2017年11月30日更新

猫が布団を好きな理由と注意すべき4つの問題行動

NEKOCLIP



ペットシッター、愛玩動物飼養管理士2級

博物館に20年勤務していた古生物学系元学芸員。猫は絶滅してしまった化石猫から イエネコ、ライオンに至るまで全部大好き。猫飼い歴ン十年の猫おばちゃんです。 飼育のお悩みから進化学に至るまで、幅広い情報と猫の素晴らしさをわかりやすく お伝えしようと思います。理学修士、ペットシッター資格、愛玩動物飼養管理士2級。 ペット用品販売会社での勤務経験もあります。

 

猫にとってふかふかの布団はとても魅力的です。

冬の季節は猫と一緒に寝ることを楽しみにしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そのいっぽう、布団にまつわる問題行動が多いのも確か。今回は猫と布団の関係について深くお話したいと思います。

 

どうして猫は布団が好きなの?

布団といってもいろいろな素材や質感のものがありますが、猫が好むのは、羽毛やウールであったり、起毛していたりするふかふか、ふわふわなもの。

おそらく、母猫や兄弟猫の体や被毛の感触と似ていて、安心するのでしょう。

もちろんクッションやソファーなどでもよいのですが、飼い主さんと一緒に眠れることでより安心するのだと考えられます。

また、猫の原種はもともと暑い砂漠地帯に住んでいたため、猫も暖かい場所を好みます。

布団はその最たるもの。さすがに真夏は遠慮しますが、涼しくなれば布団に戻ってきます。

暖かい布団で寝たいというのは人も猫も同じです。

布団にまつわる4つの問題行動とその対策

一緒に寝るだけならよいのですが、猫によっては布団で困った行動をすることがあります。

1.布団でそそうする・スプレーする

布団へのそそうやスプレーは被害が甚大。

飼い主にとってダメージの大きな問題です。

猫は、吸収性のよい素材の上でおしっこをする欲求があり、トイレよりも布団のほうが居心地が良いとそそうをしてしまいます。

スプレーは、立ったまましっぽをあげて尿を飛ばす行為。縄張りを脅かされる不安や、不満、ストレスなどがあると布団にもスプレーしてしまうことがあります。

これら2つは同じ尿の被害ですが、原因と対策が異なります。

そそうの場合

いつものおしっこをトイレではなく布団にしてしまう場合は、トイレ環境を改善することが重要です。

臭いが染みついている場合は洗い、砂はできるだけ清潔にしてください。

猫砂も鉱物系、シリカゲル系、おから系、紙系などいろいろありますので、猫が好きなものを探してあげましょう。

愛猫が居心地よく排せつできるトイレをこころがけてください。

スプレーの場合

野良猫が家を通る、新入り猫が来たなど、縄張りを荒らされる不安からスプレーをすることがあります。

その場合は野良猫が家の敷地に侵入しないようにしたり、新入り猫をしばらく隔離することで落ち着いてきます。

また、飼い主さんが長く不在で欲求不満やストレスがたまってスプレーすることも。

いつも以上に時間をかけてかまってあげれば、徐々にスプレー行為は治まってくるでしょう。

2.布地を吸う

猫が布団でフミフミするとき、布をチュパチュパ吸う猫がいます。

1才以下の子猫に多いですが、大人猫もすることが。これは母猫のおっぱいを吸う行動と同じで、乳離れ前に母親から引き離された猫に多いといわれます。

かなりのよだれを伴うので、布団がぐっしょり濡れてしまいます。

対策としては、フミフミを誘発しやすい、起毛のひざ掛けなどを布団の上におき、そこでしてもらう方法があります。

ひざ掛けでしたら洗うのも簡単ですし、おススメです。

それほど困った行動ではないので無理にやめさせる必要はありませんが、満たされない気持ちの代償行為かもしれませんので、十分にかまってストレスをなくせば頻度が減るでしょう。

猫が布を吸いだしたら、切れ端やほつれた糸を誤飲しないよう気をつけてください。

また、誤飲ではなく、布製品を好んで食べてしまうこともあり、この場合は重大な消化器障害をおこす恐れがありますので、早めに獣医師に相談しましょう。

3.猫に布団を取られる

猫と一緒に寝ると、布団のど真ん中に居座られ、人はすみっこに追いやられることがよくあります。

冬だと寒くてかないませんよね。

なかなか有効な対策はないのですが、布団の隅にフリースなどで簡易寝床をつくり、そこで寝てもらうようにすると解決することがあります。

4.布団にダイブ

朝寝ていると、起こしに来た猫が上からダイブしてくることがありますよね。

細い足先に全体重がかかるのでけっこうな痛いし、胸の上だと息が止まることも。

これを防ぐには、棚や箪笥などを周囲に置かないことです。

また、出窓からジャンプすることもあるので、布団やベッドは窓から離して置きましょう。

 

布団に入るのが苦手な猫も

飼い主としては、猫と一緒に布団の中でぬくぬくしたいものですが、布団に入るのが嫌いな猫もけっこういます。

そのような猫は警戒心が強く、中で身動きがとれなくなることが怖いのでしょう。

慣れさせるには、日ごろから繰り返し布団の中をみせて、中が怖くないと理解してもらうことが大切です。

室温を低めにしておくと、布団に入りたいという気持ちになりやすいでしょう。

また、人の寝相が悪いと猫は危険を感じて中には入りません。辛いですが、寝返りをうたない覚悟も必要です。

まとめ

一緒に寝たいと思う反面、布団にまつわる猫の問題行動は意外と多いものです。

できるだけ問題を解決して、今年こそは猫と一緒にぬくぬくな冬の夜を過ごしましょう。

 
 

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