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「キャバプー」と呼ばれるミックス犬はご存知でしょうか?今回は、ミックス犬の「キャバプー」の飼い方や寿命、性格、価格などをご紹介したいと思います。
キャバプーってどんな犬?
(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)
(トイプードル)
キャバプーは、イギリスのチャールズ2世の寵愛を受けたと言われる「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(以下、キャバリア)」と「トイプードル」の純血種を掛け合わせて生み出されたミックス犬です。
また、「プーキャバ」とも呼ばれることがあります。
キャバリアとトイプードルの特徴
キャバリアはイギリス王室で愛されてきた犬種でも有名ですが、トイプードルもフランス貴族たちに愛されてきた犬種です。
どちらも、気品があって愛らしい見た目が人気の理由でもありました。また、現在でも人気の高い犬種です。
キャバプーの性格
キャバプーの性格は、キャバリアの人懐っこさやいつも穏やかな性格、そしてフレンドリーでとても賢いトイプードルの性格が引き継がれています。
そのため、小さなお子さんがいる家庭でも安心して飼うことができるミックス犬です。
キャバプーの身体的特徴
キャバプーの外見は、ぬいぐるみのようにとても愛らしく、長い垂れ耳がとても特徴的です。
そして、ふわふわの被毛はトイプードルと同じように、様々なカットスタイルを楽しむことができます。ミックス犬である以上はどちらかの特徴が強く現れることになります。
どんな風に成長していくのかを身近で楽しめるのもミックス犬の良いところです。
キャバプーの体の大きさ
キャバプーの体の大きさですが、体重は大体6~7kg程度で、体高は30~32㎝程度になると言われています。どちらかと言うと、トイプードルよりも体の大きいキャバリアに近い大きさに成長します。
キャバプーの毛色や毛並み
キャバプーの毛色はバリエーション豊富な毛色を持つトイプードル寄りで現れることが多く、様々な毛色を見て楽しむことができます。
例えば、
- 黒
- ゴールド
- 白
- レッド(ルビーカラー)
- 茶色と白(ブレンハイム)
- 黒と白(トライカラー)
などがあります。キャバプーの毛並みについては、こちらもトイプードルが濃く現れ、ふわふわの柔らかい巻き毛の毛並みになることが多いと言われています。
中には、キャバリアの長毛が現れる場合もあるようです。
キャバプーの体臭
キャバプーは室内犬として飼われるため、飼い主さんの仲には体臭が気になっている人もいらっしゃるかと思います。
でも、ご安心を!キャバリアもトイプードルも元々体臭が少ない犬種のため、キャバプー自体も体臭は少ない場合がほとんどです。
とは言え、ブラッシングなどのケアをしっかり行わないと、体臭が臭くなる場合もあるので、注意しましょう。
キャバプーの平均寿命
キャバプーの平均寿命ですが、大体12~16年程度だと言われています。
ですが、キャバプーなどのミックス犬は、まだ解明されていないことも多いと言われており、平均寿命にも個体差があることは否定できません。
また、キャバプーはキャバリアとトイプードルがかかりやすい病気も身体の特徴と同じように、引き継がれているケースがあります。
例えば、
- 膝蓋骨脱臼
- 股関節形成不全
- 憎帽弁疾患
- 白内障
- 脊髄空洞症
などが挙げられます。定期的な健康診断や日々のケアなどをしっかり行い、病気にかからないように注意してあげましょう。
キャバプーの価格と購入先
キャバプーはミックス犬の中でも人気があり、購入先は比較的簡単に見つけることが可能です。そして、気になるキャバプーの価格は、大体15万円前後と言われています。キャバプーを購入することができる場所や譲り受けることが可能な場所は、
- ブリーダー
- ペットショップ
- 里親募集
などがあります。容姿や毛色などの個体差によっても、価格が異なるケースもあります。また、キャバプーの里親を募集している里親募集サイトもあるので、犬の里親に興味がある方はインターネットなどで探してみましょう。
キャバプーの飼育上の注意
キャバプーを飼育する際に注意しておきたいことは、
- 高い場所からジャンプさせない
- 甘やかし過ぎてワガママに育てない
- ブラッシングやトリミングなど被毛のお手入れを定期的に行う
- 毎日適度な運動をさせる
- 長時間の留守番はさせない
などが挙げられます。キャバプーはトイプードル寄りの毛並みである場合、定期的なトリミングやブラッシングは欠かせません。
また、かかりやすい病気に膝蓋骨脱臼がある通り、高い場所などからジャンプさせるなど関節や骨に負担がかかる動作は避けるようにしましょう。
さいごに
キャバプーは愛嬌があってとても可愛く、ついつい甘やかしてしまいそうになりますが、そこはグッと堪えて最低限必要なしつけはしっかり行うようにしましょう。
トイプードルの賢さを引き継いでいるため、ワガママに甘やかさなければすんなりとしつけを覚えてくれるはずです。
頭を使った遊びやトレーニングなどを工夫して行い、信頼関係をしっかりと築いていきましょう。