2017年10月9日更新

ちょっと気になる猫の鼻くそ。原因とケアのしかた

NEKOCLIP



ペットシッター、愛玩動物飼養管理士2級

博物館に20年勤務していた古生物学系元学芸員。猫は絶滅してしまった化石猫から イエネコ、ライオンに至るまで全部大好き。猫飼い歴ン十年の猫おばちゃんです。 飼育のお悩みから進化学に至るまで、幅広い情報と猫の素晴らしさをわかりやすく お伝えしようと思います。理学修士、ペットシッター資格、愛玩動物飼養管理士2級。 ペット用品販売会社での勤務経験もあります。

 

愛猫の可愛い顔にうっとり。でもよく見ると鼻の穴になにやら黒いものが。それは鼻くそです。猫だって人と同じように鼻くそがたまります。

でも鼻くそってそもそも何なのでしょう。どうして鼻くそは溜まるのでしょう。今回は猫の鼻くそについてお話し、ケアのしかたを紹介します。

 

鼻くそとはなんなのか?

一言でいえば、鼻くそは鼻水が空気中のホコリやハウスダスト、微生物を取り込み、乾いて固まったものです。猫の鼻くそはたいてい黒っぽい茶色をしていますが、それは固まったあとのこと。

鼻水自体は白色~無色透明です。呼吸するときにホコリやハウスダスト、微生物が体内に侵入するのを防ぐ役割を担っているのが鼻毛と鼻の粘液です。

第一ゲートとなる鼻毛によって捕り切れなかったホコリなどが粘液に捕らえられ、鼻水となります。これが乾くと鼻くそに。つまり鼻くそは汚れや微生物が溜まった汚い物なのです。

猫はグルーミングによって顔をきれいにしますが、猫の鼻の穴はとても小さくて、こびりついた鼻くそまでなかなか取り切れないことがあります。

鼻くそが多いとき

空気が汚れている

空気が汚れた場所に長時間いると、鼻くそがたくさん溜まります。私たち人間もそうですが、ほこりっぽい倉庫などで作業した日や、花粉が多い日には黒っぽい鼻くそがたくさんでてきますよね。

猫も同じで、ほこりの多いところにいると鼻くそが溜まりやすくなるのです。また、空気が乾燥していても鼻くそが多くなります。

分泌物の多い体質

体質的な場合もあります。わが家の猫のオスの白猫はちょっと残念な子で、白くてとてもきれいな毛並みなのに、分泌物が多いのかいつも目ヤニと鼻くそがたまっていてせっかくのハンサムが台無しに。

他の子はそうでもないので、環境のせいや病気のせいではなく体質と思われます(獣医師からも健康といわれました)。

病気の場合

鼻水が多く出るような症状をともなう病気、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、ネコ風邪などの感染症にかかったり、また、鼻の中に腫瘍や異物があると鼻くそも多くなります。

病気の場合は、元気がなく食欲が落ちる、鼻血が出るといった他の症状をともなうことが多く、単に鼻くそが多いだけでなく、そのような症状も見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。

 

鼻くそのケア

鼻の穴から鼻くそがしっかり見えているような場合は手でとることができます。

ただし、こびりついている場合は、鼻の穴が傷ついてしまいますので、無理やり爪で剥がすようなことをしてはいけません。

ウェットティッシュや濡らしたガーゼをあて、湿らせてからふき取ってあげましょう。

鼻の奥にある場合は、水で軽く濡らした赤ちゃん用綿棒でとれることもあります。

しかし猫の鼻の穴はとても狭く、動くと鼻粘膜を傷つける可能性もあるので、猫が気にしていないようであれば無理して取る必要はありません。息苦しそうなときは、動物病院で取ってもらいましょう。

鼻くそは汚い

よく家の床に剥がれ落ちた鼻くそのかけら(目くそのときもある)が落ちていて、それを猫が見つけると、食べてしまうことがあります。

鼻くそは汚れの塊であり、体に良くない細菌などの微生物が含まれているかもしれません。あまり衛生的ではないので、食べさせないようにしてください。見つけたら拾って捨てておきましょう。

まとめ

鼻くそなんて、今まで気にも留めていなかった人も多いと思います。でも実は、鼻くそはわかりやすい健康のバロメーターでもあるのです。

鼻くそをしょっちゅう出している、今まではそうでもなかったのに、急にたくさん出るようになった、というようなことがあれば、病院に連れて行きましょう。

可愛い猫の顔に鼻くそは似合いません(それでも可愛いですが)。気づいたら優しくふきとってあげてくださいね。

 
 

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