【ファーストチョイス】獣医師が開発にたずさわった猫のためのフード

プレミアムフードが数多く海外から輸入されるようになって、猫の飼い主さんの選択肢は一昔前に比べるとかなり増えてきました。

ただ、1kg2000円も3000円もするような高価なフードにはなかなか手が出ないのも事実です。

今回ご紹介する【ファーストチョイス】は、最近注目の超プレミアムフードとは違い、ペットショップやスーパーで気軽に購入できるプレミアム系キャットフードのひとつ。

身近なフードだからこそ、その中身が気になりますね。

今回は【ファーストチョイス】のドライフードについて調べてみました。

 

【ファーストチョイス】はどんなキャットフードなの?

【ファーストチョイス】はアースペット(株)という日本の企業の商品。

アースペット(株)2017年にアースバイオケミカル、ジョンソントレーディングという2つの企業が合併してできた会社で、【ファーストチョイス】は、アースバイオケミカルが2014年に始めたフードです。

今回は【ファーストペット】のドライフードの中から成猫用の5種について調べてみました。

 

【ファーストペット】にはどんな原材料が使われているの?

肉類

【ファーストペット】の5種にはそれぞれ異なる肉類が使用されています。

  • 室内猫 白身魚&チキン ・・・白身魚、鶏肉
  • 室内猫 サーモン&チキン ・・・ 鶏肉、サーモン
  • 室内猫 鴨肉&サーモン ・・・ 鶏肉、生鴨肉
  • ダイエット サーモン&白身魚 ・・・鶏肉、サーモン、白身魚
  • 下部尿路の健康維持ケア ・・・ 鶏肉

肉類はミール状の原材料を使用していますが、副産物は含まれていません。

穀物

【ファーストチョイス】には複数の穀物が使用されています。

「室内猫 白身魚&チキン」「室内猫 サーモン&チキン」にはコーンと玄米が、「ダイエット サーモン&白身魚」「下部尿路の健康維持ケア」には米とコーンが使われています。

フードによって配合量は異なりますが、いずれも原材料の2番目、3番目ぐらいに記載されていますので、それなりの量が配合されていると思って良いでしょう。

また、どのフードにもコーンを原料としたコーングルテンミールが配合されています。

コーングルテンミールはとうもろこしから作られたたんぱく質ですが、猫にとっては肉の方がたんぱく源としてベター。

穀類を多用している点は、あまりおススメできません。

添加物

酸化防止剤には天然のビタミンEを使用しています。合成着色料も使用していないようです。

 

【ファーストチョイス】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

【ファーストチョイス】のたんぱく質量の割合は、種類によって異なります。

「室内猫 白身魚&チキン」「室内猫 サーモン&チキン」「室内猫 鴨肉&サーモン」のたんぱく質割合はすべて29%以上です。

「ダイエット サーモン&白身魚」のたんぱく質割合はこれより多めの31%以上です。「下部尿路の健康維持ケア」については25%以上に設定されています。

AAFCO(米国飼料審査官協会)が定めているたんぱく質割合は最低26%(成猫の場合)ですので、「下部尿路の健康維持ケア」以外は数値をクリアしています。

「下部尿路の健康維持ケア」についても-1%ですし、そんなに問題はないでしょう。

脂肪

脂肪割合は「室内猫 白身魚&チキン」「室内猫 サーモン&チキン」「室内猫 鴨肉&サーモン」の3種はすべて13%以上、「ダイエット サーモン&白身魚」はそれより少ない8.1%以上です。

「下部尿路の健康維持ケア」はその中間の11%以上です。AAFCOの基準は9%ですので、「ダイエット サーモン&白身魚」以外は数値をクリアしています。

 

【ファーストチョイス】の生産国はどこ?

【ファーストチョイス】の生産国はカナダです。

カナダにはペットフードの安全を守る法規制はありません。

容器の中身が正しくパッケージに表示するかをチェックする「消費者容器表示法」があって、これがペットフードの表示にも適応されていますが、ペットフードの原材料や製造過程については規制がありません。

カナダ産のペットフードの品質を判断するには、個々のメーカーの企業姿勢や原材料などを細かくチェックしなければならないでしょう。

【ファーストチョイス】の魅力は?

成猫用だけで5種類のフードがある

【ファーストチョイス】には室内猫用に味の異なる3種類のフードがあり、そのほかに肥満猫用、下部尿路の健康維持用のフードがあります。

また、今回はご紹介しませんでしたが、10歳以上の高齢猫用、15歳以上の長寿猫用にもフードがあります。

バリエーションが豊富な点は、飼い主さんに一定の安心感を与えてくれるでしょう。

腸の健康を考えたレシピ

腸は消化吸収だけでなく、免疫にも大きな役割をもつことが分かってきています。

【ファーストチョイス】には腸の働きを守る4つの成分が配合されています。

ユッカ抽出エキスは主成分のサポニンで腸内環境を整え、酵母は腸内の善玉菌を最適な状態にし、消化を助けてくれます。

繊維質のビートパルプは善玉菌のエネルギー源として働くと同時に、繊維質で便をほどよい硬さに。

マンナンオリゴ糖は善玉菌を増やし、腸の中の嫌な臭いを吸着してくれます。

【ファーストチョイス】を与える際の注意点は?

【ファーストチョイス】のキャットフードには25~35%の炭水化物が含まれています。

コーンをアルファ化し、温度が下がらないうちに乾燥させるなど消化吸収を助ける一定の工夫は見られますが、もともと猫は肉食です。

愛猫に穀物アレルギーがあるようなら、給餌はやめた方が良いかもしれません。

猫の健康に一定の配慮があるけれど、原材料には課題もある

種類が多く、下部尿路器官に配慮するフードもあるため、購入者が多い【ファーストチョイス】。価格が比較的買いやすい点も指示されているのでしょう。

ただし、キャットフードにしては穀物の配合量が多い点が気になるところです。

今後、猫のためにグレインフリーフードや、原材料にこだわったフードなどが開発されることを期待したいブランドのひとつです。

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