2017年10月14日更新

【ペットシッターが解説】ヒマラヤンとの暮らしで注意すること

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

 
 

ヒマラヤンの性格と性質

性格

ヒマラヤンは、1930年代にペルシャとシャムを掛け合わせて、人工的に作られた猫です。

この2種の猫のいいところがかけ合わさり、魅力的な猫ですが、その特徴が出るまでは10年以上かかったと言われています。

鳴き声も小さく、非常に穏やかな気品あふれる猫ですが、ペルシャの血が入っている為、シャムよりも少し活発でおしゃべりも好きだと言われています。

ヒマラヤンの体格はペルシャゆずりです。全体的に丸みを帯びた体ですので、活発とはいえ、大ジャンプをするような体格ではありません。

あまり高いところに上る習性もありませんが、家族と一緒に遊ぶことは好きで、甘えん坊な面を持っています。

比較的静かな場所が好きですので、気づくと、そっと膝の上に乗って甘えてくる一面も持っています。

運動があまり得意でない分、肥満には注意しましょう。

ヒマラヤンは非常に賢い猫ですので、しつけはあまり難しくないと言われています。

ただし、神経質な面もあり、騒がしい環境にストレスを感じてしまったり、トイレが汚れていると排泄しなくなってしまうということもあります。

日頃からスキンシップやコミュニケーションを取ることがとても大切になります。

性質

ヒマラヤンは、もともとスウェーデンの研究者の希望のもとに交配が始まりましたが、体の特徴的にも性格的にもペルシャとシャムの血統が現れることは想像以上に難しく、それぞれの国で交配と研究がされていました。

特徴が出ています。ヒマラヤンという名前は、ヒマラヤうさぎに毛の特徴が似ていることから名前がつきました。

顔の真ん中が黒いポイントはシャムの毛柄を受け継いでいます。

1955年にイギリスで、1957年にはアメリカで公認される猫種となっており、原産国はアメリカ、イギリスの両方で表記されることもあります。

ヒマラヤンはこの猫の繁殖家や愛好家にとって、研究改良が重ねられている猫なのです。

ヒマラヤンの外見はペルシャに似ています。

短めの太い足、全体的に丸みを帯びた体をしている中型サイズの猫です。ヒマラヤンの平均体重はオスで4.0kg~6.1kg、メスで3.2kg~5.0kgほどです。平均寿命は14歳~16歳で、平均寿命としては長生きの猫です。

ヒマラヤンは豊富な長毛のダブルコートですので、毎日のブラッシングが重要になります。

毎日のブラッシング、そしてコーミングで毛を整えましょう。毛が長くなり、汚れやすくなりますので、定期的にシャンプーを行い、長い部分をカットしてあげるとよいでしょう。

毛色も豊富でシール、ブルー、ライラック、チョコレート、クリームなどがありますが、特徴のひとつであるポイントがあることが必要になります。

飼育の注意点

室内環境

ヒマラヤンは豊富な被毛に覆われており、暑さにとても弱いものです。

お部屋の中でも熱中症に気を付ける必要があります。エアコンを使って、お部屋全体が暑くならないように注意しましょう。

出かける際はカーテンを閉めて、直射日光を遮っておくとよいでしょう。

ヒマラヤンはお部屋の中でもお気に入りの場所を見つけてゆっくり休むことが多いものです。

あまり高いところにのぼることはありませんが、普段から使っているベッドなどに冷感マットなどを敷き体を冷やせる場所を作っておくと安心です。家具の上などお気に入りの場所があります。

冷房の風が苦手な猫もいますので、その猫にあった場所を見つけてあげましょう。

ヒマラヤンは豊富な被毛に覆われていますが、急激な気温の変化は体調を崩す原因になってしまいます。

冬の間は感染症などにもかかりやすく、特に高齢猫やまだ成長段階にある子猫は要注意です。

いつも過ごしているベッドやソファーなどにペット用カーペットをつけるなど、体を暖めることができる環境を整えてあげましょう。

夏と冬、季節に応じてゆっくり眠れる環境を整えてあげましょう。

暖房を使って室温管理をすることも大切ですが、部屋の乾燥にも注意し、適度な湿度を保つようにしましょう。

室内の乾燥がひどくなると、感染症にもかかりやすくなってしまいます。

また、ヒマラヤンの美しい毛並が乾燥してしまったり、静電気を起こしてもつれやすくなってしまうことがあります。

室温と共に湿度も管理しましょう。一方、子猫の頃は活発な面をもっているヒマラヤンですので、ヒーターなどを使う場合は、やけどをしないように注意しましょう。

また、こまめに掃除をして衛生面にも注意したいものです。

実は甘えん坊で家族と一緒に遊ぶことが大好きなヒマラヤンは、運動不足は肥満の原因にもなってしまいます。

気分転換の為にも一緒に遊ぶようにしましょう。しかし、体全体が短く足も短い体型をしているヒマラヤンは関節の動きなどにも注意しなくてはいけません。

お部屋の中に、可能な限り滑りにくいカーペットやマットを敷き、ペット専用の滑り止めつきマットを敷くなどして関節に負担をかけないようにしましょう。

家具の配置

ヒマラヤンは、シャムよりも活発とは言え運動量が多い猫ではありません。お部屋の中でゆっくり過ごす時間が多いものです。

ただい、子猫から若い猫はやはり、活発で遊ぶことも大好きです。高いところよりも人の目線が届くあたりに上り、人の様子をじっと見つめて甘えることのほうが好きなようです。

キャットタワーは高さよりも、安定感重視で、ゆっくり休めるように設置してあげましょう。

家具の上にあがることを好む場合も多いものです。家具の配置やインテリアを工夫して、愛猫が自然と運動できる環境を作るとよいでしょう。

ヒマラヤンは神経質な面も持っています。騒がしい環境や、見知らぬ人や猫がいる環境などではストレスを感じてしまう傾向にあります。

普段から愛猫が安心できるスペースを作っておくとよいでしょう。猫専用のケージを置き、その中にベッドやトイレ、食事場所を作っておくと、普段から猫の生活スペースを確保することに便利です。

また、トイレのしつけや食事のしつけがしやすい他、病気などの際の隔離時にも効果的です。

ただし、暑さに弱いヒマラヤンですので、猫の専用スペースは直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所、転倒のおそれのある家具やインテリアのそばに置かないなど、安全面でも十分に注意することが大切です。

普段から安全に過ごせるように注意してあげましょう。

猫にとって、大切な爪とぎの設置も必要です。

爪とぎがないと床や壁を傷つけてしまったり、ストレスの原因になってしまいます。決められた場所で爪とぎできるようにしましょう。

カーペット、段ボール、木製、縄など、爪とぎの種類も形状も様々です。

また、いくつかの爪とぎを合わせて専用の物を作ってあげたり、市販の物であってもいくつか場所を決めておくとよいでしょう。猫の様子を見て、お気に入りを見つけてあげましょう。

 

ヒマラヤンのケア方法

ブラッシング

ヒマラヤンは豊富なダブルコートで覆われていますが、換毛期には特に抜け毛が多くなります。

普段からブラッシングはとても大切ですが、この時期は特に丁寧にブラッシングするようにしましょう。この美しい毛並を普段から整えておくことがとても大切です。

ヒマラヤンの被毛自体は、とても柔らかい毛質をしています。毎日ブラッシングをしていないと、あっと言う間にもつれができ、そのまま大きな毛玉ができてしまう可能性があります。

脇や後ろ足、大きなしっぽとお尻周辺などはもつれやすいので、丁寧にブラッシングしてあげるようにしましょう。

スリッカーでもつれや死毛を取り除いてから、コームをかけるとよいでしょう。

毎日かけてあげることができなくても1日おき程度にブラッシングをすることが必要ですので、子猫のうちからブラッシングに慣らしておきましょう。

豊富な被毛に覆われている為、抜け毛や死毛をそのままにしておくと、セルフグルーミングで大量の毛を飲み込んでしまって毛球症の原因になったり、皮膚炎の原因になってしまうことも考えられます。

スリッカーなどを嫌がる場合は、ラバーブラシなどを使って抜け毛を取り除いてあげてもよいでしょう。子猫のうちからスキンシップをかねてブラッシングを習慣化しておくとよいでしょう。

爪切り

ヒマラヤンは野生的に走って爪とぎをするわけではありませんが、お部屋の中で遊んだりゆっくり過ごしたりしながら、習性として爪とぎも自分で行います。

ただし、爪を整えることができるほど爪とぎをするわけではありませんので、定期的に爪切りは必要になります。

そのままにしていると、爪の中の血管も一緒に伸び、伸びた爪や剥がれ落ちなかった古い爪が肉球にささってしまうようになります。

足が短く、体つきも丸いヒマラヤンにとっては歩き方に弊害を及ぼしかねません。

もちろん、家具などを傷つけてしまう原因になったり、爪が引っ掛かり思わぬ事故につながってしまうこともありますので、爪切りをしてあげるようにしましょう。

爪を切る場合は、血管と神経を切らないように気をつけます。ペット用の爪きりで切るようにしましょう。

子猫であれば、はさみタイプの爪切りも便利です。もちろん、不安な場合は獣医師やトリマーさんにお願いしてもよいでしょう。

爪切りは、飼い主さんに力が入ると、猫も緊張してしまいます。

ヒマラヤンは抱っこされることも大好きな穏やかな猫ですが、非常に利口で飼い主さんが緊張していると、その様子を察して逃げてしまうこともあります。

また、爪切り自体で痛い思いをすると苦手になってしまいます。無理に爪切りをしようとせずに、まずは爪切り自体に慣らしておくこと、1本だけからスタートをして、嫌がらない程度に徐々に慣らしていくだけでも十分です。

耳掃除

猫の耳は基本的に綺麗ですので、耳掃除はしなくても問題ありません。

耳の汚れが気になるからといって無理に綿棒などで耳掃除をしてしまうと、かえって汚れを押し込んだり、耳の皮膚自体を傷つけてしまう可能性があります。

少し耳の汚れが気になる時に耳の入り口付近を拭いてあげるだけでも十分です。

また、場合によっては専用のクリーナーを使ってふき取ってあげるとすっきりするでしょう。

普段から汚れや耳のにおいなどは確認するようにしましょう。汚れがある場合は、専用のイヤークリーナーを耳の中に適量入れてもみこんだ後、猫が頭を振って出てきた汚れを取ることができます。

外に出てきた汚れを優しく拭き取ってあげましょう。

耳をチェックしていて、なんらかの異常を感じた時は、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

綿耳垢がたまっている、腫れている、あかみがある、痒がる、痛がるなどなんらかの症状があれば早めに診察を受けましょう。

目の手入れ

ヒマラヤンの美しい目の色と吸い込まれるような大きな目に魅力を感じる方も多いでしょう。

健康であれば非常にイキイキとしています。しかし、目にゴミやほこりが入って炎症を起こしてしまうこともあります。

ヒマラヤンは目と鼻が近い顔をしている為、目や鼻周りには涙や目やにが出ることは多いものです。

しかし、いつもより涙が多い日が続くと感じたら獣医師の診察を受けるようにしましょう。

ヒマラヤンは目の周りの毛も豊富ですので、涙のあとをそのままにしておくと涙やけになってしまいます。

雑菌によって衛生的にもよくありませんし、においも発生します。何より美しい被毛が変色してしまいますので、目の周りのケアをしてあげましょう。涙やけ対策のグッズとして、専用シートなども販売されています。

定期的にこういった物を上手に活用してこまめに目の周りを拭いてあげることもよいでしょう。

普段は、コットンなどで目の周りや目やにを拭いてあげるようにするだけでも、目の周りを清潔に保つことができます。

日々、目の手入れをしていても、すぐに涙があふれてしまう、涙やけができてしまうなどの症状がある場合、目の病気やアレルギーが関係していることもあります。早めに獣医師に相談しましょう。

歯磨き

ヒマラヤンは、家族と一緒に過ごすことが大好きですので、スキンシップやコミュニケーションをかねて子猫の頃から少しずつ歯磨きを習慣にしてみるとよいでしょう。

歯磨きは、成長してから突然行うと嫌がってしまうものです。特に物覚えがよく、神経質な面も持っているヒマラヤンには注意が必要です。

最初は遊びの一環として口を触ること、歯ブラシに慣れることを、たくさん褒めてあげながら少しずつ口の中のチェックと歯磨きをする習慣を作っていくとよいでしょう。

口臭やすでに歯の汚れが気になる場合、ドライフードの食いつきが悪い場合、口の中や歯の周りに炎症が起きていることも考えられます。

歯垢がたまると、歯石になり、歯周病はどんどん進行してしまいます。

平均寿命も長いヒマラヤンは高齢になってから炎症がさらに進んでいきます。口臭が気になる場合は、早めに獣医師に相談しましょう。

歯石除去をする場合、全身麻酔をかけて行うため、猫にとっても負担になります。毎日の歯磨きのケアで、少しでも口の健康を守ってあげましょう。

歯磨きに慣れていない場合は、歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて汚れを拭き取ってあげてもよいでしょう。

最近では、ジェルタイプや飲み水に垂らしてオーラルケアを行うものまで様々な種類があります。

歯ブラシで歯磨きを行うことができるようになるまでは、歯ブラシを歯にあてる、歯ブラシを噛ませるなど、歯ブラシ自体に慣らしていくことも大切です。

無理に行うのではなく、少しずつ慣らしてから、歯磨きの習慣を作りましょう。

子猫期の注意点

ヒマラヤンは子猫の頃は特に全体的に丸みを帯びていて、よちよち歩いている姿がとてもかわいいものです。

スキンシップを取って、体の成長を確認するようにしましょう。ヒマラヤンは、成長と共に運動量が減ります。

子猫は穏やかな性格でありながらも遊び好きな為、ソファやキャットタワーなどからジャンプしようとして、短い足が落ちてしまいそうになることもあります。成長段階である骨格や筋肉を傷めないように注意しましょう。

神経質になることも多いヒマラヤンですので、たっぷりとコミュニケーションをとることが必要ですが、家に迎え入れて落ち着くようになるまでは、静かで安心して休める環境を用意してあげましょう。

成長期のヒマラヤンの子猫には、栄養管理が大切です。子猫用のフードを与え、成長に必要な栄養分をしっかり摂取できるようにしましょう。

子猫用フードは、成長過程により、与える回数が変わります。普段から食事と栄養管理には注意し、気になる点があれば、早めに獣医師に相談しましょう。

ヒマラヤンの子猫は遊びも大好きですが、運動、睡眠のバランスを大切にしてあげましょう。

遊んでいる時に呼吸の仕方や関節の動きなどになんらかの異変を感じたら早めに獣医師に相談しましょう。

もともと抱っこが好きなヒマラヤンですが、マイペースで穏やかに過ごすことができ猫です。

子猫のうちにかまいすぎて依存体質の猫にならないように注意しましょう。安心して休むことができる専用のベッドやスペースを作ってあげることも大切です。

シニア期の注意点

ヒマラヤンもシニアになると、消化吸収の能力が落ちてきたり、食事にムラがでるなど、様々な変化が現れます。

食事制限をしてストレスを与えることはよくありませんが、低カロリーのもの、シニア専用フードに切り替えるなどして、カロリーコントロールをするようにしましょう。

食事のペースが落ちてきている場合は、1回あたりの量を少なくてして回数を多くするなど、猫に負担がかからず、かつ必要な栄養分は補えるようにしましょう。

急激に食欲が落ちている、体重が減ってきているといった症状がある場合は、なんらかの病気にかかっている可能性もありますので、獣医師に相談するようにしましょう。

もともと甘えることが好きなヒマラヤンですが、高齢になると、さらに甘えるようになる猫もいます。

猫とのコミュニケーションやスキンシップを大切にしましょう。

普段のブラッシング時にも体を優しくなでてあげながらボディチェックをするなど、猫の体をチェックしましょう。汚れが気になる場合、シャンプーをしたい場合もありますが、負担になってしまうことがあります。

蒸しタオルで体を拭く程度にして丁寧にブラッシングするなど、体力を奪わないように注意しましょう。

成長とともに運動も減り動きがゆっくりで穏やかに暮らすことが好きなヒマラヤンですが、ベッドでゆっくり寝ている時間も多くなります。

心臓病や、筋肉や骨の老化、関節の傷みなど、様々な健康状の問題が出てくる時期でもあります。

多頭飼いで他の猫がいる場合や小さな子供がいる場合、ゆっくり休める場所も確保してあげるようにしましょう。

シニア期のヒマラヤンは自分が安心できる場所でゆっくり過ごすことが多くなりますので、サークルやハウス、ベッドなどはいつも清潔にするよう心がけましょう。

高齢になると、体温調節をする能力も低下し、体調を崩しやすくなります。室温管理、ベッド周りの温度管理に気を付けてゆっくり休める場所を確保してあげましょう。

季節ごとの注意点

ヒマラヤンにとって春先はとても過ごしやすい季節ですが、気温の変化に注意しなくてはいけません。

特に朝晩の気温の変化によって体調も崩しがちです。特に子猫や高齢猫の場合、激しい気温の変化に体力を奪われてしまうことがあります。お部屋の中や猫がいつも休んでいるスペースなど、快適に過ごせる室温にするようにしましょう。

お部屋の中の環境にも注意しましょう。お部屋の掃除をして、ノミダニの繁殖に注意するようにしましょう。

フサフサの被毛が特徴的なヒマラヤンですが日々のブラッシングや手入れをしているのに体を痒がっているなど、ノミの糞を見つけたなど、なんらかの異常があった場合にはすぐに対処するようにしましょう。

もちろん、日ごろから予防薬を使うことも大切です。

ダブルコートのヒマラヤンは、春から夏にかけては抜け毛が多くなる季節です。

ブラッシングをこまめに行い、定期的なシャンプーもしっかり行いましょう。

抜け毛をそのままにしておくと、皮膚炎の原因や抜け毛を大量に飲み込んで毛球症になってしまうこともありますので、注意が必要です。豊富な被毛ですので、もつれが出てしまうと、毛並みが悪くなるどころか皮膚に影響を及ぼしてしまいます。

ブラッシングとコーミングをこまめに行うようにしましょう。

ヒマラヤンは夏の暑さには弱いものです。お部屋の中であっても熱中症に注意しなくてはいけません。

お部屋の中を快適な温度に設定するようにしましょう。猫の中には、冷房の風を嫌って暑い部屋に行ってしまう猫もいます。

冷房の風が直接当たってしまうと、体調を崩す原因にもなってしまいます。風通しをよくして、快適に過ごせるようにしましょう。

エアコンを使う場合もお部屋の中を冷やし過ぎず、人間が快適に過ごすことができる温度、25℃前後が適温ですので、エアコンを上手に活用して、快適な室温を保つようにしましょう。

子猫、高齢猫の場合は、それでもいつもよりだるそう、食欲がないなどの夏バテ症状が出た場合は、早めに温度設定を行いましょう。

ヒマラヤンが普段から過ごすケージやベッドなどに直射日光が当たっていることも熱中症の危険性が高くなります。

症状が重くなると、命の危険に関わりますので、必ず涼しい場所に自分で行けるような状態にしておきましょう。

誤って閉じ込められてしまったというような事故にならないように注意しましょう。

夏バテによって、体力や食欲が減退してしまうこともあります。

食欲が低下してしまった場合は水分量が多く嗜好性も高いウェットフードを与えてみるなど、少量であっても栄養補給できるような食事を心がけてあげるとよいでしょう。

また、フードが傷みやすい季節ですので、食べ残しは早めに片づけましょう。

秋は、気温が下がって、春と同じく過ごしやすい季節になります。

気温が下がったことでさらに食欲旺盛になってしまい、与え過ぎていると、肥満になってしまってしまいます。

健康な猫であれば、お部屋の中で遊ぶ時間を増やす、カロリーコントロールを行うなど肥満防止に努めましょう。

秋から冬にかけて、春と同様に抜け毛も多くなる季節です。特に気温差が激しい秋は、ブラッシングで抜け毛対策を念入りに行いましょう。

夏の蒸し暑い日が続いた後、皮膚炎を起こしていないか、抜け毛の跡に異常がないかなどボディチェックをしながらしっかりとブラッシングしましょう。

豊富な毛で覆われているヒマラヤンですが、気温差によって体調を崩しやすいものです。

冬の寒さには特に注意しましょう。特に、子猫や高齢の猫の場合、室内であっても気温が下がると、体調不良の原因になってしまうことがあります。

日中は、自分であたたかい場所に移動するヒマラヤンであっても、朝晩の寒さによって体調を崩してしまい、感染症などにつながってしまうこともあります。

暖房をつかって、室内の温度に十分注意しましょう。また、寒さによって動きがよくない場合や、関節の痛みによってあまり動ない場合など、原因がわからないこともあります。

普段から愛猫の様子を観察し、不安があれば早めに獣医師に相談しましょう。

暖房を使う場合、乾燥にも注意しましょう。室内の乾燥は、ウイルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こしてしまいます。暖房とあわせて加湿器を上手に使うようにしましょう。

また、お部屋の中でも日光浴できるようなスペースを作ってあげると、自ら移動して体をあたためることができます。

一方で加湿器などによって湿度が高くなり過ぎると皮膚炎、外耳炎や中耳炎といった病気にもかかりやすくなってしまいます。

皮膚炎が原因になっている場合もあります。また、すでになんらかの疾患を持っている場合は、鼻や耳の病気になりやすい季節でもありますので、特に注意しましょう。

ベッド周りなど、睡眠中の環境にも注意してあげるようにしましょう。

ペットヒーターや毛布などを利用してあげてもよいでしょう。

暖房器具を使用すると、気づくと、体が温まりすぎて脱水症状を起こしてしまうことがあります。特にヒーターやこたつによる火傷、電気コードによる事故などには特に注意しましょう。

子猫期に気を付けたい病気とその兆候

皮膚炎

ヒマラヤンは、被毛が長くて豊富な為、子猫の頃からこまめにブラッシングをするようにしましょう。ヒマラヤンがなりやすい病気のひとつが皮膚炎です。

皮膚炎の原因は、アレルギー、細菌感染、真菌、寄生虫など、様々なものが関わります。また、気温や湿度、ストレスなどによっても症状が悪化してしまうことがあります。

普段からこまめにブラッシングを行い、皮膚をかゆがる様子、赤みや湿疹、脱毛などがある場合は、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

ブラッシングは、愛猫のボディチェックの為にも毎日の習慣にするとよいでしょう。

特に子猫のうちから習慣にすることで、どんな場所を触っても嫌がらないような猫に育つようになります。

多発性嚢胞腎

ヒマラヤンが遺伝的になりやすい病気のひとつです。もともとはペルシャ猫に多い病気でしたが、ヒマラヤンでも発症しやすいということがわかっています。

腎臓に嚢胞がたくさんできてしまい、腎機能の低下や障害が起きてしまいます。

腎臓の負担をできる限り少なくすることが大切ですが、徐々に進行していくものです。

また、初期症状が少ないことも発見が遅くなる要因ですが、普段から猫の食欲と排泄、様子を観察し、水分を多めに取らせること、早めに検査をすることなどが大切です。

シニア期に気をつけたい病気とその兆候

肥大性心筋症

心臓の筋肉が厚くなり、心不全などを起こしてしまう心臓病です。様々な猫が発症しやすいものですが、中年以降のヒマラヤンでも発症しやすいといわれています。

症状を発見しにくく、健康診断で心雑音に気づき、病気が見つかるということも多いものです。

心臓に負担がかかるだけでなく、後ろ足に血液が届かず麻痺をしてしまうこと、後ろ足を激しく痛がる様子が出る、呼吸が苦しくなるといった症状が出ます。

突然死につながることもある病気で、心雑音を健康診断でも見つけることができないこともあるほどです。

シニア期に入った猫は運動する機会が徐々に減りますが、呼吸の状態や足の状態で気になる症状があれば早めに獣医師の検査を受けましょう。

慢性腎不全

高齢の猫に非常に多い腎臓機能が低下する病気でヒマラヤンもなりやすい病気です。

個体差があるものの早期に発見することで、症状の悪化をできる限り穏やかにすることが可能です。シニアになってからは、定期的な健康診断をするなどこまめに体調チェックを行いましょう。

腎臓の機能が低下すると、食欲が落ちてきたり、体重が減る、嘔吐が多くなる、多飲多尿となるなど様々な症状が出ます。日頃から水分をしっかり摂取する事、食事の内容に注意することが大切です、

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

ヒマラヤンの体全体をまずは触ってあげる習慣をもちましょう。ボディチェックは、コミュニケーションの一環としてもとても大切です。まずは、背中や胸など、愛猫が安心する場所気持ちよいところを触ってあげながら、たくさん褒めていきましょう。

ヒマラヤンは、普段から激しい運動はせず、ゆっくり過ごすことが多いものです。

しかし、肥満になると、関節への負担が大きくなってしまいます。体を触ってみて、肋骨がふれる程度がちょうどよい体のバランスです。普段から体を触ることに慣れるよう少しずつ触ってあげましょう。

慣れてきたら、被毛のチェック、皮膚のチェックもしてあげましょう。

皮膚病やアレルギー疾患にもなりやすい為、皮膚のチェックも大切です。皮膚炎によって耳の痒みを起こしている場合もあります。

普段から体全体をチェックするようにしましょう。

また、腎臓の機能低下によって被毛のつやが無くなってくるなど様々な症状がでることがあります。炎症や脱毛などがないか、また掻いてしまった跡がないかなどチェックしてあげましょう。

足先は嫌がる部分でもありますが、普段から肉球が傷ついていないか、何か異物が刺さっていないか、爪が伸びていないかもしっかりチェックしてあげましょう。

体全体を触って、体の傾きはないか、特定の痛がる部位はないかなどチェックしてあげましょう。

お尻付近やしっぽの周辺も触られることを嫌がる部分ではありますが、優しく声をかけてあげながら見るようにしましょう。

お尻を気にする様子がある場合、尻周辺が汚れていないか、下痢の跡や肛門周辺の炎症はないかなどチェックしてあげましょう。

尾の部分までふさふさの被毛ですので、汚れがつきやすいことがあります。被毛を適度にカットするなどして調整しましょう。

顔周りのチェック

ヒマラヤンは流涙症にもなりやすいものです。普段から目のチェックをして、炎症が起きている、いつもよりまぶしそうにしている、痛がっている、視力低下を感じるなどの様子があれば、早めに獣医師に診てもらいましょう。

ヒマラヤンの小さな耳は健康であれば、特に耳掃除を必要とすることはありません。

耳からにおいがする、耳周辺が汚れている、耳垢が出てくるといった場合は、なんらかが原因で耳の中に炎症が起きている可能性があります。

また、しきりに耳を気にする場合やかゆがる場合は外耳炎や耳ダニの感染などを起こしている場合があります。

なんらかのアレルギーによって炎症が起きている場合もあります。においや耳の炎症、赤みが気になる場合は早めに獣医師に診てもらいましょう。

口のチェックも大切です。猫は歯周病になりやすく、特に高齢猫の場合、注意が必要になります。

スキンシップも大好きなヒマラヤンですので、毎日の習慣として歯磨きが効果的ですが、猫の場合子猫の時からの習慣が大切になります。

歯磨き自体が難しい場合は、指先に布を巻いてふき取るようにマッサージしてあげるだけでもよいでしょう。

また口の中をチェックすることで歯茎や舌が健康的なピンク色をしているか確認してあげましょう。

貧血などを起こすと、白っぽくなってしまいます。嫌がらない程度に、歯茎や口臭のチェックもしてあげましょう。

いわゆる猫風邪や感染性の猫ウイルス鼻気管炎を発症してしまうこともあります。

特にヒマラヤンは鼻もつぶれている顔のため、呼吸がしづらく鼻水、鼻詰まりを起こしやすくなります。普段から鼻をチェックして、乾きすぎている、鼻水が出てしまっているは体調不良が考えられます。

また、呼吸に異常を感じる場合などは、早めに獣医師の診察を受けましょう。

 
 

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