2017年10月11日更新

【ペットシッターが解説】ソマリとの暮らしで注意すること

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

 
 

ソマリの性格と性質

性格

ソマリは、長毛のアビシニアンから繁殖が始まったということでその性格もアビシニアンの人懐っこさを受け継いでいます。ソマリもアビシニアン同様にとても活発で人懐っこさを持っています。犬のような性格を持っていますが、声がとても大人しくまるで鈴を転がしたような声ともまで言われるほど、おとなしくありながらコミュニケーションを大切にする猫なのです。

ソマリはアビシニアン同様に非常に賢いものです。飼い主さん、家族のことが大好きで、後ろをついて歩いてきたかと思ったら、しばらくして、お気に入りのベッドで飼い主さんを見つめながら寝ているなんていうこともあります。甘えたい時は、すっと懐に入ってきたり、頭突きをしてみたり、膝の上に飛び乗ってきたりと、家族に対しての愛情表現はとても深いものがあります。

心を許した家族に対してはとても愛情深いソマリですが、神経質な面も持っています。慣れない場所や、初めての人に接する時には警戒心から隠れてしまうこともあります。ストレスにならないように注意してあげましょう。緊張の後、思いっきりおもちゃで遊んであげるなど、コミュニケーションをたっぷり取って安心させてあげましょう。

性質

ソマリは、もともとアビシニアンの中の長毛遺伝子が受け継がれ、たまたま生まれた猫によって始まったとされています。その為、最初はよく思わなった人も多かったようですが、魅力を感じた人達がブリードをするようになっていきました。1960年代後半、北米で「LYNN-LEE cattey」の女性によって、その長毛の猫に「ソマリ」という名前がつけられたのです。ちなみに、ソマリとは、アビシニアンの原産であるアビシニア(現エチオピア)の隣接しているイギリスのソマリア地方からつけられたと言われています。

ソマリは長毛で体が大きく見えることもありますが、一般的な猫の平均体重よりも若干小さいことも多いものです。ソマリの平均体重はオスで3.0kg~5.0kg、メスで2.5kg~4.0kgほどです。平均寿命は一般的な猫ほどで、個体差がありますので、健康管理には注意しましょう。

ソマリの美しい被毛に魅力を感じる方も多いものです。現在、CFAというアメリカの権威ある愛猫団体が認めているソマリの毛色は「レッド」「ルディ」「ブルー」「フォーン」の4種類があります。光の加減で色味が変わり美しく輝くティッキングの被毛はソマリの特徴と言ってよいでしょう。

飼育の注意点

室内環境

ソマリはその豊富な被毛で覆われていることもあり、夏の暑さはとても苦手です。さらに日本の夏の暑さは湿度が高いもの、熱中症には特に注意しなくてはいけません。お部屋の中は人が快適に過ごせる室温~28℃前後で構いませんので、エアコンを利用するようにしましょう。個体差はありますので、万が一、暑がる様子、寒がる様子があればその都度注意して室温を設定するようにしましょう。

熱中症予防は大切ですが、冷えすぎると体調を崩してしまう為、設定温度を高めにして冷房をつけっぱなしにしておくほうがよいでしょう。また、万が一、停電などによってエアコンが消えてしまった時のために、体を冷やせる場所を作っておくと安心です。

運動が大好きでお部屋の中をあちこち移動します。またいたずらも上手なほど賢い為、気づくと思わぬ場所にいることもあります。お部屋の中で閉じ込められて熱中症になってしまうといった事故を起こさないように注意しましょう。冷房の風が苦手な猫もいますので、風通しのよい場所、冷感マットを敷いたベッドなど体を冷やすことできる場所を作ってあげるとよいでしょう。

特に高齢猫は、部屋の温度を下げ過ぎると低体温になってしまうことがあります。エアコンをつけずに涼しい風が入る部屋を好むこともありますので、猫の様子を見て臨機応変に決めるとよいでしょう。また、暑くなった時には自分で帰ってくることもしばしばです。

寒い日が続く冬の時期は、ソマリは自然と暖かい場所を探して移動するものです。元気に運動し、お部屋の中を移動することも大好きなベンガルですが、高齢猫になると移動することに体力をつかってしまうものです。いつも過ごしているベッドやソファーなどにペット用カーペットをつけるなど、体を暖めることができる環境を整えてあげましょう。

暖房を使って室温管理をすることも大切ですが、部屋の乾燥にも注意し、適度な湿度を保つようにしましょう。室温と共に湿度も管理しましょう。部屋の中を動き回りますのでヒーターなどを使う場合は、やけどやコンセントによる事故などに十分注意しましょう。また、こまめに掃除をして衛生面にも注意したいものです。

ソマリは思いっきりお部屋の中を走って大ジャンプを見せてくれることもありますが、そのまま何かの拍子に滑って関節を傷めたり、骨折の原因になってしまうことがあります。また、フローリングのままにしておくと、特に滑りやすく、おもちゃに夢中になっているうちに滑ってしまい、体や関節に負担をかけてしまいます。

可能な限り滑りにくいカーペットやマットを敷き、ペット専用の滑り止めつきマットを敷くなどして関節に負担をかけないようにしましょう。ただし、爪とぎをしていて糸や綿が出てくるとそれを食べてしまう危険性や、コルクなどの素材が好きで食べてしまう危険性もあります。万が一、猫が興味を示して食べてしまっていたら、その素材は使わないほうがよいでしょう。

家具の配置

ソマリはアビシニアン譲りの活発さをもっています。家族と遊ぶことも大好きですが、お部屋の中を走りまわって大運動会が始まることも少なくありません。家具の配置には十分注意し、お部屋の中でもケガなく遊ぶことができるようにするとよいでしょう。キャットタワーを設置する場合も、突っ張りタイプの物を選ぶなどして、思いっきり駆け上ることができるようにしておくと安心です。また、リビングなどでも家具をうまく配置して運動ができるようにスペースを設けましょう。また、積み重ねた物の上に上ってしまうこともありますので、落下しないように注意しましょう。

ソマリは、家族のことが大好きでとても甘え上手です。そのため、思わぬお部屋のスペースに入ってしまったり、いつもは入らないお部屋に何かの拍子にすっと入ってしまうこともあります。閉じ込めによるケガや熱中症などには十分注意すること、お部屋の中でも入っていい場所とだめな場所がある場合は普段から扉の施錠をするなど対策をしましょう。

ソマリは家族に甘える一方自分自身の時間も大切にします。ソマリのパーソナルスペースとして、専用のケージやサークルをおいてあげてもよいでしょう。猫専用のケージを置き、その中にベッドやトイレ、食事場所を作っておくと、留守番の際や来客時なども安心です。また、トイレのしつけや食事のしつけがしやすい他、病気などの際の隔離時にも効果的です。

ただし、ソマリは豊富な毛に覆われていることもあり、暑さに弱いものです。窓辺のベッドではあれば自分で移動できますが、ケージの中に入れておく日は移動ができず、体調不良、熱中症、脱水の原因になってしまうこともあります。快適に過ごせる場所、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所、転倒のおそれのある家具やインテリアのそばに置かないなど、安全面でも十分に注意することが大切です。

猫にとって、大切な爪とぎの設置も必要です。爪とぎがないと床や壁を傷つけてしまったり、ストレスの原因になってしまいます。決められた場所で爪とぎできるようにしましょう。
カーペット、段ボール、木製、縄など、爪とぎの種類も形状も様々です。体が大きいため、いくつかの爪とぎを合わせて専用の物を作ってあげたり、市販の物であってもいくつか場所を決めておくとよいでしょう。猫の様子を見て、お気に入りを見つけてあげましょう。

 

ソマリのケア方法

ブラッシング

ソマリは長毛の猫で非常に柔らかく豊富な毛に覆われています。その為、毎日のブラッシングが大切になります。子猫のうちからブラッシングを習慣にするようにしましょう。ソマリのブラッシングはコームを使って行うとよいでしょう。スリッカーは、毛玉やもつれができてしまった時には便利ですが、毛を切ってしまわないよう、さらに肌を傷つけないように注意しましょう。

ソマリのブラッシングを行う際は、静電気予防スプレーを使うとよいでしょう。猫専用のお手入れができるスプレーが販売されていますので、スリッカーやコームをかける前に使うとよいでしょう。その後は、顔周り、背中、顎下、脇、お腹と毛の流れに沿ってコームをかけていくようにしましょう。お腹や内股は猫が嫌がる部分ですので、できる限り素早く、ただし傷つけたり痛みを与えたりしないように気をつけてコーミングしましょう。尾の毛も豊富ですので、付け根から先端に向かってコームをかけましょう。

猫自身はセルフグルーミングをしていますが、そのまま毛を飲み込んで毛球症の原因になってしまうこともあります。ソマリは、非常に賢く、家族とのスキンシップやコミュニケーションも大好きな猫です。子猫のうちからブラッシングを嫌がらない程度に少しずつ習慣にしてあげるとよいでしょう。

爪切り

ソマリは、お部屋の中で活発に遊び、爪とぎも自分で行いますが、定期的に爪切りは必要になります。そのままにしていると、伸びた爪や剥がれ落ちなかった古い爪が肉球にささってしまい、ケガにつながります。運動量が多く、お部屋の中も走り回るソマリは爪をそのままにしておくと家具などを傷つけてしまう原因になったり、爪が引っ掛かり思わぬ事故につながってしまうこともありますので、爪切りをしてあげるようにしましょう。

爪を切る場合は、血管と神経を切らないように気をつけます。ペット用の爪きりで切るようにしましょう。子猫であれば、はさみタイプの爪切りも便利です。もちろん、不安な場合は獣医師やトリマーさんにお願いしてもよいでしょう。

爪切りは、飼い主さんに力が入ると、猫も緊張してしまいます。ソマリは、家族との時間が大好きな猫です。しかし、非常に利口な為、飼い主さんが緊張していると、その様子を察して逃げてしまうこともあります。また、爪切り自体で痛い思いをするとあっと言う間に覚えてしまいます。無理に爪切りをしようとせずに、まずは爪切り自体に慣らしておくこと、1本だけからスタートをして、嫌がらない程度に徐々に慣らしていくだけでも十分です。

耳掃除

猫の耳は基本的に綺麗ですので、耳掃除はしなくても問題ありません。少し耳の汚れが気になる時に耳の入り口付近を拭いてあげるだけでも十分です。しかし、体質的には、耳の汚れがたまりやすい猫もいます。皮膚と連動して耳の汚れがたまりやすい猫もいますので、普段から汚れは確認するようにしましょう。

耳をチェックしていて、なんらかの異常を感じた時は、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。綿棒などを使って、耳掃除をすると、汚れを耳の奥に入れてしまうことがあります。耳垢がたまっている、腫れている、あかみがある、痒がる、痛がるなどなんらかの症状があれば早めに診察を受けましょう。

目の手入れ

毎日のブラッシングを行う際にソマリの目もチェックするようにしましょう。ソマリは、活発な為、思わぬところで目に傷を負ってしまったり、目にゴミやほこりが入って炎症を起こしてしまうことがあります。引っかき傷から、角膜炎や結膜炎などを起こしてしまい、涙や目やにがよく出ることがありますので、いつもより涙が多い日が続くと感じたら獣医師の診察を受けるようにしましょう。

涙が多くでてきてしまう場合はコットンなどで目の周りや目やにを拭いてあげるようにするだけでも、目の周りを清潔に保つことができます。被毛の色もとても美しいソマリですので、涙やけなどによって被毛の変色が起きないように普段からお手入れしてあげるとよいでしょう。日々、目の手入れをしていても、すぐに涙があふれてしまう、涙やけができてしまうなどの症状がある場合、目の病気やアレルギーが関係していることもあります。早めに獣医師に相談しましょう。

歯磨き

ソマリは家族とのスキンシップが大好きな猫ですので、その一環として歯磨きもしてあげるとよいでしょう。猫も歯磨きをしないと歯垢はどんどんたまってしまい、やがて歯石となってしまいます。歯周病の悪化によって他の臓器まで感染を起こしてしまう危険性もありますので、日ごろからの歯磨きが大切になります。また、おやつを与える際もオーラルケアのおやつを与えてみるなど、普段から歯垢が溜まりにくくなるような生活をしてあげたいものです。

猫は成長してから突然歯磨きの習慣を持とうとしても嫌がってしまうものです。最初は遊びの一環として口を触ること、歯ブラシに慣れることを、たくさん褒めてあげながら少しずつ口の中のチェックと歯磨きをする習慣を作っていくとよいでしょう。

口臭やすでに歯の汚れが気になる場合、ドライフードの食いつきが悪い場合、口の中や歯の周りに炎症が起きていることも考えられます。歯垢がたまると、歯石になり、歯周病はどんどん進行してしまいます。歯石除去をする場合、全身麻酔をかけて行うため、猫にとっても負担になります。毎日の歯磨きのケアで、少しでも口の健康を守ってあげましょう。

歯磨きに慣れていない場合は、歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて汚れを拭き取ってあげてもよいでしょう。最近では、ジェルタイプや飲み水に垂らしてオーラルケアを行うものまで様々な種類があります。歯垢や歯石の蓄積を予防する専用のフードも販売されています。このようなフードに切り替えてみてもよいでしょう。

歯ブラシで歯磨きを行うことができるようになるまでは、歯ブラシを歯にあてる、歯ブラシを噛ませるなど、歯ブラシ自体に慣らしていくことも大切です。無理に行うのではなく、少しずつ慣らしてから、歯磨きの習慣を作りましょう。

子猫期の注意点

ソマリの子猫には、栄養管理が大切です。ソマリは優雅なみかけに寄らず、運動量が多いものです。そのため、食欲旺盛でフードもよく食べます。筋肉や骨格もがっしりしてくる為、健康な体を作るためには、子猫用の良質で高カロリーなフードを与え、成長に必要な栄養分をしっかり摂取できるようにしましょう。ソマリは遺伝的に「溶結性貧血」を発症しやすい傾向にあります。原因のひとつにあたる糖尿病には十分注意しましょう。さらに太りやすい傾向にもありますので、炭水化物の量が少ないもの、穀物不使用のもの、高たんぱく高脂質なもの、フード選びに関しても注意してあげましょう。

子猫用フードは、成長過程により、与える回数が変わります。一度に食べて吐きだしをしてしまいやすい子猫もいますので、一度の量を調整しましょう。1日の摂取カロリーが少なくならないように調整することが大切になります。食べ方を見て量と回数を調整しましょう。

ソマリは、家族に甘えることも大好きですが、運動能力が非常に高いことも特徴のひとつです。また、賢い為、思わぬ行動をしてしまうことがあります。子猫のうちからしつけをしっかり行うようにしましょう。電気コードを齧ってしまったり、上ってはいけないところに無理やりよじのぼってしまうというようなやんちゃぶりを発揮することがあります。かわいいからと許してしまうとアッという間に覚えてしまいます。

家族と一緒に過ごすことが大好きな猫だからこそ、遊びや運動、しつけ、睡眠のバランスを大切にしてあげましょう。メリハリをもったしつけを行い、安心して休むことができる専用のベッドやスペースを作ってあげること、可能な限り思いっきり走ることができるように広いスペースを作ってあげること、お部屋の中で運動不足にならないように工夫してあげるとよいでしょう。上下運動も大好きですが、骨格や筋肉の発達に注意するようにしましょう。成長段階である骨格や筋肉を傷めないように注意することも大切です。

シニア期の注意点

運動量が多き食欲も旺盛だったソマリもシニアになると、だんだんと運動の時間が減り、寝ている時間が多くなります。食事関しても消化吸収の能力が落ちてきたり、食事にムラがでる、好き嫌いやフードの飽きが出てくるなど様々な変化が現れます。一方で食欲は変わらないのに運動不足で年齢を重ねるにつれて太り気味になってしまう場合もあります。

食事制限をしてストレスを与えることはよくありませんが、低カロリーのもの、シニア専用フードに切り替えるなどして、カロリーコントロールをするようにしましょう。また、運動不足になると肥満になりやすいばかりではなく、足腰も弱ってしまいます。本来は遊ぶことが大好きなソマリですので、可能な限り大好きなおもちゃで遊びに誘うなど運動する習慣をもちましょう。ただし、ケガには十分注意したいものです。お部屋の環境を整え、足腰に負担がかからないようマットを敷くなどの対策をしましょう。

食事のペースが落ちてきている場合は、1回あたりの量を少なくてして回数を多くするなど、猫に負担がかからず、かつ必要な栄養分は補えるようにしましょう。シニアになると日々の健康管理にも注意したいものです。味の好みや飽きも出てきますので、ドライフードにウェットを加えるなどの工夫をして必要な栄養を摂れるようにしましょう。急激に食欲が落ちている、体重が減ってきているといった症状がある場合は、なんらかの病気にかかっている可能性もありますので、獣医師に相談するようにしましょう。

もともと甘え上手なソマリですが、老化に伴ってさらに甘えるようになることもあります。愛猫とのコミュニケーションやスキンシップを大切にしましょう。また普段からブラッシング時にも体を優しくなでてあげながらボディチェックをするなど、猫の体をチェックしましょう。ブラッシングも嫌がらない程度で行いながら、被毛の状態、皮膚の状態を見てあげるようにしましょう。シャンプーを行う場合も体調のよい際に行うこと、無理せず蒸しタオルで拭くだけにするなど、猫の様子を見て決めるようにしましょう。

心臓病や、筋肉や骨の老化、もともと細い関節の傷みなど、様々な健康状の問題が出てくることもあります。多頭飼いで他の猫がいる場合や小さな子供がいる場合、一緒に遊ぶことも大好きなソマリですが、疲れて眠る時間も多くなります。ゆっくり休める場所も確保してあげるようにしましょう。また、ベッドの近くにトイレの数を増やすなどの配慮もしてあげましょう。高齢になると、体温調節をする能力も低下し、体調を崩しやすくなります。特に夏場の暑さ、季節の変わり目の寒暖差には注意し、室温管理、ベッド周りの温度管理に気を付けてゆっくり休める場所を確保してあげましょう。

季節ごとの注意点

ソマリにとって春先はとても過ごしやすい季節ですが、気温の変化に注意しなくてはいけません。特に子猫や高齢猫の場合、激しい気温の変化に体力を奪われてしまうことがあります。お部屋の中や猫がいつも休んでいるスペースなど、快適に過ごせる室温にするようにしましょう。

地域によりますがノミダニ予防薬が必要になる季節でもあります。ソマリの豊富な毛が夏毛に代わる換毛期にあたるため、お部屋の中にも毛がどんどん落ちてきます。お部屋の掃除もしっかり行うこと、さらにお部屋の掃除をして、ノミダニの繁殖に注意するようにしましょう。体を痒がっているなど、ノミの糞を見つけたなど、なんらかの異常があった場合にはすぐに対処するようにしましょう。もちろん、日ごろから予防薬を使うことも大切です。

ソマリの換毛期、時期に個体差はありますが、春先から夏までずっと抜ける猫もいれば、あまり抜けない猫もいます。ブラッシングをこまめに行い、定期的なシャンプーもしっかり行いましょう。ブラッシングを怠ると、毛並みが悪くなるどころか皮膚に影響を及ぼしてしまいます。ブラッシングとコーミングをこまめに行うようにしましょう。

ソマリはその豊富な毛で覆われていることもあり、暑さが苦手です。熱中症の危険がありますので、エアコンを利用して快適な温度に設定するようにしましょう。猫の中には、冷房の風を嫌って暑い部屋に行ってしまう猫もいます。冷房の風が直接当たってしまうと、体調を崩す原因にもなってしまいます。風通しをよくして、快適に過ごせるようにしましょう。

エアコンを使う場合もお部屋の中を冷やし過ぎず、人間が快適に過ごすことができる温度~28℃前後が適温です。エアコンを上手に活用して、快適な室温を保つようにしましょう。子猫、高齢猫の場合は、それでもいつもよりだるそう、食欲がないなどの夏バテ症状が出た場合は、早めに温度設定を行いましょう。

ソマリはお部屋の中で運動も大好きですので、お部屋の中を走り回り自分のお気に入りの場所を見つけることも多いものです。キャットタワーの上、お気に入りのベッドの上に冷感マットを敷いてあげるなど体を冷やすことができる場所を作っておくと安心です。お部屋の中も風通しをよくして、必ず涼しい場所に自分で行けるような状態にしておきましょう。誤って閉じ込められてしまい熱中症になるというような事故にならないように注意しましょう。

夏バテによって、体力や食欲が減退してしまうこともあります。食欲が低下してしまった場合は水分量が多く嗜好性も高いウェットフードを与えてみるなど、少量であっても栄養補給できるような食事を心がけてあげるとよいでしょう。また、普段から水分のこまめに取るように促しましょう。また、フードが傷みやすい季節ですので、食べ残しは早めに片づけましょう。

秋は、気温が下がって、春と同じくソマリにとっては過ごしやすい季節になります。気温が下がったことでさらに食欲旺盛になってしまい、与え過ぎていると、肥満になってしまってしまいます。健康な猫であれば、お部屋の中で遊ぶ時間を増やす、カロリーコントロールを行うなど肥満防止に努めましょう。

秋から冬にかけて、春と同様に抜け毛も多くなる季節です。特に気温差が激しい秋は、ブラッシングで抜け毛対策を念入りに行いましょう。夏の蒸し暑い日が続いた後、皮膚炎を起こしていないか、抜け毛の跡に異常がないかなどボディチェックをしながらしっかりとブラッシングしましょう。

ソマリは冬毛に代わるとモフモフとした密集した毛に覆われますが、寒さに強い猫ではありませんので、人が快適に過ごせる室温にお部屋の中を暖めてあげるとよいでしょう。ただし、子猫や高齢の猫の場合、室内であっても気温が下がると、体調不良の原因になってしまうことがあります。朝晩の気温の変化に注意しましょう。

暖房を使う場合、乾燥にも注意しましょう。室内の乾燥は、ウイルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こしてしまいます。豊富な被毛に覆われているソマリですので、乾燥は被毛の乾燥や静電気の発生、切れ毛などにつながってしまいます。暖房とあわせて加湿器を上手に使うようにしましょう。また、被毛や皮膚に栄養をあたえ、代謝を促す為にもお部屋の中でも日光浴できるようなスペースを作ってあげると、自ら移動して体をあたためることができます。

一方で加湿器などによって湿度が高くなり過ぎると皮膚炎、外耳炎や中耳炎といった病気にもかかりやすくなってしまいます。もともと、なんらかの疾患を持っている場合は、鼻や耳の病気になりやすい季節でもありますので、特に注意しましょう。また、あたたかいお部屋では、冬もノミダニの繁殖に十分注意しましょう。

ベッド周りなど、睡眠中の環境にも注意してあげるようにしましょう。ペットヒーターや毛布などを利用してあげてもよいでしょう。暖房器具を使用すると、気づくと、体が温まりすぎて脱水症状を起こしてしまうことがあります。非常に賢いソマリはしつけをしないと電気コードを噛んでしまったり、思わぬ事故につながることがあります。ヒーターやこたつなどを使う際には十分注意しましょう。

子猫期に気を付けたい病気とその兆候

ピルビン酸キナーゼ欠損症

ソマリ特有の遺伝的な疾患です。「溶血性貧血」とも呼ばれるこの病気はピルビン酸キナーゼの欠損によりって、貧血症状を起こしてしまうものです。酸素が体に行き渡らない為、今までよく運動していたソマリがふらふらするようになった、食欲低下したなど、元気が無くなってしまった場合注意が必要です。

この病気は遺伝の為、完治方法もありません。重症化すると呼吸困難まで起こしてしまう為、すぐに動物病院で輸液や投薬などを行うようになります。ただし、診断が難しい病気でもありますので、ソマリを飼っている場合は、飼い主さんが覚えておくということも症状から病気の早期診断に役立ちます。

尿結石

どんな年齢であってもなりやすいものですが、ソマリは泌尿器の病気になりやすいと言われています。尿結石にもなりやすい為、日ごろからトイレのチェックもするようにしましょう。尿結石は、腎臓や尿管、膀胱、尿道などに石や砂ができ、排尿の際に痛がることがあります。また、尿自体が出なかったり、少なくて何度もトイレに行く、血尿が出るなどの症状が出ます。

普段からトイレを清潔にして、愛猫の排泄ペースをしっかり見るようにしましょう。また、水を飲ませるようにする、栄養管理に気を付けることも大切です。症状が軽いうちは、薬で治療することができ、療法食も販売されています。ひどくなると、食欲低下から体力、免疫力まで低下してしまいますので、注意が必要です。

シニア期に気を付けたい病気とその兆候

糖尿病

人間もなりやすい糖尿病ですが、猫もなりやすくソマリも発症しやすい病気のひとつです。糖尿病は、血糖値を下げる効果を持つ「インスリン」の働きが悪くなり、免疫力が低下します。様々な病気を引き起こしてしまう原因にもなるため、注意が必要です。ソマリは、運動量が多い猫ですが食欲旺盛です。普段から肥満にならないように十分注意さいましょう。

糖尿病を発症すると、水を大量に飲んだり、フードの食べる量が増します。また多飲多尿となったり、体重が減ってしまうなどの症状が出てきます。普段からフードを一気に食べてしまう猫や肥満気味の猫は注意が必要です。食事や排泄のペースを観察し、定期的に健康診断を受けるなどの予防をするようにしましょう。

慢性腎不全

高齢の猫に非常に多い腎臓機能が低下する病気です。シニア期のソマリも注意しておきたい病気です。個体差があるものの早期に発見することで、症状の悪化をできる限り穏やかにすることが可能です。シニアになってからは、定期的な健康診断をするなどこまめに体調チェックを行いましょう。

腎臓の機能が低下すると、食欲が落ちてきたり、体重が減る、嘔吐が多くなる、多飲多尿となるなど様々な症状が出ます。日頃から水分をしっかり摂取する事、食事の内容に注意することが大切です、

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

ソマリの体全体をまずは触ってあげる習慣をもちましょう。ボディチェックは、コミュニケーションの一環としてもとても大切です。特にソマリは、神経質な面があり、家族とのスキンシップやコミュニケーションによって大きな安心感を得ることができます。まずは、背中や胸など、愛猫が安心する場所気持ちよいところを触ってあげながら、たくさん褒めていきましょう。

ソマリは運動量も多い猫ですので、豊富な被毛の下は、しなやかで強い筋肉で美しい体をしています。ただし、肥満になると、関節への負担が大きくなってしまいます。さらには糖尿病などほかの病気を誘発する原因になってしまいますので、肥満には注意しなくてはいけません。体を触ってみて、肋骨がふれる程度がちょうどよい体のバランスです。普段から体を触ることに慣れるよう少しずつ触ってあげましょう。

慣れてきたら、被毛のチェック、皮膚のチェックもしてあげましょう。豊富な被毛に覆われていますので、コームをかけながら皮膚の状態もチェックしてあげましょう。高齢になると、腎臓の機能低下によって被毛のつやが無くなってくるなど様々な症状がでることがあります。炎症や脱毛などがないか、また掻いてしまった跡がないかなどチェックしてあげましょう。

足先は嫌がる部分でもありますが、運動や遊びが大好きなソマリは思わぬ怪我をしていることもあります。普段から肉球が傷ついていないか、何か異物が刺さっていないか、爪が伸びていないかもしっかりチェックしてあげましょう。運動することが大好きですので、思わぬ怪我をしていることもあります。後ろ足を引きずる様子がないか、体の傾きはないか、特定の痛がる部位はないかなどチェックしてあげましょう。

お尻付近やしっぽの周辺も触られることを嫌がる部分ではありますが、優しく声をかけてあげながら見るようにしましょう。お尻を気にする様子がある場合、尻周辺が汚れていないか、下痢の跡や肛門周辺の炎症はないかなどチェックしてあげましょう。

顔周りのチェック

普段から目の輝きや涙の量などを見てあげましょう。ソマリは動き回っている時、他の猫と遊んでいる時にけがをして目に炎症を起こしてしまうこともあります。目にけがをおって結膜炎や角膜炎を起こすこともありますので、普段から目のチェックを行い、炎症が起きている、いつもよりまぶしそうにしている、痛がっている、視力低下を感じるなどの様子があれば、早めに獣医師に診てもらいましょう。涙の量が多く、鼻水が出ている場合は、なんらかの感染症にかかっていることもありますので、注意が必要です。

ソマリの耳は健康であれば、特に耳掃除も必要とすることがありません。ただし、耳からにおいがする、耳周辺が汚れている、耳垢が出てくるといった場合は、外耳炎や耳ダニの感染などを起こしている場合があります。また、皮膚疾患にもなりやすいソマリですので、なんらかのアレルギーによって炎症が起きている場合もあります。ストレスで耳を掻いてしまったり、なんらかの原因によって炎症が広がっていることもあります。においや耳の炎症、赤みが気になる場合は早めに獣医師に診てもらいましょう。

口のチェックも大切です。猫は歯周病になりやすく、特に高齢猫の場合、注意が必要になります。毎日の歯磨きが効果的ですが、猫の場合子猫の時からの習慣が大切になります。ソマリは本来甘えん坊でしつけもしやすい利口さをもっています。最初から歯磨き自体が難しい場合は、スキンシップの一環として指先に布を巻いてふき取るようにマッサージしてあげるだけでもよいでしょう。

また口の中をチェックすることで歯茎や舌が健康的なピンク色をしているか確認してあげましょう。炎症が強い赤みや貧血などで現れる白っぽさには注意が必要です。腎不全によって口の中が白っぽくなっていることもありますので、普段から嫌がらない程度に、歯茎や口臭のチェックもしてあげましょう。

いわゆる猫風邪や感染性の猫ウイルス鼻気管炎を発症してしまうこともあります。乾きすぎている、鼻水が出てしまっている場合は体調不良になっている場合があります。暑さにも寒さにも弱いソマリですので、寒暖差によって体調を崩してしまうことがあります。感染症には十分注意しましょう。

 
 

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