2017年9月4日更新

共感する飼い主さん爆増中の【猫吸い】 でも、危険な面も?

ペット生活

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編集部

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「猫吸い」って言葉、あなたはご存知ですか?「えっ?猫吸い?変換ミスじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。「猫吸い」は猫好きで知られる歌手の坂本美雨さんが使い出した言葉で、文字通り猫を思い切り吸い込む行為。猫を愛するあまり始めたらしいのですが、最近では「ネコの吸い方」という本まで出ていて、猫好きの間で話題になっています。ただ、一部には「そんなことして大丈夫なの?」という疑問をもつ人もいて、現在、賛否両論です。今回は「猫吸い」のいいところ、気をつけた方がいいところの両面にフィーチャーしてみました。

 

「猫吸い」って、なに?

「猫吸い」って、どうやるの?

まずは「猫吸い」のやり方・・・これが分からなければ前に進めません。坂本さんによれば、「猫吸い」をする時には、まず猫を仰向けにし、無防備にお腹を見せてくれたところで前足を抱くようにして持ち、胸からお腹のあたりに口をつけて吸います。

次のステップでは猫を顔の上に持ち上げて、猫を顔にかぶせるようにしてまた、吸います。最後には猫を抱っこして後ろから頭や首のあたりを吸う・・・大体、こんな感じで吸いまくるのが「猫吸い」です。坂本さん、実際にTV番組で「猫吸い」を披露して、かなり話題になりました。

「猫吸い」・・・どこから生まれたの?

坂本さんは子供のころから大勢の猫と過ごす生活をしてきて、猫がこのうえもなく好きなのだとか。現在のパートナー、サバ美ちゃんへの愛情も半端ではなく、「猫が可愛くて待ち合わせ時間に遅れる」とか「猫と結婚を考えている」などの名言を残しています。

そんな彼女が、猫とひとつになりたい一心でやってしまうのが「猫吸い」で、私たちが生きて行くために水や酸素を必要としているように、猫を必要としている証なのだそう。「猫吸い」は単なる猫を吸い込む行為ではなく、猫と愛情を確かめ合うための〝愛情交歓行為“。ハグやキスのようなものなのだと思えば良いでしょう。

猫好きの中には賛同者多数!

TVで「猫吸い」をしている坂本さんを観た猫好きの視聴者からは、「猫吸いと呼ぶのは知らなかったけれど、私もやってる!」という賛同者が多数、現れました。中には吸うのではなく、猫の体に顔をうずめて匂いを嗅ぐのが好き・・・という人も。猫って、良い匂いがしますからね。いままで、「猫吸い」をしていることをカミングアウトできなかった猫好きたちが揃って、声をあげて「猫吸い」は一気にメジャーになりました。

画像出典:Amazon

「猫吸い」ってどこが良いの?

猫好きには好評の「猫吸い」ですが、どんなところが良いのでしょうか?

気持ちいい

猫の柔らかい被毛に顔をうずめると、とてつもなく幸せな気がします。猫好きなら誰もがふわふわした猫の毛に埋もれて眠りにつきたいと思ったことがあるのではないでしょうか。「猫吸い」はそんな夢をちょっとだけかなえてくれます。

いい匂いがする

猫ってなぜかいい匂いがしますね。「猫吸い」をしていると猫のいい匂いが、心を穏やかにしてくれます。

猫とのスキンシップに◎

「猫吸い」は猫との最上級のスキンシップ。猫好きな飼い主さんにとっても、甘えん坊の猫にとっても「猫吸い」は、お互いの愛情を確かめ合うのにぴったりな方法なのではないでしょうか。

 

「猫吸い」に悪い点はあるの?

「猫吸い」を見た人の中には、「猫吸い」反対の声もあがっています。「猫に口をつけるなんて信じられない」という感覚的な意見も少なくありませんでしたが、その理由の多くが健康を危惧する声でした。

感染症の可能性が・・・

野良猫に噛まれたことが原因で、マダニによる感染症に罹って死亡した50代の女性のニュースは、猫好きには大きな衝撃でした。実は猫から人間にうつる感染症は、トキソプラズマ症、カンピロバクター症、猫ひっかき病、サルモネラ症などかなりの数に上ります。

これらの感染症は普段、普通に接している分には、ほどんと心配ありませんが。猫に口をつけるとなると話は別です。「猫吸い」には、こうした感染症にかかる危険があり、注意を喚起する獣医師や医師は少なくありません。

アレルギーに注意!

猫アレルギーを自覚している人は「猫吸い」はしないと思いますが、気をつけなければならないのがホコリなどによるアレルギー。床の近くを歩いたり寝転がったりしている猫の被毛には、それなりにたくさんのハウスダストなどがついています。「猫吸い」することでアレルギー物質をより多く吸い込む可能性がありますので、アレルギー体質の人は要注意です。

猫が嫌がっている可能性も!

坂本さんのサバ美ちゃんは「猫吸い」を喜んでいるようですが、猫の中には「猫吸い」を不愉快だと感じる猫もいるでしょう。お腹は猫にとって弱点ですし、後ろから吸われるのも猫の本能からしたら「襲われる」シチュエーションです。もし、猫が嫌がっているようであれば、あなたの猫には「猫吸い」は向いていないということ。「猫吸い」は諦めましょう。

引っ掻かれたり、噛まれたりする恐れも!

「猫吸い」を好まない猫が、「猫吸い」した飼い主さんを引っ掻いたり、噛みついたりすることもないとは言えません。いつもはおとなしく「猫吸い」されている猫でも機嫌が悪い時には反撃することもあります。「猫吸い」する時には、猫の様子を見ながらすることが大切。怪我をしては元も子もありません。

こんな人は特に注意!

「猫吸い」でもっとも深刻になる可能性があるのは感染症ですが、体力や免疫力のない乳幼児や年配の方は感染症が重症化することがありますので、特に注意が必要です。また、妊婦さんがトキソブラズマ症に罹ると胎児に影響が出ることがあるとも言われています。これらの人は「猫吸い」を避けた方が無難でしょう。

「猫吸い」は楽しいけれど、注意も必要!

猫好きには圧倒的な支持のある「猫吸い」ですが、抱っこや撫でるのと違ってリスクがあるのも事実です。猫好きなのに、「猫吸い」でトラブルになるのは本末転倒ですので、充分に気をつけることが大切。そのうえで猫が嫌がっていなければ、愛猫との愛情表現に「猫吸い」を使ってみてもいいかもしれませんね。

 
 

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