ナチュラルであることにこだわった猫のためのフード【シシア】

人間の食べ物に国ごとの特徴があるようにキャットフードにもお国柄が表れます。

たとえばアメリカは、キャットフードの種類が多いのが特徴ですが、パッケージサイズもアメリカ的。店頭で10kg、20kgなどといった大袋のキャットフードが普通に売られている光景は日本人には驚きです。

一方、日本では、7歳、10歳、15歳、20歳など、年齢別に細かく作り分けされたシニア猫向けのキャットフードが充実。

高齢化が進む人間社会の傾向がキャットフードにも影響しているように思えます。

今回、ご紹介する「シシア」はイタリア発のキャットフードです。

人間の食べ物にはグルメのイメージがある国ですが、キャットフードには、どんな特徴があるのでしょうか。

 

【シシア】って、どんなキャットフードなの?

【シシア】はペットフードビジネスに30年の経験をもつイタリアの企業が1999年にスタートさせたペットフードブランド。

自然派の原材料にこだわったプレミアムフードでヨーロッパでは知られたブランドです。

この企業の特徴は商品にこだわるだけでなく、捨てられたペットの保護活動や環境保全などにトータルで取り組んでいることでしょう。

フードのパッケージや販促物にリサイクルペーパーを使用するなど、ヨーロッパらしい環境コンシャスな会社なのです。

キャットフードの種類はドライとウェットがあり、バリエーションはかなり豊富です。

今回は、9種のドライフードの中から成猫用フードについて調べてみました。

 

【シシア】にはどんな原材料が使われているの?

肉類

【シシア】の成猫用ドライフードには「ハム」「ラム」「フィッシュ」「チキン」「ステアライズド&ライト ハム」「ステアライズド&ライト チキン」「ヘアボール チキン」の7種があります。

「ステアライズド&ライト」は避妊・去勢した肥満しやすい猫のためのフードです。それぞれに使用されている肉類は下記の通りです。

  • 「ハム」 ・・・ 乾燥ポーク(26% 内ハム8%)
  • 「ラム」 ・・・ 乾燥ラム(20%)
  • 「フィッシュ」 ・・・ オイリーフィッシュ(25%)
  • 「チキン」 ・・・ 乾燥チキン(28%)
  • 「ステアライズド&ライト ハム」 ・・・ 乾燥ポーク(24% 内ハム6%)
  • 「ステアライズド&ライト チキン」 ・・・ 乾燥チキン(20%)
  • 「ヘアボール チキン」 ・・・ 乾燥チキン(27%)

穀物

どのタイプにも米、大麦が使われています。このほか、コーングルテンが配合されていて、この点はちょっと気になります。

添加物

合成着色料、人工防腐剤、人工香料などの添加物は使用していません。

 

【シシア】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

【シシア】のたんぱく質割合は、種類によって若干異なりますが、おおむね32~33.5%程度。

これはFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の基準値28~30%をしっかりクリアする数値です。

脂質

脂質の割合は、「ハム」「ラム」「フィッシュ」「チキン」などレギュラータイプで17%。

「ステアライズド&ライト ハム」「ステアライズド&ライト チキン」など肥満を意識したフードで10%。

「ヘアボール チキン」で20%と差があります。

いずれもFEDIAFの基準値9%はクリアしています。

 

【シシア】の生産国はどこ?

【シシア】はイタリアで生産されています。ヨーロッパではEU加盟国共通の規制と各国独自の規制の両輪でペットフードを管理しています。

また、FEDIAFが栄養や製造工程に関して定めた自主基準があり、これが基準となって、ペットフードの品質を担保しています。

ただし、フードが本当に猫にとってベストなものなのか判断するには、メーカーの商品哲学や原材料についてチェックする必要があるでしょう。

【シシア】の魅力は?

原材料が安心

【シシア】のフードに使われている原材料はすべて出所が分かるようにトレーサビリティで管理されています。

キャットフードに穀物が使われること自体、良いかどうかの議論はあると思いますが、穀類や果物は有機農法で作られた農作物を使っています。

肉類も有機飼料で育てられた家畜の肉を使用しています。

種類が多い

【シシア】のドライフードには今回ご紹介した7種のほかに子猫用やシニア用もあり、種類が豊富です。

目的別にフードのバリエーションがあり、味に変化をつけられるラインナップは選ばれる理由のひとつになるでしょう。

腸の環境に配慮

最近の研究で、腸は生き物の免疫に大きな影響があることが分かってきています。

【シシア】のフードにはフラクトオリゴ糖、ビール酵母、チコリパルプ、ユッカシジゲラなどが含まれています。

猫の腸の健康や免疫向上には役に立つでしょう。

原材料にはこだわりがあるが、穀物を使用している点がマイナス要素

【シシア】に対する評価は飼い主さんの考え方で大きく異なりそうです。

米、大麦などの穀類を使用はともかく、コーングルテンを配合している点は、厳しい目をもつ飼い主さんから見れば辛い評価をつけざるを得ないでしょう。

ただし、原材料に有機栽培された農作物や、出所が確かな肉類を使用している点は評価されて良さそうです。

原材料にこだわる姿勢はそのままにグレイン&グルテンフリーのフードも出してくれることを期待したいところです。

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