2017年11月6日更新

【ペットシッターが解説】ペルシャとの暮らしで注意すること

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

 
 

ペルシャの性格と性質

性格

ペルシャは古代から存在していたといわれるほど歴史の深い猫の一種です。

長い歴史の中で、人とともに暮らしてきたペルシャは非常に賢く、穏やかな性格をしています。愛情深く、家族と一緒に過ごすことを好みます。

体が大きい為、活発に動き回るというよりは、家族とゆったりと過ごすことを好みます。

甘えたい時に甘えのんびりマイペースに過ごしますので、騒がしい場所では、神経質になったりストレスを感じてしまうことがあります。

賢い為、しつけはあまり難しくありませんが、日ごろからコミュニケーションをたっぷり取るようにしましょう。

普段から高いところにジャンプしたり、走りまわるようなことは少ないですが、家族と遊ぶことは好きです。

運動自体があまり得意ではありませんので、関節に負担をかけないように気を付けながら、遊びを通して運動の習慣をもつとよいでしょう。

大きな声を出したり、叱ったりすると臆病になってしまいますので、注意しましょう。

性質

ペルシャ猫は、1500年代あるいはさらに古代の頃から存在していたと言われるほど歴史の深い猫です。

ペルシャの祖先は1620年にペルシャからヨーロッパに渡った長毛の猫だと言われていますが、長い歴史の中で様々な猫と計画的に交配され、人気の猫となっていきました。

1871年には世界初のキャットショーでも登場するほど有名な猫になっています。

ペルシャのその丸みを帯びた体に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか?

ペルシャの体重はオス3.0~5.5kgメス3.0~5.0kg、がっしりした体型をしています。

骨太でさらにボリュームのある被毛によって、かわいらしい体型になっています。

また、特徴的な短く潰れたような鼻や、大きな目と小さな耳がかわいらしさをさらに引き立てています。

ペルシャは平均寿命も長く、16歳~18歳、さらに長生きの猫も多いものです。

被毛

ペルシャの被毛はとてもボリュームがあります。

毛色は、ブラック、ホワイト、チョコレート、レッド、ブルー、ライラックなどで艶のある被毛は、ブラッシングが欠かせません。

特に首回りやしっぽはボリュームがありますので、もつれやすいものです。

換毛期は特に抜け毛が多くなりますので、ブラッシングをこまめに行いましょう。

豊富な毛色をもっているペルシャの中でも、「ゴールド」や「シルバー」の毛色を持つペルシャはチンチラと呼ばれています。

独立した猫種ではありませんが、特に人気の高いカラーです。

飼育の注意点

室内環境

ペルシャは夏の暑さに十分注意しましょう。豊富な被毛に覆われており、暑さにとても弱いものです。

密集した被毛に覆われている大きな体は、お部屋の中でも熱中症に気を付ける必要があります。

また、つぶれたような小さな鼻も、呼吸にも十分注意しなくてはいけません。エアコンを使って、お部屋全体が暑くならないように注意しましょう。

また、普段からゆっくり眠ることが多いペルシャですので、出かける際はカーテンを閉めて、直射日光を遮っておくとよいでしょう。

ペルシャはお部屋を走り回ったり高いところまで上るというような習性はあまりありません。

普段から使っているベッドでゆっくり休むことが大好きなマイペースな猫ですので、冷感マットなどを敷き体を冷やせる場所を作っておくと安心です。

家具の上などお気に入りの場所があります。

ペルシャは豊富な被毛に覆われていますが、寒さにも弱いものです。急激な気温の変化は体調を崩す原因になってしまいます。

冬の間は感染症などにもかかりやすく、特に高齢猫やまだ成長段階にある子猫は要注意です。

鼻がつぶれたような独特な顔をもつペルシャは、鼻と目の間の距離が短く、特に涙があふれやすいものです。

鼻や目に異常を感じたり、呼吸に異常を感じた場合は早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

いつも過ごしているベッドやソファーなどにペット用カーペットをつけるなど、体を暖めることができる環境を整えてあげましょう。

夏と冬、季節に応じてゆっくり眠れる環境を整えてあげましょう。

暖房を使って室温管理をすることも大切ですが、部屋の乾燥にも注意し、適度な湿度を保つようにしましょう。

室内の乾燥がひどくなると、感染症にもかかりやすくなってしまいます。

乾燥がひどくなると感染症を発症しやすくなるばかりか、ペルシャの豊富な美しい毛並みが乾燥してしまったり、静電気を起こしてもつれやすくなってしまうことがあります。

室温と共に湿度も管理しましょう。一方、子猫の頃は活発な面をもっているヒマラヤンですので、ヒーターなどを使う場合は、やけどをしないように注意しましょう。

また、こまめに掃除をして衛生面にも注意したいものです。

甘えん坊でもともと運動が得意ではないペルシャですが、可能な限り遊ぶ時間を作ってあげましょう。

運動不足は肥満の原因にもなってしまいます。気分転換の為にも一緒に遊ぶようにしましょう。

豊富な毛で覆われていますが実は骨太でがっしりした体型のペルシャです。

お部屋の中に、可能な限り滑りにくいカーペットやマットを敷き、ペット専用の滑り止めつきマットを敷くなどして関節に負担をかけないようにしましょう。

家具の配置

ペルシャはもともと運動量が多い猫ではありません。お部屋の中でゆっくり過ごす時間が多いものです。

しかしながら、子猫から若い猫はやはり、おもちゃで遊んでいるうちに狩猟本能が掻き立てられることもあります。

キャットタワーなどの高いところに上る習慣はあまりなく、高いところよりも人の目線が届くあたりに上り、人の様子をじっと見つめて甘えることのほうが好きなようです。

運動神経がにぶいともいわれているペルシャですので、思わぬ怪我につながらないように安定感重視で、ゆっくり休めるように設置してあげましょう。

家具の上にあがることを好む場合も多いものです。家具の配置やインテリアを工夫して、愛猫が自然と運動できる環境を作るとよいでしょう。

ペルシャは、穏やかな暮らしを好み、臆病で神経質な面も持っています。

騒がしい環境や、見知らぬ人や猫がいる環境などではストレスを感じてしまう傾向にあります。普段から愛猫が安心できるスペースを作っておくとよいでしょう。

また、猫専用のケージを置き、その中にベッドやトイレ、食事場所を作っておくと、普段から猫の生活スペースを確保することに便利です。

専用スペースにいる際は、あまり構わずに猫自身がマイペースで過ごせるようにしてあげましょう。

暑さや湿度に弱いペルシャですので、猫の専用スペースは直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所、転倒のおそれのある家具やインテリアのそばに置かないなど、安全面でも十分に注意することが大切です。

普段から安全に過ごせるように注意してあげましょう。

猫にとって、大切な爪とぎの設置も必要です。爪とぎがないと床や壁を傷つけてしまったり、ストレスの原因になってしまいます。

決められた場所で爪とぎできるようにしましょう。

カーペット、段ボール、木製、縄など、爪とぎの種類も形状も様々です。

マイペースなペルシャですので、その時によってお気に入りが変わることもあります。様々な物を試してあげるとよいでしょう。

 

ペルシャのケア方法

ブラッシング

ペルシャは豊富なダブルコートで覆われていますが、換毛期には特に抜け毛が多くなります。

普段からブラッシングはとても大切ですが、この時期は特に丁寧にブラッシングするようにしましょう。

毛玉が一度できてしまうと取り除くことも大変ですので、美しい毛並みを普段から整えておくことがとても大切です。

ペルシャの被毛はとても密集していて柔らかい毛質をしています。

毎日ブラッシングをしていないと、あっと言う間にもつれができ、そのまま大きな毛玉ができてしまう可能性があります。

普段からラバーブラシを使って、抜け毛を取り除き、もつれもできないようにしておきましょう。

特に脇や後ろ足、大きなしっぽとお尻周辺などはもつれやすいので、丁寧にブラッシングしてあげるようにしましょう。

毛玉やもつれができてしまっている時はスリッカーを使った後にコームをかけるとよいでしょう。

スリッカーは、正しい使い方をしないと皮膚を傷つけてしまいます。優しく持ってかけるように注意しましょう。

猫はセルフグルーミングで毛並みを整えますが、抜け毛や死毛をそのままにしておくと、大量の毛を飲み込んでしまって毛球症の原因になったり、皮膚炎の原因になってしまうことも考えられます。

神経質な面も持っているペルシャですので、長時間のブラッシングは嫌がってしまうことがあります。

子猫のうちからスキンシップをかねてブラッシングを習慣化しておくとよいでしょう。

爪切り

ペルシャは習性として爪とぎも自分で行いますが、お部屋を走り回ったり興奮することも少なく、おっとりとしています。

爪を整えることができるほど、豪快に爪とぎをするわけではありませんので、定期的に爪切りは必要になります。

そのままにしていると、爪の中の血管も一緒に伸び、伸びた爪や剥がれ落ちなかった古い爪が肉球にささってしまうようになります。

体が中型から大型のペルシャは歩き方に弊害を及ぼしかねません。

もちろん、家具などを傷つけてしまう原因になったり、爪が引っ掛かり思わぬ事故につながってしまうこともありますので、爪切りをしてあげるようにしましょう。

爪を切る場合は、血管と神経を切らないように気をつけます。ペット用の爪きりで切るようにしましょう。

子猫であれば、はさみタイプの爪切りも便利です。もちろん、不安な場合は獣医師やトリマーさんにお願いしてもよいでしょう。

爪切りは、飼い主さんに力が入ると、猫も緊張してしまいます。ペルシャは非常に利口で、飼い主さんの動きから爪とぎを察してしまいます。

また、飼い主さんが緊張していると、さらに爪とぎを嫌がるようになることもあります。

ペルシャ自身が激しく嫌がっている場合は、無理に爪切りをしようとせずに、まずは爪切り自体に慣らしておくこと、1本だけからスタートをして、嫌がらない程度に徐々に慣らしていくだけでも十分です。

耳掃除

ペルシャの健康的な耳は普段から汚れが溜まることはあまりありませんので、耳掃除はしなくても問題ありません。

耳の汚れが気になるからといって無理に綿棒などで耳掃除をしてしまうと、かえって汚れを押し込んだり、耳の皮膚自体を傷つけてしまう可能性がありますので、気になる場合は一度動物病院を受診しましょう。

少し耳の汚れが気になる時に耳の入り口付近を拭いてあげるだけでも十分です。

また、場合によっては専用のクリーナーを使ってふき取ってあげるとすっきりするでしょう。

皮膚の疾患から耳の炎症につながってしまうこともありますので、普段から汚れや耳のにおいなどは確認するようにしましょう。

耳をチェックしていて、なんらかの異常を感じた時は、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

綿耳垢がたまっている、腫れている、あかみがある、痒がる、痛がるなどなんらかの症状があれば早めに診察を受けましょう。

目の手入れ

ペルシャの目は、毛色によってカラーも異なり、とても美しいものです。健康であれば非常にイキイキとしています。

しかし、目にゴミやほこりが入って炎症を起こしてしまうこともあります。ペルシャは目と鼻が近い顔をしている為、目や鼻周りには涙や目やにが出ることは多いものです。

しかし、いつもより涙が多い日が続くと感じたら獣医師の診察を受けるようにしましょう。

ペルシャは目の周りの毛も豊富ですので、涙のあとをそのままにしておくと涙やけになってしまいます。

雑菌によって衛生的にもよくありませんし、においも発生します。何より美しい被毛が変色してしまいますので、目の周りのケアをしてあげましょう。

涙やけ対策のグッズとして、専用シートなども販売されています。定期的にこういった物を上手に活用してこまめに目の周りを拭いてあげることもよいでしょう。

普段は、コットンなどで目の周りや目やにを拭いてあげるようにするだけでも、目の周りを清潔に保つことができます。

日々、目の手入れをしていても、すぐに涙があふれてしまう、涙やけができてしまうなどの症状がある場合、目の病気やアレルギーが関係していることもあります。

早めに獣医師に相談しましょう。

歯磨き

ペルシャは、家族と一緒に過ごすことが大好きですので、スキンシップやコミュニケーションをかねて子猫の頃から少しずつ歯磨きを習慣にしてみるとよいでしょう。

歯磨きは、成長してから突然行うと嫌がってしまうものです。特に物覚えがよく、神経質な面も持っているペルシャには注意が必要です。

最初は遊びの一環として口を触ること、歯ブラシに慣れることを、たくさん褒めてあげながら少しずつ口の中のチェックと歯磨きをする習慣を作っていくとよいでしょう。

ペルシャは長生きする猫が多く、食事がしっかりできるかは高齢になっても健康でいる為の秘訣です。

口臭やすでに歯の汚れが気になる場合、ドライフードの食いつきが悪い場合、口の中や歯の周りに炎症が起きていることも考えられます。

歯垢がたまると、歯石になり、歯周病はどんどん進行してしまいます。口臭が気になる場合は、早めに獣医師に相談しましょう。

歯石除去をする場合、全身麻酔をかけて行うため、猫にとっても負担になります。毎日の歯磨きのケアで、少しでも口の健康を守ってあげましょう。

歯磨きに慣れていない場合は、歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて汚れを拭き取ってあげてもよいでしょう。

最近では、ジェルタイプや飲み水に垂らしてオーラルケアを行うものまで様々な種類があります。

歯ブラシで歯磨きを行うことができるようになるまでは、歯ブラシを歯にあてる、歯ブラシを噛ませるなど、歯ブラシ自体に慣らしていくことも大切です。

無理に行うのではなく、少しずつ慣らしてから、歯磨きの習慣を作りましょう。

子猫期の注意点

ペルシャの子猫は、全体的に丸みを帯びています。

成長と共に骨格もしっかりしてきますので、スキンシップを取り、体の成長をしっかり確認するようにしましょう。ペルシャは、成長と共に運動量が減ります。

子猫は遊び好きではありますが本来運動神経がよいとは言えません、ソファやキャットタワーなどからジャンプしようとして、短い足が落ちてしまいそうになることもあります。

成長段階である骨格や筋肉を傷めないように注意しましょう。

臆病でしつけの中でも叱られると落ち込んでしまうほどの神経質な面をもっています。

騒がしい場所も苦手ですので、普段から安心できる環境でたっぷりとコミュニケーションをとることが必要ですが、家に迎え入れて落ち着くようになるまでは、静かで安心して休める環境を用意してあげましょう。

成長期のペルシャの子猫には、栄養管理が大切です。子猫用のフードを与え、成長に必要な栄養分をしっかり摂取できるようにしましょう。

子猫用フードは、成長過程により、与える回数が変わります。普段から食事と栄養管理には注意し、気になる点があれば、早めに獣医師に相談しましょう。

ペルシャの子猫は遊びも大好きですが、本来運動神経が良い猫ではありません。疲れや怪我に注意して、運動、睡眠のバランスを大切にしてあげましょう。

遊んでいる時に呼吸の仕方や関節の動きなどになんらかの異変を感じたら早めに獣医師に相談しましょう。

子猫のうちにかまいすぎて依存体質の猫にならないように注意しましょう。安心して休むことができる専用のベッドやスペースを作ってあげることも大切です。

シニア期の注意点

ペルシャもシニアになると、消化吸収の能力が落ちてきたり、食事にムラがでるなど、様々な変化が現れます。

食事制限をしてストレスを与えることはよくありませんが、低カロリーのもの、シニア専用フードに切り替えるなどして、カロリーコントロールをするようにしましょう。

食事のペースが落ちてきている場合は、1回あたりの量を少なくてして回数を多くするなど、猫に負担がかからず、かつ必要な栄養分は補えるようにしましょう。

急激に食欲が落ちている、体重が減ってきているといった症状がある場合は、なんらかの病気にかかっている可能性もありますので、獣医師に相談するようにしましょう。

もともとマイペースでありながら心を許した家族に甘えることが大好きなペルシャですが、高齢になると、さらに甘えるようになる猫もいます。

猫とのコミュニケーションやスキンシップを大切にしましょう。

また先普段のブラッシング時にも体を優しくなでてあげながらボディチェックをするなど、猫の体をチェックしましょう。

寝る時間が多くなりますが、被毛のもつれなども気になるようになりますので、丁寧なブラッシングが大切になります。

汚れが気になる場合、シャンプーをしたい場合もありますが、体が大きくその分負担になってしまうことがあります。

蒸しタオルで体を拭く程度にするなど、体力を奪わないように注意しましょう。

成長とともに運動も減り動きがゆっくりで穏やかに暮らすことが好きなペルシャですが、ご長寿の猫も多い品種になります。

ベッドでゆっくり寝ている時間も多くなりますので穏やかな時間を過ごせるように環境を整えてあげましょう。

シニア期のペルシャは自分が安心できる場所でゆっくり過ごすことが多くなりますので、ケージやベッドなどはいつも清潔にするよう心がけましょう。

高齢になると、体温調節をする能力も低下し、体調を崩しやすくなります。室温管理、ベッド周りの温度管理に気を付けてゆっくり休める場所を確保してあげましょう。

心臓病や、筋肉や骨の老化、関節の傷みなど、様々な健康状の問題が出てくる時期でもあります。

多頭飼いで他の猫がいる場合や小さな子供がいる場合、ゆっくり休める場所も確保してあげるようにしましょう。

季節ごとの注意点

ペルシャにとって春先はとても過ごしやすい季節ですが、気温の変化に注意しなくてはいけません。

特に朝晩の気温の変化によって体調も崩しがちです。特に子猫や高齢猫の場合、激しい気温の変化に体力を奪われてしまうことがあります。

お部屋の中や猫がいつも休んでいるスペースなど、快適に過ごせる室温にするようにしましょう。

お部屋の中の環境にも注意しましょう。お部屋の掃除をして、ノミダニの繁殖に注意するようにしましょう。

フサフサの被毛が特徴的なペルシャですが日々のブラッシングや手入れをしているのに体を痒がっているなど、ノミの糞を見つけたなど、なんらかの異常があった場合にはすぐに対処するようにしましょう。

もちろん、日ごろから予防薬を使うことも大切です。

ダブルコートのペルシャは、春から夏にかけては抜け毛が多くなる季節です。

ブラッシングをこまめに行い、定期的なシャンプーもしっかり行いましょう。

抜け毛をそのままにしておくと、皮膚炎の原因や抜け毛を大量に飲み込んで毛球症になってしまうこともありますので、注意が必要です。豊富な被毛ですので、もつれが出てしまうと、毛並みが悪くなるどころか皮膚に影響を及ぼしてしまいます。

普段からスリッカー、ラバーブラシ、コームなどを使い分けブラッシングとコーミングをこまめに行うようにしましょう。

ペルシャは夏の暑さには特に弱いものです。お部屋の中であっても熱中症に注意しなくてはいけません。

お部屋の中を快適な温度に設定するようにしましょう。

猫の中には、冷房の風を嫌って暑い部屋に行ってしまう猫もいます。冷房の風が直接当たってしまうと、体調を崩す原因にもなってしまいます。

風通しをよくして、快適に過ごせるようにしましょう。

エアコンを使う場合もお部屋の中を冷やし過ぎず、人間が快適に過ごすことができる温度、25℃前後が適温ですので、エアコンを上手に活用して、快適な室温を保つようにしましょう。

子猫、高齢猫の場合は、それでもいつもよりだるそう、食欲がないなどの夏バテ症状が出た場合は、早めに温度設定を行いましょう。

ペルシャは寝る時間がとても長く、起きていてもお部屋の中でゆっくり過ごすことが多い猫です。

普段から過ごすケージやベッドなどに直射日光が当たっていることも熱中症の危険性が高くなります。

暑くなると、自分で移動できますが、高齢の猫やケージなど移動ができない空間にいる場合は特に注意が必要です。

症状が重くなると、命の危険に関わりますので、必ず涼しい場所に自分で行けるような状態にしておきましょう。

誤って閉じ込められてしまったというような事故にならないように注意しましょう。

夏バテによって、体力や食欲が減退してしまうこともあります。

食欲が低下してしまった場合は水分量が多く嗜好性も高いウェットフードを与えてみるなど、少量であっても栄養補給できるような食事を心がけてあげるとよいでしょう。

また、フードが傷みやすい季節ですので、食べ残しは早めに片づけましょう。

秋は、気温が下がって、ペルシャにとって春と同じく過ごしやすい季節になります。

もともと運動が苦手で肥満には注意しなくてはいけない猫です。

秋になると、気温が下がったことでさらに食欲旺盛になってしまい、食事やおやつを与え過ぎていると、肥満になってしまってしまいます。

健康な猫であれば、可能な限りお部屋の中で遊ぶ時間を増やす、カロリーコントロールを行うなど肥満防止に努めましょう。

秋から冬にかけて、春と同様に抜け毛も多くなる季節です。特に気温差が激しい秋は、ブラッシングで抜け毛対策を念入りに行いましょう。

夏の蒸し暑い日が続いた後、皮膚炎を起こしていないか、抜け毛の跡に異常がないかなどボディチェックをしながらしっかりとブラッシングしましょう。

豊富な毛で覆われているペルシャですが、気温差によって体調を崩しやすいものです。冬の寒さには特に注意しましょう。

特に、子猫や高齢の猫の場合、室内であっても気温が下がると、体調不良の原因になってしまうことがあります。

暖房をつかって、室内の温度に十分注意しましょう。また、寒さによって動きがよくない場合や、関節の痛みによってあまり動ない場合など、普段から愛猫の様子を観察し、不安があれば早めに獣医師に相談しましょう。

暖房を使う場合、乾燥にも注意しましょう。室内の乾燥は、ウイルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こしてしまいます。

暖房とあわせて加湿器を上手に使うようにしましょう。

また、お部屋の中でも日光浴できるようなスペースを作ってあげると、自ら移動して体をあたためることができます。

一方で加湿器などによって湿度が高くなり過ぎると皮膚炎、外耳炎や中耳炎といった病気にもかかりやすくなってしまいます。

なんらかの疾患を持っている場合は、鼻や耳の病気になりやすい季節でもありますので、特に注意しましょう。

ベッド周りなど、睡眠中の環境にも注意してあげるようにしましょう。ペットヒーターや毛布などを利用してあげてもよいでしょう。

暖房器具を使用すると、気づくと、体が温まりすぎて脱水症状を起こしてしまうことがあります。

特にヒーターやこたつによる火傷、電気コードによる事故などには特に注意しましょう。

子猫期に気を付けたい病気とその兆候

皮膚炎

ペルシャは被毛が長くて豊富な為、子猫の頃からこまめにブラッシングをするようにしましょう。

ペルシャがなりやすい病気のひとつが皮膚炎です。皮膚炎の原因は、アレルギー、細菌感染、真菌、寄生虫など、様々なものが関わります。

また、気温や湿度、ストレスなどによっても症状が悪化してしまうことがあります。

普段からこまめにブラッシングを行い、皮膚をかゆがる様子、赤みや湿疹、脱毛などがある場合は、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

ブラッシングは、愛猫のボディチェックの為にも毎日の習慣にするとよいでしょう。

特に子猫のうちから習慣にすることで、どんな場所を触っても嫌がらないような猫に育つようになります。

多発性嚢胞腎

ペルシャが遺伝的になりやすい病気のひとつです。腎臓に嚢胞がたくさんできてしまい、腎機能の低下や障害が起きてしまいます。

腎臓の負担をできる限り少なくすることが大切ですが、徐々に進行していくものです。

また、初期症状が少ないことも発見が遅くなる要因ですが、普段から猫の食欲と排泄、様子を観察し、水分を多めに取らせること、早めに検査をすることなどが大切です。

シニア期に気を付けたい病気とその兆候

肥大性心筋症

心臓の筋肉が厚くなり、心不全などを起こしてしまう心臓病です。

様々な猫が発症しやすいものですが、中年以降のペルシャでも発症しやすいと言われています。症状を発見しにくく、健康診断で心雑音に気づき、病気が見つかるということも多いものです。

心臓に負担がかかるだけでなく、後ろ足に血液が届かず麻痺をしてしまうこと、後ろ足を激しく痛がる様子が出る、呼吸が苦しくなるといった症状が出ます。

突然死につながることもある病気で、心雑音を健康診断でも見つけることができないこともあるほどです。

シニア期に入った猫は運動する機会が徐々に減りますが、呼吸の状態や足の状態で気になる症状があれば早めに獣医師の検査を受けましょう。

慢性腎不全

高齢の猫に非常に多い腎臓機能が低下する病気でペルシャもなりやすい病気です。

個体差があるものの早期に発見することで、症状の悪化をできる限り穏やかにすることが可能です。

シニアになってからは、定期的な健康診断をするなどこまめに体調チェックを行いましょう。

腎臓の機能が低下すると、食欲が落ちてきたり、体重が減る、嘔吐が多くなる、多飲多尿となるなど様々な症状が出ます。

日頃から水分をしっかり摂取する事、食事の内容に注意することが大切です、

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

ペルシャの体全体をまずは触ってあげる習慣をもちましょう。ボディチェックは、コミュニケーションの一環としてもとても大切です。

ペルシャは穏やかに安心できる家族と一緒に過ごすことが大好きで甘えん坊な面をもっています。

まずは、背中や胸など、愛猫が安心する場所気持ちよいところを触ってあげながら、たくさん褒めていきましょう。

ペルシャは、普段から激しい運動はせず、ゆっくり過ごすことが多いものです。しかし、肥満には十分注意しなくてはいけません。

肥満になると、関節への負担が大きくなってしまいます。体を触ってみて、肋骨がふれる程度がちょうどよい体のバランスです。普段から体を触ることに慣れるよう少しずつ触ってあげましょう。

慣れてきたら、被毛のチェック、皮膚のチェックもしてあげましょう。

皮膚病やアレルギー疾患にもなりやすい為、皮膚のチェックも大切です。

皮膚炎によって耳の痒みを起こしている場合もあります。普段から体全体をチェックするようにしましょう。

また、腎臓の機能低下によって被毛のつやが無くなってくるなど様々な症状がでることがあります。炎症や脱毛などがないか、また掻いてしまった跡がないかなどチェックしてあげましょう。

足先は嫌がる部分でもありますが、普段から肉球が傷ついていないか、何か異物が刺さっていないか、爪が伸びていないかもしっかりチェックしてあげましょう。

体全体を触って、体の傾きはないか、特定の痛がる部位はないかなどチェックしてあげましょう。

しっぽの毛もふさふさしているところが魅力のひとつでもあるペルシャですが、尻尾周辺からお尻にかけてもしっかりチェックしてあげましょう。

お尻付近は触られることを嫌がる部分ではありますが、優しく声をかけてあげながら見るようにしましょう。

お尻を気にする様子がある場合、尻周辺が汚れていないか、下痢の跡や肛門周辺の炎症はないかなどチェックしてあげましょう。

顔周りのチェック

ペルシャは流涙症にもなりやすいものです。

普段から目のチェックをして、炎症が起きている、いつもよりまぶしそうにしている、痛がっている、視力低下を感じるなどの様子があれば、早めに獣医師に診てもらいましょう。

ペルシャの小さな耳は健康であれば、特に耳掃除を必要とすることはありません。

耳からにおいがする、耳周辺が汚れている、耳垢が出てくるといった場合は、なんらかが原因で耳の中に炎症が起きている可能性があります。

また、しきりに耳を気にする場合やかゆがる場合は外耳炎や耳ダニの感染などを起こしている場合があります。

なんらかのアレルギーによって炎症が起きている場合もあります。においや耳の炎症、赤みが気になる場合は早めに獣医師に診てもらいましょう。

口のチェックも大切です。猫は歯周病になりやすく、特に高齢猫の場合、注意が必要になります。

ペルシャは平均寿命が比較的長くご長寿の猫も多いものです。しかし、口の健康が食事に関わる面でも非常に大切になります。

スキンシップも大好きなペルシャですので、毎日の習慣として歯磨きが効果的ですが、猫の場合子猫の時からの習慣が大切になります。

歯磨き自体が難しい場合は、指先に布を巻いてふき取るようにマッサージしてあげるだけでもよいでしょう。

また口の中をチェックすることで歯茎や舌が健康的なピンク色をしているか確認してあげましょう。

貧血などを起こすと、白っぽくなってしまいます。嫌がらない程度に、歯茎や口臭のチェックもしてあげましょう。

いわゆる猫風邪や感染性の猫ウイルス鼻気管炎を発症してしまうこともあります。

特にペルシャは鼻もつぶれている顔のため、呼吸がしづらく鼻水、鼻詰まりを起こしやすくなります。

普段から鼻をチェックして、乾きすぎている、鼻水が出てしまっているは体調不良が考えられます。また、呼吸に異常を感じる場合などは、早めに獣医師の診察を受けましょう。

 
 

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