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ちょっと前から猫の飼い主さんの間でウワサになっている「ファーミネーター」ってご存知ですか?人気商品なので、すでに愛用している方も多いかもしれませんね。ただ、ちょっと値段が高いので、購入を躊躇している飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回はターミネーターにフォーカス。使い勝手やメリット、デメリットなどを整理してみました。購入を検討している飼い主さん、必見です。
ファーミネーターって一体なに?
アメリカ生まれの抜け毛取り
ファーミネーターはペット王国アメリカで開発されたペットの抜け毛を取るためのツールです。猫を飼っている家では、抜け毛が洋服や家具につくため掃除が大変だと思いますが、実は服や家具についている抜け毛は抜け毛全体のたった30%程度なのだとか。70%は猫が毛づくろいで舐めとっているのだそうです。
舐め取った毛がお腹に溜まると食欲不振の原因となり、最悪、腸閉塞になる可能性もあります。ファーミネーターは、そんな猫の抜け毛によるトラブルを防ぎ、お掃除を楽にするために開発されたペット専用のブラシ。猫には猫専用のブラシがあって、より効果的に抜け毛が取れるようにデザインされています。
不要なアンダーコートや抜け毛だけを除去
ファーミネーターには毛の長さに合わせたエッジ(尖った櫛部分)がついています。抜け毛を取るには、ファーミネーターを手に持って猫の体を軽くブラッシングするだけでOK。トップコートはそのままに、アンダーコートの不要な毛や抜け毛だけを、効果的に取り去ることができます。抜け毛がごっそり取れるので心配になるかもしれませんが、取れているのは2~3週間以内に抜け落ちる不要な毛のみですので安心です。
また、グリップ部分は人間工学に基づいてデザインされていて、普通に握って猫に当てるだけでブラッシングにもっとも効果的な角度(90°)で当てることができます。毛を引っ張ったり、猫の皮膚を傷つけにくい構造なのです。
猫のサイズ、被毛の長さに合わせて4種類
ファーミネーターは猫のサイズに合わせてSとLの2タイプがあります。さらにS、Lそれぞれに被毛5㎝以下の短毛種用と、長毛種用があり、4種類の中から自分の猫にあったブラシが選べます。この細かい仕様もファーミネーターならではです。
ファーミネーターはどうやって使えばいいの?
電気などは必要ありませんし、使い方はとても簡単です。
- グリップを軽く手で握り、猫の体に当てます。
- 猫が嫌がらないところからブラッシングをスタート。軽くブラッシングするだけでOKです。
- 毛が溜まったらワンプッシュボタンを押せば、エッジについた抜け毛を簡単に取り除けます。
ひと掻きするだけで、ごっそり抜け毛が取れますので、お手入れの時間は短くてOK。ブラッシングを嫌がる猫にもぴったりです。
ファーミネーターにはどんなメリットがあるの?
多くの飼い主さんに支持されているファーミネーターですので、メリットはいろいろあります。
お手入れが簡単に!
ファーミネーターは短時間のブラッシングでアンダーコートの抜け毛を効率よく大量に取ることができます。一度のお手入れ時間を短縮することができますので、忙しい人にはぴったり。ブラッシングが嫌いな猫にも向いています。
猫の毛球症を防げる
ファーミネーターは、既に抜けてしまっている毛だけでなく、2~3週間以内に抜けそうな不要な毛まで取り除くことができます。つまり、猫が毛づくろいの際に呑み込む毛の量をかなり抑えることができるのです。猫が抜け毛を飲み込まなくなれば病気のリスクを減らすことができますので、安心です。
家のお掃除がラクに!
毛が抜け落ちる前にブラッシングで絡め取ることができますので、家具や服につく抜け毛を大量に減らすことができます。いままで、ソファやカーペットに貼りついていた抜け毛の掃除に時間を掛けていた人には、かなり朗報なのではないでしょうか。
ファーミネーターにデメリットはあるの?
便利なファーミネーターですが、注意しなければならない点もあります。
痩せている猫に使う時には注意深く
エッジ部分はアンダーコートに届くようにデザインされていますが、背骨など骨に当たると痛みがある場合があります。年をとって感覚の鈍くなった猫や痩せた猫に使用する場合は、特に注意が必要です。
ブラッシングし過ぎると猫を傷つける場合も・・・
ごっそり毛が抜けるので、気持ち良いのは分かりますが、やりすぎると皮膚を傷つけたり、毛が剥げてしまったりすることもあります。効果的に抜け毛が取れるわけですから、他のブラシよりお手入れ時間は短めに、お手入れの間隔は長めにした方が良いでしょう。毛の状態を確認しながら、お手入れのタイミングを計っていくことをおススメします。
ブラシとしては値段が高い
ファーミネーターは5000円近くしますので、普通のブラシと比べて価格が高め。購入を躊躇している人の多くが、値段で迷っているのではないでしょうか。丈夫ですので長く使用できますが、これを検討の範囲内と思うかどうかは人ぞれぞれでしょう。
模倣品には要注意!購入する前にまず確認を
人気のファーミネーターだけに、実はニセモノもかなり多く出回っています。見た目がそっくりなので、一見ニセモノと分からないのが困りものです。
ニセモノは、カタチは似ていても製造に難があるため、実際に使ってみると「毛が抜けない」「猫の皮膚を傷つける」「すぐに壊れる」「錆びる」などのトラブルが起こっているようです。ここでは、ニセモノを見分けるポイントを簡単にご紹介しましょう。
エッジ部分が不揃い
ファーミネーターとしてはキモになるエッジ部分。正規品はエッジがきれいに揃っていますが、ニセモノは不揃いです。さらに加工に手抜きがあるため、先端部分が尖っていないのも見分けるポイントです。
グリップ部分の突起が揃っていない
ファーミネーターを握る持ち手の部分には、滑り止めの黒い突起がついています。よく見ないと分かりませんが、正規品は楕円形の凹部分の端までぎっしり詰まっているのに対し、ニセモノは端まで突起がなく、隙間が空いています。
正規品を取り扱っているショップで購入が安心
実のところ、正規品とニセモノの見分けはとても難しく、購入した後も気づかずに使用している飼い主さんも少なからずいるようです。ニセモノを買わないようにする一番良い方法は、正規品を取り扱っているショップで買うこと。ここでは正規品を取り扱っているショップをご紹介しておきます。
ファーミネーター 小型猫用 S 短毛種用
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ファーミネーター 小型猫用 S 長毛種用
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ファーミネーター 大型猫用 L 短毛種用
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ファーミネーター 大型猫用 L 長毛種用
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長毛種の猫の飼い主さんには特におススメ
口コミ評価も高く、人気のファーミネーター。確かに、猫が毛を呑み込む量が減り、健康に良いのはメリットですし、掃除が楽になるのは大歓迎ですね。もし、あなたの猫が長毛種で抜け毛が多いのであればおススメですし、忙しくてグルーミングに時間が取れない人、自分で毛づくろいしなくなったシニア猫の飼い主さんなどには便利なのではないでしょうか。ただし、便利な道具も使い方次第。猫を傷つけたりしないように充分、注意してくださいね。