2017年11月7日更新

【ペットシッターが解説】アメリカンカールとの暮らしで注意すること

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

 
 

アメリカンカールの性格と性質

性格

アメリカンカールは、とても人懐っこく明るい性格を持っています。後ろにカールした耳がかわいらしくユーモアを感じますが、性格も愛嬌たっぷりの性格を持っています。

人への警戒心も少なく、家族や他の猫と仲良くくらすことができる猫です。初めて猫を飼う方であっても、警戒心なく甘えてくれる姿はとても飼いやすいと言えるでしょう。

知能的にも高く、物覚えがよい為しつけもしやすいところが魅力のひとつでもあります。

もともと野良猫で雑種だった猫に由来する為、ひとりで過ごすことも上手です。お留守番もできますので、安心して飼うことができます。

大人しい猫ですので、優しく声をかけてあげると愛情深く寄り添ってくれることでしょう。

普段は比較的おとなしい猫ですが、家族と遊ぶことももちろん大好きです。豊富な被毛に覆われていますが、太りやすい面もあります。

また、運動が足りなくてストレスをためてしまうこともありますので、一緒に遊ぶ時間を作ってあげるようにしましょう。

留守番が得意な猫ではありますが、時には思いっきり甘えさせてあげることも大切です。

性質

アメリカンカールの魅力は、そのカールした耳ですが、それだけではなく、美しい被毛やふさふさとした尾、そしてりりしい顔と全体的な美しさからも人気を得ています。

もともと、アメリカンカールは、1981年にアメリカで発見された猫がルーツと言われています。

アメリカのとある夫婦のもとに耳がくるんとカールした変わった猫が迷いこんできたのです。

この夫婦が大切に繁殖を始めたところがスタートしました。1991年にアメリカに本拠地がある猫登録協会公認となり、その歴史はまだ浅い猫だと言えます。

アメリカンカールの平均体重はオス3.0kg~5.5kg、メス2.2kg~4.5kg、一般的な猫に比べて軽めの猫だと言えます。

寿命は、平均寿命は12~16年ほどですので、一般的な猫に比べて平均寿命は長いと言えます。

遺伝的な病気は少なく、健康なことが多い猫ですが、肥満には十分注意し、適切な栄養管理を行いましょう。

被毛

アメリカンカールはそのふさふさとした長毛も特徴的です。短毛の猫もいますが、長毛のアメリカンカールの場合飾り気も非常に豊富で、もつれやからみも多くなるため、普段からしっかりとブラッシングすることが大切になります。

長毛のアメリカンカールはシングルコートまたは短いアンダーコートがとても少ないですが生えています。

短毛のアメリカンカールはダブルコートが多く、特に換毛期の時期は毎日丁寧にブラッシングを行い、定期的にシャンプーもするとよいでしょう。

飼育の注意点

室内環境

アメリカンカールは、もともと長毛の猫から繁殖が始まった猫の為、ふさふさの被毛に覆われています。その為、特に夏は注意しなくてはいけません。

毎日蒸し暑い日が続くと体調を崩すばかりか熱中症になってしまいます。

普段から猫の食欲や体調に気を配り、お部屋の中は人が快適に過ごせる室温で構いませんので、エアコンを利用するようにしましょう。

個体差はありますので、万が一、暑がる様子、寒がる様子があればその都度注意して室温を設定するようにしましょう。

夏は、冷房をつけっぱなしにしておくほうがよいですが、万が一、停電などによってエアコンが消えてしまった時のために、体を冷やせる場所を作っておくと安心です。

アメリカンカールは普段大人しくお留守番も得意ですが、自分のお気に入りの場所として高いところや上下運動が大好きです。

キャットタワーに上ることも大好きですが、窓辺や玄関、廊下など自ら涼しい場所に移動します。冷房の風が苦手な猫もいますので、エアコンを効かせてもそのお部屋から出ていってしまうこともあります。

風通しのよい場所、冷感マットを敷いたベッドなど体を冷やすことできる場所を作ってあげるとよいでしょう。

猫はエアコンの風が苦手なことも多く、寒いと感じるとその部屋から出て暑い部屋に行ってしまうこともあります。

特に高齢猫は、部屋の温度を下げ過ぎると低体温になってしまうことがあります。

エアコンをつけずに涼しい風が入る部屋を好むこともありますので、猫の様子を見て臨機応変に決めるとよいでしょう。また、暑くなった時には自分で帰ってくることもしばしばです。

寒い日が続く冬の時期は、猫は自然と暖かい場所を探して移動するものです。

アメリカンカールは、元気で比較的体も丈夫な為、寒さには強いほうですが、子猫や高齢猫は注意しましょう。

特には高齢猫は移動すること自体に体力をつかってしまうものです。いつも過ごしているベッドやソファーなどにペット用カーペットをつけるなど、体を暖めることができる環境を整えてあげましょう。

暖房を使って室温管理をすることも大切ですが、部屋の乾燥にも注意し、適度な湿度を保つようにしましょう。

乾燥がひどくなると、豊富な被毛に覆われた長毛のアメリカンカールは、さらに毛玉になりやすくなってしまいます。室温と共に湿度も管理しましょう。

ヒーターなどを使う場合は、やけどをしないように注意しましょう。また、こまめに掃除をして衛生面にも注意したいものです。

アメリカンカールは普段は大人しいものですが、家族と一緒に遊ぶことが大好きで甘えん坊な面を持っています。

時に思いっきりお部屋の中を走って大ジャンプを見せてくれることもありますが、そのまま何かの拍子に滑って関節を傷めたり、骨折の原因になってしまうことがあります。

また、フローリングのままにしておくと、特に滑りやすく、おもちゃに夢中になっているうちに滑ってしまい、体や関節に負担をかけてしまいます。

可能な限り滑りにくいカーペットやマットを敷き、ペット専用の滑り止めつきマットを敷くなどして関節に負担をかけないようにしましょう。

家具の配置

アメリカンカールは、人間が大好きで穏やかな性格をもっていますが、とても賢いものです。

子猫のうちから覚えもよくしつけもしやすいと言われていますが、甘えん坊な性格の為いたずらをして家族の気を引こうとすることもあります。

思わぬところに閉じ込められてしまわぬように、お部屋の中でも入っていい場所とだめな場所がある場合、しっかり決めておきましょう。

また、普段から家族と一緒に過ごすことが大好きなアメリカンカールですので、一緒に過ごすリビングなどに上下運動ができるキャットタワーをおいたり、家具をうまく配置して運動ができるようにスペースを設けましょう。

アメリカンカールのパーソナルスペースとして、ケージやサークルをおいてあげてもよいでしょう。

猫専用のケージを置き、その中にベッドやトイレ、食事場所を作っておくと、留守番の際や来客時なども安心です。

非常に賢いアメリカンカールですので、優しく伝えてあげるだけで家族とのコミュニケーションが取れると言われています。

専用スペースを作ってあげることでトイレのしつけや食事のしつけがしやすい他、病気などの際の隔離時にも効果的です。

ただし、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所、転倒のおそれのある家具やインテリアのそばに置かないなど、安全面でも十分に注意することが大切です。

猫にとって、大切な爪とぎの設置も必要です。

爪とぎがないと床や壁を傷つけてしまったり、ストレスの原因になってしまいます。決められた場所で爪とぎできるようにしましょう。

カーペット、段ボール、木製、縄など、爪とぎの種類も形状も様々です。

体が大きいため、いくつかの爪とぎを合わせて専用の物を作ってあげたり、市販の物であってもいくつか場所を決めておくとよいでしょう。

猫の様子を見て、お気に入りを見つけてあげましょう。

 

アメリカンカールのケア方法

ブラッシング

長毛のアメリカンカールはそのふさふさとした豊富な被毛が魅力的です。

しかし、毛量自体が多い為、毛自体がもつれやすい為、毎日ブラッシングしてあげるようにしましょう。

短毛種の場合は、普段のブラッシングは簡単ですが、換毛期になると抜け毛が非常に多くなります。

特に念入りにブラッシングしてあげるようにしましょう。

1日1回スリッカーなどで毛をといてから、コーミングすることで毛の流れを整えることができます。

スリッカーは皮膚を傷つけないように十分注意しなくてはいけません。スリッカーなどを嫌がる場合は、ラバーブラシなどを使って抜け毛を取り除いてあげてもよいでしょう。

もつれや抜け毛を取り除いたあと、丁寧にコームをかけてあげるようにしましょう。

猫自身はセルフグルーミングをしていますが、そのまま毛を飲み込んで毛球症の原因になってしまうこともあります。

アメリカンカールは、家族とのスキンシップやコミュニケーションも大好きな猫です。

非常に賢い為、嫌がらない程度に少しずつ日頃からブラッシングする習慣を持ちましょう。

爪切り

アメリカンカールは普段の生活の中で爪とぎも自分で行いますが、定期的に爪切りは必要になります。

そのままにしていると、伸びた爪や剥がれ落ちなかった古い爪が肉球にささってしまいます。

もちろん、家具などを傷つけてしまう原因になったり、爪が引っ掛かり思わぬ事故につながってしまうこともありますので、爪切りをしてあげるようにしましょう。

爪を切る場合は、血管と神経を切らないように気をつけます。ペット用の爪きりで切るようにしましょう。

子猫であれば、はさみタイプの爪切りも便利です。もちろん、不安な場合は獣医師やトリマーさんにお願いしてもよいでしょう。

爪切りは、飼い主さんに力が入ると、猫も緊張してしまいます。アメリカンカールは穏やかな猫で抱っこやスキンシップも大好きな猫です。

しかし、非常に利口な猫ですので、飼い主さんが緊張していると、その様子を察して逃げてしまうこともあります。

また、爪切り自体で痛い思いをするとあっと言う間に覚えてしまいます。

無理に爪切りをしようとせずに、まずは爪切り自体に慣らしておくこと、1本だけからスタートをして、嫌がらない程度に徐々に慣らしていくだけでも十分です。

耳掃除

アメリカンカールの特徴的である外側にくるんと反り返った耳ですが、この耳の独特な形は通気性が悪い為、耳掃除が定期的に必要になってきます。

耳の中もひだで入り組んだ形をしていますので、傷つけないように気を付けながら耳掃除をするようにしましょう。

耳を定期的にチェックして湿っているような状態であれば、要注意です。一週間に一回から、特に汚れが気になる場合は2日に1回くらいの頻度で耳掃除を行ってあげてもよいでしょう。

耳をチェックしていて、なんらかの異常を感じた時は、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

綿棒などを使って、耳掃除をすると、汚れを耳の奥に入れてしまうことがあります。

耳垢がたまっている、腫れている、あかみがある、痒がる、痛がるなどなんらかの症状があれば早めに診察を受けましょう。

目の手入れ

アメリカンカールの目の周辺も普段からチェックしてあげるようにしましょう。

普段から穏やかに暮らすことが好きなアメリカンカールですが、目にゴミやほこりが入って炎症を起こしてしまうこともあります。

角膜炎や結膜炎を起こしやすい猫でもありますので、普段から目の状態をチェックしてあげるようにしましょう。

また、なんらかのアレルギー症状や病気の症状として涙や目やにがよく出ることがありますので、いつもより涙が多い日が続くと感じたら獣医師の診察を受けるようにしましょう。

涙の跡をそのままにして不衛生な状態になると、雑菌でにおいが出てきたり涙やけで変色してしまうこともあります。

特に長毛のアメリカンカールの場合、周辺の被毛にも汚れがついてしまいますので、普段から目のチェックを行うようにしましょう。

涙やけ対策のグッズとして、専用シートなども販売されています。

定期的にこういった物を上手に活用してこまめに目の周りを拭いてあげることもよいでしょう。

普段は、コットンなどで目の周りや目やにを拭いてあげるようにするだけでも、目の周りを清潔に保つことができます。

歯磨き

アメリカンカールは比較的長生きをすることも多い体の丈夫な猫です。

しかし、健康に暮らす為には、食事を歯の健康が影響しています。

猫も歯磨きをしないと歯垢はどんどんたまってしまい、やがて歯石となってしまいます。

家族と一緒に過ごすことが大好きなアメリカンカールですので、歯磨きは、コミュニケーションもかねて日々の習慣にしてあげたいものです。

猫は成長してから突然歯磨きの習慣を持とうとしても嫌がってしまいます。

最初は遊びの一環として口を触ること、歯ブラシに慣れることを、たくさん褒めてあげながら少しずつ口の中のチェックと歯磨きをする習慣を作っていくとよいでしょう。

歯石除去をする場合、全身麻酔をかけて行うため、猫にとっても負担になります。

毎日の歯磨きのケアで、少しでも口の健康を守ってあげましょう。

口臭やすでに歯の汚れが気になる場合、ドライフードの食いつきが悪い場合、口の中や歯の周りに炎症が起きていることも考えられます。

場合によっては炎症だけでなく、細菌感染や腫瘍などが原因になっていることもありますので、早めに獣医師に診察を受けるようにしましょう。

歯磨きに慣れていない場合は、歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて汚れを拭き取ってあげてもよいでしょう。

最近では、ジェルタイプや飲み水に垂らしてオーラルケアを行うものまで様々な種類があります。

歯垢や歯石の蓄積を予防する専用のフードも販売されています。

このようなフードに切り替えてみてもよいでしょう。

子猫期の注意点

アメリカンカールの耳は、子猫のうちから外側にカールしていますが、自然となっているものであり、立耳になることもあります。

無理に触って曲げようとすると軟骨を傷つけてしまいます。特に子猫のうちは注意してあげましょう。

長毛のアメリカンカールの場合は、その豊富な被毛が完成するまでには3~4年かかると言われています。

アンダーコートは少ない長毛ですが、1日1回ブラッシングをして、毛並を整えてあげるようにしましょう。

成長期のアメリカンカールの子猫には、栄養管理がとても大切です。子猫用の良質で高カロリーなフードを与え、成長に必要な栄養分をしっかり摂取できるようにしましょう。

子猫用フードは、成長過程により、与える回数が変わります。

1日3回~5回ほどになりますが、個体差があります。1日の摂取カロリーが少なくならないように調整することが大切になります。

食べ方を見て量と回数を調整しましょう。

アメリカンカールはとても穏やかな性格をしていますが、家族と遊ぶことも大好きです。

運動不足は肥満の原因にもなります。

骨格や筋肉の発達の為にも適度な運動はとても大切になりますので、普段から一緒に遊ぶようにしましょう。

また、遊びや運動、しつけ、睡眠のバランスも大切にしましょう。安心して休むことができる専用のベッドやスペースを作ってあげることも大切です。

また子猫のうちからボディチェックをしっかり行い、皮膚の状態をみておくことも大切です。

シニア期の注意点

アメリカンカールもシニアになると、消化吸収の能力が落ちてきたり、食事にムラがでるなど、様々な変化が現れます。

一方で運動不足で年齢を重ねるにつれて太り気味になってしまう場合もあります。

もともと肥満になりやすい猫でもありますので、量やカロリー調整をしていく必要があります。

食事制限をしてストレスを与えることはよくありませんが、低カロリーのもの、シニア専用フードに切り替えるなどして、カロリーコントロールをするようにしましょう。

食事のペースが落ちてきている場合は、1回あたりの量を少なくてして回数を多くするなど、猫に負担がかからず、かつ必要な栄養分は補えるようにしましょう。

シニアになると、一度にたくさんの量は食べられなくなることも多いものです。

無理せずに1日の栄養量でコントロールしていくようにしましょう。急激に食欲が落ちている、体重が減ってきているといった症状がある場合は、なんらかの病気にかかっている可能性もありますので、獣医師に相談するようにしましょう。

もともと人と一緒に過ごすことが大好きなアメリカンカールですが、老化に伴ってさらに甘えるようになることもあります。

愛猫とのコミュニケーションやスキンシップを大切にしましょう。また普段からブラッシング時にも体を優しくなでてあげながらボディチェックをするなど、猫の体をチェックしましょう。

汚れが気になる場合、シャンプーをしたい場合もありますが、高齢になると負担になってしまうことがあります。

蒸しタオルで体を拭く程度にするなど、体力を奪わないように注意しましょう。

運動量が減り、ベッドでゆっくり寝ている時間も多くなります。

心臓病や、筋肉や骨の老化、もともと細い関節の傷みなど、様々な健康状の問題が出てくることもありますので、多頭飼いで他の猫がいる場合や小さな子供がいる場合、ゆっくり休める場所も確保してあげるようにしましょう。

また、トイレに行くことすら、負担になることもありますので、トイレの数を増やすなどの配慮もしてあげましょう。

シニア期のアメリカンカールは自分が安心できる場所でゆっくり過ごすことが多くなりますので、ケージやベッドなどはいつも清潔にするよう心がけましょう。

高齢になると、体温調節をする能力も低下し、体調を崩しやすくなります。

夏は熱中症にもなりやすくなりますので、特に室温管理には気を配るようにしましょう。

冷風が苦手な猫や、場合によっては体の移動が難しく体が気づくと冷えてしまっているという危険性もあります。

ベッド周りの温度管理に気を付けてゆっくり休める場所を確保してあげましょう。

季節ごとの注意点

アメリカンカールにとって春先はとても過ごしやすい季節ですが、気温の変化に注意しなくてはいけません。

特に子猫や高齢猫の場合、激しい気温の変化に体力を奪われてしまうことがあります。

お部屋の中や猫がいつも休んでいるスペースなど、快適に過ごせる室温にするようにしましょう。

ノミダニ予防薬が必要になる季節でもあります。外に出ている猫がいる場合、猫同士の接触や感染にも注意しましょう。

お部屋の掃除をして、ノミダニの繁殖に注意すること、早期発見対処することはとても大切です。

体を痒がっているなど、ノミの糞を見つけたなど、なんらかの異常があった場合にはすぐに対処するようにしましょう。

もちろん、日ごろから予防薬を使うことも大切です。

あたたかくなり、健康診断やワクチン接種にもよい時期です。猫の健康診断をかねて動物病院を受診してみてもよいでしょう。

春から夏にかけては、アメリカンカールの抜け毛が多くなる季節です。特に短毛の場合は、さらに普段よりも非常に多くの毛が抜けるようになります。

ブラッシングをこまめに行い、定期的なシャンプーもしっかり行いましょう。

抜け毛をそのままにしておくと、皮膚炎の原因や抜け毛を大量に飲み込んで毛球症になってしまうこともありますので、注意が必要です。豊富な被毛ですので、もつれが出てしまうと、毛並みが悪くなるどころか皮膚に影響を及ぼしてしまいます。

ブラッシングとコーミングをこまめに行うようにしましょう。

アメリカンカールは、比較的病気の少ない丈夫な猫ではありますが、豊富な被毛に覆われていることもあり暑さには弱いものです。

さらに、その豊富な被毛によって熱中症に注意しなくてはいけません。お部屋の中を快適な温度に設定するようにしましょう。

猫の中には、冷房の風を嫌って暑い部屋に行ってしまう猫もいます。冷房の風が直接当たってしまうと、体調を崩す原因にもなってしまいます。

風通しをよくして、快適に過ごせるようにしましょう。

エアコンを使う場合もお部屋の中を冷やし過ぎず、人間が快適に過ごすことができる温度で十分です。

エアコンを上手に活用して、快適な室温を保つようにしましょう。子猫、高齢猫の場合は、それでもいつもよりだるそう、食欲がないなどの夏バテ症状が出た場合は、早めに温度設定を行いましょう。

ケージやベッド、愛猫が過ごす場所に直射日光が当たっていることも熱中症の危険性が高くなります。

症状が重くなると、命の危険に関わりますので、必ず涼しい場所に自分で行けるような状態にしておきましょう。

高齢の猫など自力で移動することが難しい場合は、体が冷えすぎないように室温全体を適温にすること、改めて猫のスペースの見直しをおこないましょう。

やんちゃな子猫の場合は、思わぬ場所に誤って閉じ込められてしまったというような事故にならないように注意しましょう。

夏バテによって、体力や食欲が減退してしまうこともあります。

食欲が低下してしまった場合は水分量が多く嗜好性も高いウェットフードを与えてみるなど、少量であっても栄養補給できるような食事を心がけてあげるとよいでしょう。

また、フードが傷みやすい季節ですので、食べ残しは早めに片づけましょう。

秋は、気温が下がって、春と同じくアメリカンカールにとっては過ごしやすい季節になります。

気温が下がったことでさらに食欲旺盛になってしまい、与え過ぎていると、肥満になってしまってしまいます。

健康な猫であれば、お部屋の中で遊ぶ時間を増やす、カロリーコントロールを行うなど肥満防止に努めましょう。

秋から冬にかけて、春と同様に抜け毛も多くなる季節です。特に気温差が激しい秋は、ブラッシングで抜け毛対策を念入りに行いましょう。

夏の蒸し暑い日が続いた後、皮膚炎を起こしていないか、抜け毛の跡に異常がないかなどボディチェックをしながらしっかりとブラッシングしましょう。

アメリカンカールは、冬の寒さによる体調不良にも十分注意しましょう。

お部屋の中は暖房を上手に使い、人が快適に過ごせる室温でよいでしょう。

ただし、子猫や高齢の猫の場合、室内であっても気温が下がると、体調不良の原因になってしまうことがあります。

また、朝晩の寒さ、特に10℃以下になる地域では、やはり厳しい寒さです。暖房をつかって、室内の温度に十分注意しましょう。

暖房を使う場合、乾燥にも注意しましょう。室内の乾燥は、ウイルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こしてしまいます。

暖房とあわせて加湿器を上手に使うようにしましょう。

また、お部屋の中でも日光浴できるようなスペースを作ってあげると、自ら移動して体をあたためることができます。

一方で加湿器などによって湿度が高くなり過ぎると皮膚炎、外耳炎や中耳炎といった病気にもかかりやすくなってしまいます。

もともと、なんらかの疾患を持っている場合は、鼻や耳の病気になりやすい季節でもありますので、特に注意しましょう。

ベッド周りなど、睡眠中の環境にも注意してあげるようにしましょう。ペットヒーターや毛布などを利用してあげてもよいでしょう。

暖房器具を使用すると、気づくと、体が温まりすぎて脱水症状を起こしてしまうことがあります。

特にヒーターやこたつによる火傷、電気コードによる事故などには特に注意しましょう。

子猫期に気を付けたい病気とその兆候

毛球症

長毛のアメリカンカールは、非常に豊富な被毛で覆われています。

しかし、抜け毛も多く、毛球症にもなりやすいものです。毛球症とは、飲み込んだ自分の体毛が消化器官内にたまってしまうと、吐くことや排便ができなくなり、ひどくなると腸閉塞まで起こしてしまいます。

軽度であれば、毛球除去剤によって毛玉の排泄を促しますが、重度になると、開腹手術が必要になってしまうこともあります。

毛球症を防ぐには、普段からブラッシングを行うことが大切です。

もちろん、ストレスで抜け毛が増えた結果毛球症になってしまうこともあります。

食欲不振になっていたり、何度も吐くそぶり、便秘気味など、なんらかの症状があった場合には、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

尿結石

どんな年齢であってもなりやすいものですが、アメリカンカールも泌尿器の病気になりやすいと言われています。

尿結石にもなりやすい為、日ごろからトイレのチェックもするようにしましょう。尿結石は、腎臓や尿管、膀胱、尿道などに石や砂ができ、排尿の際に痛がることがあります。

また、尿自体が出なかったり、少なくて何度もトイレに行く、血尿が出るなどの症状が出ます。

普段からトイレを清潔にして、愛猫の排泄ペースをしっかり見るようにしましょう。

また、水を飲ませるようにする、栄養管理に気を付けることも大切です。症状が軽いうちは、薬で治療することができ、療法食も販売されています。ひどくなると、食欲低下から体力、免疫力まで低下してしまいますので、注意が必要です。

シニア期に気を付けたい病気とその兆候

糖尿病

人間もなりやすい糖尿病ですが、アメリカンカールも発症しやすい病気のひとつです。

血糖値を下げる効果を持つ「インスリン」の働きが悪くなり、免疫力が低下します。様々な病気を引き起こしてしまう原因にもなるため、注意が必要です。

糖尿病を発症すると、水を大量に飲んだり、フードの食べる量が増します。

また多飲多尿となったり、体重が減ってしまうなどの症状が出てきます。普段からフードを一気に食べてしまう猫や肥満気味の猫は注意が必要です。

体が大きく、食べる量も多い場合がありますが、普段から食事や排泄のペースを観察し、定期的に健康診断を受けるなどの予防をするようにしましょう。

慢性腎不全

高齢の猫に非常に多い腎臓機能が低下する病気です。

シニア期のアメリカンカールも注意しておきたい病気です。個体差があるものの早期に発見することで、症状の悪化をできる限り穏やかにすることが可能です。

シニアになってからは、定期的な健康診断をするなどこまめに体調チェックを行いましょう。

腎臓の機能が低下すると、食欲が落ちてきたり、体重が減る、嘔吐が多くなる、多飲多尿となるなど様々な症状が出ます。

日頃から水分をしっかり摂取する事、食事の内容に注意することが大切です。

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

アメリカンカールの体全体をまずは触ってあげる習慣をもちましょう。ボディチェックは、コミュニケーションの一環としてもとても大切です。

まずは、背中や胸など、愛猫が安心する場所気持ちよいところを触ってあげながら、たくさん褒めていきましょう。

アメリカンカールは体のバランスにも注意しなくてはいけません。普段から穏やかに暮らす猫で、運動が大好きというわけではありませんので肥満に注意しなくてはいけません。

肥満になると、関節への負担が大きくなってしまいます。

体を触ってみて、肋骨がふれる程度がちょうどよい体のバランスです。普段から体を触ることに慣れるよう少しずつ触ってあげましょう。

慣れてきたら、被毛のチェック、皮膚のチェックもしてあげましょう。皮膚病やアレルギー疾患にもなりやすい為、皮膚のチェックも大切です。

また、腎臓の機能低下によって被毛のつやが無くなってくるなど様々な症状がでることがあります。炎症や脱毛などがないか、また掻いてしまった跡がないかなどチェックしてあげましょう。

足先は嫌がる部分でもありますが、普段から肉球が傷ついていないか、何か異物が刺さっていないか、爪が伸びていないかもしっかりチェックしてあげましょう。

後ろ足を引きずる様子がないか、体の傾きはないか、特定の痛がる部位はないかなどチェックしてあげましょう。

お尻付近やしっぽの周辺も触られることを嫌がる部分ではありますが、優しく声をかけてあげながら見るようにしましょう。

お尻を気にする様子がある場合、尻周辺が汚れていないか、下痢の跡や肛門周辺の炎症はないかなどチェックしてあげましょう。

顔周りのチェック

普段から目の輝きや涙の量などを見てあげましょう。結膜炎や角膜炎も発症しやすいアメリカンカールの為、炎症が起きている、いつもよりまぶしそうにしている、痛がっている、視力低下を感じるなどの様子があれば、早めに獣医師に診てもらいましょう。

涙の量が多く、鼻水が出ている場合は、なんらかの感染症にかかっていることもありますので、注意が必要です。

アメリカンカールの特徴的な耳は通気性が悪く汚れもたまりやすいものです。普段から耳のチェックをしっかり行いましょう。

耳掃除をこまめにおこなっていても耳からにおいがする、耳周辺が汚れている、耳垢が出てくるといった場合は、外耳炎や耳ダニの感染などを起こしている場合があります。

また、間違った方法での耳掃除のし過ぎや、なんらかのアレルギーによって炎症が起きている場合もあります。

においや耳の炎症、赤みが気になる場合は早めに獣医師に診てもらいましょう。

口のチェックも大切です。猫は歯周病になりやすく、特に高齢猫の場合、注意が必要になります。

毎日の歯磨きが効果的ですが、猫の場合子猫の時からの習慣が大切になります。歯磨き自体が難しい場合は、指先に布を巻いてふき取るようにマッサージしてあげるだけでもよいでしょう。

また口の中をチェックすることで歯茎や舌が健康的なピンク色をしているか確認してあげましょう。

貧血などを起こすと、白っぽくなってしまいます。嫌がらない程度に、歯茎や口臭のチェックもしてあげましょう。

いわゆる猫風邪や感染性の猫ウイルス鼻気管炎を発症してしまうこともあります。乾きすぎている、鼻水が出てしまっている場合は体調不良になっている場合があります。

普段から鼻の色や呼吸の状態などをチェックして異常があれば早めに獣医師に診察を受けましょう。

また、目や鼻の異常、病気は感染症の症状としてあげられます。定期的なワクチン接種を行うなど猫の健康状態に注意するようにしましょ

 
 

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