2017年9月23日更新

飼い主さん必見! ペット保険「PS保険」徹底解剖

ペット生活

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編集部

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最近、飼い主さんの間で話題なのがペット保険。ペットが家族のように大切にされるようになって、ペットの寿命は延びましたが、反面、癌や糖尿病、心臓病などのような成人病に罹るペットも増えてきました。そうなると治療の費用負担は飼い主さんにとってシビアな問題。ペット保険はそんな現代のペット事情のもと、広まりを見せていますが、果たして本当に役にたつのでしょうか。そこで、今回はペット保険の中でも最近、人気のメディカルサポート株式会社の「PS保険」について調べてみました。

 

ペットメディカルサポート株式会社とは?

「PS保険」を扱うペットメディカルサポート株式会社は、2008年に営業を開始した比較的歴史の浅い保険会社。ペット保険のみを扱う専門の保険会社として最近、成長している企業です。申し込みをインターネットに限定するなど徹底的なコスト削減で、価格を抑えた保険を飼い主さんに提供することをモットーとしています。

保険会社の支払い余力=財務の健全性をあらわすソルベンシー・マージンも28年度は900%台ですので、適正水準だと言えるでしょう。

少額短期保険とは

ところで、少額短期保険とは一体、何なのでしょうか?少額短期保険とは、保険の中でも保険料が少額で、保険期間がおおむね1年以内の保険のこと。少額短期保険では保険料に比例して、補償される保険金にも上限が設定されているのが特徴です。一般的には医療保険、介護保険、賠責保険などがありますが、ペット保険もその中のひとつとして生まれました。

少額短期保険会社は最低1000万円の資本金で始められるため、ここ数年でペット保険へ参入する企業が相次ぎましたが、大手の損害保険会社と違って損害保険契約者機構の対象外です。万が一、会社が破たんした場合には、ご契約が保障されず、保険契約が途中で終了してしまう可能性もあります。

 

「PS保険」にはどんなプランがあるの?

ペット保険は、実際の医療費に対して支払われる補償額の割合によりプランが分かれていますが、「PSペット保険」には、50%補償プラン、70%補償プラン、100%補償プランがあります。多くのペット保険会社が、50%補償プランや70%補償プランを提供する中で、100%補償プランが用意されているのは「PS保険」の特徴と言えるでしょう。

いずれのプランも通院、入院、手術費用のすべてを補償。さらに、事故で歩行が困難になった場合の車いすの費用の補償や葬儀の費用の補償(特約)などが用意されているのも「PS保険」のユニークな点です。

「PS保険」のメリットは?

それでは、「PS保険」にはどんなメリットがあるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

保険料が安め

「PS保険」が人気になった理由のひとつが保険料の安さです。保険料の値上げは3歳毎の設定でゆるやかですし、12歳以降は終身、保険料が変わりません。生涯保険料で他社と比較しても競争力のある料金設定だと言えるでしょう。

年間の最大補償額が110万円

「PS保険」では、通院、入院、手術、車いすの補償を合わせると年間に110万円まで補償の枠があります。これはペット保険の中ではかなり高額な補償と言えるでしょう。

治療費に免責がない

免責があるかどうかは、保険を選ぶうえで大切なポイントです。免責があると治療費が少額の場合、保険適応の対象にならないことも多いからです。たとえば、免責2万円の治療の場合、治療費が2万円に届かない場合は全額、自己負担となってしまいます。「PS保険」の場合、免責がありませんので、少額でも保険金を受け取ることができます。

終身保障してくれる

「PS保険」は万8歳11ヶ月までに保険に加入していれば、生涯、保険を継続することが可能です。病気に罹りやすい高齢のペットをもつ飼い主さんにとっては力強い味方でしょう。

補償の対象となる疾患が多い

ペット保険の中には、歯科治療、椎間板ヘルニア、癌、膝蓋骨脱臼などの疾患を補償の対象外とする保険が少なくありませんが、「PS保険」では補償の対象となっています。椎間板ヘルニアの多い小型犬にはメリットが大きいでしょう。

加入にあたって健康診断書が要らない

「PS保険」は飼い主さんの告知のみで加入が可能。費用のかかる健康診断書はもちろんのこと、体毛や血統書の提出も必要ありません。

加入の前に知っておきたい「PS保険」の注意点

病院窓口での保険清算ができない

「PS保険」は動物病院との提携関係がないため、窓口で保険料清算をすることができません。つまり、窓口では全額を負担する必要があるのです。大手の保険会社の中には、窓口で差額だけ支払えば良い会社もありますので、比較するとこの点は不便でしょう。

ただし、請求から平均約3.6日、最短2日で支払いが行われるのは、比較的早い方だと言えますし、保険料の請求に診断書が要らない点も評価できます。

遺伝子疾患の場合は補償の対象にならない

メリットの項目で膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニアが補償の対象だと紹介しましたが、それらの疾患が遺伝的なものである場合は保険の対象になりません。遺伝的にこれらの疾患をもつ可能性のあるペットの飼い主さんは要注意です。

手術費の補償が若干、うすめ

通院に重きを置いた保険だけに、手術の補償は1回あたり10万円、年間2回までと若干うすめです。さらにひとつの病気での手術の補償は生涯1度のみで、たとえ年度が替わっても更新されません。つまり、同じ病気で継続的に複数の手術をしなければならない場合、2回目以降は新たに契約更新しても補償の対象とならず、全額自己負担になってしまうのです。

ペットの手術の費用は20万、30万することも少なくありません。しかしながら、継続的に手術が必要な場合には保険金を期待できないことは覚えておきましょう。

慢性疾患による長期治療の場合、補償が期待できない

「PS保険」は通院の場合で1年に20日まで、入院の場合は1年に30日までを上限に補償が受けられることになっています。そう聞いたら、多くの飼い主さんは「今年の通院補償20日は使い果たしてしまったけれど、来年になれば新たに20日の補償を受けられるのでしょう?」と思いますよね。

ところが、ひとつの病気で入院、通院が補償されるのは生涯1度限り。治療が継続する場合、契約を更新しても上限は更新されないのです。たとえば、ペットが糖尿病になったとしましょう。糖尿病には継続的な治療が必要となりますが、ひとつの病気で通院費用が補償されるのは発病してから通年で20日のみと決まっていますので、21日目以降の糖尿病の治療費は生涯、全額自己負担になってしまうのです。

ペットが高齢になって慢性病に罹った時に、補償が限定的になることは知っておいた方が良いでしょう。

賠償責任保険特約がない

最近、多くの保険会社が特約として用意しているのが賠償責任保険特約。これは、保険加入者が他人や物品に被害を与えてしまった際に賠償金を補償してくれる保険で、ペット保険では「愛犬が他人を噛んでしまった」「猫が外で他人のモノを壊してしまった」などのトラブルを想定しています。

「PS保険」にはこの特約がありません。ただし、賠償責任保険は自動車保険、火災保険など、他の損害保険には必ず特約として用意されています。そちらで既に加入している場合は、そもそも加入の必要がないことも覚えておきましょう。

保険料の割に厚い補償の「PS保険」。ただし、注意点も!

「PS保険」は生涯保険料が比較的安く、その割に治療費の免責がないなどの点で一定の評価を得ている保険です。ただし、保険には必ず免責事項、つまり落とし穴があります。ホームページやカタログに小さな文字で書かれている免責部分までしっかりチェックしておかないと、いざという時に失望することに。これは、「PS保険」に限らず、どんな保険会社にも言えることでしょう。とことん調べ、しっかり納得したうえで加入すること・・・これが失敗しない保険選びのポイントなのです。