2017年10月8日更新

【ペットシッターが解説】ブリティッシュショートヘアーとの暮らしで注意すること

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

 
 

ブリティッシュショートヘアーの性格と性質

性格

ブリティッシュショートヘアの丸みを帯びた姿、堂々とした姿、かわいらしい表情に惹かれる方も多いのではないでしょうか。ブリティッシュショートヘアーは、もともと、ネズミなどの害虫を駆除していた猫の為、太い骨格と筋肉質な体をもっています。人と一緒に働いていた猫の為、非常に賢く、自立心も高いと言えます。もちろん、家族と一緒に過ごすことが大好きですが、多人数よりも、少人数でゆっくり過ごせる家庭に向いています。

ブリティッシュショートヘアーは、ハンター精神が良い為、運動好きな猫が多いものです。お部屋の中で遊ぶ、家族と遊ぶことも大好きですので、お気に入りのおもちゃを見つけてたっぷり遊んであげるようにしましょう。物静かなブリティッシュショートヘアーですが、家族とのコミュニケーション不足によってストレスをためてしまうこともあります。実は甘えん坊な部分を持っていることも理解してあげましょう。

一見クールに見えても、とても我慢強い一面を持っているブリテッシュショートヘアですので、褒めてもらうことが大好きです。とても愛情深い猫で、鳴き声も小さく少ない猫ですので、毎日のスキンシップやコミュニケーションを大切にしてあげましょう。

性質

ブリティッシュショートヘアーの歴史はとても古く、古代ローマ帝国の時代、ローマ人たちはイギリスに取り入れた農耕の際にネズミや害虫の駆除を行っていた猫がブリティッシュショートヘアーだと言われています。「不思議の国のアリス」のチェシャ猫のモデルは、ブリティッシュショートヘアだとも言われています。1870年代になると、ブリティッシュショートヘアーは改良を重ねられ、キャットショーでも優秀な成績をおさめていましたが、公式に猫種として認定されたのは1890年代に入ってからのことです。1970年代には、すでにアメリカに持ち込まれて人気の猫でした。アメリカン・ショートヘアの起源になったとも言われています。

ブリティッシュショートヘアーの平均寿命は14~17歳程度で比較的長生きの猫であると言えます。もちろん、個体差や生活環境によって異なりますので、普段から猫の体調管理には十分注意するようにしましょう。体重はオス4.5kg~6.5kg、メス3.5kg~5.5kgほどですが、がっしりした体型をしています。よく食べますので、肥満には十分注意しましょう。

ブリティッシュショートヘアーには、様々なカラーがあります。ロシアンブルーと似たような、代表的な色を「ブリティッシュブルー」といいます。そのほかにも、ホワイト、ブラック、レッド、クリーム、色々な毛色があり、あわせて目も様々なカラーをしています。

飼育の注意点

室内環境

ブリティッシュショートヘアーは、穏やかな性格の持ち主で、普段から自分のペースを大切にした暮らしをします。マイペースで過ごし、お留守番も上手な猫ですので、お気に入りの場所でゆっくり休む時間が多くなります。しかし、もともとネズミを追いかけていた猫ですので、遊ぶことも大好きです。運動不足はストレスに繋がりますので、お部屋の中で、運動できるスペース、遊ぶことができる環境を整えてあげましょう。

ブリティッシュショートヘアーはキャットタワーも大好きです。また爪とぎも念入りに行います。お部屋の環境の中で猫が自由に遊び、走り回れる環境を整えておきましょう。家具の配置を工夫して、自由に上下運動ができるようにしておくこともよいでしょう。

ブリティッシュショートヘアーは、短毛ですが、被毛自体はとても密集しています。その為、暑さにはとても弱いものです。室内にいても、熱中症になってしまいますので、人が快適に過ごせる温度、冷房を使って普段から室温管理に注意するようにしましょう。室温は27℃前後に設定しておくとよいですが、猫が休む環境を季節ごとに見直すようにしましょう。高いところに上って休むことも好きですので、普段猫がいるお気に入りの場所が快適に過ごせるようにしましょう。

夏は、風通しをよくし、冷房をつけっぱなしにしておくことで熱中症予防になります。一人暮らしの方やマンションなどでも飼いやすい猫ですが、お部屋自体に熱がこもりますので、お部屋の中で熱中症にならないように注意することは大切です。万が一、停電などによってエアコンが消えてしまった時のために、体を冷やせる場所を作っておくと安心です。

一方で、高齢猫は、部屋の温度を下げ過ぎると低体温になってしまうことがあります。エアコンをつけずに涼しい風が入る部屋を好むこともありますので、猫の様子を見て臨機応変に決めるとよいでしょう。また、暑くなった時には自分で帰ってくることもしばしばです。

寒い日が続く冬の時期は、猫は自然と暖かい場所を探して移動するものです。特に高齢猫やまだ成長段階にある子猫は要注意です。いつも過ごしているベッドやソファーなどにペット用カーペットをつけるなど、体を暖めることができる環境を整えてあげましょう。

暖房を使って室温管理をすることも大切ですが、部屋の乾燥にも注意し、適度な湿度を保つようにしましょう。室内の乾燥がひどくなると、感染症にもかかりやすくなってしまいます。また、ヒーターなどを使う場合は、やけどをしないように注意しましょう。また、こまめに掃除をして衛生面にも注意したいものです。

ブリティッシュショートヘアーは、普段は穏やかな生活を好みますが、家族と一緒に遊ぶこと、運動も大好きです。お部屋の中でケガをしないように注意しましょう。可能な限り滑りにくいカーペットやマットを敷き、ペット専用の滑り止めつきマットを敷くなどして、お部屋の中で遊んでも、関節に負担をかけないようにしましょう。

もともと、ねずみの駆除をしていたハンター精神をもつ猫ですので、爪とぎも大好きです。爪とぎをしていて糸や綿が出てくるとそれを食べてしまう危険性や、コルクなどの素材が好きで食べてしまう危険性もあります。万が一、猫が興味を示して食べてしまっていたら、その素材は使わないほうがよいでしょう。

家具の配置

ブリティッシュショートヘアーは、非常に賢くとても穏やかな性格をしている為、マイペースに静かに暮らすことを好みます。その為、一人暮らしの方であっても飼いやすい猫です。お部屋の中で、安心して休めるベッド、気分転換に遊べる場所、外を見ることができる場所などくつろぐことができるスペースを作ってあげるとよいでしょう。運動が好きな一面も持っていますので、家具の配置を工夫して愛猫が自然と運動できる環境を作るとよいでしょう。家具の比較的高い場所にベッドなどを置いて、猫がくつろげるスペースを作っておいてもよいでしょう。

一人暮らしでも飼いやすいブリティッシュショートヘアーですが、家族がいる時、来客がある時、他の猫や犬から離れさせなくてはいけない場合などもあるものです。猫専用のケージを置いて、普段からケージに入ることに慣れさせておいてもよいでしょう。ケージの中にベッドやトイレ、食事場所を作っておくと、普段から猫の生活スペースを確保することで一人暮らしの方やマンションで飼う方も一緒に生活しやすくなります。

ただし、ブリティッシュショートヘアーは、密集した被毛をもつため、暑さには弱いものです。猫の専用スペースは直射日光があたらないように注意しましょう。また、転倒のおそれのある家具やインテリアのそばに置かないなど、安全面でも十分に注意することが大切です。

猫にとって、大切な爪とぎの設置も必要です。爪とぎがないと床や壁を傷つけてしまったり、ストレスの原因になってしまいます。決められた場所で爪とぎできるようにしましょう。
カーペット、段ボール、木製、縄など、爪とぎの種類も形状も様々です。また、いくつかの爪とぎを合わせて専用の物を作ってあげたり、市販の物であってもいくつか場所を決めておくとよいでしょう。

 

ブリティッシュショートヘアーのケア方法

ブラッシング

ブリティッシュショートヘアーは、短毛種の為、比較的手入れは難しくありません。ただし、被毛が厚く密集している為、換毛期になると抜け毛が非常に多くなります。普段からブラッシングを習慣にするようにしましょう。毎日ブラッシングしていれば、大きなもつれができてしまう心配も少なく、被毛や皮膚の状態をチェックすることもできます。

換毛期でない時期は、1日おきのブラッシングで十分ですが、ブラシでなくても手を軽く濡らしてなでてあげながら抜け毛を取るようにしてもよいでしょう。また、ラバーブラシや手袋タイプのものをつかって撫でてあげるようにしながら毛並みを整えてあげるとよいでしょう。

換毛期はスリッカーで抜け毛を取り除き、コームをかけることで毛並みを揃えることができます。抜け毛や死毛をそのままにしておくと、セルフグルーミングで大量の毛を飲み込んでしまって毛球症の原因になったり、皮膚炎の原因になってしまうことも考えられます。スリッカーなどを嫌がる場合は、ラバーブラシなどを使って抜け毛を取り除いてあげてもよいでしょう。子猫のうちからスキンシップをかねてブラッシングを習慣化しておくとよいでしょう。

爪切り

ブリティッシュヘアーも定期的に爪切りは必要になります。運動することが大好きで、爪とぎも自分で行いますが、きれいに削れるわけではなく、どうしても引っ掛かりが出てきてしまいます。そのままにしていると、どんどん爪が伸び、伸びた爪や剥がれ落ちなかった古い爪が肉球にささってしまい、ケガにつながります。また伸びすぎた爪で踏ん張ることができず、歩き方に弊害を及ぼします。もちろん、家具などを傷つけてしまう原因になったり、爪が引っ掛かり思わぬ事故につながってしまうこともありますので、爪切りをしてあげるようにしましょう。

爪を切る場合は、血管と神経を切らないように気をつけます。ペット用の爪きりで切るようにしましょう。子猫であれば、はさみタイプの爪切りも便利です。もちろん、不安な場合は獣医師やトリマーさんにお願いしてもよいでしょう。

爪切りは、飼い主さんに力が入ると、猫も緊張してしまいます。ブリティッシュショートヘアーは、家族と一緒に過ごすことが大好きで抱っこされることも大好きです。普段からスキンシップの中で、爪切り自体に慣らし、少しずつ切っていく習慣をもつとよいでしょう。

飼い主さんが緊張していると、その様子を察して逃げてしまうこともあります。また、非常に賢いブリティッシュショートヘアーは、痛い思いをするとあっと言う間に苦手になってしまいます。無理に爪切りをしようとせずに、まずは爪切り自体に慣らしておくこと、1本だけからスタートをして、嫌がらない程度に徐々に慣らしていくだけでも十分です。

耳掃除

ブリティッシュショートヘアーの耳も健康な耳であれば他の猫同様に頻繁に耳掃除を行う必要はありません。耳の汚れが気になるからといって無理に綿棒などで耳掃除をしてしまうと、かえって汚れを押し込んだり、耳の皮膚自体を傷つけてしまう可能性があります。

少し耳の汚れが気になる時に耳の入り口付近を拭いてあげるだけでも十分です。また、場合によっては専用のクリーナーを使ってふき取ってあげるとすっきりするでしょう。普段から汚れや耳のにおいなどは確認するようにしましょう。

普段から耳をチェックするようにしましょう。なんらかの異常を感じた時は、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。綿耳垢がたまっている、腫れている、あかみがある、痒がる、痛がるなどなんらかの症状があれば早めに診察を受けましょう。

目の手入れ

ブリティッシュショートヘアーの様々なカラーをした綺麗な目は魅力的なものです。普段から涙が多くなっていないか、目やにが出ていないかなど、目のチェックをするようにしましょう。普段から涙やけ防止の為に、こまめにふき取ってあげることも大切です。

目にゴミやほこりが入って炎症を起こしてしまうこともありますので、専用シートやコットンなどを使って優しく拭き取るようにしましょう。ごみがはいってしまった時は、人間用の涙に近い成分のサンティアなどで洗い流してあげてもよいでしょう。

日々、目の手入れをしていても、涙目になりやすい、痛がる、まぶしそうにしているなどの症状がある場合は獣医師の診察を受けるようにしましょう。場合によっては、重大な目の病気やアレルギーが関係していることもあります。早めに獣医師に相談しましょう。

歯磨き

ブリティッシュショートヘアーはとても穏やかな性格をしており、家族とのスキンシップやコミュニケーションが大好きです。口の中をチェックする習慣と共に子猫の頃から少しずつ歯磨きを習慣にしてみるとよいでしょう。歯磨きは、成長してから突然行うと嫌がってしまうものです。最初は遊びの一環として口を触ること、歯ブラシに慣れることを、たくさん褒めてあげながら少しずつ口の中のチェックと歯磨きをする習慣を作っていくとよいでしょう。

口臭やすでに歯の汚れが気になる場合、ドライフードの食いつきが悪い場合、口の中や歯の周りに炎症が起きていることも考えられます。歯垢がたまると、歯石になり、歯周病はどんどん進行してしまいます。歯磨きができなくても、オーラルケアのおやつをあげてみるなど、毎日のケアで、少しでも口の健康を守ってあげましょう。

歯磨きに慣れていない場合は、歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて汚れを拭き取ってあげてもよいでしょう。最近では、ジェルタイプや飲み水に垂らしてオーラルケアを行うものまで様々な種類があります。歯ブラシで歯磨きを行うことができるようになるまでは、歯ブラシを歯にあてる、歯ブラシを噛ませるなど、歯ブラシ自体に慣らしていくことも大切です。無理に行うのではなく、少しずつ慣らしてから、歯磨きの習慣を作りましょう。

子猫期の注意点

ブリティッシュショートヘアーの子猫は、家族と一緒に過ごす時間が大好きです。成長するにしたがって筋肉質な体つきになってきます。普段からスキンシップを取って、体の成長を確認するようにしましょう。穏やかな性格のブリティッシュショートヘアーですが、非常に利口な為、しつけも大切になります。遊ぶことも大好きですので、思いっきり遊びながら、褒めることと叱ること、普段の生活の中でもメリハリをもつようにしましょう。

成長期の子猫には、栄養管理が大切です。子猫用のフードを与え、成長に必要な栄養分をしっかり摂取できるようにしましょう。子猫用フードは、成長過程により、与える回数が変わります。ブリティッシュショートヘアーは穏やかな性格ながら、運動することも好きな為、比較的よく食べます。筋肉質な体になりますので、カロリーコントロールに注意しましょう。1回あたりが少食な場合は回数をさらに分けることも必要です。普段から食事と栄養管理には注意し、気になる点があれば、早めに獣医師に相談しましょう。

ブリティッシュショートヘアーの子猫は遊びも大好きですが、運動、睡眠のバランスを大切にしてあげましょう。遊んでいる時に呼吸の仕方や関節の動きなどになんらかの異変を感じたら早めに獣医師に相談しましょう。また、遊んでいて、思わぬ怪我をしないように、お部屋の環境を整えるようにしましょう。

シニア期の注意点

ブリティッシュショートヘアーもシニアになると、運動することが減り睡眠時間が多くなります。また、消化吸収の能力が落ちてきたり、食事にムラがでるなど、様々な変化が現れます。太りやすい傾向にあるブリティッシュショートヘアーですので、肥満には十分注意しましょう。低カロリーのもの、シニア専用フードに切り替えるなどして、カロリーコントロールをするようにしましょう。

食事のペースが落ちてきている場合は、1回あたりの量を少なくてして回数を多くするなど、猫に負担がかからず、かつ必要な栄養分は補えるようにしましょう。急激に食欲が落ちている、体重が減ってきているといった症状がある場合は、なんらかの病気にかかっている可能性もありますので、獣医師に相談するようにしましょう。

ブリティッシュショートヘアーは甘えることが好きですが、あまり表に出さないクールな面を持っています。しかし、高齢になると、以前に増して甘えるようになる猫もいます。猫とのコミュニケーションやスキンシップを大切にしましょう。普段のブラッシング時にも体を優しくなでてあげながらボディチェックをするなど、猫の体をチェックしましょう。

動きがゆっくりで穏やかに暮らすことが好きなブリティッシュショートヘアーですが、ベッドでゆっくり寝ている時間も多くなります。心臓病や、筋肉や骨の老化、関節の傷みなど、様々な健康状の問題が出てくる時期でもあります。多頭飼いで他の猫がいる場合や小さな子供がいる場合、ゆっくり休める場所も確保してあげるようにしましょう。また、慢性腎不全などの病気にもかかりやすくなります。普段から排泄の状態をチェックするようにしましょう。トイレの数を増やしたり、いつも休んでいる場所の近くにトイレを作ってあげる工夫をするとよいでしょう。高齢になると、体温調節をする能力も低下し、体調を崩しやすくなります。室温管理、ベッド周りの温度管理に気を付けてゆっくり休める場所を確保してあげましょう。

季節ごとの注意点

ブリティッシュショートヘアーにとって春先はとても過ごしやすい季節ですが、気温の変化に注意しなくてはいけません。特に朝晩の気温の変化によって体調も崩しがちです。鼻水や涙目になるなど、気温の変化と乾燥によって症状が出やすくなる季節でもあります。特に子猫や高齢猫の場合、激しい気温の変化に体力を奪われてしまうことがあります。お部屋の中や猫がいつも休んでいるスペースなど、快適に過ごせる室温にするようにしましょう。

お部屋の中の環境にも注意しましょう。お部屋の掃除をして、ノミダニの繁殖に注意するようにしましょう。日々のブラッシングや手入れをしているのに体を痒がっているなど、ノミの糞を見つけたなど、なんらかの異常があった場合にはすぐに対処するようにしましょう。もちろん、日ごろから予防薬を使うことも大切です。

短毛種であるブリティッシュショートヘアーショートヘアーは、春から夏にかけては抜け毛が多くなる季節です。ブラッシングをこまめに行い、定期的なシャンプーもしっかり行いましょう。抜け毛をそのままにしておくと、皮膚炎の原因や抜け毛を大量に飲み込んで毛球症になってしまうこともありますので、注意が必要です。豊富な被毛ですので、もつれが出てしまうと、毛並みが悪くなるどころか皮膚に影響を及ぼしてしまいます。ブラッシングとコーミングをこまめに行うようにしましょう。

ブリティッシュショートヘアーは夏の暑さには弱いものです。お部屋の中であっても熱中症に注意しなくてはいけません。お部屋の中を快適な温度に設定するようにしましょう。猫の中には、冷房の風を嫌って暑い部屋に行ってしまう猫もいます。冷房の風が直接当たってしまうと、体調を崩す原因にもなってしまいます。風通しをよくして、快適に過ごせるようにしましょう。

エアコンを使う場合もお部屋の中を冷やし過ぎず、人間が快適に過ごすことができる温度、25℃前後が適温ですので、エアコンを上手に活用して、快適な室温を保つようにしましょう。子猫、高齢猫の場合は、それでもいつもよりだるそう、食欲がないなどの夏バテ症状が出た場合は、早めに温度設定を行いましょう。

ブリティッシュショートヘアーが普段から過ごすケージやベッドなどに直射日光が当たっていることも熱中症の危険性が高くなります。症状が重くなると、命の危険に関わりますので、必ず涼しい場所に自分で行けるような状態にしておきましょう。誤って閉じ込められてしまったというような事故にならないように注意しましょう。

夏バテによって、体力や食欲が減退してしまうこともあります。食欲が低下してしまった場合は水分量が多く嗜好性も高いウェットフードを与えてみるなど、少量であっても栄養補給できるような食事を心がけてあげるとよいでしょう。また、フードが傷みやすい季節ですので、食べ残しは早めに片づけましょう。

秋は、気温が下がって、春と同じく過ごしやすい季節になります。気温が下がったことでさらに食欲旺盛になってしまい、与え過ぎていると、肥満になってしまってしまいます。健康な猫であれば、お部屋の中で遊ぶ時間を増やす、カロリーコントロールを行うなど肥満防止に努めましょう。

秋から冬にかけて、春と同様に抜け毛も多くなる季節です。特に気温差が激しい秋は、ブラッシングで抜け毛対策を念入りに行いましょう。夏の蒸し暑い日が続いた後、皮膚炎を起こしていないか、抜け毛の跡に異常がないかなどボディチェックをしながらしっかりとブラッシングしましょう。

冬の寒さには特に注意しましょう。特に、子猫や高齢の猫の場合、室内であっても気温が下がると、体調不良の原因になってしまうことがあります。暖房をつかって、室内の温度に十分注意しましょう。また、寒さによって動きがよくない場合や、関節の痛みによってあまり動ない場合など、普段から愛猫の様子を観察し、不安があれば早めに獣医師に相談しましょう。

暖房を使う場合、乾燥にも注意しましょう。室内の乾燥は、ウイルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こしてしまいます。暖房とあわせて加湿器を上手に使うようにしましょう。また、お部屋の中でも日光浴できるようなスペースを作ってあげると、自ら移動して体をあたためることができます。

一方で加湿器などによって湿度が高くなり過ぎると皮膚炎、外耳炎や中耳炎といった病気にもかかりやすくなってしまいます。もなんらかの疾患を持っている場合は、鼻や耳の病気になりやすい季節でもありますので、特に注意しましょう。

ベッド周りなど、睡眠中の環境にも注意してあげるようにしましょう。ペットヒーターや毛布などを利用してあげてもよいでしょう。暖房器具を使用すると、気づくと、体が温まりすぎて脱水症状を起こしてしまうことがあります。特にヒーターやこたつによる火傷、電気コードによる事故などには特に注意しましょう。

子猫期に気を付けたい病気とその兆候

尿結石

どんな年齢であってもなりやすいものですが、ブリティッシュショートヘアーは泌尿器の病気になりやすいと言われています。尿結石にもなりやすい為、日ごろからトイレのチェックもするようにしましょう。尿結石は、腎臓や尿管、膀胱、尿道などに石や砂ができ、排尿の際に痛がることがあります。また、尿自体が出なかったり、少なくて何度もトイレに行く、血尿が出るなどの症状が出ます。

普段からトイレを清潔にして、愛猫の排泄ペースをしっかり見るようにしましょう。また、水を飲ませるようにする、栄養管理に気を付けることも大切です。症状が軽いうちは、薬で治療することができ、療法食も販売されています。ひどくなると、食欲低下から体力、免疫力まで低下してしまいますので、注意が必要です。

皮膚病

ブリティッシュショートヘアーは、皮膚の病気になりやすい猫種です。アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などは、原因となるものを探すことが大切になります。ハウスダストや花粉などに原因がある場合や、ノミやダニ、キャットフードでの栄養の偏りや添加物によるアレルギーによって起こる場合もあります。

また穏やかな性格でありながら甘えん坊な面ももつブリティッシュショートヘアーはストレスによって体を痒がったり、フケが出ることもあります。普段から皮膚の状態をチェックしておくこと、日々のブラッシングなど手入れを怠らないようにしましょう。いつもと違う状態に早く気づくことで、治療も早くなります。かゆがる様子や、皮膚の赤み、べたつきやにおいなどに気づいた場合は早めに獣医師に相談しましょう。

シニア期に気を付けたい病気とその兆候

糖尿病

人間もなりやすい糖尿病ですが、猫もなりやすくブリティッシュショートヘアーも発症しやすい病気のひとつです。血糖値を下げる効果を持つ「インスリン」の働きが悪くなり、免疫力が低下します。様々な病気を引き起こしてしまう原因にもなるため、注意が必要です。

糖尿病を発症すると、水を大量に飲んだり、フードの食べる量が増します。また多飲多尿となったり、体重が減ってしまうなどの症状が出てきます。普段からフードを一気に食べてしまう猫や肥満気味の猫は注意が必要です。食事や排泄のペースを観察し、定期的に健康診断を受けるなどの予防をするようにしましょう。

慢性腎不全

高齢の猫に非常に多い腎臓機能が低下する病気でブリティッシュショートヘアーもなりやすい病気です。個体差があるものの早期に発見することで、症状の悪化をできる限り穏やかにすることが可能です。シニアになってからは、定期的な健康診断をするなどこまめに体調チェックを行いましょう。

腎臓の機能が低下すると、食欲が落ちてきたり、体重が減る、嘔吐が多くなる、多飲多尿となるなど様々な症状が出ます。日頃から水分をしっかり摂取する事、食事の内容に注意することが大切です、

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

ブリティッシュショートヘアーの体全体をまずは触ってあげる習慣をもちましょう。ボディチェックは、コミュニケーションの一環としてもとても大切です。まずは、背中や胸など、愛猫が安心する場所気持ちよいところを触ってあげながら、たくさん褒めていきましょう。

ブリティッシュショートヘアーは、とても穏やかな生活をしていますが、家族と一緒に遊ぶことは大好きです。またアメリカンショートヘアーの血から一緒に遊んでいるとテンションが上がって思いっきり運動することもあります。丸みのある体つきはかわいいものですが、遊びの中に運動を取り入れ、肥満にならないように注意しましょう。肥満は、関節への負担が大きくなってしまいます。体を触ってみて、肋骨がふれる程度がちょうどよい体のバランスです。普段から体を触ることに慣れるよう少しずつ触ってあげましょう。

慣れてきたら、被毛のチェック、皮膚のチェックもしてあげましょう。皮膚病やアレルギー疾患にもなりやすい為、皮膚のチェックも大切です。皮膚炎によって耳の痒みを起こしている場合もあります。普段から体全体をチェックするようにしましょう。また、腎臓の機能低下によって被毛のつやが無くなってくるなど様々な症状がでることがあります。炎症や脱毛などがないか、また掻いてしまった跡がないかなどチェックしてあげましょう。

足先は嫌がる部分でもありますが、普段から肉球が傷ついていないか、何か異物が刺さっていないか、爪が伸びていないかもしっかりチェックしてあげましょう。体全体を触って、体の傾きはないか、特定の痛がる部位はないかなどチェックしてあげましょう。お尻付近やしっぽの周辺も触られることを嫌がる部分ではありますが、優しく声をかけてあげながら見るようにしましょう。お尻を気にする様子がある場合、尻周辺が汚れていないか、下痢の跡や肛門周辺の炎症はないかなどチェックしてあげましょう。

顔周りのチェック

ブリティッシュショートヘアーは目、鼻の健康に特に注意してあげたいものです。健康な目は、イキイキしていますが、涙が多くなっている、炎症が起きている、いつもよりまぶしそうにしている、痛がっている、視力低下を感じるなどの様子があれば、早めに獣医師に診てもらいましょう。

ブリティッシュショートヘアーの立耳は健康であれば、特に耳掃除を必要とすることはありません。耳からにおいがする、耳周辺が汚れている、耳垢が出てくるといった場合は、外耳炎や耳ダニの感染などを起こしている場合があります。また、耳掃除のし過ぎや、なんらかのアレルギーによって炎症が起きている場合もあります。においや耳の炎症、赤みが気になる場合は早めに獣医師に診てもらいましょう。

口のチェックも大切です。猫は歯周病になりやすく、特に高齢猫の場合、注意が必要になります。毎日の歯磨きが効果的ですが、猫の場合子猫の時からの習慣が大切になります。歯磨き自体が難しい場合は、指先に布を巻いてふき取るようにマッサージしてあげるだけでもよいでしょう。また口の中をチェックすることで歯茎や舌が健康的なピンク色をしているか確認してあげましょう。貧血などを起こすと、白っぽくなってしまいます。嫌がらない程度に、歯茎や口臭のチェックもしてあげましょう。

いわゆる猫風邪や感染性の猫ウイルス鼻気管炎を発症してしまうこともあります。乾きすぎている、鼻水が出てしまっている場合は体調不良になっている場合があります。鼻水が出ている、呼吸がおかしいなどの症状があれば、早めに診察を受ける必要があります。普段から鼻と呼吸のチェックを行うようにしましょう。