はというのは、「遺伝子」と「経験」という2つの要素によって決まっていくといわれています。

まず初めに遺伝子の影響を受けて、親の性格を受け継いだり、親からの教えによって猫の性格が決まっていきます。
例えば、人間を警戒するような性格の子は親自身が野良だったり、親から「人間は怖い生き物だ」という教育がなされていたりしたからだといえるでしょう。

そして、遺伝子の影響を受けた後は、経験によって猫の性格が定まっていきます。
このとき、猫自身が暮らしの中で学んだことが、猫の個性や性格を作るために活かされていくのです。
このように猫の性格は遺伝だけでなく、飼い主さんの接し方や育て方によっても変化していきます。

どうして性別によって性格が違うの?


性別によって猫の性格が違うのは、オス猫とメス猫で生涯の過ごし方に違いがあるためだといえるでしょう。
オス猫の基本的な欲求は「自分の子孫を多く残したい」という考えです。
そのため、自分の一族や他の猫の都合は考えず、自分の持っている欲求をストレートに通そうとします。

対してメス猫の場合は、生涯を通して母猫や兄弟猫の傍で生活をするという特徴があります。
そのため、オス猫のように単独行動はせず、年をとっても自分の娘とともに子育てを行うことも多いのです。
ですから、メス猫はオス猫のように自分の欲求をストレートに通そうとはしません。

このように、オス猫とメス猫では生涯の過ごし方に違いがあるため、飼い猫になってもオ性格に違いが現れるのです。

 

オス猫の性格とは?

とにかく甘えん坊

オス猫はメス猫よりも、甘えん坊な性格の子が多いものです。
それは、メス猫よりもオス猫のほうがストレートに愛情表現をするからだといえるでしょう。

オス猫は全身を使って、飼い主さんへ自分の愛を表現します。
顔や頬をスリスリさせ、自分のにおいをマーキングすることで「この人は僕のものだ!」と主張することも少なくありません。
ですから、とことん猫をかわいがりたいと思っている方は、オス猫を選ぶのもよいでしょう。

感情が分かりやすい

オス猫は愛情表現だけでなく、感情表現もストレートなのが特徴です。
メス猫よりも喜怒哀楽が分かりやすいため、飼い主さんもお世話をしやすいといえるでしょう。

オス猫は機嫌がいいときだけでなく、不満な気持ちのときも全身で気持ちを伝えてくれるので、猫を飼うのが初めてだという方でも気持ちを察することができます。

メスよりも鳴く頻度が多い

オス猫はメス猫に比べて、よく鳴く子が多いものです。
もちろん、猫種によっては鳴く頻度には個体差があります。
しかし、物静かなメス猫とは違って、自分の意志を鳴き声で伝えてくるのです。

例えば、遊んでほしいときや構ってほしいときは飼い主さんの目を見ながら高い声で鳴きます。
そして、お腹が空いたときやおやつが欲しいときも鳴き声を使って催促する子も多いのです。

こんな風に自分が感じたストレートな気持ちを鳴き声で訴えかけてくるのも、オス猫ならではのチャームポイントだといえるでしょう。

やんちゃで遊び好き

オス猫は、メス猫よりも活発で遊び好きな性格をしています。
飼い主さんとのスキンシップも兼ねて、おもちゃで遊ぶのが大好きです。
そのため、おもちゃへの反応がメス猫よりもよいのも特徴だといえます。

また、去勢済みであれば、成猫になっても子猫のときと同じようにおもちゃで遊んでくれるような子も少なくありません。
オス猫は運動量が多いので、おうちに迎えるときはキャットタワーやキャットウォークなどを設置し、運動できる環境を整えてあげるように配慮しましょうね。

食欲旺盛

やんちゃで遊び好きな一面があるオス猫は活発な分、カロリーの消費も激しいものです。
だからこそ、メス猫よりも食欲が旺盛になり、ご飯の時間を楽しみに待つ子も少なくありません。

ただし、去勢後は性欲がなくなった分、食欲が増してしまう傾向があるので注意が必要です。
食欲旺盛な姿が微笑ましいからといってキャットフードを好きなだけ与えていると、飼い猫を肥満体型にさせてしまうので、気を付けましょうね。

メス猫の性格とは?

基本的にはツンデレ

メス猫は、オス猫のようにストレートに気持ちを表現しません。
飼い主さんに甘えたい気持ちを素直に出せないツンデレな性格の子も多いのです。

メス猫はオス猫よりもマイペースな性格の子が多いため、飼い主さんから見ると気難しそうに見えてしまうこともあります。
しかし、実際はツンデレなだけなので、飼い主さんと2人だけの空間になると、ベタベタと甘えてくる子も多いのです。

ですからメス猫は、適度な距離感を保ちながら猫と生活をしたいと思っている人におすすめだといえるでしょう。

オス猫よりも大人しい

オス猫のようにやんちゃな性格ではないのも、メス猫の特徴です。
おもちゃを見せても、オス猫のような食いつきのよさを見せてくれない子もいますが、中にはオス猫よりもおもちゃにこだわりを持っている子もいます。

例えば、目新しいおもちゃを飼ってきても、気に入らなければまったく遊ばないというメス猫も少なくありません。
自分が使うものに対してきちんとしたこだわりを持っているのも、メス猫ならではのチャームポイントだといえるでしょう。

気が強い子が多い

オス猫がのんびりとした性格をしているのに対し、メス猫は気が強い子が多いといわれています。
それは、性別ごとで生涯の過ごし方が違うことが関係しているからだといえるでしょう。

野良のオス猫は子育てに携わらず、自分の居場所を求めて生きていきます。
しかし、野良のメス猫は、一族の血を守るために生涯をかけて子育てに携わるものです。
そのため、子猫や血のつながった猫を外敵から守るためには、強い警戒心を抱かなくてはいけません。
だからこそ、メス猫はオス猫よりも気が強い子が多くなるのです。

また、気の強さは毛色や猫種によっても変わってきます。
例えば、全体の9割がメスである三毛猫は特に気が強い傾向があり、女王様気質な子も少なくありません。

猫の性格は避妊・去勢手術でも変わるの?

避妊や去勢手術を行おうと考えている飼い主さんの中には、「飼い猫の性格が変わってしまうのでは?」と不安を感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、避妊・去勢手術は、猫の性格そのものをガラっと変えてしまうものではなく、たくさんのメリットをもたらしてくれます。

まず、避妊・去勢手術を行うと、性別による性格の差が少なくなります。
そして、発情期に交尾ができなというストレスを感じなくてもよくなるため、オス猫もメス猫も性格が穏やかになるのです。

さらに、避妊・去勢手術を行えば、飼い猫を子猫のような性格のままでいさせることもできます。
特にオス猫の場合は、縄張り争いをしなくてもよくなるため、オス同士でも仲のいい関係を築いていくことができるでしょう。

また、避妊・去勢手術を行えば、子宮や精巣の病気を防ぐこともできます。
飼い猫の命を大切に守っていくためにも、避妊・去勢手術は適切な時期にきちんと行っていきましょう。

性別ごとの違いを愛せる飼い主になろう


オス猫とメス猫には、それぞれ魅力的な違いがあります。
もちろん、性格は個体差も大きいものですが、違いが分かれば、自分に合った猫はどんなタイプなのかも想像しやすくなるはずです。
動物は物ではないからこそ、飼う前にはどんな性格の猫とどんな生活をしていきたいのかを、一度シミュレーションしてみてくださいね。

 
 

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