【ピュリナ プロプラン】世界ブランド、ネスレが作った猫のための高級フード

ドライフード中心に猫に与えていると猫の食に対する意識が薄れているのに気づくことがあります。

選ぶときは吟味して良いフードを購入しても、一度、「このフード」と決めてしまうと、後はお皿の中に規定量のフードをざらざら~と入れて、「はい、どうぞ」になりがち。

フードは猫の健康を左右する大切なファクターですので、常にアンテナをはっていたいものですね。

今回は、企業として猫の健康にアンテナをはりつづけているネスレ ピュリナのキャットフードを取り上げてみました。

 

【ピュリナ プロプラン】ってどんなキャットフードなの?

【プロプラン】は1902年創業の由緒ある企業ネスレ ピュリナが最近、発売を開始したペットフードフランド。

ネスレ ピュリナは100年以上もの間、単にペットフードを製造するだけでなく、アメリカ、スイス、フランス、オーストラリアにある大規模な研究所でペットに関する研究を進めてきました。

そこでは獣医師、栄養士、ペット行動学研究者など総勢500名近くが集結して、ペットの嗜好性、消化率、栄養学、繁殖、免疫、アレルギーなどを研究。

今回ご紹介する【プロライン】も、その結果、生まれたブランドです。今回は【プロライン】の中から成猫用「オプティレナル」の4種について調べてみました。

 

【プロライン】にはどんな原材料が使われているの?

肉類

【プロライン】の「オプティレナル」には「理想的な腎臓の健康維持」を目的としたフードと「理想的な皮膚・被毛の健康維持」を目的としたフードがあります。

「理想的な腎臓の健康維持」はさらに成猫用、避妊・去勢した猫用、室内飼い猫用の3種に分かれています。

原材料は「理想的な腎臓の健康維持」以外は同じです。

  • 「理想的な腎臓の健康維持」(成猫用) (避妊・去勢した猫用)、「理想的な皮膚・被毛の健康維持」 ・・・ サーモン、ツナ、チキン
  • 「理想的な腎臓の健康維持」(室内飼い猫用)・・・ チキン、ツナミール

穀物

【プロライン】にはコーングルテンミール、小麦、大麦、小麦グルテンミールなどが異なる割合で配合されています。

グルテンミールはコーンや小麦など穀類を材料に作られたたんぱく質ですが、たんぱく質としては肉類の方が猫にとって良いのは事実。

特に「理想的な腎臓の健康維持」(室内飼い猫用)に関してはコーングルテンミールが原材料のトップに記載されています。

穀類が比較的多く使われているのは、残念な点です。

添加物

【プロライン】には合成着色料、合成香料などは使用されていません。

また、酸化防止剤にもミックストコフェノール(ビタミンE)が使用されています。

ただし、ネスレピュリナのホームページは「工場内製造工程上にて合成保存料は添加していません」と書かれています。

これは、工場に納品される前の原材料の段階で合成保存料が使われている可能性を示唆しています。

同じようなことは、他のメーカーのペットフードや人間の食品についてもありえるはずです。

むしろ、こういった注釈がしっかり公開されている点には、企業の正直な姿勢を感じます。

 

【プロライン】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

【プロライン】のたんぱく質割合は、「理想的な腎臓の健康維持」の成猫用と室内飼い猫用、並びに「理想的な皮膚・被毛の健康維持」では32%以上。

「理想的な腎臓の健康維持」避妊・去勢した猫のダイエットフードは37%以上です。

いずれもAAFCO(米国飼料審査官協会)の成猫向け基準値26%を充分に上回っています。

脂肪

【プロライン】の脂肪割合は、「理想的な腎臓の健康維持」の成猫用と「理想的な皮膚・被毛の健康維持」で14%以上、「理想的な腎臓の健康維持」の室内飼いの猫用で12%以上、「理想的な腎臓の健康維持」の避妊・去勢した猫のダイエットフードの場合で11%以上です。

避妊・去勢した猫用のダイエットフードは成猫用のフードに比べ約25%脂肪を押さえたレシピになっています。

いずれも、AAFCOの基準値9%を上回っていますし、肥満しがちな猫用のフードは脂肪割合は、ほかより低くなっているのが分かります。

 

【プロライン】の生産国はどこ?

【プロライン】の原産国はオーストラリアです。HPには原材料の産地についての記述は見当たりませんでした。

ただ、オーストラリアは農畜産物に対して、国内での農産物だけでなく、輸入されるものについても厳しいチェックがありますので、原材料についてはそれなりに安全と考えて良いでしょう。

ただし、本当に猫にとって良いキャットフードかどうかは、ネスレ ピュリナの企業姿勢やレシピを細かくチェックする必要があります。

【プロライン】の魅力は?

腎臓の疾患に配慮したレシピ

猫にとって腎臓はもっとも病気に罹りやすい臓器のひとつです。【プロプラン】では、独自の栄養配合で猫の腎臓を健康に保つことを重視しています。

フードバリエーションが多い

【プロライン】には成猫用だけで4種類のフードがあります。猫を研究したうえで、陥りやすいトラブルに留意した4種のフードが揃っている点は、評価できます。

ISFMで認められたフード

【プロライン】は Internal Society of Feline Medicine(猫の国際医学会)で認められたペットフードです。

このことは【プロライン】が猫の健康に心身ともに貢献していることを証明しています。

大手メーカーならではの研究の末に作られたフード。原材料にはこだわりがほしい

世界でも最大級のペットフードメーカーが生み出した【プロプラン】。世界中に研究施設をもち、猫を研究した結果、生み出されたキャットフードですので、健康維持には説得力はありそうです。

ただし、原材料に穀物が多い点は要注意。こだわり派の飼い主さんには受け入れられない可能性が高いでしょう。

大手のメーカーだと、どうしても汎用性の高いフードになりがちですが、原材料にもこだわったワンランク上のフードの登場を期待したいです。

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