種類が多くて迷ってしまう、キャットフードの選び方&おススメフード

現在国内外の、安価なものから超高級品まで、さまざまな種類のキャットフードが販売されています。

種類が多すぎて「何を基準に選べばよいの?」と迷っている飼い主さんも多いでしょう。

今回は、愛猫のためにどのようにフードを選ぶべきか、その基準とおススメフードをご紹介します。

日本のキャットフード事情

日本の食べ物の安全性は非常に優秀ですが、残念ながらキャットフードに関してはまだまだ後進国。

アメリカ、ヨーロッパのブランド製品が研究も開発も一歩進んでいるのが現状です。

もちろん最近質の高い国産品も販売されるようになりましたが、種類は多くありません。

しかも国産だとしても、人の食品と比べると安全基準が低いため安心できない面もあります。

そのような事情から、日本では海外ブランド製品も数多く売られ、さらに種類は増える一方です。

たくさんある種類の中から良いフードを見極めるためには、どうすべきでしょうか。

ここでは、猫の日常の食事として「総合栄養食」のキャットフードについてお話します。

※キャットフードには、総合栄養食と一般食があり、総合栄養食は猫の健康を考え、必要な栄養素が確保されているもの。一般食は嗜好性に重点がおかれ、補助食やおやつとして食べるものです。

ドライキャットフード(総合栄養食)の選び方

猫の食事の基本として、ドライフードは欠かせません。水分の多いウェットフードよりも少量で栄養価が高いことが特徴です。

基本的な選び方「悪質なフードを見分けるには」

同じ肉食でも、猫は雑食性の高い犬と違って「完全」肉食動物ですから普通の健康な猫には「高タンパクフード」が基本。

ドライフードを高タンパクにするには、原価の高い動物性たんぱく質を多く使用し、粒状にするための「つなぎ」の量を少なくしなければならず、価格が高くなります。

つまり安いフードほど、穀類や繊維質など健康な猫にとって不必要なつなぎ成分やかさ増し成分が多いといえます。

さらに、安価なフードは見た目や匂いをよくするために合成着色料や人工香料を使ったり、長期保存がきくよう人工保存料を使用していることも多く、人間の食べ物でいえばジャンクフードのような側面もあります。

質の悪いフードを選ばないためには、成分表示や原材料表示で以下の点をチェックするとよいでしょう。

粗タンパク質・脂質の含有率は十分か

病気の猫や高齢猫を除き、基本的にタンパク質と脂質の含有量が多いことはとても大切です。

あくまで目安ですが、粗タンパク質の含有率はせめて30%以上、粗脂質は10%以上あったほうがよいでしょう。

穀類がやたら多くないか

猫は、穀類(トウモロコシ、大豆、麦など)を栄養として消化吸収することが不得意で、アレルギーの原因になることも。

安価な製品ほど穀類の種類も含有量も多く、主原料が穀物の製品は避けたほうがよいでしょう(腎臓病などの疾患がある場合は別です)。

ビートパルプが含まれていないか

ビートパルプとは、砂糖を砂糖ダイコンから搾り取った残りカス。

基本的にかさ増しやつなぎのために入れられていて、これも安い製品には必ずといっていいほど使われています。

肉はミートミールを使っていないか

ミートミールは、死んだ、もしくは死にかけの家畜の肉、病気の家畜の肉、障害のある家畜の肉(いわゆる4Dミート)を粉砕して粉状にしたものです。

つまり、人が食べないような廃棄されるべき部分の肉を使っているということ。

これだけならまだしも、ひどい場合は腐りかけの部分も含まれることも(高品質でもチキンミールなど、単純に肉を乾燥・粉砕したものが使われていることもあります)。

安い価格のもので、原材料の肉類の記載の筆頭にミートミールがあったら要注意です。

着色料など余計な添加物を使用していないか

人の購買意欲をかき立てるために人工的に着色したり、猫の嗜好性を上げるのに人工香料が使われることがあります。

発がん性やアレルギーの危険がある人工添加物が使われているフードは、猫の健康を第一に考えたものとは言えないでしょう。

酸化防止剤は自然のものか

添加物の中で、入れざるを得ないのが酸化防止剤です。

これを入れないとフードが酸化されてしまい、酸化防止剤そのものよりも酸化されたフードを食べるほうが危険と考えられます。

BHTやBHA、エトキシキンなどの人工酸化防止剤には発がん性などの危険性があるため、ローズマリー、ミックストコフェロールといった自然由来のものを使っているフードを選びましょう。

ただし人工のものより保存期間が短くなるため、消費期限や保存方法(密閉容器で保存するなど)に注意が必要です。

高品質ドライフードのジャンルとおススメフード

いわゆるプレミアムフード、スーパープレミアムフードには、どこに重点をおくかによって、さまざまな種類があります。

大きくは「グレインフリー」「ヒューマングレード」「オーガニック」「プラスアルファ」のジャンルがあります。

グレインフリーフード

穀類(米、小麦、大麦、トウモロコシなど)を一切含まない動物性たんぱく質中心のフード。

安価なフードでは、小麦タンパク質をタンパク質量のかさ増しに使っていることもあり、グルテンフリー(小麦タンパク質不使用)を特にうたう製品もでてきました。

グレインフリーフードは猫本来の食性に近いフードで、猫にとって消化も良く、アレルギーのリスクも少なくなります。

大きなウンチが出ると快便だと思いがちですが、これは穀類が多いフードを食べている証拠。

高タンパクのフードを与えていれば、消化率が高いのでウンチは小さくなります。

NOWフレッシュ フィッシュアダルトキャット

NOWはこの2,3年で販売されるようになったカナダブランドのスーパープレミアムフード。

このブランドはすべてグレインフリーで、100%フレッシュミートを使用し、ミートミールや副産物を一切使用していません。

ヒューマングレードフード

ミートミールなど、人用には使われない粗悪な原材料を避け、人が食べても安全な、確かな材料のみで製造されているフードです。

オリジン レジオナルレッド キャット340g

使用される肉の2/3が生肉、1/3が乾燥肉とミートミールは一切使用せず、さらにイノシシ、ヤギ、ラム、魚などさまざまな肉類を使い、猫に必要な栄養素が豊富です。

オーガニックフード

ヒューマングレードであるだけでなく、化学肥料や農薬を使わない、有機農法によって作られた原材料を使用したフード。

もちろん遺伝子組み換えや環境ホルモン等を応用した材料も一切使用しない安全性の高いフードです。

フォルツァ10(ディエチ)エブリデイビオ チキン 1.5㎏

有機認定を受けた原材料を、有機認定を受けた自社工場で製造する、世界基準のオーガニックキャットフード。

獣医療の臨床事例を基に、猫の健康トラブルの緩和を目指して開発されています。

プラスアルファフード

健康志向が高いフードで、猫の健康を向上、維持する成分を配合するために原材料に果物や野菜を使用しています。

ハロー アダルト ヘルシーチキン 1.6㎏

ミートミールや肉副産物不使用、グルテンフリーのフードですが、ビタミン類やポリフェノール含有量を高くするためにニンジン、クランベリー、リンゴなど野菜・果物類が原材料に含まれています。

ウェットキャットフード(総合栄養食)の選び方

ウェットフードはなんといっても嗜好性が高く、猫に人気です。

また、水分も多いので水をあまり飲まない猫にはよいフードでしょう。しかし一方で気をつけないといけない点もあります。

基本的な選び方「悪質なフードを見分けるには」

肉量がちゃんと多いか(水分もしくは寒天ゼリーだらけではないか)

安価なものは、水分が多かったり、寒天やゼリーで固めてかさ増ししている場合があります。粗タンパク質と粗脂肪合わせて十数%以上はほしいところです。

人工添加物が含まれていないか

安いウェットフードは、見た目をよくするために、とろみを出す増粘多糖類や着色料・発色剤が含まれていることがあります。

基本ウェットウードは肉類、水分だけのはず。

パット見て、たんぱく源以外のものが成分表にいろいろ書かれている場合は、人工添加物ではないかよく確認してください。

おススメ高品質ウェットフード

お肉にこだわった、ジウィピーク キャット缶 NZ マッカロー&ラム 85g

新鮮な生肉とその水分をそのまま缶詰にしたもの。ラム肉と生レバー、生キドニー、生ラングと「生」にこだわり、さらにマッカロー(鯖)を加えることで自然な塩分を引き出しています。

無添加・魚系「フィッシュ4キャット缶詰ツナ&サーモン 70g」

添加物一切不使用、原材料全体の50%以上が魚とそのフィッシュスープを缶詰に閉じ込めています。

オーガニック認定「ヤラー オーガニック キャットフード チキンと魚のキャットチャンク 100g」

オーガニック認定を受けた原材料を95%使用。添加物等も一切使用していない、安心安全なウェットフード。

まとめ

キャットフードは、安心・安全な原材料、加工法はもとより、愛猫の年齢、体質に合ったものを選ぶことが大切です。

しかし、良いと思って与えても猫が食べてくれないことも。

新しい食べ物を警戒する猫は多いので、フードを変える際は今食べているフードに少しずつ混ぜてゆっくり慣らすようにしましょう。

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