【ビューティープロ】日本ブランドらしい心遣いが特徴。

日本には、猫の症状や年齢に合わせてフードを細かく分ける習慣があります。

高齢の猫のために7歳用、9歳用、11歳用、15歳用、18歳用などと小刻みな対応フードがあるのは日本ならではです。

また、猫の症状や体質への対応についても日本のフードは細やか。

こういった配慮に慣れた日本の飼い主さんから見ると、少ないバリエーションですべての年齢、体質の猫をカバーすることが多い欧米のフードには若干、不安を感じることもあります。

今回はそんな観点から日本のキャットフードのひとつ【ビューティープロ】について取り上げます。

日本のキャットフードには一体、どんな長所、短所があるのでしょうか。

 

【ビューティープロ】はどんなキャットフードなの?

【ビューティープロ】は日本で最初のドッグフード「ビタワン」を作った老舗メーカー、日本ペットフードの商品。

ヘルシーフードサイエンス研究所という研究施設をもち、猫の健康について日々研究しています。

また、機能別フードにさらに年齢別の展開があるなど、細かい配慮や工夫があるのも日本のフードらしい言えるでしょう。

今回は、全部で8タイプある【ビューティープロ】の成猫用ドライフードの中から「成猫用」「低脂肪 チキン味」「猫下部尿路の健康維持 低脂肪」の3種類についてご紹介します。

 

【ビューティープロ】にはどんな原材料が使われているの?

肉類

「成猫用」には牛肉粉、チキンミール、フィッシュパウダーが使われています。

「低脂肪 チキン味」と「猫下部尿路の健康維持 低脂肪」には牛肉粉、チキンミール、チキンレバーパウダーが使われています。

牛肉粉やチキンミールにどのような部位が使用されているかはホームページなどにも書かれていませんので、不明です。

穀物

【ビューティープロ】にはトウモロコシ、コーングルテンミール、パン粉、小麦粉などの穀物が使用されています。

これらの穀物がまとめて原材料名のトップに記載されていますので、原材料の中で穀物がもっとも多く使用されていることが分かります。

コーングルテンミールはトウモロコシ由来のたんぱく質です。

たんぱく質ではありますが、肉に比べてアミノ酸バランスなどは劣っており、後からタウリンなど足りない栄養分を添加する必要があります。

穀類は猫の消化に良いように加工されてはいますが、やはり肉類の多いフードに比べると劣ると言わざるを得ないでしょう。

添加物

合成保存料や着色料は使用していません。酸化防止剤にはミックストコフェロール、ローズマリー抽出物が使用されています。

 

【ビューティープロ】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?

たんぱく質

【ビューティープロ】のたんぱく質割合はすべて35%以上。

これは、AAFCO(米国飼料審査官協会)の成猫の最低基準値26%をクリアする数字です。

脂肪

脂肪割合は種類によって異なります。「成猫用」など一般的なフードでは10%以上です。

「低脂肪 チキン味」「猫下部尿路の健康維持 低脂肪」など、肥満対策用のフードでは8.1%に抑えられています。

これはAAFCOの最低基準9%よりもやや低い数値となっています。

 

【ビューティープロ】の生産国はどこ?

【ビューティープロ】は日本で生産されています。

日本ではペットフード工業会やペットフード公正取引協議会などがペットフード製造や販売に関して自主規制を行っていますが、法的強制力はありません。

また、ペットフードの栄養面や原材料を規制する法律もありません。

【ビューティープロ】は、静岡にある自社工場で製造されています。

さらにフードは製造部門、品質保証部門の3段階で品質チェックされています。

安心安全が売りの日本製ではありますので、品質には問題はないでしょう。

ただし、本当に猫にとって良いキャットフードかどうかは、安全、安心だけでは計れません。

原材料の配合やレシピなどフードの中身を詳しくチェックする必要があるでしょう。

【ビューティープロ】の魅力は?

猫の健康をサポートする栄養素を配合

【ビューティープロ】のキャットフードの栄養バランスは獣医師により監修されています。

そのため、猫の健康を支えるGABA、整腸作用を助けるオリゴ糖、ビタミンなどがバランス良く配合されたフードに仕上がっています。

小分けパッケージなので、美味しさ新鮮

【ビューティープロ】のドライフードは少量ずつの小分けパッケージに入っています。

560g入りの袋の場合は80g×7袋、1.4kg入りの袋の場合は280g×5袋に分かれています。

小分けのパッケージに入っていると保存の際に安全ですし、風味が逃げにくいのでいつも新鮮なフードを与えることができます。

バリエーションが多い

【ビューティープロ】には年代別に子猫、成猫、高齢猫の3つのシリーズがあり、さらに成猫用と高齢猫用フードには機能別の展開もあります。

細かい区分のフード展開に慣れた日本の飼い主さんにとっては、買いやすいと言えるでしょう。

日本らしい機能的なフード。できれば、肉類メインのフードの発売を

日本で初めてドックフードを作って60年近く。日本ペットフードはペットフード業界の礎を作ったメーカーでした。

今でもスーパーに行けば、必ず日本ペットフードの商品があります。値段もリーズナブルなので愛用している飼い主さんも多いでしょう。

ただ、猫本来の食習慣を考えると【ビューティープロ】には残念な点もあります。

できれば、穀類の使用を少なくするか、グレインフリーのフードを検討してほしいですし、肉類についても詳しい説明があると納得して購入できるのではないでしょうか。

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